CVRアップに繋げるエントリーフォーム最適化(EFO)方法13

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コンバージョン率のアップにつながる改革というと、Webサイトを新しくするなどを考えがちですが、実は「EFOと呼ばれるエントリーフォーム最適化を行う」だけでかなりの部分が改善されるのです。
あるサービスでエントリーフォームの最適化を行ったところ、コンバージョンレートが2.25%から44.74%まで上がりました。
42.49%という脅威のアップ率をもたらすほど効果のあるEFO(エントリーフォーム最適化)。今回はその方法13個についてチェックリスト形式で解説していきます。

エントリーフォーム最適化で意識したい13のチェックリスト

  1. フォーム内の余計なものを掃除する
  2. 入力項目は必要最小限に
  3. ナビゲーション
  4. 入力時の表示
  5. 記入例
  6. リセットボタンはいらない
  7. 入力フォームの一括化
  8. 半角や全角
  9. 住所の自動入力
  10. エラーはその場表示で!
  11. 最小限表示に工夫する
  12. ユーザーをとどめる「ポップアップ」表示
  13. 一押しでユーザーに安心感を

基本は、ユーザーに優しい作り(余計なものを減らし、分かりやすく、入力しやすい)の問い合わせフォームに整えていくことです。

1.フォーム内の余計なものを掃除する

フォーム内ページにあるリンクやバナーなどの関係のないものは外してしまいましょう。なぜなら、ユーザーは入ったものをついクリックしてしまうことが多いため、それによってページから離脱するかもしれないのです。

2.入力項目は必要最小限に

あまりに長い項目がずらっと並んでいると「面倒だ」と感じ、離脱されることにつながります。外しても影響がない項目は、アドレスを確認するための欄やFAX番号、ふりがなやアンケート。できるだけ手間を省いてユーザーの負担を減らしましょう。

3.あとどのくらいで入力が終わるかを視覚化する

入力しているとき「いつまで続くのか」と思うとユーザーは急にやる気をなくすものです。ナビゲーションや「あと少しです」などの表示があることで、ユーザーは残りの入力を続けてくれるようになります。

4.入力時の表示を上手に!

今どこを入力しているのか、はっきりわかるよう色を変えてみましょう。すると、「何の項目を入力している」のかユーザー自身がきちんと認識したうえで入力を進めてくれますので、ミスが減りやすくなります。
表示の工夫も行いましょう。きちんと入力された項目には「OK」などの表示・必須項目には「必須」の表示などが出るようにするのです。「これはきちんと出来た」「最低限これだけは入力すれば良い」などがユーザーに分かりやすく伝わりますし、入力時の負担を減らせます。

5.記入例で分かりやすく

どのように記入したらいいかを記載すると、「こう書けばいいんだ」とユーザーが理解できるため、ユーザーの入力がはかどります。

6.リセットボタンはいらない

ユーザーが途中で入力ミスに気づいた場合、その項目だけをやり直すことがほとんどでしょう。また、ボタンの設置箇所によっては送信と間違えて押してしまうかもしれません。つまりリセットボタンはいらないのですね。

7.入力フォームの一括化

入力フォームの中でも「番号を扱う項目」の場合(郵便番号や電話番号など)分割されているものがありますよね。どちらも1つのフォームで入力可能のはずですがものによっては2つや3つなど分割されています。このように分かれている場合の離脱率が上がることはご存じですか?なぜならユーザー側に、タブキーを押す・カーソルを動かすなどの手間が増えるからです。こちらも1つで入力できるフォームに整えて、手間を減らしましょう。

8.入力の形式(半角や全角)はどちらも可能に

半角・全角どちらかで指定している場合、ユーザーに入力ミスが発生することが考えられます。また、どちらかに指定することで、ユーザーに「切り替える」という負担が発生します。どちらも入力可能にすることで、ユーザーの負担は減りますし、入力ミスもなくなるでしょう。

9.住所が自動入力されるとユーザーは楽になる

郵便番号を入力すると住所が自動で入力されるフォームが最近増加してきています。自動入力にすることでユーザーの手間が省けますし、住所の表記ミスも防げるでしょう。

10.ユーザーに「エラー」を教える際はその場で

問い合わせを行う際、送信を押したあと「エラーが発生しました。ページに戻ってやり直して下さい」となった場合とページが切り替わる前にエラー表示お呼び該当項目へのエラー案内が出ていた場合と、どちらの方が親切に感じるでしょうか?
後者の方が親切に感じますし、前者ではもう一度最初から入力をすることはほとんどなく、そのまま離脱してしまうでしょう。ですからエラーはその場で教えましょう。また、項目内容もきちんと残っていますから、「エラー項目を入力し直す」という負担になってもきちんと直して送信をしてくれるでしょう。

11.最小限の表示に工夫する

場合によっては、入力しなくてもよい項目が発生します。例えば、資料請求の場合、ユーザーのメールアドレスに送付・ユーザーの住所に郵送するなど方法が分かれますよね。
メール送付の場合、住所の項目は必要ありませんから、最初に送付方法を選んだら自動的に住所項目が非表示になるようにしてみましょう。
ユーザーが入力する項目は最小限しか表示されなくなるため、ユーザーが入力する手間が減りますし、「入力する項目が少なく見える」ことで楽に感じます。

12.ポップアップ表示がユーザーをとどめてくれる!?

入力途中で「面倒だ」と感じたユーザーは、ブラウザの×ボタンを押して、ページから離脱しようとするでしょう。その際に「ポップアップ」で「まだ入力は終わっていないですが離脱して大丈夫ですか?」など案内が出たらどうでしょうか?
「どうしようか、もう少し続けよう」と思いますよね。ちょっとした案内ですが、意外と大きな効果をもたらします。

13.ユーザーに安心を与える「一押し」

多くの人は、何となく・・・で問い合わせをします。コアな人の場合は、正直入力が手間でも最後まで行ってくれますが、多くの人に見られる「何となく」といったライトな傾向の場合、「入力を最後まで行うか迷っている」ことも多々あるのです。
そんなユーザーに「大丈夫ですよ」と安心感を与える「一押し」を用意しておくことで、コンバージョン率のアップを助けることができます。
例えば、「返信までどのくらいかかるか」を明確に記載する(1~2日以内に返信など)、社のキャラクターやスタッフなど中が見える人物の写真を配置するなどです。

最後にもう一度、エントリーフォーム最適化13の方法についておさらいしよう!

  1. フォーム内の余計なものを掃除する
  2. 入力項目は必要最小限に
  3. ナビゲーション
  4. 入力時の表示
  5. 記入例
  6. リセットボタンはいらない
  7. 入力フォームの一括化
  8. 半角や全角
  9. 住所の自動入力
  10. エラーはその場表示で!
  11. 最小限表示に工夫する
  12. ユーザーをとどめる「ポップアップ」表示
  13. 一押しでユーザーに安心感を

要するに、余計なものをなくして問い合わせフォームを見やすくし、ユーザーが入力に集中しやすいように、そしてできるだけ分かりやすく入力しやすくなるように、つまりユーザーへ優しい作りにするのです。
使いやすくなればなるほど、問い合わせへのハードルが低くなりますから、それが問い合わせ率向上に大きく役立つのですね。


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