【完全保存版】EC事業者が導入すべき後払い決済サービス6選。決済手数料で各社を比較

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オンラインで、消費者がモノを買う時、決済をする必要があります。

オンラインショップで利用されているものとしては、

  • クレジットカード決済
  • アマゾンや楽天をはじめとしたID決済
  • 電子マネー

などがあり、オンラインで完結しない決済方法としては、

  • 代金引換え
  • 銀行や郵便局での振込・振替
  • コンビニ支払い

などがあります。

そんな中、今、「後払い決済」という新しい決済方法が徐々に浸透してきて、人気を得ています。

そのため、今回は、『【完全保存版】EC事業者が導入すべき後払い決済サービス6選。決済手数料で各社を比較』というタイトルで、EC事業者が導入すべき後払い決済サービスを決済手数料によって各社を比較し、おすすめの後払い決済サービスを紹介します。

【完全保存版】EC事業者が導入すべき後払い決済サービス6選。決済手数料で各社を比較

今回は、EC事業者が導入すべき後払い決済サービスを6つ紹介し、決済手数料で各社を比較していきます。

今回紹介するサービスは

  • NP後払い
  • GMO後払い
  • クロネコ代金後払いサービス
  • 後払いドットコム
  • @払い
  • アトディーネ

になります。

①NP後払い

まず、1つ目は、NP後払いになります。

NP後払いは、ネットプロテクションズが提供する業界最大級の後払い決済サービスになります。

NP後払いの利用料金

NP後払いの利用料金は以下の通りです。

利用料金 サービス料金 月額固定費 請求書発行郵便料金
Aプラン 5.0% 0円
  • 1取引ごとに190円(税込209円)
  • 請求書を商品と同梱するオプションサービス「NP後払いwiz」を利用すれば1取引毎につき85円(税込94円)
Bプラン 4.4% 5,500円(税込)
Cプラン 3.6% 22,000円(税込)
Dプラン 2.9% 48,000円
その他
プラン
利用状況に応じた個別提案も可能
  • NP後払いサービス料金は非課税。(但し、集金代行の場合は課税)
  • コンビニでの収納が50,000円以上の場合は、収入印紙相当の実費200円を負担する必要があります。
  • ゆうちょ銀行および郵便局での収納が50,000円以上の場合、ゆうちょ銀行手数料210円(税込)を負担する必要があります。
  • 配送伝票番号の登録後に取引キャンセルがあった場合、請求書発行・郵便料金209円(税込)を負担する必要があります。
  • 加盟審査の結果によっては、サービスを利用できない場合や、利用を一部制限する場合あり。
  • NPからの立替払いの回数は、【毎週】【月2回】【月1回】より選択可能。

NP後払いの立替払いの回数

以下が、NP後払いの立替払いの回数になります。

支払い回数 締日 支払日
毎週 毎週金曜 締日の翌週金曜日
月2回 支払日の前週金曜日 毎月第2・4 金曜日
月1 回 月末 締日の翌月末
支払日の前週金曜日 NP規定の金曜日
  • 支払いは、締日までに商品着荷の確認がとれた、または購入者が入金した取引が対象。
  • NPサービス料金や請求書・郵便料金、銀行振込手数料は、立替払いの際に相殺。
  • 支払回数は月ごとに変更が可能。

NP後払いのオプションサービス料金

以下が、NP後払いのオプションサービス料金になります。

以下の4つのサービスは「NP後払い」と合わせてご利用できる、オプションサービスの料金になります。

  • NPコネクトライト
  • NPコネクトプロ
  • NP後払いwiz
  • NP後払いwiz(オリジナルデザイン)
プラン 初期導入費 月額運用費 その他費用
NPコネクトライト 0円 0円 0円
NPコネクトプロ 220,000円(税込) 22,000円(税込)
無料連携しているシステムを利用の場合、初期導入費・月額運用費が無料
NP後払いwiz 55,000円(税込) 15,500円(税込)
  • 収納費:1 取引につき85 円(税込94 円)
  • 印字用紙代1セット(1,000 枚)につき5,225円
  • 請求書発行・郵便料金(税込209円)は不要。
NP後払いwiz(オリジナルデザイン) 155,000円(税込) 15,500円(税込)
  • 収納費:1 取引につき85 円(税込94 円)
  • 印字用紙代: 契約印紙事業者による

