電子マネーのSuicaは電車やバスなどの公共交通機関で利用できる非常うに便利なものです。ワンタッチで通過できるので、わざわざ券売機で切符を購入する必要もありません。
特にビジネスマンにとってSuicaは無くてはならない存在でもあります。会社への移動で使うことにもなるでしょう。出張などでも活躍してくれるいことは間違いありません。そこで考えてしまうのがSuicaチャージができる法人カードはないのか、というものです。
仮にSuicaチャージができる法人カードがあれば、Suicaへのチャージが極めて楽になります。クレジットカードから気軽に補充できることになります。事前にチャージしておくことで、急にSuicaの金額が足りなくなってしまうこともなくなるでしょう。
しかし問題もあります。法人カードからSuicaへのチャージはできるのです。しかしオートチャージはできません。よって法人カードを利用する場合には事前にチャージしておくしかありません。
こちらでは
- なぜ法人カードではSuicaにオートチャージができないのか?
- 法人カードでSuicaにチャージする方法とは?
- Suicaにチャージできる便利な法人カードとは?
について徹底解説します。
Suicaを定期的に利用しており、法人カードでもしっかりと活用していきたい、と考えている方は必見です。
法人カードからSuicaにオートチャージができない理由とは?
Suicaの利用の内訳が把握できなくなる
そもそも論になってしまいますが、そもそもなぜ法人カードを利用するのでしょうか?経費管理をしやすくするためではありませんか?
法人カードで経費の支払いを管理すれば、簡単に経費の管理ができるようになります。どれだけの支払いを行っているかも簡単に把握できるようになるわけです。
では法人カードでSuicaがオートチャージできるとしましょう。オートチャージは、電子マネーの残額が一定以下になると勝手にカード決済されてチャージされるシステムとなっています。便利な機能となっているのですが、これが法人カードでは大きな問題となってしまうのです。
法人カードの場合は、追加カードを発行して従業員や役員に利用させていることもあるでしょう。従業員に子カードを発行し、経費の決済に利用させるケースが多いわけです。問題は複数の人がSuicaチャージをしてしまうところにあるのです。
カードでSuicaのオートチャージしたケースですが、チャージした金額はわかります。月に3万円であるとか4万円などといったことは利用明細から把握できます。問題は誰がいつ何を目的として利用したのかが把握できない、というところなのです。
要は、月に一括でいくらチャージをしたのかはわかるわけです。しかしその詳しい内訳がわかりません。本当に経費として処理できるものに利用したのかが把握できなくなってしまうのです。使用用途を証明できなくなってしまい、結果としてSuicaチャージ分を経費計上できなくなってしまう恐れまで出てきてしまうわけです。
最悪なのが社員にSuicaのオートチャージを悪用されてしまう、というものです。そもそもSuicaは公共交通機関のみで利用できるものではありません。自動販売機の決済やコンビニなどでも利用可能です。よって個人的な利用をされてしまう恐れもあるわけです。
※個人カードであれば個人で利用するものなのでオートチャージ機能の利用に特に問題はありません。よって個人カードの中にはSuicaのオートチャージに対応しているものがあるのです。
※SuicaだけではなくPASMOに関しても、同じ理由から法人カードではオートチャージに対応していません。
どうしてもSuicaのオートチャージを利用したい場合には個人カードを利用しよう
前述したように法人カードではSuicaのオートチャージには対応していません。よってオートチャージを利用したいと考えているのであれば、個人カードを利用する他ありません。
すでに対応している個人カードを取得している方がオートチャージを利用するためには、駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)で設定する必要があります。
「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)にて「オートチャージ設定」を選択してください。画面が切り替わったら、また「オートチャージ設定」を選択することになります。次のページに移行したら「ビューカードにオートチャージ」を選択しクレジットカードを挿入します。暗証番号を入力し「お申し込み」をタッチします。規約を確認し「同意する」を選択します。あとは内容を確認し「確認」をタッチするのです。以上でオートチャージ設定は終了です。
オートチャージの登録が完了するとチャージ金額が1,000円以下になると自動的に3,000円がチャージされる、といったシステムになっています。オートチャージをするときに関しては、初期設定では金額は3,000円の固定となっているので注意してください(変更可能です)。
ちなみにこれからSuicaのオートチャージに対応している個人カードを取得する場合には、インターネット申し込み時、または郵送申し込み時にオートチャージ登録することが可能です。申し込み時に届けておけば、オートチャージに対応したカードが送られてくることになるわけです。
しかし「オートチャージ機能を使ってみたけどしっくりこない」というい方がいるのも事実です。ついつい使いすぎてしまう、という方もいるでしょう。オートチャージ機能に関してはカスタムすることも可能です。
オートチャージの金額の変更方法
駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)を利用しての変更手続きが可能です。
「ご利用金額変更」を選択し、「オートチャージ入金実行金額」と「オートチャージ実行判定金額」を入力するのです。
「オートチャージ入金実行金額」と「オートチャージ実行判定金額」に関しては、1,000円以上1万円以下で1,000円単位の設定が可能になっています。
例えば「オートチャージ入金実行金額」を5,000円とし「オートチャージ実行判定金額」を2,000円とすれば、チャージ金額が5,000円以下になると2,000円が入金されるわけです。
オートチャージの利用停止方法
こちらも駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)から手続きが可能です。
カードを挿入し「ご利用停止」を選択してください。あとは画面にしたがって手続きを完了すれば、オートチャージがされなくなります。
法人カードからSuicaへチャージする方法2つ!
