創造的コラボで売上アップ!他人の力を借りることでWin-Winの関係を

他人の経営資源でレバレッジを!

他の企業や経営者は、競合相手であると同時に売上増加を図るための「同志」でもあります。

全ての業務を自社で賄うことは理想ではありますが、それを行うことでリスクや無駄を発生させることが多いのも事実です。

そこで注目すべきなのが「レバレッジ」です。

レバレッジの基本は他社資本を利用して自己資本に対する利益率を高めることです。

売上アップのためには「他人」の力を使うことは合理的な行為といえるわけです。

創造的コラボは経営に必要な能力

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ネットビジネスに関する革新的提言を行った「新錬金術」の著者であり、経営者・経営コンサルタントでもあるロバート・ハーグローブ氏によると、21世紀の優秀な起業家の条件として「創造的コラボレーション」の能力の必要性をあげています。

現実問題として、個人起業のベンチャー企業から大手企業に至るまで、あらゆる業務を自社内で完結することは事実上不可能といえるでしょう。

特に情報化の進展が著しい現代においては、必要となる新しい知識の量が半年ごとで倍増しているという事例も報告されています。

そんな中で全ての人間に与えられている時間は1日24時間であり、それを勘案しても他の力を借りることは必至といえます。

自分で制限を加えなければ、助けてもらえる分野はいくらでもあります。

マーケットを含め、代理代行、アイディア、広告、データベース、研究開発、営業、システム、卸売業者等々。

知識、スキル、影響力から始まり外部との関係まで、自分に足りないところを補完してくれたり提供してくれる「協力者」と出会い、そこから創造的なコラボレーションへと進めることで活かせるレバレッジがあることを認識しましょう。

ジョイントベンチャーを持ちかけよう

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その「レバレッジ」を実行するためには、相手が欲しいものを与えることをが重要です。

必要なのに持っていないもの、それが必要な理由、それを手に入れる方法を、自分を介してなら手に入れられることを相手に認識させることが大事です。

最近「コラボ」が流行っています。

あらゆる企業が、他企業や異なる業態と提携して様々な活動を行っています。

他社の持つ経営資産を利用する、もしくは自社の経営資産を他社に利用させることで「Win-Win」の関係を築くという意味において、「コラボ」の進化形である「ジョイントベンチャー」というものがあります。

「互恵コラボレーション」といっってもいいこの「ジョイントベンチャー」ですが、その気になればお互いの問題に対する解決策を見つける関係を築ける企業や個人と出会うことは可能です。

最近の例では…

➀3Dプリンタを所有する企業のネットワーク化し、最短では即日で納品するサービス

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今流行の「3Dプリンタ」。

導入したのはいいものの、低稼働率に悩む企業をネットワーク化し、一般消費者から注文を受け付け納品するサービスを開始した企業があります。

自社でもプリンタを所有しているもののその活動能力に限界があることを認識したその企業は、全国の所有企業の実態を調査し、独自のネットワークを築き上げました。

相手企業側は余剰資産の有効活用できて利益を得ることが、自社側は「3Dプリント」業務を他社に任せる(しかもネットワーク化により多くの企業を使うことが出来る)ことで、より多様なエンドユーザーのニーズを満たすことが出来るようになりました。

➁居酒屋の空き時間と場所を「スクール」に提供

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ランチタイムを行っている居酒屋も多いですが、激戦の時間帯ゆえ売上伸び悩みを抱える店舗も多々あります。

そんななか、夕方からの本業に力を入れつつ、昼の空いた時間については場所の確保に悩んでいる各種スクールに店舗のスペースを提供する、といったケースが増えています。

➂美容院の「サロンモデル」マッチングサイトを立ち上げ、美容師の本業外の負担軽減に貢献

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「サロンモデル」とは美容院のカタログなどに載るモデルで、多くの美容師が業務時間とは別にスカウト活動を行うという現実がありました。

苦労の割にはなかなかいい人材には巡り会えない、モデル事務所に頼む手もあるが費用負担もバカにならない。

一方で昨今の「読者モデル」人気に象徴されるように、ちょっとした「モデル」になってみたいというニーズの高まりがあることが明らかになっています。

これらを受け、美容師らの負担を軽減し、良質で安価にモデルを募集するサイトを立ち上げたベンチャー企業が話題となっています。

「創造的コラボ」につなげるために必要な二つのこと

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このように、ある種の「隙間」に大きなチャンスが眠っています。

このように「創造的コラボ」を通じて、お互いに「Win-Win」の関係に持ち込むためには何が必要でしょうか?

まずは、自分が「問題を解決できる力を持つ唯一の存在」であると強力にアピールすることです。

相手のニーズを分析したうえで、自分はどのような立ち位置にいて、どのようなサービスや商品の提供ができるか、そして自分をパートナーに選んだらどれだけ「メリット」があるかを、「わかりやすく」理解してもらうメッセージを発信することが重要です。

さらに重要なことは、相手から「信用」されるということ。

あらゆる相談にのり、適切な「アドバイス」を提供できるような存在になることで、前述のアピールを強力に補完します。

この二つを併せ持つことで、「創造的コラボ」という強力な武器を自在に操ることができるようになるのです。

多くの先例を参考に、自分なりの「コラボ」を検討してみましょう。

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