2016年はメディア業界が大きく揺れましたね。著作権や情報の信頼性の問題で、メディアの閉鎖が相次ぎました。そんな状況の中でも、月間1000万PV以上を叩き出す大型メディアが存在します。Webメディア事業を進めるのであれば、狙うテーマが異なるとしても、1000万PVの大型メディアから学ぶことが多いはず。今回は8つご紹介します。是非ご参考ください。
①えん食べ
https://entabe.jp/
「食べることをもっとエンジョイする」ためのグルメサイト。2012年に開設されました。国内有数のグルメ特化型サイトとして、25歳から44歳の女性をメインに閲覧されています。
月間PVは1100、月間UUは350万人という実機(2016年12月時点)。月間記事配信数は300本以上。思わず拡散したくなるようなコンテンツ提供しているため、記事1つに対するリアクション数が平均150と高いのが印象的ですね。
②しらべぇ
http://sirabee.com/
2014年に開設したばかりの「しらべぇ」。しらべぇは人々の「気になるアレ」を大調査するニュースサイト。開設9ヶ月足らずで月間1000万PVを達成しています。編集部独自の調査や取材を行い、掲載される全てがオリジナルコンテンツというこだわりが成せる業ですね。
月間PVは1700万PV、月間UUは440万を突破(2017年1月現在)。月に約600本投稿されています。一体どうやってネタを掘り出しているでしょうか。
③Lifehacker(ライフハッカー)
http://www.lifehacker.jp/
ライフハッカーは2008年に立ち上がりました。メディアジーン社が運営する看板メディアの1つ。
ビジネスパーソンの働き方を変えるという目的のもと、10年以上かけて「生活全般に関するハック術」の配信を続けています。
「お金」「こころ」「子育て」「人生」など20個のカテゴリに分かれており、読むことで人生が「少しうまくいく」、読むことで人生の投資になるよう意識しているようです。1日の更新頻度は8〜12回。
月間PVは3800万、月間UU数は580万という実績(2016年11月時点)。ビジネスパーソンなら押さえておきたいメディアですね。
④TechCrunch(テッククランチ)
http://jp.techcrunch.com/
2005年シリコンバレー発のテッククランチ。その翻訳版となる日本版テッククランチが2006年にスタートしました。
国内・海外のベンチャー企業の情報や新しいガジェット情報など、I T関連の情報を提供しています。特にエンジニア向きですね。
月間PVは4500万、月間UU数は200万という実績(2016年12月時点)。IT系企業に働いている人という限られた領域で、月間1000万PVを超えるのは凄いですね。
⑤ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/
2011年4月開設された「ねとらぼ」。ネットで話題になっている国内外の情報を幅広く発信しています。
月間PVは2015年に5000万PVを突破。ソーシャルメディア上で度々バズっていますね。人に話したくなるようなネタを提供してくれるので重宝します。
⑥ロケットニュース24
http://rocketnews24.com/
株式会社ソシオココーポレーションが運営する「ロケットニュース」。
1度はFacebookやTwitterのタイムラインで良く見た経験があるのではないでしょうか?
“24時間以内起きた国内外のニュースをいち早く届けたい“というコンセプトで運営されています。とにかくネタのチョイスが秀逸。
月間PVは5500万という実績(2017年1月時点)。
やはり旬な面白ネタはウケが良いようですね。ネタが尽きそうなものですが、毎日大量に更新されます。どうゆうメディア運営体制なのかが気になるところですね。
⑦GIZMODE(ギズモード)
http://www.gizmodo.jp/
ライフハッカーと同じく、メディアジーン社が運営するギズモード。最先端のテクノロジー情報が集まるサイトで、ギーク達から支持を受けています。
月間PVは5670万、月間UU数は760万という実績(2017年1月時点)。UU数が多い印象ですね。今後のテクノロジーの発展に関心がある人なら、押さえておくべきメディアでしょう。
⑧ダイヤモンドオンライン
http://diamond.jp/
ダイヤモンド社が運営しているビジネス情報サイト「ダイヤモンドオンライン」。よく書店やコンビニで書籍を見かけますね。
経済やビジネスライフ・時事・マネー・暮しなど、情報感度の高いビジネスマン向けに良質な情報を提供しています。
月間PVは6000万、月間UU数は600万人という実績(2017年1月時点)。ライフハッカーよりも、経営層寄りの人が好んで読んでいる印象ですね。
まとめ
いががでしたか?あなたが知っているメディアもいくつか出てきたんじゃないでしょうか。
やはり「ねとらぼ」や「しらべぇ」のエンタメ系は強い印象ですね。もちろん、「テッククランチ」や「ギズモード」に代表されるテーマ特化型のメディアには熱量の高い読者が集まっているため、マネタイズ面で有利に働きそうです。
またどのメディアもFacebookやTwitterアカウントを使って、ソーシャルからの流入もきっちり押さえています。Webメディア運営にあたって欠かせない要素の1つですね。
今回はPVが1000万以上のメディアをざっくばらんに紹介しました。もちろん、まだまだ1000万超えのメディアは数多く存在します。あなたがよく見ているメディアのPVを、調べてみるのも面白いでしょう。
企業が掲載しているメディア媒体資料やSimilarWebに代表される競合調査ツールを利用すれば、意外とすんなり調べられます。気になる方は一度試してみてください!