多くの会社経営者が頭を悩ませるのが、法人カード選びです。
特に法人プラチナカードともなると、かなりの上級なカードとなってくるので注意が必要です。高額な年会費が発生するものもあるからです。
まず考えなければならないのが、法人プラチナカードの比較ポイントです。それぞれのカードには個性もあります。
といったこともあるので、注意しなければなりません。
法人プラチナカードのメリットとデメリットにも注目しましょう。メリットとデメリットの両方を把握することで、さらに法人プラチナカードを絞ることができるようにもなってくるわけです。
終盤には、法人プラチナカードのおすすめランキングを発表します。第3位までカードを紹介します。
- 「法人プラチナカードを比較して選ぶときに注目すべきテーマを知りたい!」
- 「法人プラチナカードのメリットだけではなくデメリットも知りたい!」
- 「おすすめの法人プラチナカードが知りたい!」
上記のようなことを思っている方は必見です。
法人プラチナカードの比較ポイント6つ!
- インビテーションありか?なしか?
- 年会費と費用対効果
- 利用限度額の高さ(一律の制限なしか?)
- ステータスは高いか?低いか?
- 保険の種類と補償額と付帯条件
- 付帯優待系サービス
①インビテーション制のカードの取得は難しい
法人プラチナカード選びのときに、最初に注目すべきは「インビテーション」です。
インビテーション制の法人プラチナカードを取得したいのであれば、そのプラチナカードと同系列のゴールドカードを利用する必要があります。
そしてゴールドカードにて、利用実績を高めていかなければなりません。
インビテーション制のプラチナカードの取得条件例
- 会員歴が2年から3年以上であること
- 年間利用額が100万円から200万円以上を複数年続けること
- 年齢が20代後半以降であること
インビテーション制のプラチナカードを取得するためには、それなりの時間がかかってしまうのも事実です。何もインビテーション制の法人プラチナカードにこだわる必要はありません。
②年会費で選ぶ
プラチナカードの年会費の差はかなりものもです。カードによって大きな開きがあります。
法人プラチナカードですが、年会費が安いものであると2万円程度に設定されているものもあります。ゴールドカードと変わらない年会費設定になっているものもあるわけです。
プラチナカードを選ぶ方は、基本的にはサービス重視であると思うので分かっているとは思いますが、「年会費が低いから良い」という考えは捨てるべきです。
重要なのは「費用対効果」です。
費用対効果が高いのであれば、年会費が高いカードであったとしても気になりません。サービスで年会費を取り戻せるからです。
年会費が低くてもサービスが悪ければ、その低い年会費でさえ取り戻せないかもしれません。
法人プラチナカードと年会費例(本会員カード年会費)
カード名 | 年会費例 |
---|---|
ラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Card(※1) | 22万円 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード | 14万3,000円 |
三井住友ビジネスカード(プラチナ) | 5万5,000円 |
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners | 5万5,000円 |
JCBプラチナ法人カード | 3万3,000円 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 2万2,000円 |
MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 2万2,000円 |
すべて税込価格です。
※1:ラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Cardはゴールドカードとされていますが、実質的にはプラチナカードなのでこちらに掲載しました。
上記したように、年会費にはかなりの差があることは事実です。
子カード年会費にも注目すべし!
