Rimoの料金は、月額を1つ見ただけでは読み切れません。基本料金はアカウント数で決まりますが、AI議事録やAIチャットを使うと「AIクレジット」という別のメーターが減ります。さらに2026年9月30日にサービス名が「Rimo Voice」から「Rimo」へ変わっており、旧名で書かれた情報と現行の条件が混ざって検索結果に出てきます。ここでは公式のプランページと公式ヘルプを突き合わせ、金額・クレジット・契約の終わり方を順に確かめます。
基本情報(2026年10月27日時点)
- サービス名
- Rimo(2026年9月30日に「Rimo Voice」から名称変更)
- 提供会社
- Rimo合同会社(英語名 Rimo LLC./設立2019年10月1日、代表 相川直視、資本金300万円、従業員40名(業務委託含む)、所在地 東京都渋谷区恵比寿)
- 受付状況
- 新規申込を受け付けている。プロ・チームプランは初回1週間の無料トライアルあり
- 課金の単位
- アカウント数で基本料金が決まり、AI機能の利用でAIクレジットを消費する二階建て
- 価格表示
- 税込
- 支払い方法
- 文字起こし・プロ・チームはクレジットカードのみ。法人プランは請求書(利用開始月の末日までに支払い)
- 法人プランの下限
- 11アカウントから
- 情報セキュリティ認証
- ISO/IEC 27001(IS 744423)、ISO/IEC 27017(CLOUD 768920)
5サービス全体のなかでの位置づけはAI議事録ツール5サービス比較で整理しています。本記事はRimo単体の条件に絞ったものです。
提供会社と、名称変更でどこが変わったか
運営はRimo合同会社です。会社概要ページには、設立が2019年10月1日、資本金300万円、従業員40名(業務委託含む)、事業内容が「AI議事録『Rimo(旧Rimo Voice)』の開発・運営」と記載されています。会社名そのものは変わっておらず、変わったのはサービス名だけです。
名称変更は2026年9月30日付の公式ニュースで告知されており、創業7周年を機にブランドロゴも刷新したとされています。実務上の注意点は2つあります。1つは、公式ヘルプやセキュリティ関連の記述に「Rimo Voice」という旧名がまだ残っていること。もう1つは、検索で上位に出る第三者の比較記事が旧名のままで、そこに書かれた料金が改称前のものである可能性があることです。社内資料へ転記するときは、プランページの表示を直接確認してください。
4つのプランと、月払い・年払いの差
プランは4本です。年払いにすると月あたりの金額が下がり、公式ヘルプはこれを「33%OFF」と表記しています。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 年払いの総額 | 想定している使い方 |
|---|---|---|---|---|
| 文字起こしプラン | 1,650円/月 | 1,100円/月 | 13,200円 | 文字起こしのみ必要な人向け |
| プロプラン | 4,950円/月 | 3,300円/月 | 39,600円 | AIで生産性を最大化したい個人向け |
| チームプラン | 6,600円/月(アカウント単位) | 4,950円/月 | 59,400円 | チームで共同作業をする場合 |
| 法人プラン | お見積り | お見積り | お見積り | 大規模な利用。11アカウントから |
いちばん安い文字起こしプランは、名前のとおり文字起こしだけのプランです。月1,650円という数字だけを見て「Rimoは安い」と判断すると、必要な機能が入っていない可能性があります。何が落ちるのかは次の表で確認してください。
文字起こしプランで使えない機能
公式ヘルプの機能比較表から、プランごとの線引きを抜き出します。表のなかで「-」が付いている項目は、そのプランでは使えません。
| 機能 | 文字起こし | プロ | チーム | 法人 |
|---|---|---|---|---|
| AI文字起こし(ファイルアップロード) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| AI文字起こし(リアルタイムマイク録音) | − | ○ | ○ | ○ |
| AI文字起こし(議事録Bot) | − | ○ | ○ | ○ |
| AI議事録要約作成 | − | ○ | ○ | ○ |
| AIチャット | − | ○ | ○ | ○ |
| 自動録画・動画の保存/確認 | − | ○ | ○ | ○ |
| 話者分離(ボイスデータ利用) | − | − | ○ | ○ |
| チーム管理 | − | − | ○ | ○ |
| 辞書・AIカスタムテンプレート | − | − | − | ○ |
| IPアドレス制限・SSO | − | − | − | ○ |
| 請求書対応・専任サポート | − | − | − | ○ |