1.モバイルSuicaを利用する
モバイルSuicaであれば、ほとんどの法人カードが利用できます。最も簡単なチャージ方法と言っても過言ではありません。実際に法人カードです以下をチャージしている方の多くがこちらの方法を選択しているのです。
モバイルSuicaを利用するためには、まずはアプリをインストールします。インストールに関しては無料で行えるので安心してください。
モバイルSuicaに関しては、おサイフケータイに対応しているスマートフォンであれば利用可能です。まずは自身のスマートフォンにおサイフケータイ機能が付いているかを確認しておきましょう。
ダウンロードしたらモバイルSuicaのアプリを起動して新規登録を行います。各種規約や特約に同意をしたらクレジットカードの登録をします。この時に法人カードの情報を入力することで、法人カードからSuicaがチャージできるようになるわけです。
法人カードとはいえ、一般的なクレジットカードと機能は一緒です。よって通常のクレジットカードと同様にSuicaへチャージされることになります。さらに自身の情報も提供することになります。会社としての情報ではなく個人としての情報なので注意してください。
名前や生年月日、さらには性別や郵便番号、そして自宅電話番号(任意)やパソコンのメールアドレス(任意)を入力していくのです。この他にも携帯電話番号であったり携帯メールアドレスであったりを入力します。
個人の情報を入力し終わったら、Suicaのパスワードを設定します。6桁から8桁の半角数字でパスワードを決めて入力してください。さらには秘密の質問も決定します。
以上でとりあえずはモバイルSuicaの初期設定は完了です。ここから利用方法を確認していきましょう。
モバイルSuicaにて法人カードを利用してチャージする方法ですが、まずはモバイルSuicaを起動して「SF電子マネー」を選択します。そして「入金(チャージ)」を選択するのです。
そこから入金額を入力します。1,000円単位でのチャージとなります。金額が決まったら「入金する(クレジットカード)」を選択してください。カード決済が実施されます。以上でSuicaへのチャージが完了しました。
事前に法人カードを登録しているので、上記の流れで法人カードからSuicaにチャージされれることになるのです。
モバイルSuicaを利用したSuicaへのチャージの簡単な流れ
- モバイルSuicaアプリを起動する
↓ - 「SF電子マネー」をタップする
↓ - 「1.入金(チャージ)」をタップする
↓ - 入金(チャージ)額を入力する(1,000円から1万円まで)
↓ - 「1.入金する(クレジットカード)」を選択する
↓ - Suicaにチャージが実行される
モバイルSuicaを利用してチャージを行うと、作業が完了して10秒程度でSuicaにチャージがされます。ほぼリアルタイプで対応してもらえるわけです。
年会費について
モバイルSuicaの利用ですが年会費が発生することになります。
モバイルSuicaの年会費は1,050円(税込)となっています。
登録料が1,050円なのではありません。年会費が1,050円なので、毎年1,000円強のコストが無条件で発生することになってしまうわけです。それだけのコストを支払うだけのSuicaの活用ができる場合には利用する価値はありますが、利用頻度が少ない方にとっては毎年1,000円ちょっとであったとしても負担に感じてしまうでしょう。
ただしビューカードに関してはモバイルSuicaの利用に関して年会費がかかることはありません。ビューカードであれば、現状であれば年会費無料で利用できるのです。しかし公式ホームページによると「当面無料」ということなのです。いつまで無料が続くのかはわかりません。
ビューカードには法人カードもあります。「ビュー法人カード」というのですが、そちらに関してもモバイルSuicaの年会費が「当面無料」とされています。
実はモバイルSuicaのページには以下の記載があります。
モバイルSuicaアプリの登録クレジットカードがビューカードの場合
※1当面の間、年会費無料でご利用いただけます。
※1.法人カードを除く
一方でビューカード公式ページの「ビュー法人カード」の紹介ページには以下のように記されているのです。
モバイルSuicaの年会費が当面無料!