NP後払いの銀行振込手数料

以下が、NP後払いの銀行振込手数料になります。

振込手数料 1万円以下 3万円未満 3万円以上
三井住友銀行 110円(税込) 220円(税込) 440円(税込)
三井住友銀行以外 440円(税込) 550円(税込) 700円
※支払い時のNPから加盟店様への振込手数料を負担する必要があります。

②GMO後払い

2つ目は、GMO後払いになります。

GMO後払いはGMOグループが提供する後払い決済サービスで、多くのネットショップで利用されています。

GMO後払いの基本利用料金

GMO後払いの利用料金は以下の通りです。

月額費用 決済手数料(非課税) 月間取引額の目安
Aプラン 0円 4.7% ~90万円
Bプラン 4,500円 4.2% ~170万円
Cプラン 18,000円 3.4% ~390万円
Dプラン 45,000円 2.7% 390万円~

GMO後払いの請求書発行手数料 

GMO後払いの請求書発行手数料 は以下の通りです。

封書型(コンビニ・銀行・郵便局) 180円
ハガキ型(コンビニ・銀行) 150円

GMO後払いの請求書発行手数料 

GMO後払いの請求書発行手数料 は以下の通りです。

支払回数 締め日 お支払い日
毎週 支払日前週の金曜日 毎週金曜日
月1回 末日 翌月末日
月1回 支払日前週の金曜日 ショップ事業者指定の金曜日
月2回 支払日前週の金曜日 第1、第3金曜日 第2、第4金曜日
  • GMO後払いの請求書発行手数料はショップ事業者が、出荷報告を行います。また、GMO後払いにて着荷が確認された取引に対して、 請求書発行手数料と取引手数料他を差し引いた金額がショップ事業者に支払れます。
  • 立替払いの回数は、毎週・月1回・月2回から選ぶことができます。

③クロネコ代金後払いサービス

3つ目は、クロネコ代金後払いサービスになります。

クロネコ代金後払いサービスは宅急便などを提供するヤマトホールディングスが提供する後払い決済サービスで、送料などまで幅広くサービスを提供しています。

まず、料金体系の説明をする前に、サービスの利用条件について解説します。

というのは、クロネコ代金後払いサービスの利用条件が厳しいためです。

クロネコ代金後払いサービスの利用条件

以下が、クロネコ代金後払いサービスの利用条件になります。

利用条件
  • ヤマトフィナンシャルとの宅急便コレクト契約が必要あり。
  • 商品の配送は宅急便をを利用する必要あり。
  • 換金性の高い商品や公序良俗に反すると思われる商品は取扱い不可。
  • 所定の審査により、希望に添えない場合あり。
  • 宅急便発払、宅急便着払、宅急便コンパクト、クール宅急便、宅急便タイムサービス、航空便、時間便、ヤマト便、ネコポスなどの使用推奨。

クロネコ代金後払いサービスの取扱手数料

クロネコ代金後払いサービスの取扱手数料は下記のプランより、選ぶことができます。

プラン 月額固定費 決済手数料(非課税) 請求手数料
A 48,000円 × (消費税) 顧客請求額の2.9%
  • 封書型(コンビニ・郵便局・auかんたん決済)
  • 1取引毎に190円×(消費税)ハガキ型(コンビニ・auかんたん決済)
  • 1取引毎に160円×(消費税)
B 20,000円 × (消費税) 顧客請求額の3.6%
C 5,000円 × (消費税) 顧客請求額の4.4%
D 0円 顧客請求額の5.0%
ただし、ショップ事業者の商材単価、件数等により、個別に手数料を提示される場合あり。

