ドラッカー「マネジメント力」養成講座(講師:藤屋伸二)受講後レビュー

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ビジネスマンの永遠のバイブルとも言えるドラッカーの一連の書籍。ビジネスマンであれば一度は彼の著書を読んでいると思います。
彼の経営思想の基本は、普遍の原理原則を大事にすることです。がゆえに、長く愛読されるのですが、一方で、ドラッカーの著書を、実際の自社でどのように活用していいか分からないという声があるのも事実です。そんな声に応えて、 ドラッカー「マネジメント力」養成講座では、ドラッカー研究の第一人者である藤屋伸二さんが、日本の会社に置き換えて、ドラッカーの言葉をどのように業務に取り入れればよいか、平易な言葉で解説してくれます。
このオンライン講座は、企業の経営者や管理職の方におススメです。ドラッカーは、大企業向けというイメージがありますが、中小企業の経営者や管理職の方にこそ視聴して欲しいです。
 

ドラッカーはこんな人

米国クレアモント大学院大学教授。1909年ウィーン生まれ。フランクフルト大学卒。ビジネス界にもっとも影響力をもつ思想家として知られる。東西冷戦の 終結、転換期の到来、社会の高齢化をいち早く知らせると共に、「分権化」「目標管理」「経営戦略」「民営化」「顧客第一」「情報化」「知識労働者」 「ABC会計」「ベンチマーキング」「コア・コンピタンス」など、おもなマネジメントの理念を生み発展させてきた。2005年11月11日、他界。 主な著書に『企業とは何か』『現代の経営』『イノベーションと企業家精神』『創造する経営者』『経営者の条件』『断絶の時代』『マネジメント』『明日を支 配するもの』『ポスト資本主義社会』『ネクスト・ソサエティ』など多数ある。

藤屋伸二はこんな人

藤屋マネジメント研究所 所長/差別化戦略コンサルタント
1956年福岡県生まれ。1996年 藤屋マネジメント研究所を設立。
1998年からドラッカーをコンサルティング理論のベースに置く。以後、ドラッカーの著書を183回以上も読み込んで独自のコンサルティング手法を編み出し、200社以上の業績伸長やV字回復を支援してきたドラッカー活用のスペシャリスト。
ドラッカー関連の著書・監修書19冊(5冊は海外でも発行)の累計は181万部を超え、コンサルティング・社員研修・セミナー・講演などを通じてドラッカー活用法の普及活動に努めている。このようなことから「日本でドラッカーを最もわかりやすく伝える男」と言われている。
現在、中小企業経営者向けにドラッカーを活用して業績アップの手法を学ぶ【ドラコン藤屋の経営塾】を主宰している。

ドラッカー「マネジメント力」養成講座の内容を一部紹介!

本講座は4つの章から成り立っています。
1.ドラッカーは経営の原理原則
2.事業の特徴を打ち出す
3.3つの魅力を打ち出す
4.まとめ
それぞれに具体的な事例を踏まえて解説が盛りだくさんです。

ドラッカーは経営の原理原則

「お、値段以上ニトリ」のニトリ。
「うまい、はやい、やすい」の吉野家。
どちらもとても有名なキャッチコピーですが、
これらの言葉に込められたもの、
それはその事業独自の「強み」です。
ビジネスというのは
お客さんに商品を売っているわけではありません。
商品を売ったあとに得られるメリットや結果、
つまりは価値を売っているわけです。
企業にとって事業の「強み」を
見つけることは大事なのですが、
そう簡単に見つかるものでもありません。
そこで生きてくるのがドラッカーの残した
「誰に何を売るかを明確にする」という言葉です。
これだけビジネス書が溢れる昨今、
「何を今更そんな当たり前のことを」と
思うかもしれませんが、、、
しかし実際問題として、全ての企業が
このポイントを押さえることができていれば
経営に頭を抱える経営者はもっと少ないはずです。
ドラッカーを始めとして、
経営者が経営理論を学ぶ時に
必ず気をつけなければいけないこと、それは、
先人達が言っている「当たり前なこと」を
耳障りの良い言葉としてスルーしないことです。
「当たり前」というのは経営環境によって違うので、
その都度自分の会社に当てはめて考える必要があります。
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事業の特徴を打ち出す

