「法人ETCカードを取得するメリットが知りたい」
「法人ETCカードを利用することで受けられる割引を詳しく知りたい」
[/voice]法人カードを取得すると、追加カードとしてETCカードに申し込むことも可能です。法人ETCカードを利用した経験がなかったとしても、個人カードでETCカードを取得して利用した経験がある方も多いと思います。
法人カードのETCカードについても、基本的に個人のETCカードと受けられるサービスについては大きな違いはありません。しかし割引などに異なる部分が若干あるのです。
こちらでは法人ETCカードを導入することで得られる最大のメリットといっても良い「割引サービス」についてお伝えします。
個別の割引内容であるとか、割引が適用される条件について知っているでしょうか?ほとんどの方がETC割引の詳しい中身を知らないはずです。
[voice icon=”/wp-content/uploads/teacher_point_336_squ.png” name=”teacher” type=”l”]そもそもETCカードにはいくつかの種類があります。例えばクレジットカードの発行するETCカードもあれば高速道路会社が発行するETCコーポレートカードと呼ばれるものもあります。カードの種類によっても受けられる割引サービスが異なっていることにも注目しなければなりません。
[/voice]特に多くの方が対象になる可能性のある以下の割引について徹底解説していきます。
- 平日朝夕割引
- 休日割引
- 深夜割引
- 大口・多頻度割引
- ETC2.0割引
- ETCマイレージサービス
それぞれの割引にはどのような特徴があるのでしょうか?
平日朝夕割引を徹底解説
還元率・割引率について
クレジットカード会社発行の法人カードおよび高速道路会社発行の法人ETCカードと高速道路会社発行のETCコーポレートカードでは対応が異なってきます。
クレジットカード会社発行の法人カードおよび高速道路会社発行の法人ETCカードの還元率
30%から50%の還元を受けられるチャンスがあります。
クレジットカード会社発行の法人カードおよび高速道路会社発行の法人ETCカードに関してはETCマイレージサービスに登録できます。そのETCマイレージサービスの還元率がお得になる特典が受けられるわけです。
1ヶ月の還元対象となる利用回数が5回以上でなければ、高率の還元が対応することはありません。毎月1回から4回までの利用に関しては、還元率はアップしないのです。
5回から9回までの利用であれば、約30%分を還元してくれます。10回以上となると、約50%分を還元してくれるわけです。
例えば月に6回利用し1回あたりの走行費用が2,000円だったとします。還元率は30%となるので1回あたりで600円が還元されることになり、月に6回利用ということで3,600円が還元対象となるわけです。
※ETCマイレージのポイントを利用して通行をしたとしても還元対象となります。
高速道路会社発行のETCコーポレートカードの割引率
30%から50%の割引を受けられるチャンスがあります。
クレジットカード会社発行の法人カードおよび高速道路会社発行の法人ETCカードの場合はETCマイレージサービスに登録できるため還元系のサービスが受けられます。
しかし高速道路会社発行のETCコーポレートカードについてはETCマイレージサービスに登録できません。よって還元ではなく割引対象となるのです。
クレジットカード会社発行の法人カードおよび高速道路会社発行の法人ETCカードの還元と同じく、1ヶ月の割引対象となる利用回数が5回から9回までは約30%分の割引となります。10回以上となると約50%分の割引となります。
仮に月に割引対象区間を10回利用したとして、1回あたりの利用料金が1,500円であったとします。50%割引が適用されるので、1回あたり750円の割引となります。月に10回の利用なので月に7,500円の割引が受けられる、という事になるわけです。
※平日朝夕割引は、大口・多頻度割引と重複適用はできません。対象走行100キロまでは平日朝夕割引が適用され、100キロ超の部分は大口・多頻度割引が適用されることになります。
平日朝夕割引の適用条件について
- 平日であること(月曜から金曜日、祝日を除く)
- すべての車種が対象である
- NEXCO東日本、中日本、西日本が管理する地方部の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路を走行していること(東京と大阪近郊の区間は対象外)