クロネコ代金後払いサービスの立替払いの回数

クロネコ代金後払いサービスの立替払いの回数は以下のようになります。

タイプ 締日 入金日
5日払い(週払い) 毎週金曜日 毎週水曜日
五十日払い 月2~6回 締日の5日後
月払い 月1回 締日の8日後
  • 5日・10日・15日・20日・25日・末日の中から締日を選択することが可能。
  • 入金日が休日の場合、その翌営業日の入金。

クロネコ代金後払いサービスの購入者の支払い条件

以下が、クロネコ代金後払いサービスの購入者の支払い条件になります。

支払期日 請求書発行後 14日以内
支払窓口 コンビニ・郵便局・auかんたん決済
限度額 55,000円 (税込)
商品に請求書を同梱して発送する場合は、別途、相談。

④後払いドットコム

4つ目は、後払いドットコムになります。

後払いドットコムは、株式会社キャッチボールが提供し、導入実績が15000件以上を誇るネットショップ向けの後払い決算サービスになります。

後払いドットコムの振込手数料

後払いドットコムの振込手数料(立替え金支払い時)は以下の通りです。

利用の金融機関 振込額が30,000円未満の場合 振込額が30,000円以上の場合
三井住友銀行 140円(税込 154円) 300円(税込 330円)
三井住友銀行以外の金融機関 400円(税込 440円) 600円(税込 660円)

後払いドットコムの請求書同梱サービスに関する料金

以下が後払いドットコムの請求書同梱サービスに関する料金表になります。

  • 後払いドットコムの請求書同梱サービスの利用料金は以下の通りです。
  • 後払いドットコムの請求書同梱サービスは請求書を商品に同梱し、出荷できるサービスです。
  • 利便性の向上により、後払いドットコムの請求書同梱サービスはユーザー満足度のアップにつながっているそうです。
  • 解像度1200dpi以上のレーザープリンターで利用することができます。
  • 導入には約1か月程の時間がかかります。
初期導入費 47,000円(税込 51,700円)
月額固定費 14,250円(税込 15,675円)
収納費用 85円(税込 93円)
請求書専用用紙代 1セット:1000枚で4,750円(税込 5,225円)

後払いドットコムの自動登録サービス

以下が後払いドットコムの自動登録サービスになります。

  • 後払いドットコムの自動登録サービスはネットショップの運営時に必要な各種登録が自動化できるオプションサービスで、ネットショップ上で行う作業の手間が軽減できます。
  • 後払いドットコムの後払いドットコムは注文情報自動登録サービスと完全自動登録サービスがあります。
  • 既にAPI連携をしているカートサービスや受注管理ソフトを利用のネットショップ事業者は無料で利用することができます。
注文情報自動登録サービス 完全自動登録サービス
初期費用 0円 180,000円(税込 198,000円)
月額固定費 0円 18,000円(税込 19,800円)

⑤@払い

5つ目は、@払いになります。

@払いは、ニッセンが提供するECサイト向け(もちろんニッセン以外にも提供)の後払い決済サービスになります。

@払いの基本手数料

@払いの基本手数料(立替え金支払い時)は以下の通りです。

プラン 決済手数料 月額固定費 請求手数料 適性後払取引額(月)
A 顧客請求額の4.7% 0円 以下の表を参照 約100万円未満
B 顧客請求額の4.2% 4,700円 約100万円以上
C 顧客請求額の3.4% 19,000円 約180万円以上
D 顧客請求額の2.7% 45,700円 約380万円以上

@払いの請求書発送方法と請求手数料

以下が、@払いの請求書発送方法と請求手数料になります。

支払先 請求書発送方法 請求手数料
コンビニ 別送 153円
コンビニ 同梱 83円
コンビニ+郵便局 別送 185円
コンビニ+郵便局 同梱 85円
  • その他費用①に関しては、印字プログラムライセンス更新費用:2年目より15,000円/年
  • その他費用②に関しては、 同梱月額運用費:12,000円/月
  • その他費用③に関しては、印字プログラムライセンス更新費用:2年目より年次15,000円/年

