クリス・ダッカーの「バーチャルCEO」読了後レビュー

SHARE


経営層の方に質問です。
「雑用ばかりに忙殺されて、本来集中すべき業務にまで手が回らない」「自分がいないと仕事が回らない」など、負のスパイラルに陥っていませんか?
多くの経営者は真面目でかつ優秀な方が多いので、人に任せるより自分でやった方がはやいと思い込んで、ひとりで何でもやってしまいがちです。
しかし、それがビジネスを失敗に導いてしまう大きな要因のひとつになっていることに気づいていません。
この本には、外部に安心して業務をアウトソーシングし、本来すべき業務に集中するための考え方や実践方法が具体的な事例付で紹介されています。

  • 経営者
  • 取締役
  • 執行役員
  • 起業家

といった人におすすめな本です。

著者のクリス・ダッカーとは?

chris_duckerクリス・ダッカーは、アウトソーシングやバーチャル・スタッフ問題の第一人者として大きく注目されている「バーチャルCEO」(バーチャル・アシスタントを活用して、効率よくビジネスを運営する経営者)です。イギリス人で、新しいベンチャーを連続して成功に導いています。2000年以降はフィリピンに拠点を構えています。
現在はコールセンター、VAの斡旋サービス、スタートアップ起業家のためのコワーキング・スペースと3つの事業を運営しながら、数々の国際会議で基調講演を行い、ブロガー、ポッドキャスターとしても活躍しています。
アウトソーシング業界で10年以上にわたり、何千人ものバーチャル・スタッフと仕事をしてきた経験や知識を本書に注ぎ込んでいます。

「バーチャルCEO」の内容を少しだけ紹介!

自分自身をクビにする…4

著者は、「時間とエネルギーさえあれば問題は解決する」と考える自分をクビにしました。日々の業務に支障をきたすほどのマイクロマネジメントに走っていた自分をクビして、何もかも自分で業務を遂行するを止めようと誓いました。
これからは「VA(バーチャルアシスタント)や社内のスタッフに安心して業務を任せられるシステムを構築し、チームでビジネスを大きくしよう」と著者は考え、実行に移しました。
アウトソーシング出来る業務は、例えば、メルマガやブログのネタ探しのリサーチ、記事の編集、その後の設定と配信。面倒なWeb周りの処理。自分が元々やっていたメールや電話の顧客対応、歯医者の予約といった秘書的な業務や面倒な経理処理など。
クラウドソーシングなどを使えば条件次第で、雇う人材はみつかりますよね。その結果、彼の会社は1年もたたないうちに従業員を75人のフルタイム従業員をかかえるくらい大きくなりました。最終的には、毎日12~16時間働いていたのが、1週間全部合わせて8時間~16時間働けば済むようになりました。

あなたが雇うべき「7つの職種」…35

専門的にスキルを身につけたVA(バーチャルアシスタント)のチームを味方に付ければ、最高の資産である「時間」を手に入れること出来ると著者は説きます。雑務に追われる起業家とやりたい仕事に専念している起業家であれば、どちらがより高い成果を挙げることが出来るかは一目瞭然ですよね。そのためには自分の業種に合わせて、どのような職種のVAが必要か見極める必要がありますが、以下の7つの職種は、インターネット起業家でも企業経営者でも、市場開拓や事業拡大には欠かせない職種です。

  1. ジェネラル・バーチャル・アシスタント
  2. Web開発者
  3. グラフィックデザイナー
  4. SEOアドバイザー、またはWebマーケティング・アドバイザー
  5. コンテンツライター
  6. 動画編集者
  7. モバイルアプリ開発者

このほかにも、本書ではVA(バーチャルアシスタント)を雇う際の注意点や次のレベルにいくためのスキルなど、事業を拡大していく上では避けて通れない事柄に対する考え方が、著者の経験を踏まえながら具体的に紹介されています

「バーチャルCEO」のレビュー

良いレビュー

早速採用できました, 2015/9/9By あやこ
書いてあることにいちいち納得です。
とにかく丁寧でわかりやすいので、書いてある通りに進めていたら、素晴らしい方を採用することができました。
個人事業者、小規模企業の社長にはおすすめしたい一冊です。

ちょうどいいところに来ました, 2015/8/25 y SHIN
ライティングやノウハウのおかげで新規はとれていてアウトソーシングしようか…と思っているところにこの本が来ました。
まだ仕事を伝達するのに時間がかかっていますが、フローを確立して、よりよい時間の使い方をしたいと思います。
現在はカフェ会や朝活をはじめてチーム作りに時間を使っています。
この本を読んで質のよい仕事をすれば、どんどん仕事の質が上がって楽しい仕事になっていくと思います。
時間がないと言っている人に見て欲しい本です。

経営効率について再認識された, 2015/8/19By 中田
私は個人事業主です。
今まで、全ての業務はほぼ一人でしていました。
一人で業務をこなせば余計な経費がかからず、利益を最大化できると思っていました。
しかし、バーチャルCEOを読んで考えが変わりました。
いかに人を使うことによって(言い方が悪いですが、、、)自分の業務を減らせるかがこの本のポイントとなります。
この本では、お金をかけずにどうやって優秀な人を雇えるか、雇った人との接し方や業務の任せ方などについて書かれています。
業務が減れば自分への負担も減りますし、浮いた時間を好きなように使うことも可能となります。
私自身、人に業務を任せるという考えが今までありませんでしたが、これからは人に業務を任せようと前向きに考えたいと思います。
個人でビジネスをしていない人でも、例えば時間効率を意識している方、管理職や組織活動などをしている方にもこの本をオススメしたいです。

 
>>その他のレビューへ
 

最後に

いかがでしたでしょうか。本書は、外部スタッフや部下を上手く使いながら効率よくビジネスを進めたい経営者や役員にとって、参考になる考え方やアイデアが詰まっていることがおわかりいただけたと思います。
時間や人的リソースは無限ではありません。現状ひとりでうまく仕事をまわしていると感じていても、規模拡大の過程で必ず壁にぶち当たります。転ばぬ先の杖という諺がありますが、本書はあなたの杖の役割を担ってくれます。
また、万が一この本に満足いかない場合でも、90日以内であれば返金保証がついているので安心です。
是非、手にとって読んでみてはいかがでしょうか?

↓↓「バーチャルCEO」でマネジメント力をあげる↓↓

111

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です