- 朝6時から9時までに入口料金所または出口料金所を通過すること
- 夕方17時から20時までに入口料金所または出口料金所を通過すること
- 割引は朝・夕のいずれか最初の1回のみが適用されます(割引は1日1回まで)
上記の条件を満たすことが還元・割引の条件となっています。もちろん朝と夕方のどちらか片方の条件を満たすだけでOKです。
注目してほしいのは「対象時間内に入口料金所または出口料金所を通過しなければならない」というところです。
仮に対象時間帯に対象地域を走行していたとしても、対象時間内に料金所を通過していなければ還元・割引は適用されないのです。
例えば午前4時に高速を利用し、対象地域を通過するとします。そして対象の料金所を午前10時に出たとします。このケースであれば確かに対象区間を走行しているわけですが、時間内に対象地域の料金所を通過していないことになります。条件を満たしていないので平日朝夕割引は適用されません。
※ETCコーポレートカードの場合は、1日あたり2回目の平日朝夕割引対象の利用は大口・多頻度割引の対象となります。
休日割引を徹底解説
休日割引の割引率について
30%の割引が適用されます。
こちらの割引に関してはクレジットカード会社発行の法人ETCカードであっても、高速道路会社発行の法人ETCカードであっても、高速道路会社発行のETCコーポレートカードであっても対象となります。
仮に休日に割引対象走行区間で8,000円の費用が発生した場合には、30%割引になるので2,400円(8,000円×30%)が費用から差し引かれることになります。休日に何回利用したとしても割引の対象になるので、土日に高速道路を利用する機会が多い、という方は必見です。
休日割引の適用条件について
- 普通車または軽自動車や二輪車であること
- 休日の利用であること(土曜日・日曜日・祝日・毎年1月2日と3日)
- NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)及び宮城県道路公社の仙台松島道路を走行すること
休日割引に関しては、割引対象車種が限定されているので注意しましょう。自動車と軽自動車、及び二輪車のみが対象となっており、トラックなどは対象外となっているのです。運送業などを行っている場合には対象外になる可能性が高い割引サービスになっているわけです。
休日割引に関しては平日朝夕割引とは異なり、料金所の通過条件は設定されていません。対象道路を休日に走行していると割引が適用されるわけです。
例えば平日の金曜日の夜に高速に入り、対象道路を走行し翌週の平日の月曜に高速から出たとしても割引対象となるわけです。また東京・大阪近郊を走行したとしても、地方部を休日に走行していれば割引の対象となります。
要は平日の利用と東京・大阪近郊の利用でなければ、休日割引は原則的に適用されることになるのです。
深夜割引を徹底解説
深夜割引の割引率について
30%割引の対象となっています。
休日割引と同様に、どのタイプの法人ETCカードを利用したとしても割引対象となります。クレジットカード発行のものであったとしても、高速道路会社発行のものであったとしても割引が受けられるわけです。
月に1万円の深夜利用をした場合には3,000円が割引対象となります。特に回数制限は設けられていないので、高速道路を深夜に利用する機会が多い、という方にとっては節約に大きく関わる割引サービスなのです。
深夜割引の適用条件について
- すべての車種が対象である
- 毎日0時から4時までの走行が対象である
- 割引対象道路はNEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路である
- 走行距離に制限なし
- 割引適用回数に制限なし
車種に制限はなく、普通車でもトラックのような商用車であったとしても割引が受けられるのです。
深夜の時間帯については午前0時から4時までとなっています。その時間帯にNEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路を利用した場合に割引対象となります。
料金所に関する通過条件はありません。午前0時から午前4時までに対象道路の料金所を通過しなかったとしても、対象道路を通過した時点で割引が適用されるのです。
要は午前0時から午前4時の時間帯に、対象道路を利用しなかった場合には適用されない割引サービス、というわけです。
深夜割引は走行距離も適用回数も制限がありません。例えばひと月で深夜に20回や30回に渡って利用したとしても、そのすべてが割引になるチャンスがあります。結果として大きな割引が受けられる可能性があるのが深夜割引なのです。
