外国人観光客が訪日前・訪日中にチェックする情報メディア・サイト19選

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ここ数年、都内でも街を歩くとガイドブックや大きな買い物袋を持った訪日外国人に出会うことは日常になりましたよね。2014年に訪日外国人は1300万人だったそうですが、日本政府は2020年の東京オリンピック時には2000万人、2030年には3000万人にするという目標を掲げました。その流れを受けて、訪日外国人をターゲットにしたいわゆるインバウンド消費関連のビジネスが活況です。
「訪日外国人向けのビジネスや戦略を考えろ!」とクライアントや上司から言われている方もいらっしゃると思いますが、今日はそんな方にとって参考になりそうな、訪日外国人向けの情報メディアをまとめてみました。
 

サイトをみるにあたって

単に興味関心で眺めるのも大変意味があると思いますが、それぞれの立場の方にとって有意義な情報を得ることが出来ます。

マーケター

訪日外国人がどんなモノやサービスに関心があるのか、リサーチをすることが出来ます。

デザイナー

彼らに好まれるWebデザインを知ることが出来ます。

ビジネスマネージャー

具体的に訪日外国人向けを顧客とするビジネスを展開しようとしていれば、広告の出稿企業などの先行事例を知ることが出来ます。

起業家

先行する訪日外国人向けサービスのビジネスモデルなどを知ることが出来ます。
 

1.TripAdvisor


http://www.tripadvisor.jp/
ホテル等の旅行に関する口コミ・価格比較を中心とする、ウェブサイトおよびアプリ。訪日外国人へのインタビューで参考にしているサイトの質問をすると、必ずと言っていいほど出てくるサイト。

2.Michelin Travel – Japan Travel Guide


https://travelguide.michelin.com/asia/japan
レストラン評価などで有名なミシュランの旅行ガイド。欧米系の旅行者にとっては、バイブル的な存在で、ここで取り上げられた高尾山が観光地として賑わうなど影響力が強い。

3.JapanGuide


http://www.japan-guide.com/
訪日・在日外国人向けのポータルサイトの老舗。1996年より運営。2015年6月現在の月間ユニークユーザー は148万人でアジア、アメリカ、ヨーロッパ圏からアクセスが多い。数ヶ月以内に訪日旅行を予定している外国人をはじめ、潜在的な訪日旅行者(日本に興味 があり、まだ予定はないがいつか日本を訪れたいと考える外国人)などが閲覧。

4.Japan Travel .com


http://ja.japantravel.com/
10言語で50人の地域担当パートナーと、4,000人のライターのネットワークで構築される日本観光に特化したキュレーションサイト。在京外国人経営の会社、ジャパン・トラベル株式会社が運営。

5.MATCHA

※現在、このサイトは閲覧できません。
訪日外国人向けのキュレーションサイト。英語、簡体字・繁体字・韓国語、タイ語、ベトナム語などに対応。運営は株式会社sen。佐賀県庁、岡山大学、和倉温泉観光協会などとコラボ企画もアリ。

6.JAL Guide to Japan


https://www.ar.jal.co.jp/world/en/guidetojapan/
JALが運営する日本紹介サイト。英語、中国語3言語、フランス語、ドイツ語、ロシア語にも対応。

7.Japan Hoppers


https://www.japanhoppers.com/en/
訪日外国人向けの観光情報を無料で配信するサイト。トラベルビジョン株式会社社が運営。14か国語に対応。

8.JAPANICAN


https://www.japanican.com/en/
JTBグループが運営する旅行予約サイトおよび旅行案内サイト。漫画を使った旅行ガイドアプリなどを展開。

9.日本漫遊


http://www.e-japannavi.com/
世界中の中国人が日本旅行する際に確認するサイト。中国語Yahoo!4サイトで評価獲得の人気サイトとして、日本の観光情報、ショッピング情報、商品情報、宿泊情報、温泉情報、交通情報などを世界の訪日中国人向けに発信している。

