請求書とは?納品書・見積書・領収書との違い、請求書の意味や役割、請求書の書き方、請求書サービスの利用料金、機能を解説!

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最近は、個人事業主の方やSOHOの方、中小企業の方でも請求書サービスの利用をする人が増えているといいます。

しかし、個人事業主の方やSOHOの方、中小企業の方の中には、請求書とは何かや、納品書・見積書・領収書との違い、請求書の注意点や請求書の書き方などについて、よくわからない方もおられると思います。

そのため、『請求書とは?納品書・見積書・領収書との違い、請求書の意味や役割、請求書の書き方、請求書サービスの利用料金、機能を解説!』といったタイトルで、

  • 請求書とは?納品書・見積書・領収書との違い、請求書の意味や役割
  • 請求書の書き方
  • 請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの料金体系
  • 請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスのの機能

などを詳しく解説します。

請求書とは?納品書・見積書・領収書との違い、請求書の意味や役割について詳しく解説!

  • 請求書とは?
  • 納品書、見積書、領収書との違い
  • 請求書の意味や役割
  • 請求書の注意点

について詳しく解説します。

請求書とは?

まずは、請求書について解説します。

請求書とは、顧客(お客様)に代金の支払いを請求するための文書全般の事を指します。

定義上、顧客から検収書を受領した後や納品を行った後に発行する文書になります

また、請求書を発行する目的としては、以下の3つが挙げられます。

  • 請求の期限が過ぎたことを知らせる
  • 請求の義務があること・要求していることを明示する
  • 請求の期限が近づいていることを知らせる

納品書・見積書・領収書との違い

次に、納品書、見積書、領収書との違いについて解説します。

企業間の取引でよく使用される請求書、納品書、見積書、領収書はそれぞれ、違う場面で使用され、文書が持つ意味も当然、異なります。

  • 発注にかかる費用などを事前に伝えるために作成された書類が『見積書』
  • 依頼主からの入金を証明するために発行する書類が『領収書』
  • 商品の納品時に取引先に提出する、商品の明細が記載された書類が『納品書』
  • 先ほども説明しましたが、顧客(お客様)に代金の支払いを請求するための書類が『請求書』

また、請求書と領収書では、収入印紙の扱いにも違いがあります。

例えば、請求書に関しては、収入印紙を貼る必要は基本的にありませんが、それに対し、領収書は50000円以上の取引であれば、収入印紙を貼り付ける必要性が発生します。

※ただ、金額によっては、貼り付けるべき収入印紙の金額は異なるので、注意が必要です。

請求書と領収書を兼ねる場合もありますが、その場合は基本的に領収書に合わせて対応するのが、一般的です。

このように、4つの書類は明確に、文書が持つ意味、使用する場面が異なります。

請求書の意味や役割

また、請求書の意味や役割についても解説すると、請求書はお金を顧客に支払ってもらい、自社がお金を受け取るために発行します。

また、取引先に対して、お金を払ってほしいという意思表示の証拠にもなります。

このように、書面として、金額や内容、振込口座の指定、振込手数料の指定を行った請求書を発行することによって、取引先の支払い忘れを防ぐことにつながります。

また、請求書を発行したことが回収権の証拠となり法的な意味を持たせることができます。

こういった点が、請求書の意味や役割と言えます。

請求書とは、顧客(お客様)に代金の支払いを請求するための文書全般の事を指し、

  1. 請求の期限が過ぎたことを知らせる
  2. 請求の義務があること・要求していることを明示する
  3. 請求の期限が近づいていることを知らせる

といったことを目的とした文書になります。

また、

  • 発注にかかる費用などを事前に伝えるために作成された書類が『見積書』
  • 依頼主からの入金を証明するために発行する書類が『領収書』
  • 商品の納品時に取引先に提出する、商品の明細が記載された書類が『納品書』
  • 先ほども説明しましたが、顧客(お客様)に代金の支払いを請求するための書類が『請求書』

といいった形で、書類は分類されます。

請求書はお金を顧客に支払ってもらい、自社がお金を受け取るために発行し、取引先に対して、お金を払ってほしいという意思表示の証拠にもなり、法的な意味を持たせることができます。