もう一つ深夜割引で注目してほしいのが、東京近郊および大坂近郊を利用したとしても割引の対象になる、というところです。
東京と大阪については、平日朝夕割引や休日割引は適用されません。東京・大阪のみの有料道路を利用する、という方は割引サービスを受けられる機会が著しく低くなってしまっているわけです。しかし深夜割引に関しては、東京近郊も大阪近郊も関係なく利用可能です。
「東京や大阪のみでビジネスをしている、という方にとってはありがたい割引サービス」と言っても過言ではありません。
大口・多頻度割引を徹底解説
ETCコーポレートカードのみに適用される割引サービスとなっています。クレジットカード会社の法人ETCカードと高速道路会社発行の法人ETCカードには適用されません。
大口・多頻度割引の割引率について
大口・多頻度割引については
- 高速国道の大口・多頻度割引
- 一般有料道路の大口・多頻度割引
の2つがあり、割引率に若干の違いがあります。
さらにその2つの割引の中には
- 車両単位割引
- 契約単位割引
の2つがあります。その2つの割引が併用できるのが大口・多頻度割引の大きなメリットです。
高速国道の大口・多頻度割引の割引率について
車両単位割引について
契約車1台毎の1ヶ月の高速国道の利用額によって以下の割引率が適用されます。1台あたりの利用金額が高ければ高いほど大きな節約につながります。
車両1台あたりの1ヶ月の利用金額 |
割引率 |
ETC2.0使用車の割引率 |
5,000円超1万円までの部分 |
10% |
20% |
1万円超3万円までの部分 |
20% |
30% |
3万円超の部分 |
30% |
40% |
計算が非常に複雑になるので、正確な割引金額のシミュレーションは難しいです。
たとえばひと月に1台あたり5万円のETCカード利用をしたとします。5,000円までは割引がなく、5,000円から1万円までは10%引きになり、1万円から3万円の部分は20%割引になり、3万円から5万円の部分は30%引きになります。
1台あたり一括して〇〇%といった割引率にはなっていないのです。
ちなみにETC2.0使用車のほうが割引率は高く設定されています。
契約単位割引について
条件を満たすことで10%の割引が受けられます。
車両単位割引と併用できるので、ETC2.0使用車であり、1台あたりの利用金額が3万円超である場合には、3万円超の部分については50%もの割引が設定されるわけです。
一般有料道路の大口・多頻度割引の割引率について
車両単位割引について
高速国道の車両単位割引と全く同じ割引率となっています。
車両1台あたりの1ヶ月の利用金額 |
割引率 |
ETC2.0使用車の割引率 |
5,000円超1万円までの部分 |
10% |
20% |
1万円超3万円までの部分 |
20% |
30% |
3万円超の部分 |
30% |
40% |
車両単位割引については内容に違いはありません。
契約単位割引について
5%の割引率となっています。
高速国道の契約単位割引(10%)と比較すると割引率が低くなっています。割引の条件は同じであるにもかかわらず、割引率は若干不利となっているわけです。
一般有料道路の大口・多頻度割引の割引率についても車両単位割引と契約単位割引の併用が可能です。
大口・多頻度割引の適用条件について
車両単位割引の適用条件
- 契約車1台ごと1ヶ月の利用料金が5,000円を超えていること
高速国道のみ、または一般有料道路のみで1台ごとに1ヶ月あたり5,000円を超えていることが条件となっています。
割引の適用条件については、「高速国道の大口・多頻度割引」と「一般有料道路の大口・多頻度割引」に違いはありません。
契約単位割引の適用条件
- 契約者の1ヶ月の割引対象道路の利用額の合計が500万円を超えていること
- 契約車の車1台あたり1ヶ月の平均利用額が3万円を超えていること
上記の2つの条件を満たしていることが必須となっています。
当たり前ですが高速国道の大口・多頻度割引の場合には、高速国道が割引対象道路となります。一般有料道路の大口・他頻度割引の場合には、一般有料道路が割引対象道路です。
ETC2.0割引を徹底解説
ETC2.0割引はETC2.0を導入している場合のみに適用されるサービスとなっています。通常のETC車載器には対応していません。ETC2.0車載器を導入した上で、割引適用区間を利用すると割引されるのです。
ETC2.0とは?
