クラウド型コールセンターシステムは、通販・EC、保険、メーカーといった顧客対応業務が発生する企業で主に利用されています。
しかし、一方で、なかなかクラウド型コールセンターシステムの強みを生かせず、解約してしまう企業も多々あります。
そのため、今回は、『法人(中小企業・零細企業)におすすめのクラウド型コールセンターシステム4選。料金面でおすすめのクラウド型コールセンターシステムはこれだ!』というタイトルで、中小企業や零細企業におすすめのクラウド型コールセンターシステムを4つ紹介します。
法人(中小企業・零細企業)におすすめのクラウド型コールセンターシステム4選。機能面でおすすめのクラウド型コールセンターシステムはこれだ!
法人(中小企業・零細企業)におすすめのクラウド型コールセンターシステムを4つ紹介します。
今回紹介する法人(中小企業・零細企業)におすすめのクラウド型コールセンターシステムは以下の4つになります。
- 楽テル
- コネクト2.0
- BIZTELコールセンター
- ComDesign(コムデザイン)
①楽テル
まず、1つ目は、楽テルになります。
楽テルは、コールセンターやヘルプデスクの電話対応業務を支援するクラウド型コールセンターシステムです。
楽テルは、問い合わせ対応(インバウンド)業務、テレアポ(アウトバウンド)業務の管理機能、FAQデータベースが標準で搭載されており、オペレーターやマネージャーの業務を、クラウドでの共有と自動化により効率化します。
また、CTIシステムと連携する事で、受発信操作と顧客情報をシームレスに連動し、電話対応業務を効率化する事もできます。
さらに、ワークフロー機能が搭載されているので、インシデント内容の承認回覧システムなどを機能内で組み込む事も楽テルは、可能です。
料金に関しては、初期費用、月額費用、各CTIシステムの費用の3つからなります。
- 初期費用:150,000円~
- 月額費用:70,000円~
- 各CTIシステムの費用:応相談
導入までに以下の4つのステップを経る必要があります。
- STEP1:資料請求 / 無料トライアル(資料のご請求や無料トライアル版のお試しあり)
- STEP2:業務内容のヒアリング(御社のシステム化されたい業務範囲について、質問)
- STEP3:利用開始(申込みいただいてから、3営業日程度で利用開始が可能。)
- STEP4:運用支援 / 徹底サポート(スムーズに運用を開始していただけるよう、初期設定の支援を実施。)
<楽テルで利用可能な機能>
楽テルで利用可能な機能は、以下の一覧になります。
- 着信ポップアップ(電話着信と同時に顧客情報を自動表示することが可能。
- クリックトゥコール(顧客情報や、対応履歴画面から、マウス操作で発信を行うことが可能。)
- 項目設定(項目の追加・削除・入力制限が自由に実行可能。)
- 検索(フリーワードでの曖昧検索はもちろん期間や数値範囲での詳細検索も可能。)
- 入力フォーム作成(データ入力専用の画面を、項目を自由に組み合わせて設定可能。)
- 一覧表示(複数のレコードデータを、予め設定した項目に従って、一覧表示可能。)
- 閲覧表示(データの詳細な項目情報を1画面に表示して確認可能。)
- 操作メニュー作成(ユーザー別や用途別など、利用方法に合わせた画面を複数作ることが可能。)
- 集計(データの件数や数値の集計が行え、集計した結果は複数のグラフで閲覧可能。)
- 通知メール(レコード登録・更新・削除の際に、通知メールを送ることが可能。)
- CSVインポート(CSV形式でのインポート・エクスポートが可能。)
- ファイルアップロード(様々な形式のデータファイルを、レコードデータに紐付けて格納可能。)
- 承認フロー(承認・否認・差戻しがボタン一つで行え、承認履歴も残すことが可能。)
- 自動処理ボタン作成(複雑な処理でもボタンひとつで自動的に行うことが可能。
- メールからの自動取り込み(定型のメールを解析し、自動的にデータベースに登録可能。)
- 夜間タイマー起動処理(夜間に、自動で一括データ処理が可能。)
