コイニー(現・STORES 決済)の手数料と対応ブランド|料金プランと審査の流れ

コイニーがSTORES 決済に名称変更したことを整理した記事のアイキャッチ。2つの料金プランと審査の進み方を確認と記載

コイニー(Coiney)は、現在「STORES 決済」という名称でサービスが続いています。店舗向けのキャッシュレス決済サービスという位置づけは変わっていませんが、料金プランと対応ブランドは当時から大きく変わりました。この記事では、2026年9月19日時点で公式サイトに掲載されている条件を確認します。

コイニー時代の資料に載っていた「決済端末19,800円」「タダノリキャンペーン」といった条件は現在の料金表にはありません。いま検討するなら、下記のプラン構成で見積もることになります。

料金プランは2つに分かれている

STORES 決済の料金ページの公式画面。フリープランは月額0円・決済端末27,720円、スタンダードプランは月額3,300円・決済端末1台無料と表示されている

出典:STORES「手数料率・初期費用・決済端末費用」(2026年9月19日取得)。

項目 フリープラン スタンダードプラン
月額 0円 3,300円(税込)/店舗
決済端末 27,720円(税込)/台で購入 1台無料
Visa・Mastercard 2.48% 1.98%
JCB・American Express・Diners Club・Discover 2.48% 2.38%
交通系電子マネー 3.24% 3.24%
QUICPay・iD 3.24% 3.24%
QRコード決済 3.24% 3.24%

表1:STORES「手数料率・初期費用・決済端末費用」より(2026年9月19日確認)。

クレジットカードの比率が高い店舗ほど、スタンダードプランの料率差が効いてきます。Visa・Mastercardで0.50ポイント、その他4ブランドで0.10ポイント下がるので、月商のうちカード決済がいくらあるかで分岐点が決まります。

Visa・Mastercardの決済が月100万円ある店舗なら、料率差だけで5,000円になり、月額3,300円を上回ります。加えて端末代27,720円の支払いも不要になるため、一定の決済額がある店舗ではスタンダードプランのほうが総額は下がります。逆に決済がまだ少ない開業直後は、固定費の出ないフリープランが素直な選択です。

プランの分岐点を金額で確かめる

フリープランとスタンダードプランのどちらが安いかは、Visa・Mastercardの月間決済額でほぼ決まります。料率差0.50ポイントに対して月額3,300円(税込)がかかるため、差額が月額を上回る水準が分岐点です。

Visa・Mastercardの月間決済額 フリー(2.48%) スタンダード(1.98%+月額3,300円) 差
30万円 7,440円 9,240円 フリーが1,800円安い
60万円 14,880円 15,180円 フリーが300円安い
70万円 17,360円 17,160円 スタンダードが200円安い
150万円 37,200円 33,000円 スタンダードが4,200円安い

表2:表1の公表料率から計算(他ブランドや電子マネー・QRコードの決済は含めていません)。

計算上の分岐点は月66万円です。ただしこれは料率差だけを見た数字で、フリープランでは端末代27,720円(税込)が最初に発生します。この初期費用を回収する期間まで含めると、実際の分岐点はもう少し下がります。JCBやAmerican Expressの比率が高い店舗では料率差が0.10ポイントしかないため、分岐点は逆に上がります。

自店のカード決済額が月60万円前後で読みにくい場合は、まずフリープランで始めて、決済額が伸びてからスタンダードへ切り替えるという順序でも損は出にくい構成です。

対応している決済ブランド

区分 ブランド
クレジットカード Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
交通系電子マネー Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
その他の電子マネー QUICPay、iD
QRコード決済 PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、FamiPay、銀行Pay、Alipay+、WeChat Pay ほか(Smart Code経由で約20種)

表3:STORES「手数料率・初期費用・決済端末費用」「STORES 決済」より(2026年9月19日確認)。

コイニー時代に案内されていた「WeChat Payに対応」という特徴は今も維持されており、さらにAlipay+ が加わっています。Alipay+ はアリペイを含む複数の海外ウォレットをまとめて扱う枠組みなので、中国だけでなく韓国・東南アジアからの来店にも対応できます。訪日客の決済を軸に比較する場合はアリペイ・WeChat Payの導入と手数料を参照してください。

審査は段階的に進む

STORES 決済の導入の流れを説明した公式画面。クレジットカードの1次審査、2次審査、電子マネー審査、QRコード審査の順に進むと記載されている

出典:STORES「導入の流れ」(2026年9月19日取得)。

図1:審査の進み方と、使えるようになる順番

1. アカウント作成・事業者情報の入力必要事項を入力するだけで、数分で完了する。

2. クレジットカード 1次審査(申込日から最短翌2営業日)通過のメールを受け取った時点で、Visa・Mastercardのカード決済を使い始められる。

3. クレジットカード 2次審査(1次通過後 最短翌5営業日)通過すると、クレジットカード全6ブランドが使えるようになる。

4. 電子マネー審査(1次通過後 最短翌10営業日)通過すると交通系電子マネーなどが追加される。

5. QRコード審査(2次通過後 最短15営業日)ブランドごとに審査され、通過したものから順次使えるようになる。

出典:STORES「導入の流れ」(2026年9月19日確認)。

すべての決済手段が一度に開通するわけではない、という点がこのサービスの特徴です。逆に言えば、Visa・Mastercardだけなら最短翌2営業日で受け付けを始められます。公式サイトが「最短4営業日で導入」としているのは、この1次審査までの期間を指しています。

