Webサイトの表示速度計測ツール5選

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ブロードバンドが広く普及した現在では、大きな画像や動画をWebサイトに掲載することはめずらしくなくなりました。一昔前と違い、動的なコンテンツも気兼ねなく導入できるようになっています。しかし、だからといってサイトをむやみに重くしてしまうと、表示速度が遅くなってしまうという問題があります。
Web制作や運営に携わっていれば、「Webサイトの表示速度が遅いとユーザーの直帰率が高まる」というデータはご存じの人も多いでしょう。また、Googleの検索アルゴリズムにも表示速度は影響しており、とくにスマートフォン用サイトでは検索順位を下げる原因となることが公表されています。
せっかく構築したWebサイトが見てすらもらえないようでは、元も子もありません。そこで今回は、Webサイトの表示速度を計測できる便利ツールを5つほど厳選して紹介します。

おすすめの速度計測ツールはこの5つ

Google PageSpeed Insights

google
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
速度計測ツールというと、まず真っ先に名前が挙がるのが「Google PageSpeed Insights」です。Googleの提供するツールですが、アカウント登録やログインは不要で誰でも気軽に利用できるのが魅力です。
操作方法は、計測したいサイトのURLをただ入力するだけ。しかも、ただ計測するだけではなく問題点や具体的な改善方法まで示してくれますので、SEO初心者にもありがたい設計だといえます。さらに、PC表示とスマートフォン表示の両方の結果をそれぞれ出してくれるのも嬉しいポイントでしょう。

TestMySite

testmysite
https://testmysite.withgoogle.com/intl/ja-jp
同じくGoogleが提供している「TestMySite」は、スマートフォンからの表示速度計測に特化したツールです。今やWebサイトを運営するうえではスマートフォンからのアクセスを無視することはできませんから、こちらのツールも併せて押さえておきたいところです。
特徴は、「想定離脱率」や「同業種内でのパフォーマンス比較」といった角度から評価が下される点です。単純に数字で速度を表されるよりも、なおさら実感をもって評価を受け止めることができるのではないでしょうか。

OctaGate SiteTimer

octagate.com
http://www.octagate.com/service/SiteTimer/
「とにかく表示速度さえわかればいい」という場合には、「OctaGate SiteTimer」もおすすめです。Webサイトの分析ツールというとどうしても情報量が膨大になりがちですが、こちらは表示速度の計測のみに特化したツールなので、迷うことなく必要な情報を得ることが可能です。
特徴は、要素ごとの表示速度を時系列に沿ったグラフとして表してくれる点でしょう。直感的に改善すべきポイントが見えてきますから、自ずと対策もとりやすくなるはずです。ただし、こちらは最低限の情報しか表示されませんので、中級者以上でなければ使いこなすのは難しいかもしれません。

Pingdom Website Speed Test

pingdom.com
http://tools.pingdom.com/fpt/
より詳細にWebサイトの評価を知りたい際には、「Pingdom Website Speed Test」が役立ちます。日本語対応はしていませんが、UIにグラフが多用されており視覚的にわかりやすいので、中学校レベルの英語力があれば問題なく使えるでしょう。
こちらでは要素ごとの表示速度のみならず、コンテンツタイプごとの容量やドメインごとの表示速度まで一覧することが可能です。アクセス元も複数の地域から選べますから、全世界向けのWebサイトを手がけている場合には大いに活躍してくれるはずです。

GTmetrix

gtmetrix.com
http://gtmetrix.com/
「表示速度を数字で出されても速いのか遅いのかわからない」という人は、「GTmetrix」を試してみましょう。計測結果がA~Fのランクで表されるため、予備知識がなくても一目瞭然に表示速度の評価を下すことができます。
さらに心強いのは、要素ごとの表示速度についてもA~Fランクでの評価が適用されている点です。情報量は非常に多いですが、細かい部分までランクづけが徹底されていますので、改善点を見落とす心配はありません。初心者から上級者まで誰もが有効活用できるツールだといえます。

まとめ

以上、Webサイトの表示速度計測ツールを5つ紹介してきました。それぞれ特徴や機能は違いますが、けっして優劣があるわけではありません。いずれも目的に合わせて賢く活用すれば、必ずやWeb制作・運営の助けとなってくれるはずです。
SEO的な観点から見るのであれば、やはりGoogleの提供するツールは検索順位向上に直結しやすい項目が充実しています。Googleの2種類のツールを基本として押さえておき、それプラスアルファでほかのツールも組み合わせるという使い方をすると、かゆいところに手が届くのではないでしょうか。

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