従業員に対して子カードを発行するのであれば、子カードの年会費も比較してください。子カード年会費比によってはかなりの負担になることも想定されます。
子カードの発行を考えている方は、本会員年会費と共に子カード年会費も比較対象に入れるべきなのです。
③法人プラチナカードの使い勝手に関わる利用限度額
一般の法人カードの利用限度額は、数十万円に設定されることが多くなっています。ゴールドカードになると、50万円から300万円です。
500万円の方もいれば1,000万円の方もいます。高額設定される可能性が高い、ということになります。
高額のカード利用ができるようになれば、様々な利用に法人カードを利用できるようになります。月に数百万円を利用するようなこともできるわけです。
特に高額の経費がかかってくるような事業を行っている方にとっては、欠かせないカードとなってくるわけです。
ちなみに利用限度額に関しては、審査で決定されます。審査後にその限度額で足りないと思った場合には、カード会社に連絡してみましょう。
再審査を行ってくれ、一定条件を満たしていると判断されれば利用限度額をアップしてくれることもあるのです。
利用限度額に一律の制限を設けていない法人プラチナカード例
- ラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Card
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
- JCBプラチナ法人カード
「ラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Card」や「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」であれば、年会費も高いので利用限度額に一律の制限を設けていないもの理解できると思います。
しかし年会費が2万円ちょっとである「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」も一律の制限を設けていません。法人プラチナカードには無限の可能性があるわけです。
④法人プラチナカードのすべてのステータスが高いわけではない
残念ながら「法人プラチナカード」というだけでは、高いステータスを獲得できるわけではありません。そもそも前述したように法人プラチナカードとはいっても、年会費には大きな差があるのです。
ステータスには様々なものが関わってきますが、重要なのは以下の3つです。
- 年会費が高いカードであること
- 国際ブランドがアメックスかダイナースであること
- プロパーカードであること
年会費についてはプラチナカードとしての通常のステータスであれば、5万円がボーダーラインとなっています。高いステータスを求めるなら10万円以上です。
国際ブランドについては、アメックスとダイナースが他のブランドよりも一つが出ている感覚です。
プロパーカードに関しては、国際ブランド自体が発行しているカードのことを指しています。
アメックスやダイナース、そしてJCBはプロパーカードを発行しています。しかしMastercard®とVisaについてはすべて提携カードなのです。提携カードはステータスが低いとされています。
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」に関しては、アメックス自体が発行しているプロパーカードです。もちろん国際ブランドはアメックスです。
その上、年会費が14万円以上となっており、ステータスは極めて高くなっています。
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」に関しては、国際ブランドはアメックスですが発行しているのはクレディセゾン(セゾンカード)です。
よって提携カードということになります。年会費は2万円ちょっととなるので、プラチナカードとしてはステータスが低い、ということになってしまうのです。
⑤保険の内容も比較すべし
法人プラチナカードは手厚い保険がついています。しかしその補償内容には違いがあることも事実です。
海外に行く機会が多い方であれば、海外旅行保険の内容が手厚いものになっているカードを選びたいでしょう。
ショッピング利用額が高くなる方は、高額のショッピング保険がついているカードを利用したくなるはずです。
保険における比較ポイントは以下の3つです。
- ついていて欲しい保険が付帯しているか?
- 補償額が満足できるものか?
- 付帯条件が有利であるか?(自動付帯であるか?)
どんなに手厚い補償内容の保険がついていたとしても、あなたが利用したい保険がついていなければ意味がありません。
補償額にも注目です。
- 「怪我をしたときにどれだけ補償されるのか?」
- 「入院した時にはどれだけ補償されるのか?」
- 「救援者費用はどれだけカバーされるのか?」
仮に補償額が少額であれば、保険でまかないきれないことも考えられるわけです。だからこそ補償額にも注目しなければなりません。
付帯条件にも目を通しておきましょう。自動付帯であれば問題ありません。勝手に保険が付帯している状態になっています。問題は利用付帯であるケースです。
利用付帯の場合には、公共交通機関のカード決済が必須となってくるのです。
例えば新幹線の費用であるとか、航空機の費用などをカードで決済しなければ保険は付帯しません。そのことを知らないでいると、いざという時にカードの付帯保険が機能しないことも考えられるわけです。
⑥付帯優待系サービスで比較する!
法人プラチナカードにもなると、様々なサービスが付帯していることは当たり前です。高額の年会費を支払うことになるので、それらに見合ったサービスがついてくるのです。
例えば空港ラウンジを無料利用したいのであれば、プライオリティパスのプレステージ会員の無料資格が付帯しているものがおすすめです。
プレステージ会員であれば、年に何回ラウンジを利用しても無料なのです。他の会員となると条件によってはラウンジの利用料金がかかってくるので注意しましょう。
ほとんどの法人プラチナカードにそれらのホテル優待やレストラン優待が付帯しているわけですが、特に注目すべきは自身が利用するような施設の優待があるのか、というところです。
どんなに素晴らしい優待があったとしても、自身が利用するホテルやレストランが優待の対象に入っていなければ意味がありません。
ちなみに法人プラチナカードの多くにはコンシェルジュサービスが付帯しています。そのコンシェルジュサービスに関してもカードによって内容が大きく変化してきます。
法人プラチナカードのメリット・デメリット
メリット6つ!