10.樂活的大方

※このブログは終了しました
台湾人が訪日する際に参考にしている情報源として有名なブログ。

11.「樂吃購(レッツゴー)!日本」


http://tokyo.letsgojp.com/(URLは東京・地域別に別れている)
国地域別で訪日人数が一番多い台湾人が、訪日前にチェックするサイト。facebookを活用した自治体などのプロモーション実績も豊富。

12.Marumura.com


http://www.marumura.com/home/
タイ人が訪日する際に参考にしているサイトとして有名。食や旅行、ドラマの情報などが盛りだくさん。

13.地球の歩き方goodLuckTrip


http://www.goodlucktrip.jp/
旅行ガイドブックの老舗「地球の歩き方」が発行する訪日外国人向け無料フリーペーパー。東京版、北海道版、関西版などのエリアごと、また自由旅行者向けや中国人富裕層向けなどターゲットごとに誌面が分かれている。香港、台湾、韓国、タイ、シンガポールなどの旅行会社と提携、また国内の主要空港やホテルに配布されるなど、確実にリーチされるのが強み。東京版は11万部発行。アプリで読めるデジタルブックもある。

14.Japan-i畅游日本(ちんゆう日本)


(総合サイト)http://japan-i.mynavi.jp/ 
マイナビが発行する訪日外国人向け(主に中国大陸・香港・台湾等の中華圏)フリーペーパー。冊子だけでなく、クーポンアプリや簡体字・繁体字でのWebなどの展開も実施している。

15.DiG JAPAN


http://www.mapple.co.jp/digjapan/en/
まっぷるで有名な旅行情報誌を発行している昭文社が開発した旅行ガイド&クーポンアプリ。英語・韓国・台湾。タ イ・シンガポール版のfacebookページと連携させて、外国人のニーズに合わせた記事や特集の紹介を行っている。インバウンド向けのビジネスソリュー ションも提供。

16.TimeOutTokyo


http://www.timeout.jp/ja/tokyo
1968年にロンドンで発行が始まった地域密着型のシティガイド誌の東京版。都市生活者にフォーカスした誌面になっている。東京と京都版があり、誌面だけでなくiPhoneビューワー、マップストアなどを揃えている。

17.WAttention Tokyo


http://www.wattention.com/
訪日外国人及び外国人と接点のある日本人向けに、東京を紹介するフリーペーパー。Web版もあり、東京の情報だけでなく日本で工芸品などを販売するECショップも展開。

18.JNTO日本政府観光局


(JNTO日本政府観光局)http://www.jnto.go.jp/jpn/
(JNTO運営の情報サイト)http://www.jnto.go.jp/
JNTO日本政府観光局が運営するサイト。14か国語に対応した情報サイトを開設しており、ある意味政府公式感がある。観光局として、ビジネス系のイベントも多く開催しているので、会員になると商談会に参加できるなどの事業者としてもメリットも多そう。

19.VISIT JAPAN 日本旅遊活動


(VISIT JAPAN CAMPAIN 中国語サイト)http://visit-japan.jp/
(国土交通省の観光庁訪日旅行促進事業の概要ページ)
http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/vjc.html
国土交通省の観光庁が実施しているVISIT JAPAN CAMPAIGNの公式サイト。中国語のサイトしか発見できなかったが、ビジット・ジャパン事業としてアジアとヨーロッパを重点的にプロモーションする模様。
 

まとめ

いかがだったでしょうか?イメージとしては、前半はWebのみのサービス(○○人が訪日前に確認する地域特化型サイトも含む)、中盤以降はフリーペーパーなどと連動しているサイト、最後は政府系のサイトという感じで紹介しました。
観光地やホテル、ショッピングなどの購買の決定に関しては、facebookなどのソーシャルの情報や口コミサイトでの書き込みが大きな動機になるそうなので、それらの動きを踏まえたプランニングが必要になることでしょう。
まだまだ紹介しきれていないポータル的なサイトや、国別の日本情報サイト、アニメなどのジャンル特化型のサイトはまたの機会に取り上げようと思います。
皆さんのビジネスや勉強の参考になれば幸いです。

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