マイケル・マスターソンの「社員を動かす社長のカリスマ仕事術」読了後レビュー

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このブログの読者には、経営者や管理職の方など、従業員や部下を多く抱えている方も多いと思います。部下を導きながら、成果を挙げていくことは、本当に大変なことを日々実感されていることでしょう。そんな方に質問です。
”優れた社長(リーダー)の資質とは何でしょうか”
人それぞれの仕事の経験から色々な回答が出てくると思います。どの回答も、それぞれの個々の場面においては正しいでしょう。
著者によると本当の優れたリーダーに必要なことはたった2つだそうです。

  • 「魅力的なビジョンを描くこと」
  • 「説得する技術を身につけること」

その言葉の本質は何でしょうか?
この本は、

  • 経営者
  • 企業の管理職
  • 起業家

といった人におすすめな本です。

マイケル・マスターソンとは?

michael_masterson年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社が2社、10億円以上の会社を10社以上保有している成功した起業家です。そのうちの企業グループは年商1,000億円を超えるそうです。ダイレクト・レスポンス・マーケティングでトップクラスの実積を誇ります。
コンサルタントとしての経験も豊富で、出版、投資アドバイス、健康・栄養、バー、レストラン、店舗用家具、美術品販売、塗装、大工、プール建設、広 報、キャリア開発、宝飾品、香水・化粧品、装身具、ベビー用品、カセットテープ講座、雑誌、ニュースレター、本、不動産開発、賃貸不動産管理、スポーツ・ フィットネスなど数々のプロジェクトを成功に導いているそうです。
一回でも難しいのに、幅広い分野で繰り返しビジネスを成功させているのは、その根底にあるノウハウを彼が持っているということなんでしょうね。
彼のメールマガジン「アーリー・トゥー・ライズ」は40万人の読者がいるそうです。

「社員を動かす社長のカリスマ仕事術」の内容を少しだけ紹介!

意思決定-難しい判断を容易にする7ステップのプラン…………59

リーダーがしなければならないことは決断することです。言い換えれば、リーダーとしての成否はもっぱらその人が下す決断にかかっていると言えます。
そして、重要な決定、つまり企業がどちらの方向に進むか、誰をキーパーソンにすべきか、どれくらいのリスクを取るべきか、などについて考えた時、適切な判断が重要になります。
そこで著者は合理的な決定をする能力を向上させる実践的なテクニックとして、以下の7つのステップで考えることを推奨しています。

  1. 状況を評価するための期限を設定する
  2. どうしたいかを明確にする
  3. 決めるか決めないかを決定する
  4. 決定分析
  5. 助言を求める
  6. 決定の期限を守る
  7. 決定を実行する

決定する際には、組織にとってベストかという観点で考えるべきで、個人のベストは追求してはならないと戒めています。

理性と直感-大人の男と少年を分けるもの…………67

一般的に正しいリーダーシップを発揮するには「直感に頼ってはいけない」「事実と詳細に頼ることが重要」と言われることが多いですが、それは中間管理職までの話。上級管理職以上となると、実は話が違ってきます。
信頼できる直感を持っていて、それを使いこなすことができなければ素早い意思決定はできません。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの会長兼CEOであるラルフ・S・ラーセンもこう言っています。
「大抵の人が中間管理職のレベルまでは素晴らしい仕事をする。そこでは多くの意思決定の仕事がある。しかしその後、上級管理職になると対処すべき問題はもっと複雑で曖昧なものになり、彼らの判断や直感が適切なものではいことに気づく」
ラルフだけではありません。社会的に成功した経営者は皆、優れた直感力を持っています。
ただ、多くの経営者は自分の直感を鍛える方法を知りません。
自分の直感を養い、より抜きん出たリーダーとなるための具体的な方法として、彼は他人の経験より自分の経験を信じることの重要性を説いています。

跳ぶ前の準備-目標を設定し、人員を集める…………110

優れたリーダーであるためには、有益なアイデアを見出してキーパーソンがそれに同意するよう説得するだけでなく、組織内の末端まですべての人が受けれられるようにする必要があります。もっとも有益な方法は、キーパーソンを通じて行うことだと著者は説いています。
その際に、リーダーはキーパーソンが一般社員に対して説得しやすいような様々なツールを提供する必要があります。なぜなら、一般社員を説得することは、キーパーソンを説得するより困難だからです。
著者は、具体的に以下の6つの手順で説得をするよう、提唱しています。

  1. 約束する
  2. イメージを描く
  3. 利益を説明する
  4. 主張をし、それを証明する
  5. 反論を予測し、回答を用意する
  6. 確信を与える

『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』のレビュー

良いレビュー

自分には関係ないハズレの本だと思ったら・・・, 2015/7/20By 伊藤
まだ立ち上げて3年目、社員1人とパート5人で自分には関係ないと思っていました。
まあ、ダイレクト出版の本だから斜め読みでもしておこうと読み始めてびっくり。
保護者会長としての仕事の悩みが解決し、リーダ-シップを発揮するのに大いに役立ちました。
チームが自発的に動き始めたのです。
実績ができたので仕事にも家庭にもすぐに応用できています。
また困ったとき、壁にぶつかったときに辞書のように使おうと思います。

脳内シミュレーションができた!, 2015/7/18  By すだち
自分はまだ起業前で社員などいない。
だが、この本を読むことで、脳内シミュレーションができ、
起業して社員を雇うようになっても、
スムーズに社員に仕事を振れるだろう。
チームの運営や会議の行い方など、必要としている人は、
すぐにそのノウハウを実践で活かすことが出来る。
起業前に読むことができ、起業後に困ったときにこの本を
読み返すことができるので、私は幸運だ。

返品しようと思ったら…, 2015/7/17 By K
月刊ビジネス選書に申し込んで、初めての本でした。正直、送られてきて題名から勝手な思い込みで、今月はハズレだな。と思って、返品しようと思いました。
しかしながら、読んでいくうちに日々の仕事に役立ちそうなことが多く書かれており、今後の愛読書となる一冊間違いないです!
やはり、本書の中にも書かれていますが、自分の固定観念を打ち破ることは、当たり前ですが、何事にも大切ですね。

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最後に

いかがでしたでしょうか。本書は、一見経営者が従業員を使いこなすためのノウハウだけを書いたように見えますが、それだけでなく、生活全般で人と気持ちよくコミュニケーションをとって物事を進めることの大切さを教えてくれる良書です。
また、万が一この本に満足いかない場合でも、90日以内であれば返金保証がついているので安心です。
是非、手にとって読んでみてはいかがでしょうか?

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