請求書の書き方

続いて、請求書の書き方について解説します。

個人事業主の方やSOHOの方、中小企業の方が請求書を書く場合、以下の点は必ず、正確に、正しく記載知ることが求められます。

⑴請求書の宛先

取引先の会社名や事業部名、担当者名などを記入し、事前に確認しましょう。

⑵請求内容

商品名やサービス名、数量、金額を記載しましょう。ただし、取引先の税務処理により、書き方を指定される場合あります。

⑶消費税の表示

内税か外税か、消費税の金額を明記しましょう。

⑷発行日

請求書の作成日ではなく、取引先の締日を記載しましょう。

⑸支払期日

支払日を記載し、確認のために毎回記載すると支払い漏れが、ないため、都度に記載する事をおすすめします。

⑹発行者

個人事業主(フリーランス)である自分の名前を入れましょう。

⑦振込先

銀行名、支店名、口座種類、口座名、口座番号を正確に記載し、振込手数料を負担してもらう場合は、その旨を記載しましょう。

⑧特記事項

条件による支払い期日の変更や、分割払いなど、請求と支払いに関して特別な条件がある場合には、必ず、記載しましょう。

⑨請求書番号

後の確認作業を容易にするため、通し番号を右上に記載し、請求書の各項目はあらかじめ取引先と取り決めた書き方に基づいて作成しましょう。

このように、請求書の書き方には、様々なルールがあります。

そのため、記載する際には、正確に行いましょう。

請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの料金体系

今までは、請求書とは?納品書・見積書・領収書との違い、請求書の意味や役割、請求書の書き方について解説しました。

実は、請求書を作成する際のソフトやサービスは無数あります。

とく料金体系はソフトやサービス毎に異なります。

そのため、請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの料金がどれくらいなのかについて詳しく解説します。

今回紹介するのは、以下の5つの請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスになります。

  • 楽楽明細
  • Make Leaps(メイクリープス)
  • マネーフォワードクラウド請求書
  • ツカエル見積・請求書オンライン
  • MISOCA

①楽楽明細の料金体系

楽楽明細は、請求書、納品書、支払明細などの帳票をWEB上で発行するクラウド型のシステム(WEB帳票発行システム)になります。

料金プランは初期費用が110,000円~で、月額費用に関しては、23,100円~になります。

②Make Leaps(メイクリープス)の料金体系

MakeLeaps(メイクリープス)は業種業界問わず個人事業主、中小企業、大手企業にも選ばれている業務系クラウドツールになります。

MakeLeapsの料金プランは相談制になっているため、気になる方は一度、相談してみましょう。

③マネーフォワードクラウド請求書の料金体系

マネーフォワードクラウド請求書は、クラウド型ソフトのメリットを活かし、煩雑な請求書や見積書、納品書、領収書の作成や送付、受領状況を、いつでもどこでも一元管理できるサービスになります。

マネーフォワードクラウド請求書は4つの料金プランに分かれています。

フリー
スターター
ベーシック
プロ
月額プラン
0円/月
500円/月
2,980円/月
5,980円/月
年額プラン
なし
なし
32,780円/年(月額より2,980円お得)
65,780円/年(月額より5,980円お得)
メンバー追加/権限管理 × × 3名まで 無制限
郵送費用 (一通あたり) × 190円 180円 170円
郵送チケット × 100通 / 15,000円  (一通あたり150円)
取引先登録数 3件 15件 無制限 無制限
サポート(メール、電話、チャット) メールのみ可能 メールのみ可能
販売管理台帳 × × ×
毎月自動作成機能 × ×
納品書合算請求機能 × ×
クレジットカード決済
一括操作(一括請求書等変換、一括郵送、一括メール送信、一括印刷用ファイル作成) × × ×
レポート機能(レポート機能/回収消込表機能) × × レポートのみ可能
CSVアップロード/ダウンロード × × ダウンロードのみ可能
作業履歴 ×
帳票番号採番ルール設定
送信元メールアドレスの設定 ×
API連携 100件/月 100件/月 100件/月 無制限

④ツカエル見積・請求書オンラインの料金体系

ツカエル見積・請求書オンラインはビズソフト株式会社が運営するクラウド請求書サービスになります。

ツカエル見積・請求書オンラインの場合は、2つの料金体系に分かれます。

プラン名 スタンダードプラン プロプラン
月額料金 月額500円 月額1,000円
年間料金 年間契約で5,000円(1,000円お得)
年間契約で10,000円(2,000円お得)
対応帳票 概算見積書
見積書
納品書
請求書
合計請求書 ×
領収書
入金伝票 ×
設定 得意先リスト
商品リスト
帳票の自動付番
印刷テンプレート設定
集計 請求残高表 ×
得意先元帳 ×
その他 帳票のメール送受信
タグ付け
申請・承認フロー ×
見積書粗利計算 ×
メールサポート

⑤MISOCA

MISOCAは、シンプルな操作で請求業務がすぐに完了する、特に個人事業主の方におすすめのクラウド請求書(見積・納品も可能)サービスです。

MISOCAの料金体系は以下の3つがあります。

  • 無料プラン
  • プラン15
  • プラン100

⑴無料プラン(まずは試したい個人向けでずっと無料のプラン)

  • 月間請求書作成(5通までで上限数を超える請求書の作成はできない)
  • 見積書作成(無制限)
  • 納品書作成(無制限)
  • 取引先登録(無制限)
  • 1名で利用

