メール配信システムのベンチマークメール(Benchmark Email)とは?特徴を解説!
そもそもベンチマークメール(Benchmark Email)とは、どういったものなのでしょうか。
ベンチマークメールとは、メールマガジン作成時に利用するクラウド型のHTMLメールです。
テンプレートが500種類以上と豊富にあるのが特徴です。好みのデザインにカスタマイズすることによって、ユーザーの興味を惹き付ける訴求効果の高いメールマガジンが簡単に作成できるメール配信ツールです。
ベンチマークメールの特徴は、以下のようになります。
- メールの自動配信
- 用途に合わせたデザイン機能付き
- 顧客管理機能のツールが充実
それでは、詳しく解説していきます。
メールの自動配信
メルマガの自動配信をタイミングに合わせてオートメーション機能で発信する機能が付いています。
メルマガ登録のお礼メールや誕生日メールなどに配信するステップメールの設定機能などもあります。
PCやスマートフォン、タブレットでも最適なレイアウトで自動表示されます。
用途に合わせたデザイン機能付き
ベンチマークメールには500種類以上のテンプレートがあり、HTMLコーディングがされておりカスタマイズ性が非常に高いです。
プログラミングやコーディングの知識がない人でも直感的に操作できることが特徴です。
専門知識のある人には、コードを書いて思いどおりのメール制作ができるコードエディターも付いてす。
メール作成方法においては、HTMLデザイナーと呼ばれるドラッグ&ドロップエディターが付いておりクリエイティブなデザインを実現することができます。
エディター内での画像の加工やサイズの変更、色味の調整機能も簡単な操作で、様々な業界に対応できるデザインテンプレートは、ワンクリック操作でメールマーケティングができるのはベンチマークメールの最大の魅力といえます。
顧客管理機能のツールが充実
ベンチマークメールには、顧客のメールアドレスに加えて、顧客の属性を登録することによって、よりニーズのある情報を自動的に発信することができます。
エクセルファイルで一括登録、変更できるのも魅力です。
また、ユーザーのクリック数や、エラー件数、さらには、メールの送信数、開封数をリアルタイムで更新されるレポート機能で確認することができます。
既存ユーザー、リピートユーザー、潜在ユーザー向けのメールマーケティングに最適な顧客管理機能が充実しています。
ベンチマークメールのメリット、デメリットをまとめました!
ベンチマークメールには、マーケティングに効果的な特徴があることがわかりました。
では、メリットとデメリットはどういうものがあるのでしょうか。
導入する際に考慮すべき点を中心に、それぞれ説明していきます。
ベンチマークメールのメリット
ベンチマークメールのメリットは、以下のようになります。
- 無料で利用できる
- HTMLメールが簡単に作れる
- レポート機能が充実している
- 多数のWebサービスと連携している
- 日本語に対応している
それぞれ解説していきます。
無料で利用できる
ベンチマークメールのメリットは、インターネットに接続環境さえあれば、無料でメルマガ配信サービスを利用できることです。
無料で配信できるのは、月250通までとなっています。
自動配信機能が付いたステップメールやクオリティの高いHTMLエディター、リアルタイムで更新するレポート機能を一部利用制限はあるものの、無料で利用可能ということは、これから試してみたい人にとって大きなメリットとなります。
ベンチマークメールは、低コストでしかも簡単に訴求効果の高いメールマーケティングといえるでしょう。
HTMLメールが簡単に作れる
ベンチマークメールは、HTMLコーディング済みのテンプレートを利用することができます。
左側にある編集画面で好みのテンプレートをドラッグ&ドロップで挿入したり、Photoshopのようなツールがありますので、画像加工などもマウス操作で簡単に使えるところは魅力的です。
これまでのHTMLメールのメルマガ作成にかかった作業時間が大幅に短縮されます。
レポート機能が充実している
レポート機能が充実して、メルマガ配信と同時にメールの開封率などの効果測定ができます。
未開封数やエラー数、SNSなどにリンクしている場合は、リンクのクリック数、クリックの曜日・時間帯など詳細なデータを計測します。
様々な計測が可能なので、データを活用したコンバージョン率の高いメルマガを作成することができます。
多数のWebサービスと連携している
ベンチマークメールのメリットのひとつは、Webサービスとの連携が300以上もあることです。
ベンチマークメールで作成したメルマガにECサイトのURLを設置したり、女性限定のサービスのURLリンク、年代別の商品URLリンク設置なども可能です。
リンク先からサービスを受けた顧客のメールアドレスを取得し、データベースに追加されます。
Webサービスと連携をすることで、結果的に層をしぼったユーザーに適切な配信メールができることになります。
日本語に対応している
ベンチマークメールは、アメリカに本社をおく海外製の配信ツールです。
日本ではベンチマークジャパンが運用しているので、日本語での対応が可能です。
チュートリアル動画やサポートセンターも設置されているので、英語に不安がある方でも問題なく利用できます。
これまでベンチマークメールのメリットについて解説してきました。
では、デメリットには、どういうものがあるのでしょうか。
ベンチマークメールのデメリット
ベンチマークメールを活用する事による大きなデメリットは特にありません。
しかしながら、無料版のベンチマークメールの利用を検討する際には、いくつか注意しておく点があります。
そこで、ここでは無料で利用する場合のデメリットについて説明していきます。
無料版だと大量配信が出来ない
無料版で配信できるメールアドレスの数は、250通までとなっています。
また、無料版では利用できるサービス機能の制限もありますので大量に配信したいと検討されている方や、色々な機能を利用したい方は事前に確認が必要です。
このようにトライアルである無料版では、配信数に制限があるものがほとんどです。
ベンチマークメールの費用はどれくらい?