- Excelへの流し込み(ボタンひとつでExcelファイルが生成でき、フォーマットは自由に変更可能。)
- ユーザーグループ(アクセス権制御単位として利用できるグループの管理可能。)
- DB権限・アクセス制御(詳細な操作権限やアクセス権の設定が実行可能。)
- 操作ログの閲覧(レコード登録・更新・削除、ログイン失敗のログが確認可能。)
- 他システムからの連携(他システムから、APIを利用してのインポートおよびエクスポート機能の呼び出し実行可能。)
- 他システムへの連携(楽テルから、APIを利用して、他システムやサービスのデータ連携機能の呼び出し実行可能。)
- MailDealerとの連携(MailDealerから関連する顧客情報の閲覧および履歴一覧を呼び出す事が可能。)
②コネクト2.0
2つ目は、コネクト2.0になります。
コネクト2.0は必要な時に、必要な分だけ、最短2週間で構築可能なクラウド型コールセンターシステムになります。
また、、クラウドなので、従来のコールセンターのようなシステム構築やPBX、サーバなどの設備は必要なく簡単操作で必要な機能をすぐに使いこなせる点も好評になっています。
通信会社の楽天コミュニケーションズがサービスを提供しており、導入実績は1000社以上で、各業界に幅広く利用されています。
実際に導入事例として、以下の企業が挙げられます。
- アドレス・サービス株式会社
- 楽天マート株式会社
- 弁護士法人ITJ法律事務所
<コネクト2.0で利用可能な機能>
コネクト2.0で利用可能な機能は、以下の一覧になります。
コネクト2.0は、基本的なビジネスフォン機能のBASICライセンスと、コールセンターに必要な機能を用意したCall Centerライセンスの2タイプのライセンスがあります。
コネクト2.0の外線・保留・内線機能は、以下の通りです。
機能項目 | 説明 | BASIC | Call Center | |
外線発着信機能 | フレキシブルサービス設定 | 加入者毎の接続規制(国際、市外など)が可能な機能。 | ○ | ○ |
ダイヤルプラン | 相手の電話番号の先頭に設定した番号を加えることで、相手に表示される電話番号(任意の番号)を使い分ける機能。または特定のグループに任意の番号帯で発信制限をかけることも可能にする機能。 | ○ | ○ | |
クリックコール | 指定URL宛にパラメータ付きのHTTP GETリクエスト送信で、クリックコールを可能とする機能。 | ○ | ○ | |
ダイヤルイン | 外線から内線端末へ直接着信できる機能。 | ○ | ○ | |
IVR | 自動音声応答装置の略。通話に自動音声が応答し通話の処理を行う機能。 | ○ | ○ | |
スケジュール | あらかじめ設定されたスケジュールにしたがい自動的に行うことができ、スケジュール後の代表電話着信を他の内線端末への転送、又はアナウンスに切替えることができる機能。 | ○ | ○ | |
ACD | オペレーターの状況に応じて、着信を自動分配する機能。 | ― | ○ | |
保留/転送機能 | 自己保留 | 通話中の呼を一時保留できる機能。 | ○ | ○ |
呼転送 | 通話中の呼を他の内線端末に転送する機能。 | ○ | ○ | |
パーク保留 | 複数の内線端末でグループを形成し、通話中の呼を保留することができ、グループ内の他の内線端末で保留されている呼に応答できる機能。 | ○ | ○ | |
不在転送 | 自分の内線端末への全ての着呼を予め登録した着信先に転送する機能。 | ○ | ○ | |
不応答転送 | 自分の内線端末への着信時一定の時間応答しない場合、着呼を予め登録した着信先に転送する機能。 | ○ | ○ | |
内線機能 | サービス特番 | 特定の番号(以下特番)をダイヤルすることにより、コネクトで提供する各種機能(アプリケーション)(例:コールピックアップ、不在転送先の登録/解除等)の利用を可能とする機能。 | ○ | ○ |
コールハンティング(外線代表) | 複数の内線端末でグループを形成し、あらかじめ決めた外線代表番号に着呼があった場合、グループ内の通話中でない内線端末を選んで着信する機能。 | ― | ○ | |