この表の読みどころは3つあります。1つ目、議事録の要約は文字起こしプランでは作れません。AI議事録として使うならプロプラン以上です。2つ目、専門用語を登録する辞書は法人プランだけです。業界用語の多い会議で認識精度を上げたい場合、下位プランでは手段がありません。3つ目、IPアドレス制限とSSOも法人プランのみで、しかも公式ヘルプのセキュリティ記事ではこれを「有償追加オプション」と説明しています。法人プランを契約すれば自動で付くわけではない点に注意してください。

AIクレジットというもう一つのメーター
Rimoの料金を読み違えやすいのはここです。基本料金とは別に、AI機能を使うとクレジットが減ります。公式ヘルプの説明では、原則として1回の会議で10クレジットを消費します。付与数はプランによって違います。
| プラン | 付与されるクレジット | おおよその会議数 |
|---|---|---|
| 文字起こしプラン | なし(AI機能が対象外) | — |
| プロプラン | 1,000クレジット | 1回10クレジットなら約100会議 |
| チームプラン | 1〜5IDで全体1,000クレジット(6ID以降は1ID追加ごとに200クレジット追加) | 5人で使うなら全体で約100会議 |
| 法人プラン | プランにより異なる | — |
チームプランの数え方は癖があります。5人までは全体で1,000クレジットなので、人数が増えるほど1人あたりの使える回数は減ります。6人目からは1人あたり200クレジットずつ増える設計です。個人向けプランの説明記事には、101ノート以上を使う場合に10クレジットを300円で購入できるという記載もあります。
クレジットを使い切りたくない場合の逃げ道も用意されています。公式ヘルプは「AI機能の利用を一時的にオフにすることで、クレジット消費を止めることもできます」と書いています。文字起こしだけでよい会議ではオフにしておく、という運用ができます。なお、リアルタイム翻訳をプロ・チームプランで使うと、1時間あたり(繰り上げ)10クレジットが追加で消費されます。
公式の料金プランページには、文字起こし時間の上限が書かれていません。2026年10月27日時点でページを一通り読み、時間の上限に当たる記載を見つけられませんでした。Rimoで量を決めているのはアカウント数とAIクレジットであり、時間ではないという設計です。
ただし、時間の上限が無いことと、どれだけ録ってもよいことは同じではありません。確実に判断したい場合は、想定する月間の会議時間を添えて問い合わせてください。本記事では、公式に書かれていないことを「無制限」とは書きません。
法人プランは11アカウントから
法人プランはお見積りで、プランページに「11アカウントよりご利用いただけます」と明記されています。つまり10人以下の組織は、法人プランを選べません。その場合はチームプランを人数分積み上げることになります。6人のチームなら月6,600円×6=39,600円(税込)という計算です。
支払い方法も分かれます。公式ヘルプは、文字起こし・プロ・チームの各プランについて「支払方法:クレジットカード払いのみ」と書いています。請求書での支払いが必要なら法人プラン一択で、支払時期は「利用開始月の末日まで」とされています。経理の都合でカード払いが使えない組織は、11アカウントの下限が実質的な参入条件になります。
ただし、公式ヘルプの料金記事の末尾には「その他のプラン」という項目があり、グループでテストしたい場合などの「お試し」プランがあること、要望に合わせたカスタマイズも相談可能であることが書かれています。11人に届かない組織や、まず一部門だけで検証したい場合は、資料請求フォームから相談する余地が残されているということです。
セキュリティと認証の範囲
公式ヘルプのセキュリティ記事には、他社より踏み込んだ記載があります。通信はTLSプロトコルv1.3で暗号化され、送信されたデータは日本国内のデータセンターで暗号化して保管されるとしています。ストレージを廃棄するときにデータが確実に消去される仕組みを採用していること、各データのURLが連番IDではなくUUIDで生成されていることまで書かれています。
情報セキュリティ認証は2つで、認証登録番号まで公開されています。ISO/IEC 27001がIS 744423、ISO/IEC 27017がCLOUD 768920です。27017の認証範囲には「Google Cloud のクラウドサービスカスタマとしての利用に係る ISMS クラウドセキュリティマネジメントシステム」と記載があり、基盤にGoogle Cloudを使っていることがここから読み取れます。
脆弱性の管理についても記述があります。グローバルスタンダードとされる診断ツール「Nessus」をベースに定期的な脆弱性診断を行い、サーバ・ネットワーク・API設計・SaaS設定まで幅広く洗い出し、発見された脆弱性は経営層を含む専門チームで対策を実施・管理しているとされています。決済は「Stripe」を利用しており、Rimo合同会社自身はクレジットカード番号を保持していないとも書かれています。
もう一つ、他社であまり見ない記述があります。サービス継続が不可能となった場合、アナウンスののち最低1か月はデータをダウンロードして別媒体に保管できる期間を提供すると明記している点です。事業継続のリスクを稟議で問われたときに引用できる一文です。一方で、AI学習に利用するかどうかについては、このセキュリティ記事に記載が見当たりませんでした。5サービスの扱いを並べたものはAI議事録を機密会議で使う前の確認点にあります。