ベンチマークメールの費用は、どのようになっているのでしょうか。
これまで無料版で利用できるベンチマークメールの説明を詳しくしてきました。
ベンチマークでは、配信するメールアドレスの数に応じて選べる料金体系があります。
料金プランを詳しく解説していきます。
- 無料トライアル
- 小規模プラン
- 中規模〜特大規模プラン
無料トライアル
無料プランのトライアルでは、毎月250通のメール配信を利用することができます。
機能は一部制限はありますが、豊富なテンプレートの利用やHTMLエディター、メールの自動配信、配信後の効果測定機能を利用できるので、トライアルには十分な機能だといえます。
一ヶ月のみの利用も可能でので、キャンペーン中の期間限定で利用する使い方もあります。
小規模プラン
小規模プランでは、メールアドレス数によって料金体系が変わってきます。
600通のメールアドレス利用料金は、月額1,800円となっており配信数は無制限です。また1,000通のメールアドレス利用料金は、月額2,800円となっており、こちらも配信数は無制限です。
他に1,500通は、3,700円の月額料金となっており、利用者のニーズにあった細やかな料金体系です。
小規模でメルマガを配信している店舗には、低価格な上に全ての機能を利用できるメール広告を発信することができます。
中規模〜特大規模プラン
中規模〜特大規模プランは、50,000通以上のメールアドレスを配信したい時に利用できます。
55,000通で、月額利用料金は38,000円、毎月の配信数は、770,000回となっています。
上限数は7,140,000通のメールアドレスに対応しています。
ベンチマークメールの料金プランは、事業規模に合わせた料金体系となっていますので、導入前に無料トライアルから利用してから検討すると良いでしょう。
ベンチマークメールはどんな人・会社におすすめ?
メルマガ配信ツールのベンチマークメールは、どんな人やどんな会社におすすめなのでしょうか。
これまでの特徴などをふまえると以下のようになります。詳しく解説してきます。
- 個人経営者や飲食店
- 集客向上にHTMLメールを使用したい
- 無料でメルマガを配信したい
個人経営者や飲食店
ベンチマークメールは、個人経営者や飲食店オーナーなど比較的小規模なメルマガを配信している向けにおすすめです。
毎月250通までメールを無料で配信することができるため、小規模であればキャンペーンの案内やリピート割引などのサービス案内などを無料で配信することができます。
店舗の常連客などにお得感を感じさせることでリピート率の向上に繋がる可能性があります。
集客向上にHTMLメールを使用したい
集客向上のためにクリエイティブなHTMLメールでユーザーを惹きつけるメルマガ配信したい方には、ベンチマークメールがおすすめです。
プログラミングの知識がある人が社内にいないが、コンバージョン率が高いHTMLメールを送信したいという方でも、HTMLエディターを利用することで思い通りにメルマガを作成することができます。
ベンチマークメールは、画像やテンプレートをパズルのようにドラッグ&ドロップエディターを利用してユーザーを惹きつけるスタイリッシュなメルマガを作ることが可能です。
無料でメルマガを配信したい
メルマガ配信をしたいけど、コストをかけたくないという方には、おすすめです。
ベンチマークメールの無料トライアル版は、一部機能制限はあるもののメルマガを配信したい方向けにサポートも充実しており、わかりやすいチュートリアル動画があるのでそちらを見るのがオススメです。
金額の面だけではなく時間や労力もカットすることができます。
ベンチマークメールを登録方法、使い方とは?
ベンチマークメールを利用したいけど、登録方法や使い方はどうしたらいいのでしょうか。
こちらでは、登録の仕方や使い方を解説していきます。
登録方法と使い方
ベンチマークメール導入するには、新規アカウントを取得して登録することが必要です。
登録方法の手順は、以下のようになります。
- ベンチマークメールのHPより新規アカウントの取得
- 無料トライアルを選択し必要な情報を入力
- メールアドレスを認証後、管理画面の説明とマイアカウントの設定
- リストを登録するためのコンタクトリストの作成
これで登録と使い方は完了です。画面の案内に従って入力や操作を簡単に行うことが出来ます。
ベンチマークメールを利用したメールの作成方法を解説!