Apple Payを利用する
Apple PayはiPhoneを利用します。iPhoneを介してSuicaへのチャージができるのです。よってiPhoneユーザーでなければ利用できません。モバイルSuicaとは異なり、利用できる方がかなり限られてしまうわけです。
しかしiPhoneユーザーによっては、Apple Payを利用したSuicaへのチャージには大きなメリットがあります。モバイルSuicaのような年会費が発生しないのです。
まずはApple Payの登録方法をお伝えし、その後にSuicaへのチャージ方法を解説します。
Apple Payの登録方法とは?
まずはiPhone7以降のものが必要になります。古いタイプのものはApple Payに対応していないので注意してください。
※Apple Pay自体は古い機種でも利用できますが、Suicaへのチャージは比較的新しい機種が必要となります。
Apple Payに関してはiPhoneに標準装備されています。よって目当ての法人カードをApple Payに登録すれば決済に利用できるようになるわけです。
Apple Payにクレジットカードを登録するためには、まずは「設定」をタップしてください。設定の項目の中に「Walletとapple pay」というものがあると思います。そちらをタップします。
そうすると「カードを追加」という項目が出てくるでしょう。そちらをタップして新たに出てきた画面にて「続ける」をタップしてください。カードの種類の選択画面になります。今回はSuicaへのチャージということなので、まずは「Suica」を登録します。「Suica」をタップしてください。
「Suica ID」と「生年月日」を入力し「次へ」をタップすると利用条件のページに至ります。「同意する」をタップして進むとカードを転送することになります。カードの転送に関しては、机の上などの平面にSuicaのカードを置きその上にiPhoneを置きます。それだけでカード情報がiPhoneに転送されるわけです。
無事に転送がされたら「カードの追加 残高の転送が完了しました。」との文字が出てきます。以上でSuicaの転送が完了しました。Suicaのチャージの準備が整ったわけです。
Apple PayのSuica登録の流れ
- iPhoneの「設定」をタップ
↓ - 設定の中から「Walletとapple pay」をタップ
↓ - 「カードの追加」をタップ
↓ - 「続ける」をタップ
↓ - 「Suica」をタップ
↓ - 「Suica ID」と「生年月日」を入力し「次へ」をタップ
↓ - 利用条件を確認し「同意する」をタップ
↓ - Suicaのカードの上にiPhoneを置く
↓ - 転送完了
↓ - Suica登録完了
※Apple PayにSuica登録ができたら、今後はSuicaがApple Payから利用することになります。よってSuicaのカードは利用できなくなります。Suica決済が全てiPhoneを通して行われるようになるわけです。Apple Pay登録後はカードを捨てても構いません。
Suicaが登録できたので次に法人カードの登録の流れを確認しましょう。
以下に簡単に記載します。
Apple Payに法人カードを登録する方法
- アイフォンアプリの「Wallet」を起動する
↓ - 「カードを追加」をタップする
↓ - カメラ機能が起動する
↓ - カメラの枠内に法人カードを入れる
↓ - Apple Payが法人カードを認識する
↓ - セキュリティコードを入力する
↓ - 名義とカード番号、さらに有効期限を確認する
↓ - セキュリティコードを入力する
↓ - 利用条件を読み「同意する」をタップする
↓ - カードの追加が完了する
法人カードに関しても個人カードと同様に簡単にApple Payに登録できます。
SuicaにApple Payでチャージする方
- Walletアプリを起動する
↓ - Suicaを表示させ「i(iに◯)」の部分をタップする
↓ - 「チャージ」をタップする
↓ - Suicaカードの画面が出てきたらチャージ金額を入力する
↓ - 「チャージ」をタップする
↓ - チャージする「法人カード」を選択する
↓ - チャージに利用する法人カードが選択できたら「Touch ID」にて指紋認証をする
↓ - 「完了」をタップする
↓ - Suicaチャージが完了
Apple PayによるSuicaチャージには、すべての法人カードが対応しているわけではありません。
例えばシェアNo,1のVISAがApple PayによるSuicaチャージに対応していないのです。
VISA系の法人カードを利用している方は前述したモバイルSuicaによるチャージを選択してください。
Apple PayによるSuicaチャージのメリット
年会費が発生しません。
ビュー法人カード以外の法人カードに関してはモバイルSuicaでは1,050円(税込)の年会費が発生してしまうわけです。毎年1,000円強の出費が必要になります。
しかしApple PayでのSuicaチャージに関してはその年会費が一切発生しません。ビューカードではなかったとしても、年会費が発生せずにSuicaチャージができるわけです。
Suicaにチャージできる便利な法人カードその1.ビュー法人カード
ビュー法人カードとSuicaチャージの関係性
- モバイルSuicaでSuicaチャージ可能
- モバイルSuicaの年会費が発生しない
- Suicaチャージをしてもポイント還元率はなし!