他サービスと比べた強み・弱み
同じクラスターのNotta、toruno、Otolio、ScribeAssistと並べたときの位置を、公式情報で確認できる範囲で整理します。
強み
- 入口の金額がいちばん低い。文字起こしプランは月1,650円(年払いなら1,100円)。比較した5サービスで公開されている最低価格。
- 認証の登録番号まで公開している。ISO/IEC 27001と27017の番号と認証範囲を公式ヘルプに書いており、セキュリティチェックシートの記入が早い。
- 返金のケースを明文化している。「文字起こしの結果が全く使い物にならなかった場合」に当該音声の利用料金を返金すると公式に書いている。他の4サービスにこの種の記載はなかった。
- 事業停止時のデータ持ち出し期間を約束している。最低1か月という具体的な期間を示している。
- 翻訳が追加料金なし。2026年10月8日の公式ニュースで60言語対応の双方向リアルタイム翻訳を追加料金なしで提供すると発表。Nottaが月額アドオンで提供しているのと対照的。
弱み
- 法人プランが11アカウントから。Nottaのビジネスが1アカウントから買えるのと比べ、小規模の法人契約ができない。
- 請求書払いが法人プラン限定。下位3プランはクレジットカード払いのみ。
- 辞書が法人プランだけ。専門用語の登録で精度を上げる手段が、下位プランには用意されていない。
- IP制限・SSOが有償の追加オプション。法人プランの契約だけでは付かない。
- 量の見積もりがしにくい。公式の料金ページに文字起こし時間の上限の記載がなく、どこまで使えるかを事前に自分で確かめられない。
- 旧名の情報が残る。「Rimo Voice」で書かれた古い条件が検索結果に混ざる。
向く組織・向かない組織
| 使い方 | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 録音ファイルの文字起こしだけ安く回したい | 向く | 月1,650円の文字起こしプランがある。要約が不要ならこれで足りる。 |
| 11人以上で、請求書払いにしたい | 向く | 法人プランの下限が11アカウント。請求書対応と専任サポートもここから。 |
| 5人以下の法人でカードを使えない | 向かない | 法人プランに届かず、下位プランはカード払いのみ。 |
| 専門用語が多い会議で精度を上げたい | 条件つき | 辞書は法人プランのみ。下位プランでは単語登録の手段がない。 |
| セキュリティチェックシートの提出が必要 | 向く | 認証登録番号・認証範囲・保管場所・暗号化方式が公式ヘルプに揃っている。 |
無料トライアルの始まりと終わり
プロプランとチームプランには初回1週間の無料トライアルがあります。プラン選択画面には「クレジットカード登録なしで各プランをお試しいただけます」と書かれています。この「カードを登録するかどうか」が、トライアルの終わり方を決めます。
トライアルの終わり方は、カード登録の有無で分かれる
なし
1週間後に自動でキャンセル
公式ヘルプは「クレジットカードを登録していない限り、1週間後に自動でキャンセルされ、課金されることはありません」と書いている。
あり
自動でサブスクリプションが開始
希望しない場合は「プランをキャンセル」から自分でキャンセル処理をする必要がある。
方法
「支払いを管理」で決済手段欄を見る
「支払い方法がありません」と表示されていればカード未登録で、自動キャンセルの対象になる。
開始日時から168時間後
プロプランの1週間無料トライアルは、開始した日時から168時間後に終了する。「次回更新」の表示時間で正確な時刻を確認できる。
もう一つ、トライアル中の制約があります。公式ヘルプは「無料トライアル中は開始時に選択したプラン(月払い/年払い)が設定されており、変更ができません」と書いています。月払いで試してから年払いに切り替えたい場合は、カードを登録せずトライアルを終わらせてから、あらためてプランを選び直す手順になります。
解約・プラン変更・返金の決まり
解約の効き方には明確なルールがあります。公式ヘルプによると、キャンセルは即時ではなく契約期間の終了日に実行されます。月契約なら契約開始日から30日後、年間契約なら1年後です。そして期間内であればいつでもキャンセルの取り消しができます。システム不具合による意図しない購入などで即時キャンセルを希望する場合は、サポートチームへメールで連絡する案内になっています。

プラン変更のタイミングは上下で非対称です。契約金額が上がるアップグレードは原則として即時に実行され、契約金額が下がるダウングレードは次回更新日に実行されます。さらに注意すべきなのは精算のルールで、アップグレード時は変更後プランの料金が新たに請求され、利用中プランの残存期間分との差額精算や返金は行わないと明記されています。月の途中で上位プランに上げると、その月は二重に払うことになります。更新日に合わせて切り替えるのが無難です。