- ステータスをアピールできる
- 世界中の空港ラウンジが利用できる
- カード独自のサービスが付帯している
- 保険の補償額が高額である
- 限度額が極めて高い
- コンシェルジュサービスが利用できる
①プラチナカードのステータスによってビジネスがうまくいく可能性あり
法人プラチナカードは、どんな個人事業主でも持てるわけではありません。どんな会社経営者の方でも持てるわけではありません。
法人プラチナカードを持っている方は「それなりに成功している」というアピールができるわけです。ビジネス相手として申し分ありません。
そもそもビジネスをする上では、信用というものが極めて重要になってきます。
取引先が急に倒産するようなことになってしまえば、経営計画を転換しなければならないかもしれません。売掛金があれば回収できなくなってしまうのです。
しかし取引先が法人プラチナカードを利用していれば、「ビジネスで成功しているから信用できる」と判断してもらえます。取引に応じてもらいやすくなるわけです。
上記のように考えている方もいるかも知れません。
取引先を接待することもあるでしょう。その時に支払いに法人プラチナカードを利用していたらどうでしょうか?
取引先はどのようなカードで支払っているか見ているかもしれません。
仮に年会費が14万円以上もするアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを利用して支払っていたら、どう思われるでしょうか?
「この会社と取引したらビックなビジネスチャンスをつかめるのでは?」
商談がうまくいきやすくなることは言うまでもないでしょう。
②利用できる空港ラウンジが圧倒的に多い!
法人ゴールドカードでも空港ラウンジが利用できます。しかし法人プラチナカードは利用できる法人カードの数が圧倒的に多いのです。
法人ゴールドカードに関しては、「国内の主要空港だけ」であったり「国内主要空港+海外1空港から2空港」であったり、といったことになっているのです。世界各地の空港ラウンジが利用できるわけではありません。
国内主要空港だけであると、海外へ向かうときだけ空港ラウンジが利用できるわけです。海外空港のラウンジはカバーされていないので帰りは利用できません。
しかし法人プラチナカードのプライオリティパスであれば、国内の主要空港だけではなく海外の空港も網羅しています。よって行きも帰りもラウンジが利用できるわけです。
プライオリティパスと会員ランク
会員ランク | 年会費 | ラウンジの利用料金 |
---|---|---|
プレステージ会員 | 429米ドル | 何回利用しても無料 |
スタンダード・プラス会員 | 249米ドル | 年10回の利用までは無料、11回目以降の利用は1回あたり32米ドル |
スタンダード会員 | 99米ドル | 1回あたり32米ドル |
どのプライオリティパスの会員ランクであったとしても、ラウンジが無料になるわけではありません。会員ランクによって無料になることもあれば、費用が発生してしまうこともあるわけです。
ただしプライオリティパスが付帯しているクレジットカードに関しては、「年会費」が発生しません。スタンダード会員はもちろんですが、年会費が429米ドルも発生するプレステージ会員に関しても年会費がかからないのです。
子カードのプライオリティパスについては、残念ながらほとんどのカードには付帯していません。しかしアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードに関しては、子カードにもプライオリティパスが付帯しています。
さらに同伴者も1名無料になるなど、極めて質の高い空港ラウンジ系のサービスを提供しています。
③カード独自のサービスについて
一般カードやゴールドカードに関しては、それほど珍しいサービスは付帯していません。他のカードにも付帯しているようなサービスばかりが付帯しているわけです。
しかし法人プラチナカードにもなると、各カードに独自のサービスが付帯してくるのです。
法人プラチナカードの一つである「ラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Card」を確認してみましょう。
ラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Cardは、ゴールドカードと名前についていますが、実質的にはプラチナカードです。
まずは、世界の一流のホテルで部屋がアップグレードしてもらえるのです。もちろん部屋に空きある場合の限定サービスとなっていますが、「少しでも良い部屋を利用したい」と考えている時には嬉しいサービスです。
クレジットカードの付帯サービスとしてはレストランが優待価格で利用できる、というものがあります。しかしラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Cardでは指定したレストランへの送迎サービスを行っているのです。
ちなみに映画鑑賞や美術館鑑賞が好きな方にも注目すべきサービスを実施しています。
例えば全国のTOHOシネマズで毎月3回は無料で映画鑑賞ができます。さらに東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館などのいくつかの国立美術館を、同伴者1名とともに無料で鑑賞できます。
今回はラグジュアリーカード/Mastercard® Gold Cardのサービスを具体例としてあげてみましたが、他の法人プラチナカードにも様々なサービスが付帯しているわけです。
④保険の補償額について
利用しないに越したことはありませんが、もしものときに活躍してくれるのがクレジットカードに付帯している保険です。
その保険ですが、各カードごとに補償額が決まっています。補償額の範囲内で保険金がもらえることになるわけです。
法人プラチナカードの保険の補償額は、極めて高い設定となっています。高額の保険金がもらえる可能性があるのです。
法人一般カードであると、そもそも旅行保険やショッピング保険が付帯していないことも珍しくありません。
※法人プラチナカードの旅行保険については、基本的に自動付帯に設定されているものが多くなっています。カードで公共交通機関の費用を支払う必要はありません。
⑤限度額が1,000万円単位になることも!
