ボブ・バーグの「マル秘人脈活用術」読了後レビュー

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スタートアップ企業の経営者や営業マンは、自社の商品やサービスを売り込むために、常に新しい顧客を見つけて来なくてはいけません。しかし、必死になって走り回っても、成果をコンスタントに出せる人は少ない思います。
しかし、一方で、こちらから売り込まなくても新規顧客が途切れないという人もいます。彼らが悠然と顧客を獲得する姿をみて、その差は何なのか、理由を知りたいと思ったことがある方も多いことでしょう。
今回、紹介する「マル秘人脈活用術」は、その秘訣のヒントとなるエッセンスが盛りだくさんの一冊です。
本書は、実はアメリカでは20年以上売れ続けている名著です。アメリカAmazonのレビューでは、星5つのうち4.7点を獲得しています。(日本語版はAmazonでは購入できません)今回、現在の事情に即した3度目のバージョンアップがされました。
この本は、

  • 企業の経営者
  • 営業マン
  • 起業家
  • 起業準備中のすべての人

におススメです。

ボブ・バーグとは?

bob_burgボブ・バーグは、プロの講演家、コンサルタントとして活動して活動しています。
専門はコミュニケーション・スキルと、ビジネスにおけるネットワーキング。
テレビのニュースキャスター、営業マン、営業部長を経験している起業家です。
現在では、人気の講演家として、50人規模から1万6千人規模のアメリカ中の大企業や団体、販売組織で基調講演を行なっている。オリンピック選手や有名な政治家、さらにはアメリカ大統領などからもアドバイスを求められるコミュニケーションのプロ中のプロです。

「マル秘人脈活用術」はなぜ売れ続けているのか?

「マル秘人脈活用術」は全米で20年以上、日本に翻訳版が紹介された2015年からも多くのビジネスマンに読まれています。それはなぜか?それは著者自身が長年の経験から得た人間の行動様式を元に成果から逆算して、この時点で今どのような行動をとればゴールに最短距離でいけるかをステージごとにわかりやすく解説している点にあると言えます。
単に人に会う、紹介してもらうといったうわべの羅列ではありません。「その時点で何をすれば相手から何を引き出すことが出来るか」のノウハウ集といっていいでしょう。
例えば、「PART1 ネットワーキングの基本」の
システムがあれば、あなたを目標へ導いてくれる… 27
でゴールへの最短へのたどり着き方を学ぶことが出来ます。
また、「PART2 ネットワーキングの実践」では、
広握手と名刺だけで、事がうまく運ぶはずがない… 51
では具体的な行動の仕方を学ぶことが出来ます。
更に進んで、
あなたが欲しい見込み客の特徴を相手に教える… 120
では、どのようなビジネスにつなげるきっかけをつくるかがわかり、
シュミレーション:門番を突破する方法… 134
で具体的な売り込みの心構えを知ることが出来ます。
後半では、出来た人脈を網の目のように張り巡らせ、紹介が紹介を生む連鎖をつくるための応用テクニックを学ぶことが出来ます。
前半はリアルな人脈構築に重点が置かれていますが、後半はネットビジネスにもすぐに応用出来る内容も多数。
正面突破では、掲載に辿り着けないときの戦術 … 197
記事を使って、インターネットでポジショニングする … 209
などはいますぐ使えそうです。

「マル秘人脈活用術」の内容を少しだけ紹介!

それでは具体的にどのようなことが書かれているのか、以下少しだけ紹介したいしたいと思います。

誰が中心人物かを見極める方法… 54

これは、有力な会社の社長とコネを作りたい人が、相手に10分で好印象を持たれるテクニックです。
スタートアップや商工会議所などのパーティーに出席する機会があると思います。
参加者は、だいたい4~6人のグループを作ります。そして、各グループには、普通、会話をコントロールし、会話の中心にいるように見える仕切り屋、もっと言うとグループの暗黙のリーダーがいます。
既にターゲットの社長が顔が分かっていればいいですが、そうでなくても、見け方は簡単です。グループの全員がその暗黙のリーダーの方を向いて、意見を求めます。その人が口を開けば、誰もがその意見にうなずきます。そのような人物を探しだしたあとに、1対1で話しましょう。
まず、自己紹介や仕事の話をしたあとに切り出す言葉があります。それは、「○○さん(相手)の仕事では、どんな人が見込み客として脈ありですか?紹介できる人が私の前に現れるかもしれないので、特長を教えてください」という質問です。
交流会でそんな質問をする人間はほぼいないでしょうから、相手の心をグッと掴むことが出来ます。彼は喜んで潜在顧客の特徴を教えてくれる共に、距離をグッと近づけることが出来るでしょう。

