Webサイトは「作ってハイ終わり」ではなく、その後の流入数やユーザーの行動履に応じて最適化しなければなりません。そこで欠かすことが出来ないものが“Web解析ツール”ですね。単純にWebサイトのPV数やUUを測定するものから、ヒートマップでユーザーの行動履歴を丸裸にするものまで実に様々です。
今回は、そんなWeb解析ツールの中でも「使える」と厳選したサービスを紹介していきます。無料・有料に分けて紹介していくので、きっと皆さんのWebサイトでも有用出来るツールが見つかるでしょう。
無料Web解析ツール6選
まずは無料で利用できるWeb解析ツール。特徴の異なるサービスをまとめたので、それぞれれ使い分けることでWebサイト最適化を支援します。
1. Similar web
Similar web:http://www.similarweb.com/
Web解析において自社サイトのPV数や流入経路を明確にし、最適化を図ることはとても重要ですが、もう一つ重要なのが競合サイトの情報です。はじき出される数値はあまり正確ではありませんが、ある程度の流入数と経路を知ることが出来ます。「この競合はSNSからの流入に強い」など、分析することで見えてくるものも。
2. FARO REPORT
出典:https://faro-report.com/
アナリティクス以外と書きましたが、アナリティクスを分析のベースにしたいという方に向けて、レポートを簡単に作るツールを紹介します。アナリティクスのデータを自動で加工し、煩雑なレポートの生成が一分で出来ます。我流でデータを分析するより新たな視点に気づくことが出来ます。基本有料サービスですが、無料プランもありますので、試しに活用する価値があります。
3. WooRank
WooRank:https://www.woorank.com/
SEO対策においてあらゆる角度から総合的にWebサイトを解析してくれるサービスです。世界的・国別のランキングを表示してくれる「Alexa」との連携もあり、各項目ではWebサイトに応じてフィードバックもされているので重宝します。
4. Open Site Explorer
Link Explorer:https://moz.com/link-explorer
※現在は、Link Explorerに移行しています。
Webサイトにコンテンツを投稿した後、URLを入力することで該当サコンテンツを被リンクしているWebサイトを見つけ出すことが出来ます。「このWebサイトに被リンクされると流入数が伸びるんだな」など、今や被リンクを意識したコンテンツ配信も重要なので是非とも活用して欲しいツールです。
5. Mixpanel
Mixpanel:https://mixpanel.com/
Googleアナリティクスよりも特定のユーザーにフォーカスしたWebサイト解析が出来るツールで、ユーザーのより細かい行動履歴を知ることで明確なゴール設定が可能になります。徐々に利用者数を伸ばしているので、「聞いたことある」という方も多いかもしれませんね。
6. Twitterアナリティクス
Twitterアナリティクス:https://analytics.twitter.com/about
今やWebサイトと並行してTwitterアカウントを運用するのは基本であり、上手くコンテンツを拡散させることが出来れば自然と流入数も伸びてきます。
瞬時につぶやきの集計や解析を行ってくれるツールで、表示回数などの情報を視覚化できるのが特徴。「どんなコンテンツが拡散されやすいのか?」を分析することが出来るのでTwitterアカウントを運用しているWebサイトは注目です。
以上が無料で使えるWeb解析ツールになります。もちろん、これら6つのツール意外にも無料で利用できるツールはありますが、この5つを駆使すれば無料ツールとしては十分ではないかと思います。
あとやはり欠かせないのがGoogleアナリティクス(https://www.google.com/intl/ja_JP/analytics/)ですね。無料ではトップクラスの解析力でWebサイトの最適化を支援してくれる心強いツールです。
有料Web解析ツール10選
次に有料で利用出来るWeb解析ツールを紹介します。やはり無料よりも出来ることの幅が大きく変わってくるので、無料ツールよりも費用対効果が良い場合もあります。
1. Userinsight
Userinsight:http://ui.userlocal.jp/