通常のETCは料金の決済のみのサービスを提供していますが、ETC2.0については道路情報と連動することにより様々なサービスを提供してくれます。「次世代型ETC」といった言われ方もしているのです。
普及率も高まっており、平成30年にはETC利用者の16%から17%がETC2.0を導入していることも国土交通省による調査からわかっています。
年月 |
ETC利用台数 |
ETC利用率 |
ETC割引2.0利用台数 |
ETC2.0利用率 |
平成30年1月 |
682 |
91.3% |
116 |
15.6% |
平成30年2月 |
724 |
91.3% |
129 |
16.4% |
平成30年3月 |
785 |
91.2% |
138 |
16.1% |
平成30年4月 |
743 |
91.3% |
134 |
16.6% |
平成30年5月 |
761 |
91.4% |
137 |
16.5% |
平成30年6月 |
739 |
91.5% |
138 |
17.3% |
平成30年7月 |
778 |
91.3% |
147 |
17.3% |
平成30年8月 |
805 |
91.2% |
148 |
16.9% |
ちなみに軽自動車と普通車の導入率と中型車以上の導入率には差があります。同じ調査によるものですが、平成30年8月の調査によると普通車以下のETC2.0の利用率は8.4%であり、中型車以上になると55.0%に跳ね上がります。
要は商用車に関しては、ETC2.0を導入している率のほうが高い、という事になるわけです。
ETC2.0を導入することにより、渋滞を避ける、といったことも可能です。ETC2.0対応のカーナビやスマートフォンなどがあり、それらと連動させることで渋滞を避けた案内ができるのです。
今後実施される予定のサービスも多く存在します。
- フェリー乗船の簡素化・・・駐車場でフェリーの利用料金が決済できるようになる
- 目的までの円滑な移動支援・・・事故や渋滞による問題発生時の一般道を含めた迂回路の提案
- 運行や配送の管理支援・・GPS機能と連動し急ブレーキ野球ハンドルなどの情報を配送会社などに提供する
- 渋滞を避けたルートを選択すると料金割引・・・ETC2.0は経路情報が取得できるため渋滞を避けたルート利用時には料金を割引するサービスを検討中
- 再進入と一時退出の料金同一化・・・給油目的や事故、さらには災害のときなどに高速道路を一時退出して再進入した場合には、退出したとはされずに連続した走行として料金が計算される
ETC2.0割引の割引率について
区間による違いもありますが、対象区間の通常のETC料金よりも20%ほど割引になります。
例えば茅ヶ崎西から鶴ヶ島まで向かうとします。通常料金は2,820円であり、ETC料金になると2,720円となります。ETC2.0割引が適用されると2,380円となります。
30%や40%といった割引にはなりませんが、時間制限などもないのでETC割引の対応外の時間帯に自動車に乗る機会が多い、という方にとって嬉しい サービスになっているのです
ETC2.0割引の適用条件について
- ETC2.0を導入していること
- 圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名~木更津JCT)または新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT) を通過すること
条件は以上の2つだけであり、時間帯制限や回数制限などもありません。1カ月に複数回に渡りETC2.0割引が受けられるわけです。
割引率に関しては他のETC割引サービスと比較すると低くなっていますが、日常的に利用できると考えると結果的には大きな節約につながる可能性もあります。
「ETC2.0に対応しているカードってあるの?」
ETCカードに関しては、通常のETC車載器でもETC2.0車載器でも利用可能です。カードによってETC2.0が利用できない、ということはありません。すでに法人ETCカードを取得している方であれば、後はETC2.0に対応した車載器を導入すればよいだけです。
ETC2.0車載器の値段とは?
1万円台から3万円台程度のものが多くなっています。
通常のETC車載器と比較するとかなり高額であり、多くの社用車をかかえる企業にとっては全台に導入するのは難しいかもしれません。
しかし対象区間が20%割引になり、さらに今後割引対象も順次増える可能性があります。一気に導入するのは難しいかもしれませんが、少しずつ導入量を増やしていくようなことも考えましょう。
ETCマイレージサービスも実質的に割引である
ETCマイレージサービスは、走行料金に応じてポイントを取得できるものとなっています。航空会社のマイレージと同じようなものです。
獲得したポイントはETC利用に充当できるので、結果的には割引と同じようなサービスになっています。ただしどのETCカードでも対応しているわけではありません。
こちらではETCマイレージサービスについて簡単に解説します。
対応しているETCカードと対応していないETCカード
カードの種類 |
ETCマイレージサービス |
クレジットカード会社発行のもの |
対応している |
高速道路会社発行の通常のもの |
対応している |
高速道路会社発行のETCコーポレートカード |
対応外 |
ETCコーポレートカードのみETCマイレージサービスに対応していません。
ETCコーポレートカードは大手の会社が利用するものであり、中小企業の方は通常の法人ETCカードを利用することになります。
ETCコーポレートカードに関しては、専用の割引サービスである大口・多頻度割引が適用されます。一方でETCマイレージサービスが適用外、といったデメリットがあるわけです。
ETCマイレージサービスの還元率とは?
