いま知っておきたい!Amazonペイメントについてまとめました。

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はじめまして。本記事は、Cバイブルより寄稿させていただきました。Cバイブルは、WEBマーケティング担当者向けに、コンテンツマーケティングによる集客方法をお届けしています。今回はAmazonペイメントの情報をまとめたので、広くWEBマーケティング情報を発信するマーケログに寄稿させていただきました。
さて、いよいよ日本でもAmazonペイメントが始まりました。すでに導入事例もでている中、まずは周辺情報を整理しましょう。ちなみに日本は諸外国の中ではアメリカ、イギリス、ドイツ、インドについで5か国目の導入国。では、そもそもAmazonペイメントって何?という方のためにまずは基本情報から説明していきます。

1. Amazonペイメントの基本情報

Amazonペイメントとは、Amazon.co.jpのアカウントに登録されている住所情報とクレジットカード情報を使用して、Amazon.co.jp以外のECサイトでも支払いができるようにするペイメントサービスのことです。(ちなみに正式名称は、AmazonペイメントではなくAmazonログイン&ペイメントです。)
Amazonペイメントを使用すると、ユーザーは個人情報等を再入力することなく購入ができます。ECサイト運営者にとっては、追加費用を一切かけずにペイメントサービスを導入できる優れものです。

2. 既存のペイメントサービスには、何があるか?

Amazonペイメントの他に、日本での主な決済代行サービスには何があるのでしょうか?5点、ピックアップしました。

  1. 楽天ID決済
  2. Yahoo!かんたん決済
  3. Apple Pay
  4. Google ウォレット
  5. LINE Pay
  6. PAY.JP

どれも頭1つ抜け出している印象はありませんが、それゆえに今後の導入事例が判断基準として重要になってきそうです。また、国内ECサイト運営者にとっては、海外サービスか国内サービスかはサポート面などを重視する場合、ポイントになるかもしれません。
ちなみにPAY.JPは、オンラインショップをかんたん開設できるサービス、『BASE』を運営するBASE株式会社の決済サービス。今回ここで挙げた6つのサービス運営会社の中では、唯一のベンチャー企業です。

3. ペイメント機能を導入するメリット

ECサイト事業を展開するにあたり、Amazon・楽天などのモールを使うか、ASPや自社開発のプラットフォームを使うかのメリット・デメリットについては大小いろいろありますが、どの方法でも顧客視点での「初回購入のハードルの高さ」は、重要度かつ深刻度が高い問題です。
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モール内の販促は効果を出すために費用をかける必要があり、ともすれば利益を出しづらい構造だと言えます。ペイメントサービスを使うことで初回購入における会員登録の手間を回避できれば、それだけ利益が上がる可能性が高まり、ECサイト運営者にとって大きな追い風となるでしょう。
またAmazonペイメントが優れている点は、Amazonに登録してある個人情報をECサイト側が受け取れる点にあります。ECサイト運営者にしてみれば、Amazonが取得してくれた顧客情報を文字通りタダでもらえるので、ハッピーです。加えて、顧客にしてみれば煩わしい個人情報の登録作業を省略することができるのでハッピーです。顧客側とECサイト側の両方のハッピーを実現しているので、まさにWinWinのサービスだと言えるでしょう。(ただ、後述しますがECサイト側が受け取れるのは「全ての個人情報」ではありません。)

4. Amazonペイメント導入事例

Amazonペイメントのサービス開始時から、「劇団四季」と「出前館」が導入しています。劇団四季を例に見ると、公演日程や座席を選び、決済手段を選ぶ段階になると、「Amazonペイメント」も選択肢の1つとして登場する設定となっています。
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そこでAmazonペイメントを選択すると、Amazonで利用しているメールアドレスとパスワードを入力する画面になり、その入力で煩わしい個人情報の入力を省略することができます。
顧客の個人情報については、クレジットカード情報の扱いはAmazonのみで、配送先住所やメールアドレスなどは導入ECサイトに共有されます。先行して同サービスが導入されていた米国企業では、新規会員のうち3分の2がAmazonペイメント利用者となっており、注文成約率が10%~34%改善したという事例も出てきているそうです。

6. 最後に

ECサイトにおいてカート内での個人情報入力ページの離脱率は、60%以上あると言われています。一度は購入を決断し、カート内に商品を入れたモチベーションの高い顧客にも関わらず、個人情報入力ページではそんなにも多くのユーザーが購入を止めてしまっているのです。
理由として最も多く挙げられているは、個人情報の入力が煩わしいということ。その課題解決ができるからこそ、AmazonペイメントサービスはECサイト運営者に多くの利益をもたらす事が予想されます。
これから日本での導入が増えていくことで、ECサイトのユーザビリティが高まるとともに、EC業界全体の売上増加にもつながるでしょう。2020年には20兆円になると言われる国内BtoCのEC市場。さらなる活況を迎えるきっかけの1つとして、Amazonペイメントから目が離せません。
<著者プロフィール>
Cバイブル
https://twitter.com/ec_bible
Cバイブルは、普段はコンテンツマーケティングの事例などを書いています!読者の皆様のお役に立てるコンテンツづくりに力を入れています。記事作成代行サービスもございます。
 
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