利用限度額ですが100万円や200万円でよいのであれば、わざわざ法人プラチナカードを利用する必要はありません。法人ゴールドカードで十分でしょう。
法人プラチナカードに関しては、利用限度額の上限が一律に決まっていないカードもあります。個別に限度額を設定するので、高額な方になると1,000万円を超え2,000万円や3,000万円になることもあるのです。
たとえば運送業などを行っていれば、トラックを購入することもあるでしょう。トラックは中古でも1,000万円を軽く超えることも珍しくありません。
しかし高額の限度額が設定されている法人プラチナカードであれば、1,000万円単位の高額な支払いにも利用できる可能性があるわけです。
⑥コンシェルジュサービスを活用しよう!
プラチナカード以降のサービスとなっているのがコンシェルジュサービスとなっています。
ただしカードによって行ってもらえる範囲には、大きな違いがあるので注意しましょう。
一般的なコンシェルジュサービスに関しては、例えばホテルの予約であるとか航空チケットの予約などがあります。
初めて訪れる地域などに関しては、どのようなホテルがあるかもわからないでしょう。そのような時にコンシェルジュに対して相談できるわけです。
また接待をするときなどに、適当なレストランなどの飲食店がわからない、ということもあるでしょう。そういったときにも相談できるのです。
接待に利用できるような店舗をいくつかリストアップしてくれたり、その中から希望したレストランを予約してくれたり、といったサービスまで実施しているわけです。
接待といえばゴルフもあります。ゴルフ場の手配に関してもコンシェルジュに行ってもらえます。
かなか予約が取れないような、プロのトーナメントが行われるような名門コースの手配も行ってもらえるわけです。
もちろんチケットなどにかかる費用は実費で負担することになりますが、コンシェルジュサービスに対するコストは発生しません。利用しなければ損、といっても良いでしょう。
デメリット4つ!
- 年会費が高い
- ポイント還元率・マイル還元率が低い
- 取得が難しい(審査難易度が高い)
- 選択肢が少ない
①年会費が法人一般カードや法人ゴールドカードよりも高い
個別の法人プラチナカードの年会費については「法人プラチナカードの比較ポイント6つ!」にて詳しく解説しましています。
法人プラチナカードに関しては、法人カードの中では最上級に位置しています。法人カードにはブラックカードはないので、プラチナカードが最もグレードが高いカードとなっているわけです。
※「ラグジュアリーカード/Mastercard® Black Card」に関しては、法人口座も設定できるので法人カードとしても利用可能です。しかし厳密には個人カードなので、現状では法人カードにブラックカードはありません。
最もグレードが高いということもあり、年会費については基本的に高く設定されるわけです。最低でも2万円台の年会費が発生してしまいます。
一般タイプの法人カードであれば、年会費がかからないものもあります。しかし法人プラチナカードとなると少なくても2万円程度は年会費がかかるので、それなりの出費は覚悟しなければなりません。
法人プラチナカードには、様々な優待サービスが付帯しているので、それらの活用を心がけましょう。
子カードの年会費にも注意しよう
本会員カードのみの年会費だけに注目してしまうと、足元を救わけることになるかもしれません。法人カードの場合には、従業員に対してもカードを発行するケースがあるわけです。
子カードを多数発行する予定である方は、本会員年会費だけではなく子カード年会費もあわせて確認しておくべきです。
ちなみに子カード年会費については、一定枚数までは無料の設定であるものもあります。さらに本会員カードと比較すると、基本的に子カード年会費は低めに設定されています。
②法人プラチナカードは還元率には力を入れていない
すべての法人プラチナカードの還元率が低いわけではありません。しかしほとんどの法人プラチナカードは還元率が低く設定されています。
そもそも法人カード自体の還元率設定が、低くなっているわけです。プラチナカードもその流れを引き継いでおり、上級カードであるからと行って有利になるわけではありません。
プラチナカードともなると、利用限度額も高くなります。中には月に100万円や200万円利用する方も少なくありません。
仮に法人カードで年間1,000万円を利用したとしても、還元率が0.3%であれば3万円しか還元されないことになります。
一方で還元率が1.0%であれば10万円も還元されます。個人カードであれば還元率が1.0%というカードも少なくありません。
③取得のハードルが極めて高い
審査の基準については詳細に公表されているわけではありません。
しかし法人プラチナカードを発行する会社としては、最上級グレードの法人カードなのである程度のステータスを維持したい、と考えているわけです。よって誰にでも発行するようなことはしていません。