ネットワーキングのスーパースターの共通点… 98

ネットワーキングのスーパースターとは、仕事では極めて大きな成功を収め、プライベートでも友人に囲まれ、暖かい人間関係をいくつも作っている人を指します。彼らの特徴は、2つあります。ひとつは、「ギバー」であること、もうひとつは、「コネクター」であることです。
本物のネットワーカーは”与える”ことに熱心で、決して期待はしません。常に、何を与えられるか、どうやれば与えられるか、誰に与えられるかを考えています。
また、彼らはいつも、誰と誰をくっつけられるかを考えています。知り合った人はみな、必ずネットワークの誰かにとって価値のある見込み客であることを知っています。
すぐに見返りを求める「えせギバー」に引っかからないように気を付けたいものです。

「マル秘人脈活用術」のレビュー

良いレビュー

役に立っております!, 2015/10/12By  金山 
先日、メルマガ読者様とお会いした時に「CHAPTER2 正しい質問」にある10の質問集のうちの一つを実践したところ、そこから商品申し込みに繋がりました。
非常に役に立っております!
まだ全部を読み終わっていないのですが、いきなり成果が出たのでついついレビューを書き込んでしまいました!
この他に紹介されているテクニックや情報も使ってみます!

関係の築き方基本から実践、活用まで丁寧に解説!, 2015/9/24 By  Himeno
まず、今回のビジネス選書の「秘・人脈活用術」は今、本当に欲しい内容でありドストライクでした。
個人的に以前から人脈は大切だとは思っていましたし資産であることもわかってはいました。
いや、この本を読むまではわかっているつもりだったかもしれません・・・。
人脈という意味からどうしてもその実践が偏ってしまう自分がいて、例えば交流会で知り合った人にピンポイントで連絡をして訪問しても実はあまり自分を必要 としていない人物でがっかりしたり、そうかと思えば、そっけない返事をされた人が良い方を紹介されてビジネスが発展したりと予想外の事が多くありで、なか なかほんとうの意味での人脈活用と言えるような状況にならず、どのようにしたら効率よく人脈を拡げて活用できるかを模索している中での本書は目からうろこ でした。
この本は最初の「関係を築く」から丁寧に説明をしていて実践から活用までわかりやすく具体例も交えながら記載されていてとてもわかり易いです。
更に電子書籍でも読めて音声でも聞くことができいつでもどこでも繰り返し確認できることは素晴らしく有りがたい限りです。
これからもビジネス選書を楽しみにしておきます。

自分の持っている資産を再認識, 2015/9/18   深谷
自分の築いてきた人脈がいかに大事な資産であるかが再認識できました。また、今まではビジネスに自分の人脈を投入することは何だか悪のように感じていまし たが、それも結局のところはいかに相手の立場になって物事を考えて行動すべきかということを理解しました。
今回の選書だけではなく、毎回送られてくる本の内容に“気づき”をもらってます。
自分で本を選んで買っていた時の約80%は、あまり参考にできることもなく何だか損した気分に正直なってました。
年間購読をスタートしてまだ届いた本は3冊だけですが全て“当たり”です。
これからも期待してます!

 
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最後に

いかがだったでしょうか?ちょっとしたテクニックを使うだけで、有力者のネットワークに食い込み、自分のビジネスを広げることが出来ることが理解いただけたと思います。このテクニックは、リアルの人脈構築だけでなく、ネットビジネスの見込み客を獲得するときにも使えます。
しかし、それは入り口でしかありません。より上のレベルに到達するためには、目先の利益に惑わされずに、より大局的な観点から、人に与え続ける必要があることも同時に学ぶことが出来ます。
人脈の構築をきっかけにしたビジネス哲学書のような一冊ですね。これをきっかけにビジネスに対する考え方が変わるかもしれません。
万が一この本に満足いかない場合でも、90日以内であれば返金保証がついているので安心です。
読者の評判も上々ですので、是非、手にとって読んでみてはいかがでしょうか?

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