中小企業の経営者に絶対におすすめしたい法人口座9選

法人を設立したばかりの会社や、今後、新しく法人口座を開設したいと考えている経営者にとって、どこの銀行、金融機関で口座を開設すればいいか、なかなか判断できませんよね。

法人口座の特徴はメガバンク(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)、ゆうちょ銀行、ネット銀行(ジャパンネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行)、都市銀行、信用金庫で大きく異なります。
今回は、私たちが特に中小企業の方におすすめする銀行の法人口座を9つ紹介し、それぞれの銀行の特徴やメリット、デメリットを説明します。

<今回紹介する法人口座を開設する際、オススメの銀行9選>

  • ・三菱UFJ銀行 -BizSTATION-
  • ・みずほ銀行-みずほビジネスWEB-
  • ・三井住友銀行-パソコンバンクweb21-(デビュータイプ)
  • ・ジャパンネット銀行
  • ・楽天銀行
  • ・住信SBIネット銀行
  • ・ゆうちょ銀行 ゆうちょダイレクト
  • ・きらぼし銀行 ビジネスダイレクト
  • ・城北信用金庫
※今回は地方銀行、信用金庫の代表例として、きらぼし銀行、城北信用金庫を紹介します。

目的別!中小企業経営者のメインバンクの選び方

結論から言うと、経営者がメインバンクを選ぶポイントは、それぞれの会社の規模や置かれている状況、地理的要因によって異なってきます。そのため、まずは、自身の会社には、どのような金融機関、銀行が合うのかを冷静に考えるべきです。

振込手数料や口座維持費、受けられるサービスなどは金融機関ごとに異なります。選び方のポイントを、企業の状態や目的などからみていきましょう。

起業して、何かと金銭面で不安な場合

起業してから、何かと、金銭面で不安を抱えている方は、ゆうちょ銀行がおすすめです。ゆうちょ銀行は、店頭にて担当者と金銭面の相談できます。他の店舗を持つ銀行も相談に乗ってくれますが、ゆうちょ銀行は何と言っても口座維持費が無料であるため、費用を抑えることができます。また、ネット銀行と比較すると、ゆうちょ銀行はクライアントに信頼感を与えることができるでしょう。

複数の法人口座を持ちたい場合

2つ目以降の口座を開設したい時は、現在、開設している銀行口座の種類によって、次にオススメする開設すべき銀行の口座は異なります。

例えば現在開設しているのが、ネット銀行の場合は、メガバンク、ゆうちょ銀行、都市型銀行や信用金庫をおすすめします。都市型銀行の口座を開設すればクライアントへの信頼度が増すばかりか、今後、融資を受けられる金額も高くなります。中小企業にとって、融資を受けられる額は今後の事業を拡大するにあたり、重要な経営課題であるはずです。また、信用金庫系の金融機関にて口座を開設すれば、資金面の相談やアドバイスを受ける事ができるでしょう。

逆に、現在開設している法人口座がメガバンクや都市型銀行、信用金庫であれば、次にネット銀行やゆうちょ銀行にて口座を開設すべきでしょう。というのは、まず口座維持手数料が無料で且つ、振込手数料も店頭型の銀行より安く済みます。

今後、インターネットを活用した企業を創業する場合

インターネット上での決済や商取引を今後、多く行なう予定のある場合(ネットショップなど)、ネット銀行やネットバンキングをおすすめします。海外にいる顧客を相手にした振り込みや入金受け取りでも、24時間365日決済が可能。時差や利用可能時間帯に関係なく、取引を行なう事ができますし、たとえ、海外のクライアントへの振り込みなどでも、24時間365日決済ができます。

クライアントが自社周辺の地域に限定されている場合

もし、クライアントが自社の近くに限定されているのであれば、地方銀行や地方の信用金庫をおすすめします。というのは、クライアントと同じメインバンクであれば、振込手数料などを抑える事ができますし、クライアント先にも馴染みの深いメインバンクであれば、安心して取引を行ってくれるはずです。

