もっとDMを効果的に活用して売上をアップさせたい。
そんな方に役立つ10分でDMを改善できる7つの処方箋。
今回は後半の4つに関して解説をしていきます。
もし、前半3つの解説をまだご覧いただいていないようでしたら、こちら『10分でへっぽこDMを改善できる7つの処方箋【前半】』をご一読いただいてから、後半の本記事をご覧くださるのがおすすめです。
それでは、さっそく売上アップに直結する『DM改善の為のテクニック』の解説を始めましょう。
7つの処方箋のおさらい
まず、後半の内容を解説していく前に前回の振り返りをさらっと致します。
・興味を引く件名で開封率UP
・出だしの1文に読み手に刺さるな内容を入れる
・小見出しを使う
・見込み客の悩みに共感する部分を入れる
・希少性を演出する
・安心できるだけの保証を入れる
・読者のアクションを引き出す
前半では上から3つを解説しています。
上から3つの処方箋は『DMの開封率』そして『精読率』をアップするための工夫です。
本記事で紹介する後半の4つは読者の方への購入を促すための工夫となります。つまりは『成約率のアップ』です。
売上は『開封率』×『精読率』×『成約率』で成り立ちます。
掛け算なので、どこか1カ所でもゼロがあると、そのDMから売上は上がりません。
紹介している7つの処方箋はすべてが大事なポイントです。
バランスよくDMの改善に役立てていきましょう。
見込み客の悩みに共感する部分を入れる
後半4つの処方箋の内、まず最初に解説するのは『見込み客の悩みに共感する部分を入れる』ことについてです。
例えばダイエット商品のDMを例にすると、本文中にこのような内容をいれましょう。
『合う人みんなから「最近太った?」なんて言われていませんか?笑って「そうなんだよねー」と言いつつも傷ついている方も多いかと思います。かくいう私もその一人でした。言われる度に「なんとかして見返してやりたい!」なんて思っても、ダイエットって中々難しいものです。だからこそ~~』
ダイエットに悩んでいる人が言われてそうなことに触れて、共感しています。この共感というのがポイントです。
単純な話。痩せたいという悩みを持っていた人がおすすめしてくれるダイエット商品の方が、あなた自身買いたくなると思いませんか?
「そうそう、そうなのよね。そこに悩んでたのよ!」
こんな風に思ってもらえれば、一気にDMに読者はのめりこんでいきます。逆にどれだけサービスの質に関して話をしても悩みを共有できていない人からの話は信頼してもらえません。
だからこそ、共感というポイントが重要になるんです。
これは、どんな業種でも一緒です。人が物を買うのは悩みの解消が絶対に絡みます。なので、絶対にDMにはどんなに短くても共感をする部分を入れるようにしましょう。
希少性を演出する
悩みに共感してくれた人が紹介してくれるサービス。それだけで販売につながる可能性は格段に高くなります。
ですが、どうしても対面でのコミュニケーションでは無い為「今日買わないと」という今すぐの行動へのモチベーションを高める点では弱くなってしまいます。そして、大抵の場合「もう少し考えてからにしよう」となってからの挽回は難しいです。その為、読んだその場で「今日買う」と行動をしてもらうことが重要となります。
その「今日買う」というモチベーションを高めるのに必要なのが『希少性を演出する』ことです。
例えば、限定10個しかないとしたら、買いたいと思った時には買えないかもしれませんよね。この「買いたいのに買えない」っていうのが感情を揺さぶるのにかなり効果的です。
しかもそこに納得できる理由が書かれていればいるほど、希少性が増していきます。製法の関係やサポート体制の関係で数が限られているなど記述することで格段に希少性の信頼度がアップします。
その結果として「今日買わないと!」と読者の方が行動をしてくれる可能性が高くなるのです。
安心できるだけの保証を入れる
「今すぐ買わないと」と思ってもそれでもやっぱり「うーんどうしようかな」と悩んでしまうのが人間です。
あなた自身もそのような経験があるのではないでしょうか?
そんな時、気になっているのは「買った結果、損しないだろうか?」という部分です。どうしてもDMからでは対面での接客と違い、100%の信頼度を得ることはできませんから。お客様は不安を感じてしまいます。
だからこそ、安心して読者が購入に踏み切れるよう『安心できるだけの保証』を本文中に入れることが大事です。
返金保証や、不良品の交換対応、そういった満足できなかった時の安心できる保証があれば、読者の背中をポンと押すことができます。
返金保証を実際に利用する人はマレ
返金保証のことを言うと「そんなことしたら、返金希望ばかりで事業が成り立たなくなるんじゃ……」とご心配されることがあります。ですが、実際に提供してるサービスがまともであれば、まず返金を希望してくる方はいません。
また、返金に関しても「実際に利用して効果が無い場合」など条件を付ければ大丈夫です。
保証があるDMとないDMだと成約率に5~10倍は最低でも売上に差がつきます。可能な限り返金保証などは充実させる方がおすすめです。
読者のアクションを引き出す
ここまでの処方箋で読者が欲しいと感じるようなDMへと格段に改善されていることでしょう。最後の処方箋は『読者のアクションを引き出す』部分を入れるというものです。
実は意外にもDMの最後に「購入はこちらから」とか「今すぐ購入ください」といった読者のアクションを後押しする言葉を添えられていないDMが多くあります。
ぼかしたような言い方で「ご興味があればご検討ください」などと書いているDMでは、読者はアクションを起こしません。
最後の最後ではしっかりと読者にしてほしいことを明言しましょう。
購入してほしいなら購入の案内。資料請求やメルマガへの登録をして欲しいなら、その為の案内。言い切る形で入れ込むのがDMからの売上アップには効果的です。
実際、最後の詰めが無くてお客さんを逃してしまっているパターンは多くあります。購入をお願いしますと言い切っているDMと検討してくださいと濁しているDMだと、他の部分が同じでも成約率では3倍以上差がつくこともあります。
これからは、お茶を濁したような提案ではなく、自信をもってして欲しいことを言い切るようにしましょう。
本日のまとめ
今回は売上を出せない『へっぽこDM』を10分で改善できる7つの処方箋【後半】ということで
・希少性を演出する
・安心できるだけの保証を入れる
・読者のアクションを引き出す
以上の4つを解説いたしました。前半の開封率と精読率をアップさせる工夫と違い、DMの成約率をアップさせるために重要な内容です。どの処方箋も今日からすぐに取り入れられます。DMからの売上を増やすために、ぜひ今すぐにでも参考にして役立てて下さい!