推測によるものですが、一般的な法人プラチナカードの審査突破条件について以下に示しておきます。
- 年齢が20代後半以降であること(30代以降でなければ駄目なケースもある)
- 業歴が5年以上であること
- 黒字決算であること
経営者や個人事業主の年齢が若く、業歴が5年未満であり、さらには赤字位決算であると法人プラチナカードを取得できる可能性は極めて低いわけです。取得できない、といっても良いかもしれません。
特に注目すべきは「黒字」という部分です。
法人カードを発行する会社としては、貸し倒れに非常に敏感になっています。
そもそも法人カードは事業向きの利用をされることになります。限度額も高く設定されており、数百万円から1,000万円単位の利用をされる可能性もあるのです。
それだけ高額の利用がされた状態で仮に貸し倒れてしまえば、カード会社としては大損失になってしまいます。
そのような状況を避けるためにも「返済能力の高さ」を証明できる何かしらのものを求めてくるわけです。その一つが「黒字決算」です。
他にも返済能力の高さを示すものとしては「不動産(財産)」もあります。
インビテーション制のプラチナカードの取得はさらに難しい
すべての法人プラチナカードは申込制であるわけではありません。一部のプラチナカードに関しては、「完全招待制」にしているのです。
招待をされるためには、法人ゴールドカードの利用が必須です。そして招待されるのを待つのです。
さらに返済についても予定通りに行わなければなりません。
返済に遅れが出た経験がある方に対してはカード会社としても警戒してくるのです。前述した返済能力がない、と判断されるきっかけにもなりかねません。
インビテーション制の法人プラチナカードを狙っている方は、返済期日を必ず守りましょう。
④法人プラチナカードの数は限られている
より多くのカードの中から法人カードを選びたい、という方もいるでしょう。しかし法人プラチナカードに関しては、それほど多くはありません。
さらに中にはインビテーション制のものもあり、申し込みができないものもあるのです。
一方で、少ないからこそ悩まないで済むといった特徴もあります。
例えば個人向け一般カードであれば数え切れないほどあります。ちょっと探しただけでも数十枚、じっくりと探せば数百枚は見つかります。その中から1枚を選ぶという労力は、計り知れません。
法人プラチナカードおすすめランキング第1位.セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめな人
- 低年会費の法人プラチナカードを探している方
- マイル還元率が高いカードを探している方
- 世界中の空港ラウンジが利用できるカードを探している方
- 高額利用を考えている方
- ステータスが低くても大丈夫な方
法人プラチナカードの中では圧倒的な低年会費設定
- 本会員カード年会費:2万2,000円(条件をクリアすれば半額になる)
- 子カード年会費:3,300円
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、法人プラチナカードのデメリットに対応しているカードです。特に注目してほしいのが年会費です。
本会員の年会費に関しては、2万2,000円(税込み)となっています。法人プラチナカードとしては、極めて低い年会費設定となっており、気軽に利用できるカードとなっているわけです。
その年会費をさらに安くする方法があります。年間ショッピング額が200万円以上になると次年度の年会費が半額の1万1,000円(税込み)に引き下げられます。
もちろん年間利用額に関しては、追加カードの利用分も含めてOKです。本会員カードと子カードあわせて200万円以上の利用であれば、年会費の優遇が受けられるわけです。
子カードの年会費も低い!
子カードの年会費は3,300円(税込み)となっています。
4枚まで発行できるので、仮にMAXの4枚を発行した場合でも子カード年会費は1万3,200円しかかかりません。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、子カードも含めて年会費が極めてお得な法人プラチナカードなのです。
プライオリティパスのプレステージ会員資格付帯
低年会費の法人プラチナカードとはいえ、サービス内容に大きな問題があるわけではありません。特に注目してほしいのが世界の空港ラウンジが利用できるようになる「プライオリティパス」です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードには、プライオリティパスが付帯しており、しかも最上級会員である「プレステージ会員」に無料登録できるのです。
プレステージ会員になるためには、通常年会費で429米ドルかかります。その429米ドルを支払わないで会員になれてしまうわけです。
法人カードなのにマイル還元率が高い!