会社としてのステータスを高めたい場合

会社としてのステータスを高めたいのであれば、メガバンクをおすすめします。メガバンクは当然ながらブランド力や知名度が高いため、クライアント、ユーザーに信頼感を持ってもらう事ができます。

どこで法人口座を開設すべき?各金融機関のメリット・デメリットを徹底比較

メガバンクのメリット・デメリット

Expert
言わずと知られているメガバンクの信用力。信用力で言えば、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行は他の金融機関の信用力を大きく上回ります。
※混同しやすいので、先に断っておきますが、メガバンクをはじめとする都市銀行の多くで使用できるインターネットバンキングは、以下で説明するネット銀行とは異なります。インターネットバンキングでは、スマホやPCから残高や明細照会、振込などに利用することができます。
メリット

全国で支店を展開しているメガバンクには所謂ネームバリュー、つまり信用力があるのは事実です。そのため、メガバンクから法人口座の開設ができれば、日本政策金融公庫など他行からの融資を受けやすくなるのも魅力的と言えるでしょう。又、メガバンクの多くは日本全国に数多くの支店があるため、通いやすいでしょう。そして、海外にも支店があるため、海外との取引がある中小企業の方はメガバンクの口座を持っておいた方が無難でしょう。

  • 取引先からの信用力が上がる
  • 他行からの融資を受けやすくなる
  • 海外への振り込みに対応している
  • 会社の近くに支店がある可能性が高く、通いやすい
  • インターネットバンキングを使用できる
デメリット

ただし、メガバンクは取引先や他行からの信用力が高いのは事実ですが、一方で、法人口座を開設する際の審査は他の金融機関と比べ、厳しいです。 又、楽天銀行などのネット銀行と比較すると、口座のランニングコストが高いのは否めません。

  • 法人口座を開設する際の審査は厳しい
  • 口座維持に関するランニングコストは他行より高い

メガバンク3社の比較

銀行名
※銀行名以下の『–』内の部分はインターネットバンキングの名称です。
三菱UFJ銀行
-BizSTATION-
みずほ銀行
-みずほビジネスWEB
三井住友銀行
-パソコンバンク web21デビュータイプ)
月額基本料1728円(税込) 2160円(税込) 2160円(税込)
振込手数料
※3万円以下の場合と3万円以上の場合で料金が異なります。
同行同一支店
3万円以下:無料
3万円以上:無料
同行
3万円以下:108円(税込)
3万円以上:216円(税込)
他行
3万円以下:270円(税込)
3万円以上:432円(税込)
同行同一支店
3万円以下:108円(税込)
3万円以上:216円(税込)
同行内
3万円以下:216円(税込)
3万円以上:432円(税込)
他行
3万円以下:540円(税込)
3万円以上:756円(税込)
同行同一支店
3万円以下:108円(税込)
3万円以上:216円(税込)
同行
3万円以下:216円(税込)
3万円以上:432円(税込)
他行
3万円以下:540円(税込)
3万円以上:756円(税込)
銀行の利用可能時間平日:8:00~23:55
※祝日は不可
※第二土曜は21:00まで
平日:8:00~23:30
土:8:00~20:00
日:9:00~17:00
※祝日は不可
月〜土曜:8:00~24:00
※日祝は不可
店舗数
※(2018年3月末現在)
国内:754店舗
海外:79店舗
国内:421店舗
海外:81店舗
国内:441店舗
海外:18店舗
開設までの審査日数2週間前後2週間前後2週間前後

ネット銀行のメリット・デメリット

Expert
ネット銀行とは、基本、インターネット上での取り引きや決済が行われる銀行の事を指します。大手のネット銀行は、楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行が挙げられます。

メリット

まず、ネット銀行が魅力的な点は口座維持手数料がかからず、他の金融機関と比べると振込手数料が安い点でしょう。ネット銀行は実店舗を持たないため、人件費や店舗運営費などが抑えられているため、安価なサービスが特徴です。基本的には、インターネット上で取引を行なうため、24時間365日振り込みに対応しています。