Suicaへのチャージ方法
ビュー法人カードはVISAブランドとなっているので、モバイルSuicaのみでSuicaチャージをすることになります。Apple PayはVISAブランドには対応していないので、利用できません。
モバイルSuicaの年会費が無料(2019年現在)
モバイルSuicaに関しては通常年会費は1,050円(税込)です。ビューカード以外のクレジットカードもモバイルSuicaは利用できますが、年会費が発生しまうのです。
ビュー法人カードに関しては年会費は当面無料となっています。今後も継続して年会費が発生しない可能性も高く、コストという面で大きなメリットがあるわけです。
Suicaチャージへのポイント的な見返りなし
そもそもビュー法人カードに関してはポイントがありません。ポイント還元率は0%となっているわけです。
Suicaにどれだけチャージを行ったとしてもポイントは貰えません。
マイナスにも感じられるかもしれませんが、「至ってシンプルな法人カード」といった評価もできるわけです。
ビュー法人カードの注目すべき特徴とは?
- 年会費がお得意である
- えきねっとの利用が可能である
- みどりの窓口とびゅうプラザをサインレスで利用可能
- 旅行保険が付帯している
- ビジネス系の優待サービスあり
- 審査難易度は高い
年会費が低く設定されている
- 本会員年会費・・・524円(税込)
- 子カード年会費・・・524円(税込)(カードごとに限度額設定が可能)
- ETCカード年会費・・・524円(税込)
年会費に関してはほとんど負担は感じないはずです。
法人カードのほとんどは年会費がかかります。一般カードであったとしても2,000円から3,000円程度の年会費がかかることは珍しいわけではありません。ステータスが高いカードになると、年会費が2万円や3万円を超えてくることもあるのです。
ビュー法人カードはETCカードも発行可能です。ただし年会費がかかってしまうので注意しましょう。500円程度と少額ですが、負担に感じてしまう方もいるかも知れません。
えきねっとについて
ビューカードはJR東日本のカードでもあるので、交通機関のサービスに特化しています。その一つのサービスが「えきねっと」なのです。
えきねっとはインターネットからJRの特急列車や新幹線の空席照会ができます。さらに指定席予約もできるわけです。
国内出張をする機会が多い、という方には欠かせないサービスとなっています。
カード決済なのにサインレス
クレジットカードで決済する時には暗証番号を入力したりサインをしなければならないこともあります。面倒に感じている方もいるのではありませんか?
