電車を乗り過ごしても読みたくなる!コピーライティング5つの基礎

簡単に書けそうで、なかなか書けないのがコピーライティングの難しいところ。
WEBライティングを行うならば、なおさら必要なスキルとなってきます。
実はポイントさえ押さえれば、あなたの文章は180度変わります。
今回はそんなコピーライティングの基礎ポイントの中から、必ず知っておきたいを5つピックアップしてご紹介します。

  • パンチのあるタイトル・リードコピーになっているか
  • 『今』読み進めたくなる内容か
  • 内容が分かりやすいか
  • 感想ではなく価値を提供できるか
  • これでもかというくらいターゲットを絞っているか

パンチのあるタイトル・リードコピーになっているか

「コピーライティングするなら知っておきたい5つのポイント」
「電車を乗り過ごしても読みたくなる!コピーライティング5つのポイント」
こんなタイトルの記事が並んでいた場合、どちらの記事を読みますか?
実はどちらもこの記事につけようと考えていたタイトルです。タイトルだけを見て、あなたはどちらが読みたいかを判断したのではないでしょうか。
同じようにあなたがフィードリーダーを利用している場合、いつも全て読んでいるという人は少ないのでは?
フィードを購読しているにもかかわらず、読む記事とそうでない記事がある理由の一つは、自分にとって興味・関心の深い記事かどうかをタイトルで振分けているからではないでしょうか。
魅力的な見出しやパンチの聞いた見出しは、たとえあまり興味のない記事であってもクリックしてしまうものです(クリックして後悔することもありますが…)。
逆に魅力もパンチもない見出しは例え読み手に有益な情報であっても、その他多数の記事に埋もれてしまうもの。
読み手が忙しくてもそうでなくても、この傾向はほとんどの方で同じです。
特にWEBの記事や書籍は読まれないのが当たり前。そう考えてコピーライティングに当たるのが大切です。
 

『今』読み進めたくなる内容か

タイトルに惹かれたものの、何行か読んで「後で読もうかな」と記事を保存する人もいらっしゃるでしょう。
しかし、こうした記事のほとんどが、そのままお蔵入りになっているのでは。
人は忘れてしまう生き物です。どれだけチェックを入れていても、「あとで読むリスト」を作っても、そのリストに目を通すことはほとんどありません。まれに時間に余裕が生まれ、さらに今までたくさんの記事を「あとで読むリスト」に入れていたことを思い出した時だけ、日の目を見ます。
ではなぜあなたの記事は「あとで読もうかな」と後回しにされてしまうのでしょうか。
それはタイトルやリードコピーだけに魅力があり、読み進めると案外面白くなかったからかもしれません。
なかには後々必要なときに繰り返して読みたいような、永久保存版ともいうべき内容のものもありますが、残念ながらそういった記事はまれなものです。
一気に読み進めてもらうための基礎ポイントの一つは、小見出しや話の展開にも工夫を加えるということです。
よく物語は「起承転結」で展開していくのが良いと言われますが、コピーライティングの場合は見出しごとに「結起転承」で書くのがおすすめ。
まず読者が読みたいと思う結論を提示し記事のきっかけを書く。その後話を展開させ、なぜその結論に至ったのかを語った上で、必要ならその理由を書く。
時にはインパクトを与えるため「転結起承」となることもあります。
いずれにしても、読者に「これは一気に読まないと損だな!」と思っていただくためには、本文全体の流れだけでなく、見出しにも展開を加えるように心がけましょう。
 

内容が分かりやすいか

筆者もさまざまな記事を目にするのですが、時には独特の表現や専門用語、独特の言葉の使い回しを多用している記事を目にします。
これが小説だったらその使い回しが与える意味を考えるかもしれませんが、WEB上の記事やコラムなら記事自体読み飛ばしてしまいます。
もちろん書き手としては、独特の表現を使ってでも伝えたいことがあるのでしょう。しかし読み手があなたと同じ感性を持っているとは限りません。
独特の表現は読者の幅を狭めるばかりか、読む意欲すら奪ってしまうこともあるので、多用するのはほどほどに。
また、読み手が全員専門家であるわけでもありません。それは例え専門性の高い記事であっても同じことです。論文でもない限り、専門用語を説明もなく使うのは避けるようにしましょう。
 

感想ではなく価値を提供できるか

コピーライティングの技術が必要な記事のほとんどは、読者にその後何らかのアクションを期待するものがほとんどです。
例えばこの記事の場合、あるアクションを起こしていただければ価値をご提供できたと考えています。
それは、列挙したポイントを押さえた記事やコピーを書くことで、その記事が多くの人に読んでもらえるようになるとか、売りたい商品が多くの人の目に触れるようになるといったことです。
コピーライティングの技術が必要な文章は、読者にどうなってほしいか、どういう行動を起こしてほしいかを考えて制作に当たることが押さえておくべきコピーライティングの基礎の一つです。
ただ書くことや、文章の体裁を整えるだけでは読者は動いてくれません。
「あ、これ使える」「これいい」というひらめきや発見を提供し、行動してもらうことがコピーライティングの本当の価値ではないでしょうか。
 

これでもかというくらいターゲットを絞っているか

「たくさんの人に読んでほしいから、ターゲットは絞りません」という話を聞きますが、これは「誰に読まれなくてもいい」と言っているのと同じことです。
コピーライティングの基礎を押さえるなら、ターゲットは「ここまで細かく絞るの!?」というくらいまで絞ることをオススメします。
性別や年齢はもちろん、どこに住んでいて、どんなことに興味のある人か。仕事は何をしていて、休日はどんなことをして過ごしているか。彼氏(彼女)はいるか、家族を持っているか、周囲にはどんな人がいるか…。
ここまで絞って、初めてターゲットが設定されます。
「そんなに絞ると、多くの人に読んでもらえないのでは?」と思われるかもしれませんが、あなたが想定できるターゲットは意外と世界中にたくさんいらっしゃいます。逆にここまで細かく絞り込んでいれば、当てはまる読者にとっては「あ、これって私のことだ!」とかなりの共感を覚えてくれるはず。
どんな人に価値を提供したいか、どんな人に読んで欲しいかということを想像しながら書くことが大切です。
一見簡単そうに見えるコピーライティングも、基礎を押さえなければ伝わらないもの。
逆に基礎を押さえておけば、面白いほどすらすら書けることも。
書きだす前に、もう一度この基礎をおさらいしてみるのもオススメですよ。
 
コピーライティングに関するおススメ書籍です。レビューは下記よりどうぞ。
【読了後レビュー】「ウェブセールスライティング習得ハンドブック(寺本隆裕著)」

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