決済端末は、購入の場合は1次審査通過後に管理画面から注文でき、注文後最短翌営業日に発送されます。スタンダードプランの無料貸出は、1次審査通過日の翌営業日に発送されます。

審査に必要なもの

図2:加盟店審査で提出する資料(2026年9月19日時点)

事業内容が分かる資料(必須)店舗実態(固定店舗の情報、販売方法、集客方法)と、取り扱い商材(料金・価格帯)のすべてが確認できるURL、または画像・写真データ。

ファイル形式PDFまたは画像ファイル(jpg、gif、png)。

業種別の追加資料業種によっては別途の資料が求められる。公式サイトに業種別の一覧がある。

開業前で資料がそろわない場合別の案内が用意されている。申込み前に条件を確認しておく。

出典:STORES「導入の流れ」(2026年9月19日確認)。

提出するのは店舗の実在と取扱商品が確認できる資料で、この考え方は他社の審査とほぼ共通です。店舗のWebサイトに店舗名・住所・電話番号と商品・価格が載っていれば、それをURLで提出できます。

入金と、他社との位置づけ

売上金の入金は、銀行を問わず最短翌々日です。指定の金融機関に限って早くなる方式ではないため、メインバンクを変えずに入金の早さを取れます。

サービス 入金のタイミング クレジットカードの手数料
STORES 決済 銀行を問わず最短翌々日 1.98%〜(スタンダード)/2.48%(フリー)
Square 三井住友・みずほは翌営業日、その他は毎週金曜 2.5%〜(条件つき)/それ以外は3.25%〜
Airペイ みずほ・三菱UFJ・三井住友は月6回、その他は月3回 3.24%(非課税)
楽天ペイ(実店舗決済) 楽天銀行は翌日から選択可、他行は3日後から選択可 通常3.24%/スタンダード2.20%/ライト2.48%

表4:STORES「手数料率・初期費用・決済端末費用」、Square「決済手数料」、Airペイ「料金・必要機器」、楽天ペイ「各種ブランドの決済手数料」より(2026年9月19日確認)。

4社を並べると、STORES 決済は「カード決済の料率の低さ」と「銀行を選ばない入金の早さ」で位置づけられます。一方、Airペイはカードリーダーが無償貸与で月額も0円なので、決済額がまだ小さい段階では固定費の差が効きます。各社の条件はモバイル決済の種類とサービス比較にまとめました。

コイニーの名前で検索したときの注意

図3:名称が変わったあとに気をつけること

サービス自体は続いているコイニーはSTORES 決済へ名称が変わっただけで、店舗向けの決済サービスとして提供が続いている。

旧名称の記事は料金が古い「決済端末19,800円」「タダノリキャンペーン」などは、現在の料金表には存在しない。

手数料3.24%という説明も古い現在のクレジットカードの料率は、プランによって1.98%または2.48%。3.24%は電子マネーとQRコードの料率。

サポートのドメインは旧名のまま残っているヘルプページの一部は support.coiney.com のURLで公開されている。リンク先が旧ドメインでも、内容は現行のもの。

キャッシュレス決済の分野では、名称変更も提供終了も起きます。実際、かつて同じ文脈で比較されていたLINE Payは2025年4月30日に日本国内でのサービス提供を終了しました。料金や条件を確認するときは、必ず現行の公式サイトを開いてください。

よくある質問

質問 公式サイトの記載(2026年9月19日確認)
コイニーはもう使えないのですか STORES 決済という名称でサービスは続いています。
決済端末はいくらですか フリープランは27,720円(税込)/台で購入、スタンダードプランは1台無料です。
いちばん早く使い始められるのはどの決済ですか クレジットカードの1次審査を通過すると、Visa・Mastercardが最短翌2営業日から使えます。
入金はいつですか 銀行を問わず最短翌々日です。
WeChat Payは使えますか 対応ブランドに掲載されています。Alipay+ にも対応しています。

表5:公式サイトの記載を要約しています。料金と条件は改定されるため、申し込みの前に読み直してください。

まとめ

コイニーを調べている場合、見るべき情報は「STORES 決済」の現在の料金表です。月額0円で端末を買うフリープランと、月額3,300円(税込)で端末が無料になりクレジットカードの料率が下がるスタンダードプランの2択で、どちらが得かはカード決済の月商で決まります。

審査は段階的で、Visa・Mastercardなら最短翌2営業日、QRコード決済までそろうには時間がかかります。開店日が決まっている場合は、この順番を前提に逆算してください。

料金と審査の確認に使った公式ページ(2026年9月19日取得)

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