ビジネスからプライベートまで、Facebookは今や日常生活に欠かせない存在です。日本国内だけでも2,600万人(2016年7月現在)に利用されており、もはや単なるツールではなくインフラと呼んでも差しつかえないのではないでしょうか。
となれば、ビジネスパーソンが「Facebookに広告を出稿したい」と考えるのは当然のことです。上手に運用すれば、テレビCMや新聞広告以上の効果を得ることも可能でしょう。
今回は、はじめてFacebook広告を出そうと検討している人のために、種類・価格・方法等をまとめました。
Facebook広告とは
そもそもFacebook広告は、どのように掲載されるものなのでしょうか? 日常的にFacebookを利用していれば必ず何度も見ているはずですが、あらためて思い出そうとすると記憶があやふやな人もいるかもしれません。
Facebook広告が掲載される場所は、2ヶ所です。1つはタイムライン中にフレンドの投稿などと一緒に表示されるインフィード型のもので、こちらはPCからの閲覧でもスマートフォンからの閲覧でも表示されます。もう1つは右側のカラムに表示されるもので、こちらはPCからの閲覧のみとなります。
いずれにせよインフィード型の広告は必ず表示されますので、ユーザーはFacebookにアクセスすれば高確率で目を通すことになります。
Facebook広告の種類
Facebookで配信できる広告には、大きく分けて3つの種類があります。
(1)ページ投稿型広告
特定ページのURLをダイレクトで宣伝するための広告です。店舗の新規開店であったりイベント開催であったりといった用途に適しています。
(2)マルチプロダクト広告
3~5つのページを一度に紹介することのできる広告です。商品やイベント等の告知の際に関連ページをまとめて告知したいときには、こちらの広告を選ぶと情報量も多く、予算も低く抑えることが可能です。
(3)動画広告
動画をタイムライン上に配信する広告です。動画でなければ伝えられない情報をアピールしたい場合や、インパクトを残したい場合に最適な広告スタイルです。
3種類とも掲載スペースが変わるわけではなく、あくまでも広告のアプローチが違うということです。ターゲットや用途に応じて賢く使い分ける必要があるでしょう。
Facebook広告の価格
広告を出稿する上で最も気になるのは、やはり費用の面です。いくら効果が高いとしても、何千万円もかかるようでは大手以外が出稿することは現実的ではありません。さて、Facebook広告の場合はどのくらいの予算を想定しておくべきなのでしょうか?
結論からいえば、Facebook広告は1日あたりたったの100円から配信することが可能です。1ヶ月間継続的に利用したとしても3,000円程度で済みますから、気軽に試しやすい価格帯だといえるでしょう。また、事前に予算を設定しておけば、その金額に達した時点で自動的に配信が停止される仕組みにもなっています。非常に予算管理がしやすい広告携帯だということがわかります。
1日あたりの予算を決めて出稿する「1日の予算」と一定期間内の上限額を決めて出稿する「通算予算」の2種類の方式が用意されていますので、予算感に合わせて出稿方式を決めるとよいのではないでしょうか。
Facebook広告の出稿方法
実際にFacebook広告を出稿する手続きは、非常に簡単です。初心者であっても迷わず設定を行うことがで可能ですし、ターゲティングの精度も高いので運用もしやすいのがありがたいところです。
(1)広告の目的を選択
まずはFacebookを開き、右上のメニューから「Facebook広告」を選んでクリックしましょう。するとFacebook広告のページが表示されますので、右の方に配置してある「広告を作成」ボタンを押します。
すると、「ウェブサイトへのアクセスを増やす」「アプリのインストール数を増やす」「イベントの参加者を増やす」などさまざまな目的が表示されますので、用途に適したものを選びましょう。
(2)ピクセルの取得・設置
広告の目的を選択すると、「ピクセルを作成」というボタンが表示されますので、そちらをクリックします。すると、それぞれの目的に合ったトラッキングコードが出てきます。どの広告種別を選んでもピクセルは生成されます。
あとは、このコードをサンクスページのヘッダーに貼りつければ、準備は完了です。
(3)広告セットの設定
続いて、ターゲティングの設定をします。「地域」「年齢」「性別」「言語」など、広告を配信したいユーザーを絞り込みましょう。さらに配信期間と予算を設定すれば、あとは広告を実際に作成して投稿するだけです。
まとめ
このようにFacebook広告は、効果が大きいにもかかわらず設定が簡単で、予算も柔軟に対応できるという点が魅力です。特別な知識がなくてもすぐにはじめられますので、宣伝したいことがある場合には気軽に試してみてはいかがでしょうか。