インターネット広告の種類10及び料金や特徴のまとめ

企業がインターネットで集客するには色々な方法がありますが、SEO対策もコンテンツマーケティングも効果が現れ始めるまでに時間がかかってしまいます。その為、初めのうちはインターネット広告を出稿し集客を行うのが一般的でしょう。
しかし、インターネット広告には種類が多すぎて、とてもではありませんが初心者には難しいものです。だからと言っていきなり広告代理店に依頼するのはコストも大きく掛かります。
そこで、今回は「インターネット広告」種類別に見たおおよその料金形態、そして「インターネット広告」10種類を紹介していきます。インターネット集客にお困りの方は是非ご参考下さい。
 

1.インターネット広告の種類別料金形態

まず、インターネット広告の代表的な料金形態を3つ見てみましょう。1通や1クリックなど本数単位によって課金される特徴を使ったものから希望する期間広告の枠を買い取って行うものまで存在しています。

1-1.期間中の広告表示を保証するタイプ

  • 方式:広告の表示を期間で保証するタイプ
  • 料金例:1週間10万円、1ヶ月50万円など
  • 特徴:期間保証の場合にはクリックされなくても、想定された回数表示されなくても広告料金を支払わなければいけないというリスクがある

1-2.広告の表示回数を保証するタイプ

  • 方式:希望する広告表示回数を一定期間中は実行するよう保証する
  • 料金例:100万回広告を表示させて100万円など
  • 特徴:表示回数が保証されている分、思ったよりも広告が表示されないというリスクがない

1-3.クリックを保証するタイプ

  • 方式:希望する回数のクリックが実行されるまで広告を掲載する
  • 料金例:1000回のクリックが実行されるまでの額100万円など
  • 特徴:広告のクリック回数が保証されているため、思ったよりもサイトへの流入がなかったというリスクを防げる

1-4.クリック課金タイプ

  • 方式:クリック1回の単価が決められ、クリックされた回数によって料金が変わる
  • 料金例:クリック単価100で1000クリックの場合は10万円
  • 特徴:最低発注量が決まっていない限りは低予算から広告出稿をできる

1-5.成果報酬タイプ

  • 方式:購入や契約など成果がありしだい課金が発生する
  • 料金例:1件につき3000円の成果報酬が30件発生したので9万円など
  • 特徴:目的が達成された場合のみに広告掲載料を支払えばいい為、最も費用対効果を合わせやすい。

1-6.動画再生回数を保証するタイプ

  • 方式:動画の再生回数を一定の料金によって保証する
  • 料金例:500回の再生を保証するのに5万円など
  • 特徴:最後まで再生されたものを「1回」とするなどメニューによって内容が異なる

1-7.メール配信の通数に応じて課金するタイプ

  • 方式:メール1通における単価が決められており、それをいくつ配信するかで額が変わる
  • 料金例:単価10円のメールを1万通配信するのに10万円など
  • 特徴:ターゲットの絞り込みも可能なので、状況に応じて最終的な金額が変わる

2.検索に連動するタイプのリスティング広告

検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告です。「リスティング広告」と言う場合、基本的には検索に連動するタイプのことを指しています。(コンテンツタイプを含む場合もありますが、ここでは別個として扱います)

  • 料金の目安:1クリック数十円~
  • 掲載箇所:GoogleやYahoo!検索エンジン上
  • 広告の形式:テキスト方式
  • 特徴:希望の曜日や時間帯、地域、デバイスに対して広告掲載が可能

3.Webサイトやブログに連動するコンテンツタイプの広告

Webサイトやブログにコンテンツが連動するタイプの広告です。「リスティング広告」という言葉の中に含まれることも増えていますが、検索連動とはタイプが違うため別個として扱いました。

3-1.Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(Yahoo!プロモーション広告)

「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」はYahoo!が展開するコンテンツマッチタイプの広告で「Yahoo!プロモーション広告」の一部です。

  • 掲載箇所:Yahoo!Japanと提携しているパートナーサイト(AllAboutやexcite、転職会議やNAVER、マイナビニュース、クックパッド、Mobage、Ustreamなど多岐にわたります)
  • 広告の形式:イメージ、リッチ、テキスト方式
  • 課金タイプと単価:クリック方式で1クリック1数十円から
  • 特徴: 配信の種類が豊富

性別や年齢からのデモグラフィックターゲティング、いくつかのサイトをカテゴリに分類したインタレストカテゴリ・サイトカテゴリターゲティング、サイトを訪問したことがあるユーザーを仕様に合わせて選び配信するサイトリターゲティング、サイトを訪問したことがあるユーザーと似たユーザーへ配信を行う類似ユーザーターゲティング、決まったキーワードで検索を行ったユーザーへ広告を配信するサーチターゲティングなどがあります。
 

3-2.Googleディスプレイネットワーク(Google AdWords)

