メディア集客のSEO!穴場キーワードの見つけ方

「自社で運用しているメディアに主客したい!だけど、狙うキーワードが競合だらけ。後発で運用をスタートしたうちのメディアに勝ち目はないのかも……」と心配になっているWeb担当者の方が多いのではないでしょうか。
自社メディアのページが検索結果で上位に表示されるためにはSEOを重視してコンテンツを制作していく必要があります。ですが、検索結果のランキングは相対評価のため、長年運営をつづけてきた知識と経験を蓄えた企業のほうが有利です。
ですが、後発で参入するメディアがまったく勝てないということはなく、キーワードの選び方に気をつければ上位表示を狙うことが可能です。キーワードの選び方について考えていきましょう。

雑誌を参考にしたキーワードの見つけ方

「メンズファッション」「サイフ通販」など検索ボリュームが大きいキーワードで上位表示されれば、毎月10万以上のユニークユーザーからのアクセスを獲得することが可能です。しかし、どんなに多くのトラフィックを獲得したとしてもコンバージョン(成果)地点を無視したアクセスでは意味がありません。
グーグル社の「キーワードプランナー」やヤフー社の「キーワードアドバイスツール」などの検索ボリュームにとらわれるのではなく、製品の申し込みや購入などのコンバージョンにつながりやすいキーワードを選んでコンテンツをつくりましょう。
検索されるキーワーは日々、生まれつづけています。たとえば、女性向け雑誌を開いてみると「温コーデ」や「シートロ」など今までは検索されていなかったけれど、最近になって検索されはじめたキーワードを見つけることができます。自社のメディアを通して広めたい製品の潜在顧客と近い属性の人たちが日頃から触れている媒体からキーワードを見つけていきましょう。
たとえば、自社メディアでメインに扱っていくテーマが既婚女性で金銭的に余裕がある富裕層をターゲットにしている場合は「VERY」や「STORY」など高級志向ママをターゲットにしている雑誌を参考にしてキーワードを抜き出していくとよいでしょう。
キーワードは表紙、目次などを中心に拾っていくと効率的に収集できます。

テレビを参考にしたキーワードの見つけ方

雑誌だけではなくテレビからキーワードを見つけていく方法もあります。「テレビはおもしろくなくなったから見ない」という人が若い年齢層には増えてきていますが、2016年の政府が発表した資料によると98%以上の家庭でカラーテレビが少なくとも1台は設置されています。いくらテレビを見ないと言っている若い層が増えたとはいえ、高い普及率を考慮するとテレビの影響力は無視できないでしょう。
テレビ媒体からのキーワード抜き出しは特集されているテレビ番組名にヒントが隠れています。たとえば、食と健康をテーマに扱っているメディアを運営しているとしたら、新聞のテレビ欄などから健康番組をピックアップして毎週チェックしていきましょう。放送スケジュールをながめて抜き出すだけでも「えごま油」「亜麻仁油」など今までは検索されることがなかったキーワードを見つけることができます。

既存の検索ボリュームは関係ない

コンテンツの制作を開始する際に、ついボリュームが大きいキーワードを選んでしまいがちではないでしょうか。ですが、今の時点で検索されているキーワードボリュームが永久につづくわけではありません。雑誌やテレビなどを通して新しく出てくるキーワードの数は多くあります。
グーグル社が提供するグーグルトレンドというツールで特定のキーワードが検索されたボリュームの推移を調べることができますが「ライザップ」というキーワードは2015年1月以前はほとんど検索されていませんでした。ですが、その後、テレビCMがきっかけとなり、爆発的に検索されるようになったという実例もあります。
検索されるキーワードが増える一方で検索規模が大きく下がる場合もあります。たとえば「レーシック」というキーワードは2013年6月に最も検索されましたが、2017年1月時点では1割ほどになっています。
キーワードの検索ボリュームはトレンドに影響されて大きく変動することが多いです。「クリスマス」「バレンタイン」のような毎年ほとんど変わらないボリュームで検索されるキーワードもありますが、メディア集客をこれからはじめていく場合はキーワードが増えていく見込みがある穴場キーワードを狙っていきましょう。雑誌やテレビのようなメディアからキーワードを拾っていくことで競合サイトが少ないキーワードを見つけることができます。

競合が少ないキーワードを選んで参入すべき

メディアを立ち上げたばかりのスタートアップ時や運営をつづけているけれど、検索エンジンからの流入が少なくて困っている場合はキーワードの選び方を考えなおしてみましょう。需要のまったくないキーワードや検索ボリュームが大きい古参のメディアがひしめきあうキーワードを選ぶことは危険です。雑誌やテレビに使われているこれから需要がのびるキーワードをつかったコンテンツを制作していきましょう。トレンドに移り変わりがある以上、新しいキーワードは無限にでてくるので集客がまったくできずに困るということはなくなります。

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