次に、ベンチマークメール利用した作成方法を詳しく説明していきます。
メールの作成方法の手順は、以下のようになります。
- メールの作成のためのエディターの選択
- 登録した顧客リストの選択
- HTMLメールを作成
- プレビューで確認後メールを配信
- 配信後の効果測定を確認
- サポートセンターが充実している
それでは、詳しく解説していきます。
メールの作成のためのエディターの選択
メール作成のエディターは、3種類あります。ここでは、これまで紹介してきたドラッグ&ドロップ形式を選択します。
他の選択肢は、HTMLを組み立てる上級者用ビルダーと、テキスト形式で作成する場合はPLAIN TEXT EDITORを選びます。
あらかじめ登録した顧客リストの選択
顧客リストのチェックボックスにチェックを入れます。あらかじめ登録しておいた顧客リストを選択します。
新規追加登録も簡単に出来ますし、特定のユーザー層を抽出することも可能です。
HTMLメールを作成
HTMLメールの作成は、500種類もあるテンプレートからデザインとレイアウトを選びます。
テンプレートは目的や業種などに応じたデザインを選ぶことが出来ます。
最初にドラッグ&ドロップエディターを選択したのでスムーズにシェアボタンやアイコンなどを取り入れることが可能です。
画像の挿入も簡単で「画像のアップロード」をクリックしてファィルを選択するだけです。
画像の編集も様々な機能が付いていますのでお好みで編集するとよいでしょう。
テキストを入力し、パズルのような感覚でHTMLメールの構成を作ることが出来ます。
プレビューで確認後メールを配信
HTMLメールが完成したら、配信する前にプレビュー画面で確認することができます。
自動でレスポンシブ化されるのでスマホにも適切に対応しますし、PCにももちろん対応です。
配信予約も可能で、特別な知識を必要せずプレビューで確認することが出来ます。
配信後の効果測定を確認
メルマガ配信後に効果測定をリアルタイムで確認することが出来ます。
メールの開封数やエラー件数、リンク先のクリック数、FacebookやTwitterなどのいいねの数や拡散状況なども把握できるので知りたい情報をリアルタイムの配信レポートで確認できます。
サポートセンターが充実している
不明な点は、サポートセンターへ問い合わせることができます。
ベンチマークメールのサポート体制は充実しており、トップページの「ヘルプ」からチャットやメールで問い合わせをすることができます。
定期的にセミナーの開催もあり、きめ細かいサポート体制となっています。
ベンチマークメールの活用事例をご紹介します!
ベンチマークメールを実際に活用し改善された事例を紹介をしていきます。
- One to Oneのコミュニケーションが実現 (LOUPE)
- HTMLメールで的確にアピール (NPO法人CANPANセンター)
One to Oneコミュニケーションが最大限に引き出すことができた(LOUPE)
LOUPEは、ベンチマークメールを活用したことでOne to Oneコミュニケーションが最大限に引き出せて業務の効率化が図ることができました。
情報共有サービスを展開するLOUPEでは、サービスの核はユーザーとのコミュニケーションであるという考えから、以前よりHTMLメールによる情報発信しています。
メールを個別発信、作成にかかる時間が業務に負担をかけているという課題があったため、ベンチマークメールの導入を検討していました。
活用後改善された点は、一斉配信とHTMLメールの作成が簡単にできたことです。
その結果、時間が短縮された上、配信後の測定効果の分析に専念することができました。
さらに、ユーザーとのやり取りの中でコミュニケーションもとれるようになり自社のサービスの向上に役立っているとのことです。
One to Oneコミュニケーションは、メルマガを配信する最大の目的といえるのではないでしょうか。
テキストメールからHTMLメールを利用することにより的確なアピールが可能に(NPO法人CANPANセンター)
CANPANセンターは、以前より情報発信のツールとしてテキストメールを活用してきました。
BCCで一斉配信していたため、セキュリティの問題もあり、ベンチマークメールを検討していた
とのことです。
課題点は、活動情報を文字だけではうまく伝えることが難しく、写真を1枚画像挿入して文字で説明をしてきました。
しかしテキストメールでは、メールの重さの負担や文字化けの可能性があるため、受け取り側の負担を考えた結果、HTMLメールに変更しました。
活用後改善された点は、作業時間の効率化とHTMLメールで画像と説明文で目を引く情報発信ができたことです。
その結果、伝えたいことを的確にアピールできたことにより団体の活動に興味を持ってくれる人が増えました。
メルマガ配信は、SNSを活用していない幅広い層にも直接届くので、効率の良い情報発信ツールだといえるのではないでしょうか。
まとめ
ベンチマークメールは、低価格で効率よくメルマガを配信するツールであることがわかりました。
ベンチマークメールの要点をまとめると以下のようになります。
- 無料版で、メルマガを配信することができる
- 300種類以上のテンプレートを利用してHTMLメールが簡単作れる
- レポート機能が充実しているので、ニーズにあった分析ができる
- 多数のWebサービスとリンクしているので集客取得の可能性がある
- 日本語でのサポート体制が充実しているので、海外製のツールでも不安なく使える
メルマガ配信は顧客との関係性の構築や、商品の魅力をPRする上で非常に重要な役割を果たします。
ぜひベンチマークメールのHTMLメール作成機能、メルマガの自動配信を活用して、従来の業務の効率化やコンバージョン率の向上に繋げてください。