コールウェイティング(割込み) | 話中に着呼があった場合、内線端末に対し着呼の通知を行い、内線端末のオフフック等で通話を切換する機能。 | ○ | ○ |
コネクト2.0のHUD機能は、以下の通りです。
機能項目 | 説明 | BASIC | Call Center | |
HUD (クライアントソフトウェア)機能 |
プレゼンス機能 | HUD上から他の内線の状態を電話をかけずに知ることができる機能。 | ○ | ○ |
チャット機能 | 指定した相手とHUD上で1対1でのチャットができる機能。 | ○ | ○ | |
電話会議 | 2~100者による会議通話。(初期5会議室) | ○ | ○ | |
Webラウンチャー | オペレータの端末より外線への発信または着信した際に「指定したURL で指定したページへHTTP リクエストを送信しウェブブラウザを自動/手動にて開く」機能です。 | ― | ○ | |
ログイン・ログアウト | オペレーターがキューへのログイン・ログアウトを行うことで、応答する呼を選別できる機能。 | ― | ○ | |
リアルタイム キュー統計 |
キューの統計情報をリアルタイムに参照することができる機能。 | ― | ○ | |
通話監視 | HUD上でオペレーターの通話をモニタリングできる機能。 | ― | ○ | |
割り込み通話 | HUD上で現在通話中の通話に割り込み、会話できる機能。 | ― | ○ | |
ささやき | 通話をしてる相手側には聞こえず、オペレーター側にだけ聞こえるように指示を出せる機能。 | ― | ○ |
以下が、コネクト2.0のレポート機能になります。
機能項目 | 説明 | BASIC | Call Center | |
---|---|---|---|---|
レポート機能 | CDRレポート | 発着信の履歴データを抽出する機能。 | ○ | ○ |
グラフィカル・ キューレポート |
キューへの着信を指定した条件に応じてデータ化する機能。 | ― | ○ |
以下が、コネクト2.0のその他オプションになります。
機能項目 | 説明 | BASIC | Call Center | |
全通話録音 | 通話録音 | すべての通話を録音し、検索・再生できる機能。 | ○ | ○ |
通話録音検索キー | 発着信種別・発信者番号・着信者番号・内線番号・チャネル名・通話時間・スコア・メモ・での検索が可能。 | ○ | ○ | |
再生 | 再生・一時再生・早送り再生が可能 | ○ | ○ | |
ダウンロード | 選択した通話録音データをローカルにダウンロードする機能。 | ○ ※1 |
○ ※1 |
|
リンクサーバ | リンクサーバ | 異なるテナントをリンクし、一括での管理や内線通話可能とする。 | ○ | ○ |
専用サーバ限定 | VPN接続 | お客様拠点とコネクト2.0間をVPNで接続します。 | ○ | ○ |
API | セールスフォース連携アダプタ等、API機能の提供。 | ○ | ○ |
以下が、コネクト2.0のサーバー種別になります。
機能項目 | 説明 | BASIC | Call Center | |
サーバタイプ | クラウドサーバー | 標準サーバー。クラウドマシン上にお客様ごとの独立したインスタンスを提供。 | ○ | ○ |
専用サーバー | お客様1社にて1サーバを占有してご利用。 | ○ | ○ |
③BIZTELコールセンター
3つ目は、BIZTELコールセンターになります。
BIZTELコールセンターは、従来型のPBX・コールセンターシステムに比べ、圧倒的な低コストと短納期を実現したクラウド型コールセンターシステムになります。
クラウド型コールセンターシステムのパイオニアとしても知られており、実際、1000社以上の導入実績を誇ります。
利用用途として、
- 多拠点・分散センター
- 店舗の予約窓口
- 顧客接点の業務に応じたCTI構築
- 小規模問い合わせ窓口
- 架電効率の向上、業務の見える化
- 拠点新設
- 海外センターの立ち上げ
