何らかの形で「会員」がいらっしゃるのなら、それがイコール読者へとつながりますが、それらがない場合には一から読者集めをしなければなりません。
ステップメールがどんなに効果的なツールであっても、それは読者がいて初めて成り立つモノなのはいうまでもありません。
何らかの行動を以て読者を集めなければなりませんが、その方法は大きく二つに分けられます。
Webを通じて「間接的に収集するもの」(デジタル的)
これらは今行っているビジネスの違いによりそれぞれ行うことは異なってきます。
ここでは、この二つについてご紹介していきたいと思います。
来店してもらったお客様を読者に
マッサージやネイルなど、サロン系の店舗などは予約受付の関係もあり、比較的氏名や住所を聞きやすいといわれています。
このようなサービスの場合には受付の際にメールアドレスも書いていただくようにするとよいでしょう。
お客様がメールアドレスをそう簡単に教えてくれるだろうか?と思われている方も多いかと思いますが、ちゃんとした理由を丁寧に説明すれば大丈夫です。
例えば整体サロンなどでは、
それをメールで説明したい診察時間の変更や予約状況をお知らせする
など、お客様が納得できるような理由をつけてアドレスを教えてもらいます。
この相手からメールアドレスをいただいて配信を行うことを一般的に「配信許諾を得る」といいますが、信用問題や個人情報保護法などの観点からも必ずこれを行うようにしてください。
説明については口頭で行うよりも、書面で行うほうがよいでしょう。
どんな内容のものを送るのか具体的に書かれてある紙を渡して、さらに口頭で補足説明すればお客様に対する説得力が高まり、また内容がぶれることもないので理解していただきやすくなります。
携帯電話などでは、赤外線通信で教えてもらったりすることもできるので利用しましょう。「空メール」や「QRコード」での登録も使えるようにします。
頂いたメールアドレスは、ステップメール配信システムの読者登録機能から登録します。
店舗のサイトがある場合には、先の書面と同じものを掲載しておきましょう。
これに読者登録できるフォームをつけておきます。名前とメールアドレスを記入してボタンをクリックすると読者登録が完了する仕組みです。
各ステップメール配信会社でこのシステムを配信していますので、そのまま利用できます。貼り付け方などについても通常丁寧に説明されてあるので、それをみて行います。
なお、メールアドレスを頂けるお客様に対しての特典を用意するとさらに効果的です。
無料のお試しサービスや割引券などを告知するポスターを貼ったりチラシを配ったりすると、頂ける確率が高くなることがわかっています。
Webから読者になってもらう
ネット販売などの場合には、読者募集ページを作ってアドレスを集めるとよいでしょう。
とりあえずは第一段階として「見込み客」の確保をめざして、読者対象を絞り込む作業を行います。
サプリメントなどの健康食品を取り扱うネットショップを運営しているなら、見込み客として浮かぶのは「美を追究したい女性」というところでしょうか。
「女性」「20代後半から30代にかけて」「仕事と生活の両立をめざす自立した女性」等々…。
いろいろと具体的な読者像が考えると浮かんでくると思います。そのような方が「読みたい」と思うようなページを作成していきましょう。
興味を引くためにページのデザインを工夫することも大事ですが、それよりも重要なのは「言葉」です。
その悩みを解決するためのヒントを提示していく
不安を解消し、見込み客のネガティブ思考を転換させる
とにかく最初は「興味が引かれる」ような内容を盛り込むことで、そうすれば最終的には販売している商品の購買までつながりやすくなります。
いかかでしょうか。
直に集めるにしても、Webを利用するにしても、あくまで「お客様の役に立つ」ということをアピールすることが大事であることが理解できたかと思います。
この読者集めに関してはさらに具体的にいくつかの「テクニック」が利用できます。次回はこの点についてご紹介していきたいと思います。