「Googleディスプレイネットワーク」はGoogleが展開するコンテンツマッチタイプの広告で「GoogleAdWords」の一部です。

  • 掲載箇所:Googleが提供するサービス内(YoutubeやGmailなど)や楽天、asahi.com、クックパッド、TBSなどで、さまざまなコンテンツページ(メール、Webサイト、ブログ、ニュースなど)に広告掲載が可能
  • 広告の形式:イメージ、リッチ、テキスト方式
  • 課金タイプと単価:クリック方式で1クリック数十円から
  • 特徴:配信方法が多彩

性別や年齢からのデモグラフィックターゲティング、いくつかのサイトをカテゴリに分類したトピックターゲット、サイトを訪問したことがあるユーザーを仕様に合わせて選び配信するリマーケティング、サイトを訪問したことがあるユーザーと似たユーザーへ配信を行う類似ユーザーターゲティング、決まったキーワードが掲載されたサイトへ配信を行うコンテンツターゲット、特定のカテゴリに興味を持ちそうなユーザーへ向けて配信するインタレストカテゴリーマーケティング、決まったサイトやページに配信するプレースメントターゲットなどがあります。
 

4.動画タイプの広告

サイトのどこかに小さくプレイヤーが埋め込まれているのを見たことはありませんか?現在よく見かけるタイプのインターネット広告で、自動再生やマウスオーバーでの再生などさまざまです。クリックや映像が終わったあとにリンクを表示し、誘導を行います。
 

5.バナー・ディスプレイ・パネルタイプの広告

画像やアニメーションで作られた広告を掲載するもので、動きやイラストで訴えかけます。インターネット上で使われている歴史は長いので、よく見かけることでしょう。

  • 掲載箇所:Webサイトやブログなど
  • 広告の形式:FLASHやGIF
  • 特徴:もともとバナー広告というものは規定のサイズ(468×60)を指していましたが、今では、画像などを表示するタイプの広告をひっくるめて指しています。

6.アフィリエイトタイプの広告

広告主が定めた商品やサービスへの申し込みや購入が成立などした場合に対価を支払うタイプの広告で、個人のWebサイトなどによく見られます。

  • 料金の目安:初期費用及び月額固定費用は5万円前後、手数料は成果報酬の3割弱ほど
  • 掲載されるところ:Webサイトやブログ
  • 主な媒体について
    ASP(アフィリエイトプログラムサービスプロバイダー):GoogleアドセンスやA8.net、アクセストレード、バリューコマースなど
  • 自社のアフィリエイトプログラム(自社で直接アフィリエイト広告を提供する):Amazonアソシエイトなど
  • ドロップシッピング:商品を扱う企業がドロップシッピングサイト運営者に販売を委託するタイプで、サイト内でユーザーが商品を買った際の発送より先は商品を扱う企業が実行する

7.バイラルタイプの広告

ユーザーに「サービスや商品に関する内容の記事」を執筆してもらうタイプの広告で、人から人に商品やサービスの内容を「拡散」してもらうことを目的としています。

  • 掲載されるところ:ブログやソーシャルメディア(TwitterやFacebook、Google+など)
  • 広告の形式:テキスト、イメージ
  • 特徴:「ウィルスの」という意味を持つ「バイラル」という言葉が表す通り、情報を人から人に拡散=感染してもらうのです。

8.メールタイプの広告

メールマーケティングとともに行う広告です。
広告の形式には、

  • メール(メール配信を扱う企業より配信されるものでテキストにて商品やサービスの解説などを行い、リンクURLなども貼ることができます)
  • HTMLメール(HTMLを使って書かれたもので、利用できるフォントや画像の種類が豊富なために、さまざまな表現ができるため、訴求力が高まります)
  • 動画メール(メール内部に動画を貼るタイプ及び動画へのリンクURLを貼るタイプがあります)
  • オプトインメール(ユーザーが登録したジャンルのみのメールを配信します)
  • ターゲティングメール(受信を希望したユーザーの属性に合わせて配信するサービス)
  • メールマガジン(メール内部にユーザーが楽しめる読み物を含め定期的に発行するタイプのサービス)

などがあります。
 

9.アドネットワークタイプの広告

いくつかのサイトをネットワーク化して広告を配信するため、一括で配信できるのが特徴です。所有するアドサーバーにより、ネットワーク化した複数のWebサイトへ一括で広告を配信することができます。全体だけでなく、ジャンル別の配信も可能です。
 

10.RSSタイプの広告

ユーザーが受け取るRSSフィード内に広告が配信されます。
 

11.ゲーム内タイプの広告

ゲーム内部(アイテムや背景)に使い、ユーザーに訴えかけるタイプの広告です。
 

インターネット広告の種類は豊富!だからこそ自社にあったものを選びたい!

インターネット広告といってもざっとあげただけで10種類にものぼります。
自社が展開するサービスにマッチしたものはどれか、どのような広告でユーザーの心を惹きつけたいかなど社内で希望をしっかりとまとめあげ、インターネット広告を扱う企業との相談の上で決めると良いでしょう。
この中から貴社に合いそうなインターネット広告を模索してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です