以前から気になっていた「ザ・ローンチ」という本を読んでみましたので、レビューしてみたいと思います。
- 自社の新商品やサービスやオンラインで売り込みたい
- 情報商材で起業したい
- コネも金もないけど、イチからビジネスを始めたい
といった人におすすめな本です。
著者のジェフ・ウォーカーとは？
インターネット起業の世界で「プロダクトローンチ」の手法を編み出し、起業家育成ならびにオンラインマーケティングの指導を手掛けています。最初は、妻が働きに出ていて、彼は主夫をしていましたが、必要に迫られ、コネなし、金無しからビジネスを始めます。
彼が編み出した手法は、大企業や大物マーケターだけが使えるものでなく、どのような業種にも適用可能で、今までに数百種類ものニッチ業界のおいて実践され、彼の教え子が売り上げた合計額は、5億ドルにものぼるそうです。
プロダクトローンチとは？
プロダクトローンチとは、「商品やサービスを世に送り出すための、一連のイベントや手法」とのこと。
特にインターネット、オンライン空間におけるメールやブログ、ウェビナーや動画などのツールを利用してストーリー化した、集客からセールスまでの一連のプロセス、と定義されています。で、ローンチまでの一連のプロセスは公式（フォーミュラ）があると著者は公言しており、ローンチの有用性に疑問符を投げかける声をよそに、不景気にもGoogleにも左右されず10年もの間成果を出し続けています。
業種問わずで、以下のような業種が適用可能と一例が出ていました。
出会い系サイト、試験対策プログラム、フォトショップの個別指導、融資行、不動産仲介業、ジャグリング、大学入学選考、野球コーチ、総合格闘家、SAPプ ログラマー、棒針編み、カギ針編み、投資信託、トレーディング（FX、先物、株など）、馬場馬術、不動産投資、ギター教室、医師向けの超音波診断法、ピア ノ教室、ビジネスコーチング、健康食品、ローフード、マッサージ療法、ラブレターの書き方、薬草、小説の執筆、馬の調教、ペット飼育、瞑想、犬のアジリ ティ競技、マーチングバンド向け装身具販売、テニスコーチ、ヨガ、サッカー指導、ソングライティング、筆跡鑑定、屋内自転車競技トレーニング、脳科学、護 身術、冒険旅行、ケーキデコレーションなどなど
プロダクトローンチの手法
著者はプロダクトローンチの手法の3パターンに分類しています。
1.シードローンチ
まだ売るべき商品が固まっていなく、営業リストも少ない場合においても、少人数のウェブを通じたセミナーなどの開催によって、顧客のニーズを引き出しながら、商品を開発。開発された商品を小規模にローンチする。
2.インターナルローンチ
自身あるいは自社のブログやメールマガジンなどでの発信を通じて得たリストをもとに、期待感を醸成しつつ、ローンチする。
3.JVローンチ
既に営業リストを持っている他社と提携して、他社の営業リスト向けにローンチする。
いずれも場合も、商品を買うことによって得られる世界観やワクワク感の醸成をいかにして行うかが重要であると説いています。
「ザ・ローンチ」にはマーケターや起業家へのヒントが盛りだくさん
本の中にはさまざまなローンチを成功させるためのテクニックや、各人のステージに応じた取り組みの始め方など、多岐に渡ってそのノウハウや思想がこれでもかというくらいに詰め込まれていますが、その中から３つを紹介します。
1.ソーシャルメディアのリストは、なぜ価値が低いのか………58
著者のローンチは、最初19人のEメールリストからスタートしました。色々と試行錯誤した結果、やはりEメールアドレスが一番威力を発揮することが分かったそうです。facebookのいいね！とEメールだと、Eメールの方が20倍効果が高いことがテストで分かったとのこと。また、facebookやtwitterなどでもリストの構築は可能ですが、ソーシャルメディアは流行り廃りも早いので、絶対的な基盤には成り得ないことを説いています。ソーシャル全盛で、重要な視座だと思いました。
2.「買って！買って！」の列に並ぶのは勝ち目のない戦いである………125
はやく結果を出したいがために、顧客との十分なコミュニケーションをとらないまま、すぐに販売ページをリンクさせるサイトが多い中、自然なカタチでセールスに繋がるようにコンテンツを組み立てることの重要性を説いています。
3.戦術は短命だが、戦略は永遠に生き続ける………246
著者が最初にローンチを成功させた頃には、ソーシャルメディアもストリーミング動画もありませんでした。それでも筆者が成功し続けているのは、目先のツールありきの戦術ではなく、ツールをあくまでに手段としてとらえているからです。
筆者の手法は一貫して、
1.顧客となり得る営業リストを集める
↓
2.営業リストに、ワクワク感と期待感を持たせるセールスメールを送る
↓
3.明確な期限を区切ってローンチする
の３つを行っているだけです。ブレない戦略が必要です。
「ザ・ローンチ」に対する他読者のレビュー
良いレビュー
まさに、実行する日が近づいています, 2015/4/12
By BATISTA FERNANDOCRUZ
今までいろいろな情報商材を購入して、なぜこんな高額なものがネットのみで販売できるのだろう（自分は買ってしまったのだろう）っと疑問に思っていた。
以前からローンチという言葉はしっていたが
漠然としかわからなかった。
今、最初のローンチに向けて計画中。
ネットで成功したいなら是非よんでみてほしい一冊
これから起業する人はぜひ・・, 2015/3/15
By 山野
近い将来起業したく、参考になればと思い、購入しました。とても読みやすくて、一気に読んでしまいました。
著者自身がゼロからのスタートだったというのが印象的で、自分だったらこれから何をどういう風にローンチしようかと考えていると、とてもワクワクしてきました。
セールスレターを横方向にという考えも大変納得できたのと同時に、相手を引き込めるような価値の高いものを提供するには、やはりコピーのスキルは必須だと痛感しました。読んでいるうちに、すぐに行動したくなるような内容でした。
私には全く関係ないと思っていたが・・・, 2015/1/21
By tak
とても読みやすいです。
また、実際の体験に基づいて書かれているのでとても説得力があります。
始めは私の仕事には全く関係ないと思い、仕方なく読み進めましたが段々と共通する部分が見えてきました。
あとは実践あるのみ！！です。
「セールスレター」次のステージへ・・・, 2015/1/20
ByTOMO
ついこの間まではやっていた「プロダクトローンチ」という手法。すぐに見なくなったため、あまり使えない手法だと思っていました。この「ザ・ローンチ」という本に出会うまでは・・・。
この本を読んで確信しました。
「今までの方法は間違っていたのだ！」と。
正しい方法できちんと行えば、
会社の売上はちゃんと上がります。
正しい「プロダクトローンチ」を知りたい人は、この本を丁寧に読み込んでみましょう。
そして、一つ一つを丁寧に
実践していきましょう。
最後に
ジェフ・ウォーカーのザ・ローンチについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
コネなし・金無しでも手間を惜しまず、適切な手順を踏めば、成功できることがわかると思います。
この本はテクニックだけでなく、ローンチを通してどのような人生を手に入れたいかといった哲学的な話題も書かれています。現状に迷っている人には勇気のでる一冊です。
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