病院・医院のSEO対策やネット集客について考えてみる

学生時代の先輩で歯医者さんがいるのですが、先日久しぶりに電話がかかってきました。近況報告の交換もそこそこにお仕事の悩み相談をされましたが、要約すると以下のような内容でした。

  • 自分の歯科医院のホームページのSEO対策を業者に委託しているが検索順位が全然上がらない
  • SEO業者から紹介動画やアプリの作成を提案されてる
  • 払えなくはないけど高い
  • 同業者でも会合などで話題になるので何とか検索順位を上げたい(負けたくない奴がいる)

最後のは、邪念が入っていますが(笑)先輩だけでなくチラホラこういう話を聞きます。
今回は、病院や医院がネットで集客する方法について、現状行われている施策や課題、解決に向けたアイデアなど紹介します。

1.現状の施策

病院特化を謳っているSEO業者さんのホームページなどを見ると、他の業種と同じく内部対策・外部対策を適切に行うことで検索順位が上がり、サイト訪問者の数が増えて来院に繋がる旨の説明がされています。
以前、執筆した「美容室・エステ・ネイルサロンにおけるインターネット集客の方法と手順」の内容と業種は違えど大体同じような施策ですね。
ある意味セオリー通りの施策だと思います。

2.病院ホームページでのtitleタグ選択ワード

色々な内部対策のうち、重要なのがtitleタグなどのワード選択ですよね。色々な病院のホームページを見ると様々な切り口で設定されています。調べてみましたので、参考までに紹介します。

2-1.「地域名」「駅名」「路線名」など場所をキーとしたワード

これは基本中の基本ですかね。今すぐワードというやつです。ただ、皆さん考える事が同じなので、都内や主要都市だと駅名+歯科医院などで検索すると数ページに渡って競合が表示されてしまいますね。

2-2.駅○分、○○ビルから200mなど距離をキーとしたワード

これも駅名や地域名などのワードとセットで選択される方が多いですね。駅近の病院などにとって競争力のあるワードだと思います。

2-3.日曜日・平日○時まで診察可など時間をアピールしたワード

ビジネスマンの方だと普通の時間に病院に行く余裕がない方もいるので、診療時間が他の医院と違う場合は有利です。

2-4.「痛くない」「すぐ終わる」など不安を取り除くワード

実際のところ「痛くない」は症状によってわからないでしょうが、検索数は多いワードです。来院を促す重要な要素ですが、誇大広告にならないよう、表現に注意が必要でしょう。「女医」なども女性の優しいイメージを連想させるので女医さんが診察しているところは設定されているところが多いですね。

2-5.病名・治療法を含めたワード

例えば歯医者の場合は「歯周病」「インプラント」など病名・治療法などは、病院を探すうえでは大きい要素です。特長のある治療をしている医院はアピールすべきでしょう。

3.課題は?

それでは、業者さんの言う通りにSEO対策をしても効果があるのかと言われると、一概にあるとも言えないのが現状だと思います。理由としては以下が考えられます。

3-1.そもそも競合が多い

そもそも巷には病院がたくさんあります。「あなたの最寄り駅名+病院」で検索すると地域にもよりますが、数ページに渡って異なる病院がヒットするでしょう。外部のSEO業者に委託している場合、大体実施する施策は同じでしょうから、一度固定された順位を覆すのは、出来なくはないですが至難の業です。

3-2.病院検索サービスや地域情報口コミサイトの方が上位表示される

病院の場合、病院に特化した検索サイトが多数存在します。また、エキテンのように地域情報の口コミサイトも強力です。例えば「地域名+歯医者+おすすめ」などユーザーが真っ先に検索しそうなワードでは、個別の歯医者サイトの上位に大体います。このようなサイトが上位表示されてしまうと、自サイトでのSEOだけでは上位表示などの効果が出にくいのが実情です。

4.解決策は?

単純にSEO業者に丸投げして対策をしてもらうだけでは、なかなか効果が上がらない現状を考えると、複合的な対策を講じることが肝要かと思います。

4-1.titleタグのワードの工夫

上記で挙げたようなワードは、大体どこの病院でも設定されていますので、同じワードだけで勝負しても患者さんに選ばれにくいでしょう。キーワードツールだけに頼るのは危険です。今一度、自医院の強みや特徴を棚卸しして、来院動機に繋がりそうなワードを洗い出しましょう。
以下一例です。

  • 近くにある有名施設・公共施設名をいれる
  • 駅から遠い場合は、駐車場アリなど利便性を強調
  • 在日外国人向けにタイトルタグに英語のワード設定

などなど。当然併せて「meta description」「h1タグ」などの調整も必要です。

4-2.病院検索サイトや地域情報口コミサイトに登録

先ほど病院特化の検索サイトや地域情報口コミサイトがあると書きました。自ホームページから誘引だけにこだわらないのであれば、そのようなサイトに登録するのも有効です。結果的に多くの人に病院の名前を認知してもらうことが出来ます。また、患者さんの口コミの書き込みも出来るところが多いので、丁寧な診療で信頼を獲得できれば、評判を上げることが出来ます。無料で掲載可(有料オプションあり)のサイトも多いですので、検討してみる価値があります。
有名な地域情報サイトとしてはエキテンが有名です。無料でも掲載出来ます。エキテンのサイトは検索でも「業種×地名」で上位表示していることが多いので、まず病院の存在を知ってもらうツールとしてもおススメです。
WEB集客0円【エキテン】

また、googleの提供しているgoogleマイビジネスに登録するのもおすすめです。無料でGoogle 検索、マップ、Google+ にビジネスの情報を掲載できます。ほぼ一ページ目に表示されますので、自ホームページへの誘引を補完してくれるツールとなるでしょう。

4-3.ソーシャルメディアの活用

ソーシャルメディアでの運用は、ホームページだけでは分からない院内の雰囲気や先生の人柄、治療の内容をユーザーに知らせる絶好のツールです。見た人が共有したくなるような知識なども織り交ぜながら運用すると見込み客も増えることでしょう。

4-4.コンテンツマーケティング実績のある会社に依頼

最近よくコンテンツマーケティングと言う言葉が飛び交うようになりました。コンテンツマーケティングとは、見込み客や顧客に価値のあるコンテンツを提供し続けることで、興味・関心を惹き、その結果売上げにつなげるマーケティング方法です。
検索エンジンの特性を考慮したうえで、質の高いコンテンツを提供し続ける事ができるなら、病院検索サイトや地域情報口コミサービスよりも、競合よりも上位表示させることができます。最近、コンテンツマーケティングに特化した制作会社も出てきましたので、そのような会社へ契約を切り替えるのも手です。
 

まとめ

SEOやネットで集客は、基本の考え方は同じでも、業種ごとに実施施策や運用は多少異なります。少しコストはかかってしまいますが、紙や交通広告など既存の媒体と組み合わせることで、より強固なプロモーションになるでしょう。それぞれの実情に合わせて試行錯誤してみてください。

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