各道路事業者によって還元率は異なっていますが、1%から10%の範囲内であることがほとんどです。
特に還元率が高く設定されているのは以下の道路事業者です。
- NEXCO東/中/西日本
- 宮城県道路公社
- 本州四国連絡高速道路株式会社(本四高速)
交換ポイント数によっても還元率は異なってきますが、最も有利な条件で交換すると還元率は10%にもなるのです。
一方でETCマイレージが適用外の道路事業者もあります。
首都高速株式会社に関してはETCマイレージサービスには対応していません。よって首都高速しか利用しない、という方はポイントの獲得ができないのです。
ETCマイレージへの登録方法
ETCマイレージはカードを取得したからと言ってすぐに利用できるものではありません。事前に登録をしなければポイントが付与されないので気をつけましょう。
登録に関してはインターネット申し込みと郵送での申し込みがあります。どちらか好きな方法で申し込みを行ってください。
ETCマイレージへの登録には以下の情報が必須となります。
- 名前
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- ETCカード番号及び有効期限
- 車両番号(ナンバープレートの4桁)
- 車載器管理番号(ETC車載器の19桁)
特に車両番号と車載器管理番号が間違いやすいので気をつけてください。
まとめ
法人ETCカードでは各種割引が利用でき、その割引率は最大で50%にもなります。ETCを導入すれさえすれば利用できる割引も多くあり、通行料金の大きな節約にもつながるわけです。
会社を経営している方にとっては、少しでも経費を節約することが何よりも大切です。ETC割引をうまく利用していきましょう。
以下に各種割引と割引率についてまとめます。
割引名 |
割引対象カード |
割引率 |
平日朝夕割引 |
どのETCカードでもOK |
30%or50% |
休日割引 |
どのETCカードでもOK |
30% |
深夜割引 |
どのETCカードでもOK |
30% |
大口・多頻度割引 |
ETCコーポレートカードのみ |
最大で50%近くになることも |
ETC2.0割引 |
どのETCカードでもOK |
20%前後 |
ETCマイレージサービス |
ETCコーポレートカード以外OK |
最大で10% |
中には割引率が極めて高いものもあり、対象となれば有料道路の利用料金が一気に減る可能性もあります。特に運送業などを営んでいる方でETCコーポレートカードを取得していれば、利用料金が一気に下る可能性もあります。
ETCコーポレートカードではなかったとしても、平日朝夕割引であれば50%の割引になる可能性もあります。さらにETCマーレージサービスは他の割引サービスと併用できます。
例えば休日割引を利用した場合には、30%の割引が適用された上で10%が還元されるわけです。あわせて40%ほどの節約になります。
ETC2.0に関する割引情報についても述べましたが、今後大きな割引にも期待できます。ETC2.0に関しては、様々な応用が考えられており、結果として割引につながってくると考えられるのです。
ETC2.0では事故や渋滞を避けるために高速道路から降り一般道を一時的に利用した場合にも割引が適用されるようなことも計画されています。ETC割引をうまく活用したいと考えている方は、コスト(1台あたり1万円から3万円ほど)は掛かりますが先んじて導入してみるのもおすすめです。
ちなみに割引をうまく活用していきたいと考えるのであれば、クレジットカード会社発行のものを選びましょう。高速道路会社発行の法人ETCカードは手数料が発生してしまいます。
月間利用額の5%から8%が上乗せされて徴収されてしまうので、せっかく割引が適用になったとしても旨味はあまり感じられません。一方でクレジットカード会社発行の法人ETCカードであれば手数料は発生しないので、割引がそのまま引き落としに反映されます。