Webマーケティングの世界では、しばしば「更新されないサイトならないほうがマシだ」と言われます。開店休業状態のWebサイトではアクセスが増えませんし、いつまでも古い情報を載せているようでは顧客からの信頼も失われます。Webサイトの価値を高めるのは、なによりも継続的な更新だといえるでしょう。
これがコンテンツブログであれば、なおさらです。継続は力なりという言葉もあるとおり、定期的に更新するからこそ訪問者は繰り返し足を運んでくれるのであり、それが記事の拡散やブランディングへと繋がっていくのです。マーケティングの一環としてブログを運営しているのであれば、最低でも週に1度は更新したいところです。
とはいえ、ブログのネタというものはそうそう簡単に見つかるものではありません。記事のアイディアが全然思い浮かばない場合は、どのようにネタを捻り出したらよいのでしょうか? 今回は、そんなピンチの際に使えるアイディアをご紹介します。
1. 過去記事を最新版にアップデート
どのようなジャンルのブログであれ、記事には賞味期限の長いものと短いものとがあります。たとえば仕事術や経営術といった記事であれば、5年後に読んだとしてもそのまま通用する可能性は高いはずです。一方、業界の最新事情であったりデジタル機器に関する記事などは、半年も経てば古くなってしまいます。
そこでブログのネタが思い浮かばないときは、過去記事のうち賞味期限の短いものをピックアップしてみましょう。それを最新版へとアップデートすることで、簡単に1記事分のネタを稼ぐことができます。
2. 話題の商品をレビューする
コンテンツブログにおいて、商品レビューは手軽に記事を増やせる魔法の手段です。Amazonランキングを見ればどんな商品が話題になっているかはすぐにわかりますし、話題の商品について感想を書けばアクセス増にも期待ができるでしょう。
とくにおすすめしたいのは、書評記事です。書籍であれば、どんな業種であっても必ず関連性のある商品が存在するはずですし、ネタも無尽蔵に存在します。唯一のネックは書籍代ですが、今は電子書籍の定額読み放題サービスが増えていますので、活用すればほとんどコストをかけずに記事を執筆することができるでしょう。
3. おすすめのWebサイト/Webサービスを紹介
WebサイトやWebサービスを紹介するというのも、ネタ切れ時に有効なアイディアです。もちろんただ単に好きなサイトを紹介するということではなく、読者の関心に寄り添ったテーマで選定する必要はありますが、こちらもどんな業種のブログでも応用が利くはずです。
とくに、仕事の効率化やアイディア出しに繋がるようなサイトの調査は、運営者や執筆者自身にとっても有益ですので一石二鳥です。「読者のためになる知識は自分たちのためにもなる」という視点を忘れないようにすると、いざというときに困らずに済むでしょう。
4. 用語の解説
ジャンル特化型のブログであれば、業界特有の用語を解説する記事も人気です。どんな業界にも少なからず専門用語というものはありますが、初心者や部外者はそうした専門用語が当たり前に使われていることに壁を感じるものです。「○○とは?」というタイトルで記事を書けば、アクセス増に繋がりやすいでしょう。
また、用語解説は業界内の人間からすると手軽に書けるというのも大きなメリットです。特別な取材をしたり資料を用意したりしなくても知識のみで書き上げることができますので、短時間で記事を仕上げたいときにも適しています。
5. 連載コンテンツを用意する
ここまで紹介してきたアイディアと重なる部分もありますが、ネタ切れ防止に強いのは定期的・継続的な更新をしやすい記事です。そこで、コンテンツブログにはぜひ連載コンテンツを用意してみましょう。
著名なコンテンツブログを見ると、単発の記事以外にもいくつかの連載コンテンツが用意されていることに気づくはずです。長尺のコラムを分割しただけのものもあれば、シリーズ化したインタビューや対談もありますが、いずにれせよ方向性が先にきまっていれば記事案を出しやすいことは間違いありません。そして、質の高い連載記事はリピーターを生みやすいというメリットもあります。
まとめ
コンテンツブログにとって、更新頻度は命綱といえるほど重要な部分です。しかし、だからといって記事の質を落としてしまっては元も子もありません。一定の質を担保しつつ継続的な更新をしていくためには、ネタが思い浮かばないときにも困らないような事前準備が必要です。
今回ご紹介した5つのアイディアは、いずれも幅広いジャンルで応用できるものですから、ぜひ活用してブログの更新頻度と質を両立していきましょう。