私が起業をした理由「金持ちの勉強をしなければ金持ちにはなれない」

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tsukin600

筆者は2016年7月の執筆時点で36歳、3年前の33歳のときに起業をしました。きっかけは25歳のときにロバート・キヨサキの著書「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだことでした。

「ありきたり!」と思った方も多いと思いますが、ニューヨークタイムズのNo.1ベストセラーであり、日本でも100万部以上の発行部数を誇る「金持ち父さん 貧乏父さん」に大きく触発されたのが事実です。

まだまだ、途中ですが現筆者は段階で20億円ほどの資産を保有することができました。筆者が起業を志すに至った部分と金持ちになるための考え方を解説します。

お金に働かされるのは嫌!

この本を読んで、直感的に感じたのは「お金に働かされるのは嫌!」ということでした。

著書の中では「ラットレース(働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のこと)」という言葉が数多く登場しますが・・

普通のサラリーマンは

  1. 会社から給料をもらって
  2. その給料を住宅ローンの返済に充てて
  3. 自動車ローンの返済に充てて
  4. 教育費に充てて
  5. 光熱費に充てて
  6. 余った分を貯金して
  7. 貯まったらレジャーに行く

という行動をしているかと思います。多かれ少なかれ、割合の違いはあれば、このような流れで資金が流れていくのです。

これは「お金に働かされる」状態です。お金が全然貯まっていかないのです。

しかも、「会社を辞めたら・・・生活ができなくなる」という恐怖に取りつかれてしまい、会社を辞めることができなくなってしまうのです。「転職する」という選択肢もありますが、転職では別の会社で同じラットレースを続けるだけなので変化はありません。

一方、お金持ちは

不労所得 > 毎月の生活費

を上回る状態を作っています。

私自身の例を上げると、毎月100万円以上の不動産収入が入ってきます。借金はありません。

この状態であれば、毎月の生活費が50万円ぐらいの贅沢な生活をしていても、毎月+50万円ずつ貯まっていくのです。

貯まったお金で不動産を現金で購入すれば、また毎月の収入が100万円から120万円に増えることになり、「不労所得 > 毎月の生活費」の貯まっていくお金が増えていく一方なのです。

お金持ちはこの状態を作り上げているので

  • 寝てても、お金は貯まっていくのです
  • 趣味だけをしていても、お金は貯まっていくのです
  • 会社をいつ辞めても、お金は貯まっていくのです
  • 一生働かなくても、働いてもいいのです

「お金に働いてもらっている」状態です。

ちょうど新卒で就職したときに「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだのでシンプルに思ったことは

「お金に働かされて人生を終えるのは嫌だな。」

です。

「じゃあ、この状態ってどうやって作るの?」これが私が次に考えたことです。

「負債」をなくして「資産」を持つことが「お金に働いてもらっている」状態を作るコツ

一般的に資産というのは「現金・預金」「株などの有価証券」「マイホームなどの不動産」「自動車や家具などの動産」・・・などが思い浮かびます。

住宅ローンを組んでマイホームを買った時に、これは「資産」を持ったと言えるのでしょうか?

「金持ち父さん 貧乏父さん」での「資産」と「負債」の定義は

  • 「資産」 → 私のポケットにお金を入れてくれるもの
  • 「負債」 → 私のポケットからお金をとっていくもの

です。

住宅ローンを組んでマイホームを買った人の場合は、お金は人に貸していないので入ってきません。住宅ローンの返済でお金は持ってかれてしまいます。つまり「負債」を買ったことになります。

できるだけ、若いうちに「金持ち父さん 貧乏父さん」の定義する「資産」を数多く手に入れることができれば

「不労所得 > 毎月の生活費」

という状態を作り上げることができるのです。

「私のポケットにお金を入れてくれるもの=資産」がいっぱいあればあるほど、「不労所得 > 毎月の生活費」という状態を創り出しやすいのです。

「金持ち父さん 貧乏父さん」では

  • 金持ちは資産を手に入れる
  • 貧乏人は負債を手に入れ、資産だと思いこむ

と書いてあります。

「じゃあ、どうやって資産を手に入れるの?」これが私が次に考えたことです。

「自分のビジネスを持つ」

答えは書いてありました。

わかってはいましたが、外資系のよほど給料の良い会社でない限り・・・給料収入では若いうちに多くの「資産」を手に入れることは極めて難しいはずです。

副業で不動産投資をする方もいますが、レバレッジで多くの借金(不動産担保ローン)を利用して不動産を持つことは、「資産」ができても、同時に「負債」を作ってしまっているので、完全な正解とは言えないでしょう。

「やはり、自分で起業するしかないんだな。」

これが新卒1年目のときに感じたことです。大学院を出ているので25歳で働き始めて起業まで約8年もかかってしまいましたが、このときの直感に即して、起業をしたのです。

「なんで8年も普通にサラリーマンをやっていたの?」と聞かれることもあります。

これも書いてあるのですが

「起業して自分のビジネスを持つこと」は、それほど簡単なことではありません。

会社に入って「ビジネス力」と「経験」を積むことなしに、「自分のビジネスを持つ」ことができるとは思わなかったのです。

私は8年間のサラリーマン期間は

  • 他の人の2.0倍は残業して
  • 一度も給料にクレームをつけないで
  • 一度も給料交渉をせずに
  • 経費をできるだけ使わずに
  • 積極的に「営業」「マーケティング」「人事」「総務」の仕事を問わずに
    仕事をしてきました。

なぜなら、給料が月10万円増えようが、月20万円増えようが、長い目で見れば意味がないことを知っていたからです。

「給料 < 経験値とノウハウ」の方が重要性が格段に高い

ということを理解していたのです。

8年で中小企業ばかり7社を経験するという、転職ばかりのサラリーマン生活でしたが・・・

給料に文句も言わずに、誰よりも仕事をしていれば、おのずとポジションは高くなり、色々な経験値とノウハウをつかむことができたのです。

今思えば

この8年の経験値とノウハウがあったからこその「今」というのが実感しています。

学生起業なども流行っていますが「十分な経験とノウハウを積んでからでもいいんじゃないの?」と相談に来る学生には言っています。

まとめ

長々と書きましたが

「金持ち父さん 貧乏父さん」には本当にお金持ちになるための方法、エッセンスが十分に書かれています。

  1. お金を働かせること
  2. お金をポケットに入れてくれる「資産」を増やすこと
  3. 自分のビジネスを持つこと
  4. 自分のビジネスを持つために十分な経験とノウハウを得ること

という手順そのままにこの10年ほどを生きてきた気がします。

まだ読んだことのない方は

一度「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んでみると良いでしょう。
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改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

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