⑵プラン15(請求書作成が多くなってきた個人・小規模の法人向け)

※初年度無償キャンペーン適用ですべての機能が1年間無料でお試し可能

  • 月間請求書作成(15通までで、16通以上は1通70円で利用可能(1,000通まで))
  • 見積書作成(無制限)
  • 納品書作成(無制限)
  • 取引先登録(無制限)
  • 同時利用(2名まで可能)

⑶プラン100(数人で管理したい法人向け)

※初年度無償”キャンペーン適用ですべての機能が1年間無料で試し可能

  • 見積書作成(無制限)
  • 納品書作成(無制限)
  • 取引先登録(無制限)
  • 同時利用(5名まで可能)

今回紹介したように、以下の5つの請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービス(楽楽明細、Make Leaps(メイクリープス)、マネーフォワードクラウド請求書、ツカエル見積・請求書オンライン、MISOCA)の料金体系はそれぞれ異なります。

これらからわかるように、請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスを利用する際は、必ず料金体系を確認してから、導入しましょう。

請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの機能

最後に、請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの機能について解説します。

請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの機能も請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの料金体系と同様にそれぞれのサービス毎に異なります。

今回、紹介するのは、以下の2つの請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービス(アプリ形式)になります。

  • SmartForm(スマートフォーム)
  • Jimuu(ジムー)見積・請求書

①SmartForm(スマートフォーム)

SmartForm(スマートフォーム)は、国内App Storeビジネス部門ランキングで1位を獲得したことがある請求書・見積書作成アプリです。

以下が、SmartForm(スマートフォーム)の主な機能になります。

  • Backup(iCloud)機能(書類・各種設定情報をiCloudへ保存し、機種変更の際はもちろん、他の端末への複製にも対応)
  • 顧客管理機能(顧客リストの他に顧客別の書類表示や、顧客情報の自動入力された書類を作成可能。顧客情報はCSVファイルに書き出し可能(DM・挨拶状・年賀状ソフト等)で、その他書類(送付状・FAX送付状・顧客発行書類「発注書・受領書等」・合計請求書)の作成も可能。)
  • 印影の作成&押印機能(SmartFormには印影作成機能を実装。印影画像の事前準備は必要なく、押印作業から解放。)
  • 復元類機能(削除した書類は30日間保存し、過って削除してしまった書類も復元可能。)
  • 検索&絞り込み機能(顧客名・件名・書類番号・備考から検索可能でステータスからの絞り込みにも対応。)
  • 商品台帳機能(事前に明細の項目情報を登録でき、よりスマートな書類作成を可能。)

②Jimuu(ジムー)見積・請求書

Jimuu(ジムー)見積・請求書は、忙しく働かれている人が仕事を効率的に進めるためのアプリで、様々なビジネスパーソンから支持を受けています、

以下が、Jimuu(ジムー)見積・請求書の機能になります。

  • 見積書の作成は、宛先、商品名、金額を入力するだけで可能。
  • 一度入力された宛先(や商品名はアプリ内に登録され、次に同じ宛先や同じ商品の見積書を作成する場合は選択するだけでOKす。
  • 請求書の作成は、見積書よりもさらに簡単で、見積書の内容を引き継ぐことができ、金額などを変更することも可能。
  • 見積書 / 請求書はメールで送信可能で、メールで自分のパソコンに送信すればPDFでの保存も可能。
  • 見積書 / 請求書はFAXでの送信が可能で、請求書は郵送も可能。(FAX / 郵送の利用には別途、コイン購入メニューからコインの購入が必要。)
  • 商品台帳や顧客台帳としても使用可能。
  • 経費の入力もアプリから出来る。
  • アプリ内で請求書で売上が把握でき、経費を入力するので採算も把握可能。

このように、同じアプリ形式の請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスでも機能面には、差ができます。

そのため、導入する前に、iOS、Androidのサイトからアプリを検索し、どういった機能が実装されているのかを確かめ流事をおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、『請求書とは?納品書・見積書・領収書との違い、請求書の意味や役割、請求書の書き方、請求書サービスの利用料金、機能を解説!』といったタイトルで、

  • 請求書とは?納品書・見積書・領収書との違い、請求書の意味や役割
  • 請求書の書き方
  • 請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの料金体系
  • 請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスのの機能

などを詳しく解説しました。

上記で解説したように、請求書は、納品書・見積書・領収書とは異なりますし、もし、請求書を多く発行するのであれば、請求書の意味や役割をしっかり理解しておく必要があります。

また、請求書作成ソフト・クラウド型請求書作成サービスの料金体系や機能はそれぞれ、異なる部分が多いため、導入する際は、比較検討してから導入する事をおすすめします。

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