JALマイルの還元率が最大で1.125%になるカードです。
法人プラチナカードのところでも述べましたが、法人カードはポイント還元率やマイル還元率が極めて低い設定となっています。0.5%あれば良い方なのです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードと極めて相性が良いのがJALマイルです。最大でJALマイル還元率は1.125%にもなります。
まずセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードであれば、「SAISON MILE CLUB(セゾン・マイル・クラブ)」に無料登録できます。通常年会費は4,400円(税込み)してしまうのですが、カード特典として無料になります。
SAISON MILE CLUB(セゾン・マイル・クラブ)に登録すると、カードを1,000円利用するごとに10JALマイル貯まるようになります。
100円あたりで1JALマイルが貯まる計算になるので、これだけでマイル還元率は1.0%です。
さらに2,000円の利用につき1セゾン永久不滅ポイントが獲得できます。
セゾン永久不滅ポイントはJALマイルに交換することも可能です。移行レートは1ポイントあたり2.5マイルなので、1,000円に直すと1.125マイルとなります。
SAISON MILE CLUB(セゾン・マイル・クラブ)で1,000円あたり10マイル獲得でき、セゾン永久不滅ポイントは1,000円あたりで1.125マイルの獲得となります。
併せて1,000円あたりで11.125マイルの獲得となり、100円に直すと1.125マイルとなるのです。還元率は正真正銘1.125%です。
利用限度額に一律の制限なし
利用限度額の上限が最初から決められているわけではありません。審査の上で個別に設定するシステムを採用しているのです。
人によっては、1,000万円以上の限度額が設定される可能性もあり、高額利用できるチャンスがあるわけです。
保険内容も問題なし
- 海外旅行傷害保険:最高補償額1億円(全額自動付帯)
- 国内旅行傷害保険:最高補償額5,000万円(全額利用付帯)
- ショッピング保険:海外(300万円)、国内(300万円)
ショッピング保険が若干少ないように感じる方もいるかも知れませんが、法人プラチナカードとしては問題ありません。保険の補償内容も評価できるカードなのです。
海外旅行傷害保険の中には、航空機遅延保険も付帯しています。補償額は16万円となっています。
※国内旅行傷害保険は、全額利用付帯となっているので注意してください。
デメリット!ステータスは低い
- 低年会費である
- 提携カードである
ステータスに関してはほとんどありません。プラチナカードではありますが、年会費が2万円程度となっており、決して高くはありません。
さらに国際ブランドにアメックスはついていますが、提携カードなのです。クレディセゾンが発行している「セゾンカードの一種」なので、ステータスに関しては期待できません。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの基本スペック
年会費 | 2万2,000円(税込み)(※1) |
---|---|
子カード | ETCカード(年会費無料)、子カード(年会費:3,300円)(※2) |
還元率 | 0.5%から1.125% |
空港ラウンジ | プライオリティパスあり(プレステージ会員) |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(全額自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(全額利用付帯) |
ショッピング保険 | 海外(300万円)、国内(300万円) |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
- ※1:カード利用額が年間200万円以上(子カード利用額も含めて)であると次年度年会費は半額の1万1,000円(税込み)になります。
- ※2:子カードは4枚まで発行可能です。
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」の公式サイトはこちら
法人プラチナカードおすすめランキング第2位.JCBプラチナ法人カード
JCBプラチナ法人カードがおすすめな人
- 慣れ親しんだJCBカードを利用したい人
- 国内外の空港ラウンジを無料で利用したい人(海外への渡航が多い人)
- 低年会費のカードを望んでいる人
- 自動車に乗る機会が多い人
- 接待などで高級料理店を利用する機会がある人
- ステータスの低さが気にならない人
安心安全のJCBブランドの法人プラチナカード
国内発の国際ブランドであるJCBが発行している法人プラチナカードがJCBプラチナ法人カードです。
JCBカードを普段から利用している、という方も多いのではありませんか?慣れ親しんでいるカードでもあるので、安心感が得られるわけです。
国際ブランドとしてのJCBにもメリットがあります。
海外については加盟店の少なさに若干の不安もありますが、アメックスと提携をしています。海外のアメックスの加盟店でも利用できるので、海外利用を想定している方に対しても一定の役割を果たしてくれます。
プライオリティパスのプレステージ会員に無料でなれる!