ビュー法人カードであれば、以下の店舗で5万円未満の買上げであればサインレスで決済が可能です。
- みどりの窓口
- びゅうプラザ
上記の店舗ではきっぷはもちろん指定券などが購入できるわけです。その決済がキャッシュレス、さらにサインレスで行えます。
低年会費でありながら保険が付帯している
- 海外旅行傷害保険・・・最高500万円(自動付帯)
- 国内旅行傷害保険・・・最高1,000万円(利用付帯)
年会費が500円程度となっているので、年会費に関してはかなり低い設定となっています。年会費が低く設定されているカードの多くは保険に期待できません。補償がされない事も多いのです。
しかしビュー法人カードに関しては、低年会費ではあるのですがしっかりと保険が付帯しています。しかも海外旅行保険に至っては自動付帯となっています。補償額はそれほど高額とは言えませんが、もしものときには大いに役立ってくれます。
Visaビジネスオファーが利用できる
国際ブランドのVISAブランドにはが提供しているサービスのVisaビジネスオファーに対応しています。
雑誌などを優待価格で購入できたり、プリントサービスを優待価格で利用できたり、ハイヤーサービスを優待価格で利用できたりするわけです。
「法人カードなのでビジネス的なメリットがあるカードを利用したい」という方の希望を叶えてくれる法人カードでもあるのです。
年会費のわりに審査は厳しい
- 営業年数が3年以上であること
- 黒字決算が2期以上連続であること
上記の2つが申込基準とされています。必ずしも該当する必要はありませんが、実際にビュー法人カードを取得している方の多くが上記の条件を満たしていることを考えると、審査難易度はそれなりに高い、といえます。
そもそもビュー法人カードは審査に時間をかけます。カードが発行されるまでには2週間程度もかかってしまうのです。
ちなみにビュー法人カードの公式ページには以下のような文言があります。
則として3年以上の業歴をお待ちで経営が順調であること。
「経営が順調」という表現が多少曖昧ではありますが、「黒字」を指しているのは間違いありません。赤字決算が続いている方が申し込んでも無駄になってしまいます。
法人カードの中には貸借対照表および損益計算書に関しては、「提出不要」としているケースもあります。しかしビュー法人カードは「貸借対照表および損益計算書(直近3年度分)」を必要書類としてあげています。3年分の経営状況が把握されてしまうので、債務超過に陥っている場合などは審査で苦戦することになるでしょう。
ビュー法人カードのスペックまとめ
年会費 | 524円(消費税込) |
追加カード | ETCカード(年会費524円)、子カード(年会費524円) |
Suicaへのチャージ方法 | モバイルSuica |
Suicaチャージの還元率 | 0% |
モバイルSuicaの年会費 | 0円(※) |
海外旅行傷害保険 | 最高500万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円(利用付帯) |
申し込み条件 | 法人であること(個人事業主は不可)、3年以上の業歴があること、経営が順調であること |
(※)今後年会費が発生する可能性あり
Suicaにチャージできる便利な法人カードその2|EX Gold for Biz M
EX Gold for Biz MとSuicaチャージの関係性
- モバイルSuicaとApple PayでSuicaチャージ可能
- モバイルSuica利用時には年会費が発生する
- Suicaチャージが高ポイント還元になる可能性あり
Suicaへのチャージ方法
EX Gold for Biz Mに関しては、モバイルSuicaでもチャージができますし、Apple Payによるチャージにも対応しています。
ただしEX Gold for Biz MはMastercard®ブランドのものとVISAブランドのものがあります。VISAブランドのものに関しては、Apple Payには対応していません。VISAブランドのEX Gold for Biz Mを利用している場合には、モバイルSuicaによるチャージを利用してください。
ビューカードではないので年会費が発生する
EX Gold for Biz MでモバイルSuicaを利用する時には年会費が発生します。毎年1,050円(税込)がかかってくるわけです。
年会費がもったいないと感じるのであれば、Apple Payを利用してください。Apple Payであれば年会費なども発生せずに法人カードを利用したSuicaへのチャージが可能です。
ポイント的メリットあり
EX Gold for Biz MでのSuicaチャージに関しては、ポイント還元対象となっています。そもそもApple PayであろうとモバイルSuicaであろうとクレジットカードのショッピング利用と同じになるわけです。よってポイントの付与がある法人カードで決済をすればポイントが獲得可能です。
EX Gold for Biz Mの通常のポイント還元率は0.6%となっています。本来は0.5%なのですが、20%加算されるので0.6%還元となっています。
さらにEX Gold for Biz Mは「クラステージ」というものがあり、年間利用額によって翌年のポイント還元率が変化してくるのです。高額利用を行う方であればあるほど、ポイント還元率もアップすることになります。
前年度の利用金額累計 | クラステージ | スマイル加算倍率 | 還元率 |
---|---|---|---|
50万円未満 | ノーマルステージ | 1.2倍 | 0.60% |
50万円以上 | ステージ50 | 1.7倍 | 0.85% |
100万円以上 | ステージ100 | 1.9倍 | 0.95% |
200万円以上 | ステージ200 | 2.2倍 | 1.10% |
仮に前年度の利用額が200万円以上であれば、ポイント還元率位は1.1%にもなります。法人カードの中では極めて有利な還元率設定になっているわけです。Suicaへの年間チャージ額が10万円でありポイント還元率が1.1%である場合には、1,100円分のポイント付与となります。
年間100万円や200万円以上利用するのは難しい、と思っている方も多いでしょう。しかし法人カードは事業向けの利用ができます。様々な経費の決済に利用できるので、年間利用額も高くなりやすいのです。結果として有利な還元率になりやすいのでポイント還元率が高いカードを探している方におすすめです。
EX Gold for Biz Mの注目すべき特徴とは?