@払いの立替払い

以下が、@払いの立替払いになります。

支払い回数は、@払いの支払いサイトから、自由に選ぶことができます。

お支払回数 お支払日
毎週払い 毎週金曜支払い
月2回 第2第4金曜日
月1回 加盟時にニッセンが設定

@払いの指定振込先と振込手数料

以下が、@払いの指定振込先と振込手数料になります。

指定振込先 振込手数料
りそな銀行 150円
他行(りそな銀行以外) 350円
  • @払いのの場合、決済手数料、請求手数料などは立替払いの時に相殺することができます。
  • 振込手数料は、立替払い時、ニッセンコレクトからのネットショップ事業者への振込手数料をユーザーに負担してもらっているものです。

⑥アトディーネ

6つ目は、アトディーネになります。

アトディーネは金融系企業のジャックスグループが提供する後払い決済サービスになります。

アトディーネの基本手数料

アトディーネの基本手数料は以下の通りです。

プラン サービス手数料(非課税) 月額固定費 請求書発行手数料 決済上限額 後払いの月額取引額の目安
Aプラン 5.0% 0
  • ハガキタイプ:160円
  • 封書タイプ:190円
50,000 〜80万円
Bプラン 4.4% 4,500 〜200万円
Cプラン 3.6% 18,000 〜400万円
Dプラン 2.9% 45,000 400万円〜

アトディーネのコース別、初期費用と月額利用料金

アトディーネは以下の2つのコースから料金を選ぶこともできます。

  • スタンダードコース
  • API連携プロコース

<スタンダードコース>

スタンダードコースは各情報を加盟店管理画面から手動で登録する標準的なコースです。

初期費用 月額利用料金
0 0

<API連携プロコース>

API連携プロコースは加盟店様が管理画面で行う作業を全て自動化できるコースです。

初期費用 月額利用料金
200,000 20,000

アトディーネの請求書発行手数料

ユーザーへ送る請求書はハガキ・封書のいずれかから選ぶことができます。

請求書タイプ 請求書発行手数料 支払先 メリット
コンビニ 銀行 郵便局

ハガキ

160円 × 手数料が安いので
コストを抑えること
ができる。

封書

 

190円 郵便局でのお支払い
が可能。
  • コンビニエンスストアで54,000円以上の収納がされた場合、印紙代相当の実費200円を負担する必要あり。
  • ゆうちょ銀行および郵便局で50,000円以上の収納がされた場合、ゆうちょ銀行手数料210円(税込)を負担する必要あり。

今回紹介した以下の6つのサービス

  • NP後払い
  • GMO後払い
  • クロネコ代金後払いサービス
  • 後払いドットコム
  • @払い
  • アトディーネ

はそれぞれ、基本料金、手数料、その他料金が異なります。

また、利用するネットショップ事業者によっても料金が変わる場合もあり得るので、利用する際は必ず、後払い決済サービスに問い合わせましょう。

まとめ

今回は、『【完全保存版】EC事業者が導入すべき後払い決済サービス6選。決済手数料で各社を比較』というタイトルで、EC事業者が導入すべき後払い決済サービスを決済手数料によって以下の6社

  • NP後払い
  • GMO後払い
  • クロネコ代金後払いサービス
  • 後払いドットコム
  • @払い
  • アトディーネ

を比較し、おすすめの後払い決済サービスを紹介しました。

先ほども説明したように、後払い決済サービスは利用するネットショップ事業者によっても料金が変わる場合もあり得るので、利用する際は必ず、後払い決済サービスに問い合わせましょう。

そして、審査も簡単に通るものではないので、書類は迅速に提出し、ミスや漏れがないようにして、確実に後払い決済サービスを使用できるように努めることをおすすめします。

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