  • 口座維持手数料がかからず、振込手数料も他行と比べると安価
  • その他、様々なサービスも他行に比べ、安価
  • インターネット上での取引のため、24時間365日振り込み対応

デメリット

しかし、今日のネット銀行の信用度は実店舗を持つ金融機関、銀行と比べると若干低いと言わざるを得ません。又、実店舗を持たないため、経営に関することや資金面の相談にのってくれる窓口は存在しません。そのため、これから開業される方で、資金面に関して不安がある方はネット銀行は難点であるかもしれません。

  • 取引先や他の金融機関からの信頼が若干低い
  • 実店舗を持たないため、窓口にて経営面、資金面の相談をすることができない

大手ネット銀行3社の比較

銀行名楽天銀行ジャパンネット銀行住信SBIネット銀行
月額基本料無料無料無料
振込手数料

※3万円以下の場合と3万円以上の場合で料金が異なります。

同行
3万円以下:51円(税込)
3万円以上:51円(税込)
他行
3万円以下:165円(税込)
3万円以上:258円(税込)
同行
3万円以下:54円(税込)
3万円以上:54円(税込)
他行
3万円以下:172円(税込)
3万円以上:270円(税込)
同行
3万円以下:51円(税込)
3万円以上:51円(税込)
他行
3万円以下:165円(税込)
3万円以上:258円(税込)
銀行の利用可能時間24時間365日24時間365日24時間365日
実店舗なしなしなし
開設までの審査日数1週間前後1週間前後1週間前後

ゆうちょ銀行のメリット・デメリット

Expert
ゆうちょ銀行は郵便局の民営化により2007年10月に誕生した金融機関です。郵便局で金融商品の手続きが可能なため、全国で利用できます。ゆうちょ銀行は預入額に上限があり、1,300万円を超える金額は預け入れができません。

メリット

ゆうちょ銀行は郵便局が前身であるため、日本全国に支店があります。又、ゆうちょ銀行への振り込みならATMでも無料という点は見逃せません(ただし月5回まで。6回目以降は一回113円)。又、口座維持手数料が無料である点も憂慮銀行の特徴と言えるでしょう。

  • 日本全国に支店が存在する
  • ゆうちょ銀行への振り込みならATMでも無料
  • 口座維持手数料が無料

デメリット

しかし、ゆうちょ銀行は誕生してまだ日が浅いためか、保険や制度などに対応していない事があるため、その点に関してはデメリットと言わざると得ません。特に、セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)にゆうちょ銀行は対応していないので、その点は中小企業を経営されている方は事前に注意をしておいた方が良いでしょう。

  • 他の金融機関と比べ、保険や制度などに対応していない事がある
  • セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)に関してはゆうちょ銀行は対応していない

地方銀行のメリット・デメリット

Expert

地方銀行の特徴は何と言っても地域密着な点です。多くの地方銀行は、ある都道府県ないし、市町村単位に限定して店舗網を敷いています。東京都内にて、企業を営まれている方にはきらぼし銀行が地方銀行なら馴染みがあるのではないでしょうか。きらぼし銀行は都内に数多く支店を持っています。そのため、都内にてオフィスを構えている場合、自社の近くに店舗がある可能性が高く、今後、銀行を利用する際、通いやすい可能性が高いでしょう。

メリット

先ほども述べたように地方銀行の特徴は地域密着。そのため、他の金融機関より、地域の事情に詳しい事が多いです。又、クライアントが自社と同じ地域に多くおられる方は、特定の地域において信用力がある地方銀行はおすすめです。又、創業するという行為は、地域に活力を与えてくれるため、地方銀行の方は創業される方に対し、応援してくれます。その点も地方銀行の魅力でしょう。