- ゴールドカードなのに年会費が低い
- 電子マネーも利用可能
- 空港ラウンジサービスあり
- クラウド会計ソフトが優待利用可能
- 各種ビジネスサービスが付帯している
- 保険が付帯している
年会費が2,000円ちょっとで利用できる法人ゴールドカード
- 本会員年会費・・・2,200円(税込)(初年度無料)
- 子カード年会費・・・2,200円(税込)(初年度無料)
- ETC利用カード年会費・・・無料
法人カードは年会費が高いものも少なくありません。特にゴールドカードともなると、2万円や3万円以上してしまうものもあるのです。しかしEX Gold for Biz Mに関しては年会費は少額であり大きな負担になりません。
EX Gold for Biz Mに関しては年会費が2,000円程度となっているのです。しかも初年度無料の設定です。それでいてゴールドカードが利用できるので、お得な法人カード、といっても過言ではありません。
利用できる電子マネーがある
- iD
- QUICPay
EX Gold for Biz MはSuicaがチャージできるわけでEX Gold for Biz MのカードでSuicaが利用できるわけではありません。一方でEX Gold for Biz Mのカードをかざすだけで利用できる電子マネーもあるのです。
iDとQUICPayが付帯しており、レジなどの読み取り機にカードをかざすだけで決済ができるのです。電子マネーを活用していきたい、という方にEX Gold for Biz Mは向いています。
空港ラウンジが無料利用可能
- 国内主要空港のラウンジ
- ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル空港)
- 韓国の仁川国際空港
上記の空港ラウンジが無料利用可能です。流石にプライオリティパスは付帯していませんが、海外へ出発する時に関してはほとんどのケースでラウンジが利用できるわけです。
EX Gold for Biz Mは法人代表者用のカードとなっています。海外企業との取引を行っている方もいるでしょう。海外出張のときにももちろん空港ラウンジは利用可能です。搭乗前に資料の整理などを落ち着いた雰囲気の中で行いたい、というケースにも活用しましょう。
クラウド会計ソフトの「freee(フリー)」が2カ月無料利用可能
freee(フリー)の通常の無料試用期間は1ヶ月です。しかしEX Gold for Biz Mの特典を活用することで、無料期間を1カ月延長できるのです。あわせtれ無料利用期間が2ヶ月にもなります。
クラウド会計ソフトに関しては会社の経営に非常に重要です。会計処理の煩雑さに頭を痛めている方もいるのではありませんか?そんな時はfreee(フリー)を利用してみましょう。
国際ブランド別のビジネスサービスが付帯している
VISAカードであれVISAのビジネスサービスが付帯しています。
Mastercard®であればMastercard®のビジネスサービスが付帯しているのです。
低年会費の法人カードですが、ビジネスサービスもしっかりと付帯しています。例えばVISAのカードであればVisaビジネスオファーが利用できるのです。レストランを優待利用できたりオフィスサプライ系のサービスも充実したりしています。
保険の付帯について
- 海外旅行傷害保険・・・最高2,000万円(自動付帯)
- 国内旅行保険・・・最高1,000万円(自動付帯)
- ショッピング保険・・・海外(100万円)、国内(100万円)
保険については一通り付帯しています。
手厚い補償額とは言えないかもしれません。しかし国内旅行保険と海外旅行保険の両方が自動付帯となっているのです。利用付帯ではないので、カードで旅行代金を無理して支払う必要もありません。
ショッピング保険も付帯しているので、買い物でトラブルが発生した場合も心配ないのです。
EX Gold for Biz Mのスペックまとめ
年会費 | 2,200円(税込)(初年度無料) |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、子カード(年会費2,160円) |
Suicaへのチャージ方法 | モバイルSuica、Apple Pay(※) |
Suicaチャージの還元率 | 0.6%~1.1% |
モバイルSuicaの年会費 | 1,050円(税込) |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円(自動付帯) |
申し込み条件 | 法人であること(個人事業主は不可) |
(※)国際ブランドがVISAである場合にはApple Payは利用できない
(※)EX Gold for Biz Mには姉妹カードとしてEX Gold for Biz Sがあります。EX Gold for Biz Sha個人事業主専用のカードとなっています。法人経営者の方はこちらのEX Gold for Biz Mを選択してください。
Suicaにチャージできる便利な法人カードその3|楽天ビジネスカード