世界中を飛び回っている方に適したカードがJCBプラチナ法人カードです。
世界1,200箇所以上の空港ラウンジが無料利用できるプライオリティパスのプレステージ会員になれるのです。
プレステージ会員になるためには、通常429米ドルがかかってしまいます。
プレステージ会員になるとプライオリティパス提携の空港ラウンジであれば、年間に何回利用しても費用はかかりません。
1回の利用額を3,000円として年に20回利用するとなると、年間で6万円も得したことになります。
年会費が低めである
- 本会員年会費:3万3,000円(税込み)
- 子カード年会費:6,600円(税込み)
前述したセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードと比較すると若干年会費が高いですが、それでも法人プラチナカードとしては低めの設定となっています。
子カード年会費についても、本会員カード年会費の5分の1の設定となっています。子カードを発行しやすい環境が整えられているわけです。
国内有名レストラン利用時に1名分が無料になるサービスあり
グルメベネフィットと呼ばれるサービスが付帯しています。
国内の有名レストランを2名以上で予約すると、1名分のコース料理が無料になるサービスが利用できるのです。
接待などにももちろん利用できるわけです。コース料理に関しては高額になる可能性が高いでしょう。2万円程度になることもあります。
仮に1人分が2万円のコース料理でグルメベネフィットを利用する場合には、2万円もお得になってしまうわけです。
珍しい!自動車事故の見舞金制度あり
「カーアクシデントケア制度」とよばれる保険のようなサービスが付帯しています。自動車事故が起きてしまった時に、5万円の見舞金を支払ってくれるのです。
具体的な補償内容は以下のとおりです。
- 高速道路走行中に車両故障が起きてしまったケース
- ETCゲート通過時に事故にあってしまったケース
- ETC車載器が盗まれてしまったケース
- 車内やトランク内の携行品が破損してしまうなど損害が出てしまったケース
- 交通事故によって入院してしまったケース
カーアクシデントケア制度は、個人カードにはないものです。JCBプラチナ法人カード独自のサービスとなっており、注目に値します。
特に自動車をよく利用する法人経営者の方や、個人事業主の方にと行っては心強いサービスです。
高額の付帯保険
- 海外旅行傷害保険:最高補償額1億円(全額利用付帯)(航空機遅延保険あり)
- 国内旅行傷害保険:最高補償額1億円(全額利用付帯)(航空機遅延保険あり)
- ショッピング保険:海外(500万円)、国内(500万円)
年会費が3万円ちょっととは、思えないほどの手厚い補償内容となっています。
さらに国内旅行保険と海外旅行保険の双方に航空機遅延保険が付帯しています。ショッピング保険の金額も問題ありません。
もしものことがあったとしても、付帯保険によってしっかりと守ってもらえるわけです。
ステータスは若干低め!
- 年会費が若干低い
- 国際ブランドがJCBである
JCBプラチナ法人カードはJCBのプロパーカードであるので、その点はステータスから見ても評価できます。しかし年会費が3万円台となっており、それほど高級なカードとは言えません。
さらに国際ブランドはJCBです。アメックスやダイナースと比較すると若干見劣りするのです。
JCBプラチナ法人カードの基本スペック
年会費 | 3万3,000円(税込み) |
---|---|
子カード | ETCカード(年会費無料)、子カード(年会費:6,600円) |
還元率 | 0.49%(※1) |
空港ラウンジ | プライオリティパスあり(プレステージ会員) |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(全額自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億万円(全額自動付帯) |
ショッピング保険 | 海外(500万円)、国内(500万円) |
国際ブランド | JCB |
※1:ポイントをJCBギフトカードへ交換した場合の還元率です。
「JCBプラチナ法人カード」の公式サイトはこちら
法人プラチナカードおすすめランキング第3位.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードがおすすめな人
- ステータスがあるカードを望んでいる人
- 年会費が高くても問題ない人
- 良い質の高いサービスを受けたい人
- 高額の利用を検討している人
圧倒的なステータス性!
- 本会員カード年会費:14万3,000円
- プロパーカードである
- 国際ブランドがアメックスである
- インビテーション制である
法人プラチナカードの中でトップクラスのステータスを誇ります。アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを取得できる方は、ほんの一部にすぎません。
そもそも年会費が14万円オーバーです。年会費でまずは希望者をふるいに落としてきます。
さらに最高級ブランドであるアメックスが発行しているプロパーカードとなっています。提携カードではありません。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを利用した上で、その実績が認められなければなりません。年間で200万円や300万円などを利用しなければ招待されることはないのです。
さすがアメックス!サービス内容がすごい!