返金については、別の記事に独立した案内があります。料金を支払っていて「文字起こしの結果が全く使い物にならなかった場合」は、問い合わせからその音声の利用料金を返金するというものです。ただし返金対象の文字起こし結果ノートを削除すると、データを確認できないため返金を断ることがあると書かれています。結果が使い物にならなかったからといって先に消さないでください。
よくある質問
「Rimo Voice」と「Rimo」は別のサービスですか。
同じサービスです。2026年9月30日付の公式ニュースで、創業7周年を機に「Rimo Voice」を「Rimo」へ名称変更し、ブランドロゴも刷新したと告知されています。会社概要ページの事業内容にも「AI議事録『Rimo(旧Rimo Voice)』の開発・運営」と記載されています。公式ヘルプの一部には旧名の記述が残っています。
AIクレジットを使い切るとどうなりますか。
個人向けプランの説明記事には、101ノート以上を消費したい場合に10クレジットを300円で購入できると書かれています。また、AI機能の利用を一時的にオフにしてクレジットの消費を止めることもできるとされています。チームプランと一部の法人プランでは、設定画面の「利用履歴」にある「AIクレジット消費履歴」タブから、組織全体とメンバーごとの消費量を確認できます。
文字起こしの結果を消すと、元の音声も消えますか。
消えます。公式ヘルプは、データが削除された場合に元の音声ファイルや文字起こし結果などがサーバーから完全に削除され、元に戻すことはできないと書いています。必要なテキストのダウンロードを済ませてから削除してください。ただし、課金の明細に必要なメタデータ(タイトル、音声データの長さ、アップロード日時など)は残るとされています。
年払いにすると途中で解約した分は戻りますか。
公式ヘルプが示しているのは、年間契約のキャンセルが1年後の契約期間終了日に実行されるという点までです。中途解約による日割りの返金について記載は見つかりませんでした。返金の記載があるのは「文字起こしの結果が全く使い物にならなかった場合」の個別対応だけです。年払いを選ぶ前に、1年使い切る見込みがあるかを確かめてください。
議事録として正式に残すなら、何を足す必要がありますか。
取締役会の議事録であれば、会社法が定める記載事項を満たしたうえで、出席した取締役と監査役の署名または記名押印(電磁的記録なら電子署名)が必要です。保存期間も法律で決まっています。条文ごとの整理は議事録の保存義務と保存期間にまとめました。
出典
- Rimo 料金プラン — 文字起こし1,650円・プロ4,950円・チーム6,600円の月払い額と年払い額、法人プランが11アカウントからであること、クレジットカード登録なしで試せる旨、機能比較表(2026年10月27日確認)
- Rimo公式ヘルプ プランと利用料金 — 年払いが33%OFFであること、下位3プランの支払方法がクレジットカードのみであること、法人プランの支払方法と支払時期、プロ・チームの初回1週間無料トライアル、AIクレジットの付与数と1会議10クレジットの消費、AI機能をオフにして消費を止められること(2026年10月27日確認)
- Rimo公式ヘルプ [個人定額]サブスクリプション設定(変更・キャンセル・領収書発行) — キャンセルが契約期間の終了日に実行されること、無料トライアルがカード未登録なら自動キャンセルされること、アップグレードが即時でダウングレードが次回更新日であること、差額精算や返金を行わないこと、トライアルが開始日時から168時間後に終了すること(2026年10月27日確認)
- Rimo公式ヘルプ セキュリティ対策について — TLS v1.3による暗号化、日本国内のデータセンターでの暗号化保管、UUIDによるURL生成、ISO/IEC 27001(IS 744423)とISO/IEC 27017(CLOUD 768920)の認証登録番号と認証範囲、IP制限やActive Directory利用の高度なセキュリティオプションが法人プランの有償追加オプションであること、データ削除が復元不可能であること、サービス継続不可能時の最低1か月のデータ持ち出し期間(2026年4月23日更新/2026年10月27日確認)
- Rimo公式ヘルプ 返金の対応について — 文字起こしの結果が全く使い物にならなかった場合に当該音声の利用料金を返金すること、対象ノートを削除すると返金を断ることがあること(2026年10月27日確認)
- Rimo公式ヘルプ 個人向け新サブスクリプションプランでできること — 月あたり100ノートまでAI機能を利用できること、101以上を消費する場合に10クレジット300円で購入できること(2026年10月27日確認)
- Rimo 会社概要 — Rimo合同会社(Rimo LLC.)の設立年月日・代表・資本金・従業員数・事業内容・所在地(2026年10月27日確認)
- Rimo 公式ニュース 「Rimo Voice」を「Rimo」へ名称変更 — 名称変更とロゴ刷新の時期(2026年9月30日付/2026年10月27日確認)
- Rimo 公式ニュース 60言語対応の双方向リアルタイム翻訳機能をリリース — 追加料金なしで提供すると発表した内容(2026年10月8日付/2026年10月27日確認)