ここ数年急激に伸びている
「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」などは
ニッチ戦略の代表的なものと言っていいでしょう。
高級料理で低価格なんてあまりに不合理なので、
そんなことやりたくても誰もできませんでした。
食材自体も高級だし、家賃も高い。
おまけにお店のブランド的にも
安価で料理を出すわけにはいかなかったのです。
そこに目をつけたのが「俺の」シリーズです。
立って食べてもらうことでお客さんの回転率をあげ、
売り上げを伸ばそうと考えました。
普通の居酒屋の回転率が1.2~1.5回転なのに対し、
なんと「俺のイタリアン」は約3.5回転です。
「俺の」シリーズの工夫はこれだけではありません。
メニューをよく見てもらうとわかりますが
料理は多少安くても、飲み物は別に安くないのです。
なので客単価自体は、他のお店と大差がありません。
だから結果的に「俺の」シリーズは
料理を安くしても儲かっているのです。
他がやりたいけどできないことをやり、
その強みによって売り上げを伸ばす。
よく考えられていますよね。
また、ある麻雀屋さんは、この
「誰に何を売るかを明確にする」ということを
もの凄く真剣に考えた結果、
あるアイデアを思いつきました。
「仲間と楽しく認知症予防。頭はっきり心すっきり」
というキャッチコピーをつくり、
高齢者のための認知症予防として
麻雀教室を展開したのです。
そしてこの案は功を奏して、
今やテレビや新聞でも注目されています。
麻雀教室の室内は、
参加者同士で楽しそうに交流をする
高齢者の方々で大にぎわいだそうです。
この麻雀屋さんは、ドラッカーの
「誰に何を売るか」としっかり向き合い、
「高齢者」に「人と交流する楽しさ」を売ることで
ブレイクスルーしました。
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ドラッカーのノウハウを駆使して中小企業で成果も

ドラッカー研究の一人者として知られる 藤屋さんのノウハウを駆使して、実際に多くの中小企業の経営が改善されたそうです。一例を挙げると、
・低迷していたガソリンスタンドが、事業の定義を「給油所」から「安心・安全・快適」に変更し、その事業定義を日常業務に落とし込み、日々のロールプレイングを実施すると、3年以上続いた業績低迷が4か月でV字回復。
・ある小さな工務店は、3人の営業マンで住宅を年間30棟販売するが、1人が20棟を売ってあとの2人で10棟という現状だった。出来る営業マンのノウハウを共有することで、業績の上がっていなかった営業マンが月に1棟販売できるまでになった。
などなど。講座の中で、藤屋さんは、スポーツと一緒で何でも練習をしないとうまくならないと繰り返し説いておられます。ドラッカーの原理原則は、こういうところで実践されているのだと感じました。
 

まとめ

いかがだったでしょうか。繰り返しになりますが、藤屋さんの講座は、経営者や管理者が日々の業務の中で、ドラッカーの思想をどのように応用し、成果につなげるかということについて、現場の経験からノウハウを紹介してくれるので、大変分かりやすい内容にになっています。
オンライン講座で、総時間が90分。しかもそれぞれの章が30分程度ですので、空いた時間に気軽に動画を視聴することが出来ます。リアルな講演会に行く場合、交通費、コーヒー代や食事代などで受講料以外に3000円くらいはすぐかかってしまうことを考えると、お得です。
また、万が一満足できないということであれば、90日間の満足返金保証がついていますので、安心です。
オンラインですと、ビジネスマンの貴重な時間を効率的に使いながら、最大の効果を得ることが出来ますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
 
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