色んな可能性を秘めている 超ローカルサイト10選

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いきなりですが、皆さんは自分の近所の情報をどこから仕入れていますか?
田舎から出てきて、近所付き合いがなかったり、日中働いていてほとんど平日は家にいないという人は、ネットで調べることが多いと思います。
しかし、フリーマーケットや地域のお祭り情報、新しく開店したお店の情報など、地域のちょっとした情報は案外見つけられません。引っかかるのはどメジャーな飲食店サイト、クーポンサイトや行政の古いの情報など。欲しいニッチな情報は手に入れられずにイライラした経験がある人はきっと多いはずです。
そんな中、とても狭い地域に絞って情報を発信しているサイトがあります。大分昔ですが、大阪の枚方に特化した情報サイト枚方つーしんが、筆者の界隈でも話題になりましたが、調べてみると痒いところに手が届く情報をきめ細やかに発信している質の高いサイトが多く存在ます。
今日はそんな超ローカルサイトを紹介したいと思います。

1.枚方つーしん


http://www.hira2.jp/
このジャンルのパイオニア的な存在です。2008年に開設された大阪・枚方市の情報に特化した地域情報サイト。月間24万人ユーザーで株式会社morondo運営。元お笑い芸人の編集長 本田一馬さんの独自の視点で、地域ならではの情報を網羅しています。

2.横浜日吉新聞


http://hiyosi.net/
慶応大学日吉キャンパスを抱える横浜・日吉エリアに特化した地域情報サイト。2015年7月の個人で開設。便利さはもちろんのこと、丁寧な取材と徹底した情報開示の姿勢が共感呼び、2016年7月現在で67万PV。新たに新横浜新聞(しんよこ新聞)も立ち上げています。

3.じーも

※現在は、サービスを終了しています。
東京都葛飾区の地域情報サイト。株式会社じも研が運営。自治体などの受託事業を多く手掛けている実績やノウハウがサイト作りに活かされていて、クオリティの高い記事が特徴です。

4.あしかがのこと。


http://www.ashikaga.life/
栃木県足利市の地域情報サイト。NPO法人コムラボが運営。世代を問わず、地域の交流が盛んになることを意識したコンテンツが盛りだくさんです。
 

5.浦和裏日記


http://saitama-omiya-urawa.blog.jp/
埼玉県浦和市の地域情報ブログ。浦和市をはじめとした埼玉県のグルメ情報・図書館・珍スポットの突撃日記など、運営者のカラーが色濃く出ていて読み物としても楽しいサイトです。

6.吉祥寺つーしん


http://majikichi.tokyo/
2016年2月より運営の地域情報サイト。ノートスペース社が運営。周辺のグルメや店舗情報が充実していて、付近の住人・勤務者には嬉しい情報が盛りだくさんです。

7.とよすと


http://toyosu.tokyo/
タワマンのメッカ、豊洲の地域情報サイト。施設の電源の有無や災害時のゆりかもめの運行情報など、知りたい情報をピンポイントで発信してくれるので使い勝手が良いです。

8.成田リポート


http://naripo.jp/
成田市のWeb制作業、ウッチーさんが運営する地域情報サイト。近所を散歩してたら見つけました的な視点であったら欲しい情報を配信してくれます。

9.三郷ぐらし


http://misato-gurashi.com
三郷市のフリーランサーサムりさんが運営。ゆる~く運営をモットーにとのことですが、周辺の情報をほぼ毎日配信しています。2児の父ということで、同世代の子育て世代に嬉しいネタが多いです。

10.三沢タイムズ


http://misawa-times.com/
青森県三沢市の地域情報サイト。材株式会社が運営。運営会社はソーシャルビジネス・地域の課題解決を生業にしています。単なる地域情報だけでなく、人に焦点を当てた「三沢人」など、地域に暮らす人の想いを感じることの出来るコンテンツもあります。

ビジネスとしての可能性について

今回取り上げたサイトにはある共通点があります。それは、一貫して「一ユーザー目線で欲しい情報を発信していること」です。例えばお店の開店・閉店情報や、最寄りの交通情報など、「欲しい人は絶対欲しい情報」が網羅されています。ほとんどが足で稼ぐ種類の情報なため、大手ではなかなか出来ませんよね。価値のある情報とは何かを考えさせられます。
ビジネス的には、記事・バナー広告などの有料広告やアフィリエイト・アドセンスでマネタイズをしているところが多いようです。個人でのんびり運営するサイトはこれで充分だと思いますが、ビジネスとしての広がりを見出したい場合は色々な可能性があります。
例えば、あしかがのこと。を運営しているNPO法人コムラボのように、コワーキング・スペースを持っている場合は、オウンドメディアとして、サイトが活用出来そうですし、三沢タイムズを運営している材株式会社のように、ソーシャルビジネスを生業にしている企業にとっては、PR媒体として活用できます。
このように、サイト単体としてビジネスを考えるだけなく、サイトを入り口にして関連ビジネスをいくつか展開していくといった方法を取ると、組み合わせで更なる好事例が出てきそうです。
個人的には、地域の課題解決を促進する情報インフラとして根付いてくると面白いのではないかと思います。

まとめ

大手が入るにはちょっと規模が小さいけど、質の高いコンテンツと情熱(運営は本当に労力がかかると思います)があれば地域No.1サイトになれる可能性があります。その道のりは簡単ではないですが小規模な企業や個人事業主にとっては魅力的なビジネステーマかもしれません。
まだ上記のようなサイトがない手付かずの地域にお住いの方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

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