法人カードを作って経費を削減する方法

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会社の経費支払いの際には、一般的には請求書での支払い、銀行振込みでの支払いになりますが、最近は法人向けのビジネスサービスも拡大していて、ほとんどのネット系のサービスであればクレジットカード払いが可能になっています。今回は法人カードを作って経費を削減する方法を解説します。

クレジットカード払いが法人向けサービスでも一般化している

下記はクラウドソーシングの「ランサーズ」というサイトの支払画面ですが

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  • ウェブサイトの制作
  • ライティング
  • システム開発
  • デザイン制作
  • 翻訳
    ・・・

など今までは請求書でやりとりしていたアウトソーシングも、クレジットカード払いが可能になっているのです。

クレジットカード払いができる経費は多い!

クレジットカード払いができる経費というのは意外なほどに多く

  • クラウドソーシング(サイト制作、システム開発、デザイン、ライティング・・・)
  • インターネット通信費
  • 電話代
  • オフィスの光熱費
  • 会計ソフト(会計クラウドサービス)
  • ドメイン費用
  • サーバー費用
  • オフィス家具
  • パソコンなどの設備機器
  • 付箋やペンなどの事務用品
  • タクシーや新幹線、飛行機などの交通費
  • ETC料金
  • レストランや飲食などの接待交際費
  • ホテル代
  • バイク便、宅配サービス
  • お花代
  • セキュリティ
  • 定期購読
  • 印刷サービス
  • Yahoo!やgoogleなどのインターネット広告
    ・・・

経費の大部分がクレジットカード払いで支払える時代になってきているのです。

クレジットカード払いならポイントが貯まる

ご存じの通りでクレジットカード払いをすればクレジットカードのポイントが貯まります。

法人カードの場合は、個人向けのクレジットカードとは違ってポイント還元率は0.5%が標準となっています。

法人カードの場合は、ビジネス利用になるため、個人利用とは違って倒産のリスクがあり、クレジットカード会社の貸し倒れリスクも大きくなってしまうので、個人ほどポイントを還元することはできないのです。

それでも、0.5%分、ポイントが貯まるのでコストが削減できることになるのです。

1人で会社経営をしている私の場合

保有している法人カード

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「EX Gold for Biz M(ID×QUICPay)(エグゼクティブゴールドフォービズ エム」

ポイント還元率0.5%

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1年間のカード利用額:5,389,841円
1年間で貯まるポイント:26,949円

ですから、1人の会社でもこれだけのカード決済が可能で、年間26,949円ほどのコスト削減につながるのです。ポイントは事務用品にでも、オフィスでの飲料でも、食事にも、使えるのでコスト削減には変わりがありません。

しかも、私の場合は別の法人カードと併用しているため、700万円ぐらいの経費支払いをカードだけで行っていることになります。

  • 社員数5名の会社であれば、1000万円(年間コスト削減:5万」円)
  • 社員数10名の会社であれば、2000万円(年間コスト削減:10万円)

ぐらいはカード払いが利用できるのではないでしょうか。

たかだか、0.5%、年間数万円のコスト削減という方もいるかと思いますが、中小企業には大きいコスト削減と言えます。

法人カードを作ってコスト削減するコツ

1.カード払いができるものはすべてカード払いに変更する

法人カードで支払えるのにかかわらず請求書対応、口座振込を利用している経営者や経理担当の方も少なくありません。

理由は、「請求書の方が管理がしやすいから」というケースが多いのではないでしょうか?

しかし、現実的には法人カードに支払いを集約させることで、WEB明細で何年もさかのぼって情報を入手することができますし、いつでも情報を照会できるので法人カードに集客した方が経理の負担も小さいのです。

2.経費を使う社員にも子カードを配布する

中小企業であっても

  • 副社長
  • 専務
  • 営業部長
  • 総務部長
    ・・・

など、経費を自分の裁量で決済できる役職の方が社長以外にいるはずです。

法人カードは追加カードとして、社員用の子カードを発行することができるので、経費支払いをする可能性がある社員には子カードを持たせましょう。

権限のない一般社員に持たせる必要はありません。

3.年会費は格安の法人カードで良い

法人カードは、アメックスやダイナースと言った年会費数万円レベルのものもあります。

  • 海外空港ラウンジ
  • 接待
  • 対外的な信用

という意味合いでは、このようなステイタスカードの法人カードを選択する方法もあるのですが、「コスト削減」という意味では年会費が高額な法人カードはおすすめしません。

年会費:0円~2000円
追加カードの年会費:0円

の法人カードをおすすめします。

まとめ

法人カードに決済を集約させることで

  1. ポイント分のコスト削減
  2. 経費の見える化
  3. 経理業務の軽減

が可能になります。

中小企業の場合は、クレジットカード払いが可能なインターネットサービスの利用機会が多くなるので、コスト削減を重視して法人カードを活用することをおすすめします。年間数万円~10数万円のコスト削減効果が見込めます。

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