- 国内ホテルの無料宿泊券
- 高級ホテルグループの上級メンバーシップ
- プライオリティパス(プレステージ会員)
- 高級レストランのコース1名分無料(ダイニング・アクセス)
- ゴルフコースのプレイ料金1名分無料(プリファード ゴルフ)
- クルーザーの利用(プライベート・クルーズ)
- ヘリコプターによるフライトサービス(ラグジュアリー・フライト)
年会費が14万円もかかるとなると、取り戻そうと必死になりそうなイメージを持つかもしれません。
例えばプライオリティパスについても、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードにとっては付帯している一つのサービスにすぎません。
他にも同等の素晴らしいサービスが多く付帯しているわけです。
ホテルの優待宿泊ができたりゴルフの優待利用ができたり、クルーザーやヘリコプターなどのサービスまであります。
もちろんプラチナ・セクレタリー・サービスと呼ばれるコンシェルジュサービスも付帯しています。24時間対応してくれ、様々な相談やチケットなどの手配や予約を行ってくれるのです。
利用限度額には一律の制限なし
利用限度額は個別の判定となります。一律で上限を定めているわけではありません。
そもそもアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを取得する方は選ばれた方なので、限度額に関しては基本的に高額に設定されます。
1,000万円以上に設定される方も珍しいわけではありません。
意外!子カード年会費は無料!
本会員カードの年会費が14万円オーバーなので、「子カード年会費も高いのでは?」と思っている方も多いでしょう。しかし子カード年会費は無料です。
子カード自体が4枚までしか発行できないといった制限はあるのですが、多くのプラチナ系の法人カードは子カードの年会費も発生します。
しかしアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードであれば、子カードの年会費を支払う必要はありません。
保険は高額補償である
- 海外旅行傷害保険:最高補償額1億円(全額自動付帯)
- 国内旅行傷害保険:最高補償額5,000万円(全額自動付帯)(航空機遅延保険あり)
- ショッピング保険:海外(500万円)、国内(500万円)
保険内容についても問題はありません。
国内旅行保険も海外旅行保険も共に自動付帯となっています。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの基本スペック
年会費 | 14万3,000円(税込み) |
---|---|
子カード | ETCカード(年会費:500円)(※1)、子カード(年年会費無料)(※2) |
還元率 | 0.40% |
空港ラウンジ | プライオリティパスあり(プレステージ会員) |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(全額自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(全額自動付帯) |
ショッピング保険 | 海外(500万円)、国内(500万円) |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
※1:ETCカードは5枚まで発行可能です。
※2:子カードは4枚まで発行可能です。
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」の公式サイトはこちら
まとめ
法人プラチナカードの比較ポイントとして6つあげました。
- インビテーションありか?なしか?
- 年会費と費用対効果
- 利用限度額の高さ(一律の制限なしか?)
- ステータスは高いか?低いか?
- 保険の種類と補償額と付帯条件
- 付帯優待系サービス
すべてを比較する必要はありません。あなたにとってどのテーマが重要であるかが問題になってくるのです。
ちなみに年会費にこだわる方は多いですが、必ずサービス内容も確認してください。費用対効果がカード選びでは極めて重要になってくるわけです。
法人プラチナカードのメリットとデメリットについても記載しました。
メリット
- ステータスをアピールできる
- 世界中の空港ラウンジが利用できる
- カード独自のサービスが付帯している
- 保険の補償額が高額である
- 限度額が極めて高い
- コンシェルジュサービスが利用できる
デメリット
- 年会費が高い
- ポイント還元率・マイル還元率が低い
- 取得が難しい(審査難易度が高い)
- 選択肢が少ない
何も法人プラチナカードにこだわる必要はありません。メリットが大きいと感じられる場合のみ、取得を目指せばよいのです。
デメリットのほうが大きく感じてしまうのであれば、法人ゴールドカードや法人一般カードの利用でも問題ありません。柔軟な考え方を持って法人カードを選んでいくことも大切なのです。
おすすめの法人プラチナカードについてはランキング形式で3つ紹介しました。
- 年会費と還元率に優れる「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」
- 安心安全のJCBブランドと自動車ユーザーにおすすめな「JCBプラチナ法人カード」
- 最高級法人プラチナカードの「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」
それぞれ異なる個性を持った法人カードです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、法人プラチナカードのデメリットを払拭した極めて貴重なカードなので第1位としました。
年会費は2万2,000円と低価格になっており、還元率が最大で1.125%(JALマイル)になるといった見返りの大きなカードなのです。
JCBプラチナ法人カードはバランスに優れています。年会費は低めですが、一定のサービスは付帯しています。
さらに国際ブランドがJCBなので、安心感もあるわけです。プロパーカードである部分にも注目です。
第3位としたのはアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードです。本来であれば1位にしてもよいのですが、誰もが申し込めるわけではないのでその分評価を落としました(インビテーション制)。
一方でサービスに関しては文句なしです。サービス重視でカード選びを行っている方は検討すべき1枚です。