などに使用されています。
以下が、BIZTELコールセンターの実際の導入企業になります。
- 株式会社安達・グリーンワールド
- 株式会社DECENCIA
- 株式会社メルカリ
- 株式会社いい生活
- フジッコ株式会社
- フィブロ製薬株式会社
- 株式会社北の達人
- 株式会社きちり
- 株式会社ラクス
- 株式会社イデア・レコード
- 株式会社テレコムスクエア
- 日総工産株式会社
- freee株式会社
- 株式会社トレタ
- エキサイト株式会社
<BIZTELコールセンターで利用可能な機能>
以下が、BIZTELコールセンターで、利用可能な機能になります。
<BIZTELコールセンターのPBX機能>
- 代表番号発信機能
- IVR(音声ナビ)機能
- ACD(呼分配)機能
- キューイング(待ち呼)機能
- 通話録音機能
- 通話モニタリング機能
- グループ着信機能
- ダイヤルイン着信機能
- 不在応答・定時応答機能
- ピックアップ機能
- 保留機能
- 転送機能
- パーク機能
- ブラインド転送機能
<BIZTELコールセンターの管理機能>
- マルチテナント管理機能
- エージェント管理機能
- 稼働状況モニタリング機能
- 管理画面(各種設定)機能
- 統計レポート機能
- 課金明細・通話履歴機能
④ComDesign(コムデザイン)
4つ目は、ComDesign(コムデザイン)になります。
ComDesign(コムデザイン)は業種・業態を問わず幅広く導入されるために。独自開発のクラウド型コールセンターになります。
実際、ComDesign(コムデザイン)は、700テナント、13,000席以上の導入実績を誇っています。
導入に関しては、以下の8つのステップを経る必要があります。
- ステップ1:お問い合わせ
- ステップ2:ヒアリング/見積り
- ステップ3:注文
- ステップ4:自社の環境準備
- ステップ5導入準備
- ステップ6:導入・設置(稼働確認)
- ステップ7:操作説明・開通
- ステップ8:アフターフォロー
<ComDesign(コムデザイン)で利用可能な機能>
ComDesign(コムデザイン)で利用可能な機能は、以下の一覧になります。
顧客とつなぐ機能
- ACD(分配)機能
- IVR(音声シナリオ)機能
- 待ち呼(コールキューイング)機能
- 優先着信機能(Myユーザー)機能
- 非通話制御機能
- 別回線事業者の同時利用機能
- 既存番号の継続利用機能
- WEB連携機能
- 通知番号選択機能
周辺機能と結ぶ機能
- CRM連携機能
- IVR連携機能
- スマホ版クライアント機能
- 既設PBX連携機能
- SMS連携機能
- NAT越え機能機能
- アプリ連携機能
- 警告ランプ連携機能
- ソフトフォン利用機能
業務を支える機能
- 稼働状態モニタリング機能
- シートマップ機能
- ダッシュボード機能
- レポート機能
- モニタリングアドバイス機能
- 通話録音機能機能
- ボイスメール機能
- アンケート機能
- エージェント間モニタリング機能
今回紹介した、以下の4つのクラウド型コールセンターシステムは、それぞれ違う特徴を持っているため、導入を検討している方は一度、資料請求してみることをおすすめします。
- 楽テル
- コネクト2.0
- BIZTELコールセンター
- ComDesign(コムデザイン)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、『法人(中小企業・零細企業)におすすめのクラウド型コールセンターシステム4選。機能面でおすすめのクラウド型コールセンターシステムはこれだ!』という記事のタイトルで、法人(中小企業・零細企業)におすすめのクラウド型コールセンターシステムを4つ紹介しました。
今回、紹介した4つのクラウド型コールセンターシステムはそれぞれ、違う機能を持っているため、違う特徴を保持しています。
そのため、これら4つのクラウド型コールセンターシステムを導入を検討している方は、資料請求などで比較検討してから実際に導入されることをおすすめします。