楽天ビジネスカードとSuicaチャージの関係性
- モバイルSuicaとApple PayによるSuicaチャージが可能
- Suicaチャージの引き落とし口座を選択できる
- モバイルSuicaは年会費が発生してしまう
- Suicaチャージの還元率が1.0%
2つのチャージ方法を選択できる
楽天ビジネスカードに関しては、2つのチャージ方法が利用できますモバイルSuicaでもApple Payでもチャージができるのです。都合の良い方を選択してください。
ただし国際ブランドによってはApple PayのSuicaチャージが利用ができないので注意しましょう。楽天ビジネスカードの国際ブランドは、「VISA」「Mastercard®」「JCB」の3つが用意されています。その中でVISAについては対応していません。
VISAブランドの楽天ビジネスカードをすでに保有している方は、VISAカードでも利用可能なモバイルSuicaを活用してください。
Suicaチャージの引き落とし口座の選択について
こちらのテーマは非常に重要ですが、説明しなければならない部分もあります。
まずが楽天ビジネスカードを単体で発行することはできません。楽天カードのゴールドカードである「楽天プレミアムカード」の追加カードなのが楽天ビジネスカードなのです。よって楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードがなければ発行できません。
そこで注目してほしいのが設定する引き落とし口座です。楽天プレミアムカードは個人カードなので、引き落とし口座は個人口座となります。一方で楽天ビジネスカードは法人口座なので引き落とし口座は法人口座です。
Apple Payに関しては、楽天プレミアムカードでも楽天ビジネスカードでも登録可能です。要は、個人利用としてSuicaチャージを行いたい場合には楽天プレミアムカードで支払います。法人利用となるのであれば、楽天ビジネスカードで支払えばよいのです。
このようにSuicaチャージの使い分け、というものが楽天ビジネスカードではできるわけです。
モバイルSuicaの年会費はかかってくる
楽天ビジネスカードはビューカードではありません。よってモバイルSuicaを利用する場合には1,050円(税込)の年会費が発生することになります。
年会費がかかるのが嫌であれば、Apple Payを利用しましょう。
Suicaチャージの還元率が極めて有利である
楽天ビジネスカードの通常還元率は1.0%です。Suicaチャージに関しても1.0%の設定となっています。モバイルSuicaであろうとApple Payであろうとポイント還元率は低くなるようなことはありません。
もともと楽天ビジネスカードは高還元率カードです。ちなみに楽天市場でカードを利用すると、ポイントは5倍となり5.0%の還元率となります。
楽天ビジネスカードの注目すべき特徴とは?
※楽天プレミアムカードの特徴も含めています
- 楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードの年会費を負担しなければならない
- 空港ラウンジが無料利用できる(プライオリティパスも付帯)
- 保険が付帯している
- 電子マネーが利用できる(楽天Edy)
- 子カード発行不可、ETC利用カードの発行は可能
2つのカードの年会費を支払うことになる
- 楽天ビジネスカードの年会費・・・2,200円(税込)
- 楽天プレミアムカード・・・11,000円(税込)
前述したように楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの追加カードとなっています。よって楽天ビジネスカードを利用するためには、楽天プレミアムカードの年会費も支払わなければならないわけです。
年会費に関しては2つのカードを合わせると1万2,960円となっています。大きな負担とまでは言えないかもしれませんが、ここまで紹介したカードよりは高くなっているのでカードを有効活用しなければもったいないことになってしまいます。
国内だけでなく海外の空港ラウンジも利用可能
国内主要空港の空港ラウンジが利用できるだけではありません。実はプライオリティパスが付帯しているのです。世界の1,200箇所を超えるラウンジが利用できます。
特に注目すべきはプライオリティパスが付帯しているカードの中では最も年会費が低い、という部分です。プライオリティパスが付帯しているカードの年会費は安かったとしても2万円台です。しかしこちらは2枚のカードをあわせても1万2,960円となっています。
海外旅行や海外出張をする機会が多い、という方にとっては欠かせないカードとなっているのです。
充実した補償内容の保険が付帯している
- 海外旅行傷害保険・・・最高5,000万円(自動付帯4,000万円)
- 国内旅行傷害保険・・・最高5,000万円(利用付帯)
- ショッピング保険・・・海外(300万円)、国内(300万円)
