「最後のひとしずく」がもっとも美味しいと言われる飲み物ってご存知ですか?
それは、日本茶です。日本茶は急須の最後の一滴が一番美味しいと言います。特に玉露の最後のひとしずくは旨みのエッセンスと言われるほどです。
さて、マーケティングにおいてもこの最後のひとしずくを絞り出すのが大きく売上を伸ばす秘訣というのが私の持論です。
今回は、あなたの今扱ってる商材の売上を伸ばすのに役立つ『最後のひとしずく理論』についてご紹介します。
ぜひ、実践して売上アップに役立ててください。
マーケティングにおける最後のひとしずくとは?
あなたはマーケティングにおいて、最後のひとしずくとは一体なんのことだと思いますか?
答えは、お客さまを絞りに絞って、絶対にこういう人がこの商材を買うという1人の人物像を作り上げることです。
さらに言えば、値段が10倍だったとしてもその商材を買う人物像を思い浮かべていきます。
生活サイクルは?
年収は?
家族構成は?
etc……
そんないくつもの質問を自分に問いかけて、最後のひとしずくと言って良いぐらいに人物像を絞り込んでいくんです。
見込み客を絞り込むことで生まれる輝きがある
このように人物像を絞り込んでいくことで一体何が起こるのか?
あなたはきっと「お客さまを絞り込むと売れる相手が少なくなるからもったいない」と考えるかもしれません。
ですが、絞り込んでいく先にこそ、生まれる輝きがあります。
絞り込んで明確に人物像が出来上がったら、その人にどうやって商材を見せたら心、感情に響くかを考えましょう。
その時に出てくる表現こそ、その商材を売るのにもっとも力を発揮するキャッチコピーだったり、説明文だったりします。
最後のひとしずくまで絞り込むことで、エッセンスがギュッと詰まった売れる魅せ方が見つかるわけです。
それさえ見つければ、売上アップはもう確定したようなものです。
モノが溢れる時代だからこそ、『あなただけ』が効く!
モノが溢れる時代。こういった表現を色んな所でみかけます。まさにその通りです。あなたが取り扱う商材が完全にオンリーワンということはまずないでしょう。
多くのライバルがいる状況で、あなたの商材を選んでもらう。
その為にはお客さまにとって、あなたの商材が特別に見えなければいけません。
では、どうやったら特別に感じてもらえるのか?
その答えが『自分にピッタリの商材と感じてもらう』ことです。
例えば『毎日残業が続いて、仕事に追われている30歳独身サラリーマンが使い始めて1週間で定時帰宅できるようになった! タスクとスケジュール管理が簡単にできる最適のタブレット』があったとしましょう。
実際に今まさに仕事に追われている30歳のサラリーマンがそれを見たら欲しいと感じる可能性は高いと思いませんか?
「あ、これ俺のことじゃん!」
そう感じて手に取って購入してしまうことでしょう。
このように、絞り込めば込むほど、当てはまった人に対しての訴求力が強くなります。
最後にひとしずくを追求することで、実は……
さらに言えば、絞り込むことで説得力が増して、対象の人物像に近い人も反応するようになります。
例えば『30代で知っておきたい「お金」の習慣』という本があるのはご存知ですか?
この本、30代だけでなく20代半ばから40代前半までと幅広い人に読まれています。30代と絞り込むことで、逆に多くの人の興味を引いたという実例です。
あなたが自分の商材の見込み客を絞り込めば、同じように逆に幅広い人からの興味を持ってもらえる可能性も高くなります。
今回のまとめ
今回は売上アップの為のマーケティングのテクニックとして『見込み客を1人になるぐらい絞り込んで考える』という最後のひとしずく理論をご紹介しました。
これは、あなたの商材を10倍の値段でも買いたくなる1人を絞り込んで、その人にどういうアピールをしたら感情を揺らせるのかを考えるというものです。
こうやって絞り込むことで、絞り込んだ人物像だけではなく、少しでも関連する人にとってもあなたの商材が魅力的に見え、購入する人が増えていく可能性が高いです。
もしも、これまであなたの商材を欲しがる人を深く考えていなかったのなら、これを機にとことん絞り出すように考えてみましょう。
その結果出てきたキャッチコピーなんかは売上アップに必ず役立つこと間違いありません!
ぜひ、参考にして今すぐにでもあなたの商材のこと見つめ直してみてください。