単なるアクセス解析ではなく、ユーザーの性別・年齢・インターネット利用度・利用シーン・アクセス地域・アクセス組織などユーザーのペルソナを明確にしてくれるツールです。ペルソナを知ることで「今配信するべきコンテンツ」を考えることが出来るので、即効性のある施策を打ち出すことが出来ます。
2. Mediainsight
Mediainsight:http://media.userlocal.jp/
自社サイトだけでなく競合サイトのSNSアカウントをモニタリング・集計したり、チャンネル別の流入数を一目で確認したりなどオウンドメディアを運用する企業向けのツールです。月間コンテンツ解析数は30万コンテンツと多くの企業に利用され、信頼のあるツールと言えるでしょう。
3. Ptengine
Ptengine:https://www.ptengine.jp/
Webサイト内でユーザーの行動を可視化するヒートマップに特化したツールで、PC・スマホ・タブレット別にヒートマップを表示することが可能です。イベントトラッキングではHTMLソースを編集することなく自動計測が可能なので、自社にWebデザイナーがいなくても簡単に解析出来ます。
4.ONI Tsukkomi
ONI Tsukkomi:https://www.oni-tsukkomi.jp/
「ツッコミ」という形でユーザーからWebサイトに対する生の意見を聞くことが出来る斬新なツールです。全国に100万人いる登録ユーザーからユーザー視点の指摘を受け、WebサイトのUIやUXの最適化に役立てることが出来ます。
5. AD EBiS
AD EBiS:http://www.ebis.ne.jp/
SEO、LPO、LOG解析などWebマーケティングに欠かせない機能を包括的に備えたツール。特にWebサイト運用初心者におすすめで、レポーティング機能を使用すれば「解析結果をどのように分析したらいいか分からない」という方でも効率的に施策を打ち出すことが出来ます。
6. sibulla
sibulla:http://www.sibulla.com/
こちらもAD EBiS同様に包括的なツールですが、どちらかというと中級者以上に活用して欲しいツールです。BtoBマーケティングにもBtoCマーケティングにも活用できるのが特徴であり、複数ドメインを一元管理出来るので多くのWebサイトを運用している方におすすめ。
7. サイトグラム
サイトグラム:http://www.sitegram.com/
Webサイトのアクセス解析を行うと共に、実用的なレポートを提出してくれます。解析のスペシャリストが個別に改善点を指摘してくれるので、Webサイト運用初心者にもおすすめ出来るツールです。
8. クリックテール
クリックテール:https://www.ctale.jp/
ヒートマップツールとしてはNo.1の導入実績を誇るツールで、「ユーザーの“心”を可視化する」というフレーズ通り非常に視認性の良いヒートマップを提供しています。
マウス録画機能ではユーザーのマウスの動きを知ることが出来るので、新しい切り口から最適化を実現することが可能です。
9. Visionalist
Visionalist:http://www.visionalist.com/
インターフェースに定評があり、「使いやすさ」を求めるのであればおすすめ出来るツールです。PCサイト・スマホサイト・携帯サイト関係なく全て同一のインターフェースでWeb解析が行えるのでシームレスな使用感が特徴的。
10. KISSmetrics
KISSmetrics:http://www.kissmetrics.jp/
ユーザー分析に特化したWeb解析ツールで、任意のユーザーやグループに特定して解析することが出来ます。そのため、BtoB企業で特にその力を発揮するでしょう。
Javascript,Ruby,PHP、SQLを始めとした主要プラットフォームで利用可能なのも注目したいポイントです。
以上が有料で利用できるWeb解析ツールです。こちらもそれぞれの特徴が異なるツールを厳選したので、この中から自社サイトの運用に最適なツールが見つかるのではないかと思います。
無料ツールに限界を感じている方は検討の価値ありです。
まとめ
現在リリースされているWeb解析ツールはこれで全てではなく、海外のツールも合わせるとその数は数百は存在すると言われています。
その中でも今回は主要かつ「使える」Web解析ツールをまとめたので、是非今後のWebサイト最適化に活かしてください。