IoTとマーケティングの未来に関する3つの予想

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「IoT×マーケティング」。今ビジネスシーンで今もっとも注目されているキーワードです。マーケティング担当者であれば、一度は耳にしたことありませんか?今回の記事ではIoTがマーケティングにもたらす未来について、今後予想される3つの動きについて詳しく深掘りしていきます。IoTの存在によってマーケティングはどのように変わっていくのでしょうか?

1.新規事業が増えてくる

IoTによって、これまではインターネットには接続されることのなかった「モノ」がネットにつながるようになりました。様々な「モノ」がインターネットに接続できることで、マーケティングの分野では「革命」といってもいいくらい様々なことが実現されることでしょう。
なぜなら今までは明らかにすることのできなかった「ニーズ」がと浮彫になるからです。
新規事業を行う上で障害になるのは、失敗するリスクです。実験的なビジネスは成功するかどうかの判断基準がないため、基本的には成功する確率の方が低いと考えられがち。投資家の融資を集めることも難しいでしょう。
しかしIoTによって人々のニーズが浮き彫りになり、隠れたニーズが発覚することで失敗すると思われていた新規ビジネスにニーズがあることが判明するかもしれません。「買いたい!」と思っている人がすでにいるというのは、投資家にとって一番欲しい情報です。
IoTによって今までは疎遠されていた新たなビジネスが次々に生まれることが予想されます。まったく手つかずの新規事業のためにIoTを活用するのも有効ですが、既存のビジネスにIoTによるデータ収集を行っている場合もあるのです。
例えば、介護のビジネスはもう伸びしろがないと言われています。投資家も介護分野に投資するのは消極的になっているのが現状。そんな介護業界に新たな「ニーズ」がないか掘り出すためにIoTを使っている事業者が実際にいるのです。
もしIoTを使って何かしらのニーズが出てくれば、介護ビジネス分野における新規事業を生み出す可能性もゼロではありません。

プライバシー問題が深刻化

IoTで取得し、分析するデータの量は膨大です。データ量が増えればそれに比例してプライバシー保護に関する問題がでてくるでしょう。もしかすると、現時点では予想もできないような今までにないプライバシー問題が発生するかもしれません。
そもそも現状のインターネットにおいてプライバシー問題はいまだに解決し切れていない事案です。Eメールのように20年以上前からあるサービスであってもプライバシー問題における課題は残っています。
年一回は大企業の個人情報漏洩ニュースが駆け巡ります。ちょっと耳にしなくなったと思ったらまた漏洩・・というのが現状です。企業側もデータ管理には最善の注意を払っています。それでも漏洩してしまうのは「ハッキング被害」の影響もあるでしょう。個人情報ほど悪用できる情報はありません。
世界中のハッカーが悪用目的で大企業のデータバンクを攻撃し続けています。今以上にIoTが発達していけば、友人でも知り得ない情報を取得して企業が管理する時がくるでしょう。
そうなった時、企業はちゃんと個人情報を守れるでしょうか。日々進化し続けるハッキング技術に対抗していくために、セキュリティー対策も発展していくことになるはず。
また、取得したデータの取り扱い方についても注意が必要です。IoTを活用すれば、プライバシーの根幹ともいえる情報を取得する時があります。
企業側として必要以上にプライバシー情報を処理することなく、効果のあるマーケティングをする方法について模索していく必要があるでしょう。

広告のためのだけにIOTが無料化

IoTを使えば、マーケティングに活用できる情報を効率的かつ高精度に取得することができます。今は「IoTあってのマーケティング」ですが、今後は「マーケティングのためのIoT」に逆転するのではないかと言われています。
現在はIoTを搭載した家電や車などが様々なデータを取得し、分析したデータをマーケティングに使うことしか行われていません。しかし将来的にはマーケティング用のデータを取得するためのIoTアイテムが登場するのではないでしょうか。
ユーザーのニーズを知りたいので「IoT搭載の家電を無料でプレゼント!」なんてキャンペーンが十分に考えられます。IoTから取得できるデータは、本来は不明瞭になりがちなマーケティング手法を決定づけるほどの説得力と客観性と確実性を併せ持っています。むやみやたらに広告するぐらいなら無料でプレゼントして、データを収集するという流れが主流になるかもしれません。
今までは有料だったけど今では無料が当たり前になったのは過去にもたくさんあるため、IoT搭載の「モノ」が無料になる可能性も十分あります。

まとめ

以上、IoTがマーケティングの分野にもたらす未来について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?IoTがこのまま活性化していけば、マーケティングも今とは様変わりすることを理解いただけたと思います。これから加速度的に進歩していくIoT。今回紹介したような未来が本当にやってくるのか、注目していきましょう。

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