  • 地域の事情に対して非常に詳しい
  • 地方銀行がある地域での信用力がある
  • 創業する人を応援してくれる

デメリット

地方銀行はある一定の地域、地方を中心に店舗を展開しているため、その地域以外に行った際は、取り扱いができません。又、メガバンクやゆうちょ銀行と比べ、規模が小さいため、高額の融資が受けられなかったり、審査する期間が長引いてしまうのが、難点です。

  • 別の地方に行った際に取り扱えない
  • 高額融資の場合、融資が受けられなかったり、審査する期間が長期化する

地方銀行のメリット・デメリット

Expert
信用金庫自体は、メガバンクやゆうちょ銀行、地方銀行と比べると知名度が低いのは事実ですが、東京都内にて、企業を営まれている方は、城北信用金庫なら聞いた事があるのではないでしょうか。実際、城北信用金庫は東京都内を中心に95店舗(平成30年3月31日現在)あるため、都内に関してはメガバンクなどに引けをとっていないのがわかるでしょう。

メリット

何より、信用金庫のメリットは、お互いに深い信頼関係を築けることが挙げられます。信用金庫の担当者は電話をすればすぐに来てくれたり、自宅やオフィスまで定期的に来てくれたりととにかく親切です。又、日本政策金融公庫にお付き合いがある場合、日本政策金融公庫の借入申込書などにも相談にのってくれる事があります。そういった親切な点に加えて、他の実店舗を持つ金融機関と比べると法人口座の開設がしやすいというのも信用金庫のメリットと言えるでしょう。

  • 親切な対応をしてくれるため、信頼関係を築きやすい
  • 日本政策金融公庫の借入申込書など他の金融機関に関する事も相談にのってもらえる
  • メガバンクやゆうちょ銀行、地方銀行に比べると、法人口座の開設がしやすい

デメリット

地域に根ざすことを目指しているため、金融機関としての事業規模は小さいのが、実状です。又、制度上、従業員が300人を超えるか、資本金が9億円を上回ると、脱退しなければならないため、今後成長を見込む中小企業の方はその点は注意した方が良いでしょう。

  • 金融機関としての事業規模は小さい
  • 制度上、従業員が300人を超えるか、資本金が9億円を上回ると、脱退しなければならない

ゆうちょ銀行、きらぼし銀行、城北信用金庫の比較

銀行名ゆうちょ銀行きらぼし銀行
ビジネスダイレクト
城北信用金庫
月額基本料無料2160円2160円
振込手数料
※3万円以下の場合と3万円以上の場合で料金が異なります。
同行
月5回まで無料(6回目以降は113円(税込))
※利用口座間送金については、原則無料(月1,000回目以降は113円(税込))他行5万円未満:216円5万円以上:432円(税込)
同行
3万円未満:108円(税込)
3万円以上:324円(税込)
他行
3万円未満:432円(税込)
3万円以上:648円(税込)
同一支店
一律無料
他支店
5万円未満:108円(税込)
5万円以上:216円(税込)
他行
5万円未満:216円(税込)
5万円以上:432円(税込)
銀行の利用可能時間月~日曜:0:05~23:55
<他金融機関あて振込の場合>
※休日含む、第3月曜日を除く
月~日曜:0:05~23:55
第3月曜日: 7:00~23:55
月~日:7:00~24:00月~金:7:00~23:00
土:7:00※日曜日は利用不可
実店舗240店舗164店舗
有人出張所を含む
95店舗
開設までの審査日数(目安)2週間前後2週間前後通常、2週間前後

まとめ

メガバンク、ネット銀行、ゆうちょ銀行、地方銀行、信用金庫を比較すると、それぞれでメリットとデメリットが異なります。多くの中小企業の経営者がきにするのはやはり手数料などの安さではないでしょうか。

今後自身の経営される会社にとって金融機関に求める事が

  • 口座の維持費や手数料の安さ
  • 口座の審査が厳しすぎず、早く口座を開設できる

のであれば、ネット銀行で口座を開設する事をおすすめします!

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