楽天プレミアムカードに付帯している保険ですが、充実した内容となっています。旅行中のトラブルや買い物のトラブルにも十分に対応できるだけの補償額となっているわけです。
楽天カードなので楽天Edyが利用可能
Suicaが利用できない店舗であったとしても楽天Edyの加盟店であれば電子マネーで決済が可能です。しかも楽天Edyに関してはオートチャージもできるのです。
ただし楽天Edyのチャージのポイント還元率は0.5%と低くなっているので注意してください。200円につき1ポイントの付与となっているのです。
追加カードの発行について
- 子カード・・・発行できない
- ETCカード・・・何枚でも発行可能
楽天ビジネスカード自体が追加カードなので、子カードの発行は不可とされています。楽天ビジネスカードを発行するためには楽天ビジネスカードが必須となっているのです。楽天プレミアムカード1枚につき、発行できる楽天ビジネスカードは1枚となっています。
一方でETCカードに関しては特に制限なく発行が可能となっています。年会費は1枚までは無料であり、2枚目以降は540円となっています。9枚までカード申し込み時に発行してもらえます。10枚目以降に関してはカードが到着してから、楽天e-NAVIから申し込みが可能となっています。
※ETCカード利用分もポイント対象となっています。
楽天ビジネスカードのスペックまとめ
年会費 | 2,200円(税込)(※1) |
追加カード | ETCカード(年会費1枚目は年会費無料)(※2) |
Suicaへのチャージ方法 | モバイルSuica、Apple Pay(※3) |
Suicaチャージの還元率 | 1.00% |
モバイルSuicaの年会費 | 1,050円(税込) |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(自動付帯4,000万円) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
申し込み条件 | 20歳以上であること、安定した継続的収入があること、楽天プレミアムカードを保有していること |
(※1)別途、楽天プレミアムカードの年会費が発生します(1万800円)
(※2)2枚目以降の年会費は540円です
(※3)VISAブランドはApple Payを利用できません
まとめ
法人カードでもSuicaにチャージできるカードは多数あります。
ただしチャージする方法が2つあるので、どちらかを選択しなければなりません。
- モバイルSuicaによるSuicaチャージ
- Apple PayによるSuicaチャージ
注目してほしいのがVISAカードです。国際ブランドがVISAであるカードに関しては、Apple Payの利用が現状ではできません。いずれは解消されるかもしれませんが、VISAブランドの法人カードでSuicaチャージを行いたいのであれば、モバイルSuicaを利用する他ありません。
様々なブランドのカードでもチャージができるモバイルSuicaにも問題があります。モバイルSuicaに関しては一定の年会費が発生するのです。税込1,050円となっており、毎年支払わなければなりません。
ちなみにモバイルSuicaであってもApple PayであってもSuicaへのチャージはとても簡単です。スマートフォン(iPhone)のアプリから簡単にチャージができますし時間もかかりません。
こちらではSuicaがチャージできるおすすめの法人カードも紹介しました。
- ビュー法人カード
- EX Gold for Biz M
- 楽天ビジネスカード
ビュー法人カードに関しては、モバイルSuicaを利用したい方におすすめです。モバイルSuicaの年会費が現状ではかからない設定となっています。年会費1,030円が節約できるカードなのです。一方でチャージをしてもポイントの付与はありません。カード自体にポイント還元システムがないのです。
EX Gold for Biz Mに関してはゴールドカードですが、年会費は低めです。さらにポイント還元率も高く設定される可能性があるのです。前年度に200万円以上利用すれば、1.1%のポイント還元となりSuicaチャージでもたくさんのポイントが獲得できるチャンスがあるのです。
楽天ビジネスカードはポイント還元率に優れています。年会費は楽天プレミアムカードとあわせて1万3,000円程度かかりますが、通常還元率が1.0%なのでSuicaチャージでもザクザクポイントが貯まります。
さらに楽天ビジネスカードは決済口座が法人口座であり、おおもとのカードである楽天プレミアムカードに関しては個人口座が決済口座となります。Apple Payの場合はチャージする時にカードを選択できるので、2つのカードを登録しておけば引き落としする口座を選べるわけです。経費管理が非常にしやすくなる、といったメリットがあります。
Suicaチャージに利用できる法人カードはたくさんあります。自分に最も相性が良いカードを見つけ出しましょう。年会費や還元率に注目して選ぶのがおすすめです。