法人ガソリンカードでガソリン代はいくら節約できるの?カード別シミュレーション比較。ガソリン代の経費削減のコツ

法人としては、少しでも給油にかかるコストを引き下げたいと思いますよね。給油にかかる費用も経費なので、健全経営をするためにはコストの削減が欠かせません。

しかし問題はどの法人カードを利用すればガソリン代がお得になるのか、という部分です。

そこでチェックしてほしいのが法人ガソリンカード、と呼ばれるのもです特定のガソリンスタンド(SS)で給油を行うと割引してくれる、といったサービスが用意されているんですよ。

こちらでは以下の法人ガソリンカードごとにいくら節約できるのかをシミュレーションしていきます。

  • シナジーJCB法人カード 一般カード
  • シナジーJCB法人カード ゴールドカード
  • シェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)
  • コスモコーポレート JCBカード 一般法人カード(ゴールドカード)
  • 楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)

ガソリン割引だけではなく保有コストも気になると思うので、各カードの年会費についても記載しますね。

シナジーJCB法人カード 一般カードの給油節約シミュレーション

シナジーJCB法人カード 一般カードは全国のエッソ・モービル・ゼネラルブランドのSSを利用すると給油割引が受けられます。月間のショッピング利用額によって割引率が異なっているので注意しましょう。

ただし利用金額が少なかったとしても割引対象にはなるので安心してください。

それでは実際にどのくらい節約になるのかをチェックしてみましょう。

シチュエーション別節約シミュレーション

シナジーJCB法人カード 一般カードの割引額

前月の月間カードショッピング額

給油値引き額

1万円未満

1リットルあたり1円引き

1万円以上2万円未満

1リットルあたり2円引き

2万円以上5万円未満

1リットルあたり3円引き

5万円以上7万円未満

1リットルあたり5円引き

7万円以上

1リットルあたり7円引き

シミュレーションをするためにはまずは前月いくら利用したかを決めなければなりません。すべての条件でのシミュレーションは難しいので、こちらでは「1リットルあたり1円引きのケース」と「1リットルあたり7円引きのケース」についてシミュレーションしますね。

さらに割引条件として、月間最大300リットルまで、となっています。301リットル以上の給油については割引対象外となりますよ。

1リットルあたり1円引きのケースの割引金額

給油量

割引額

100リットル

100円引き

200リットル

200円引き

300リットル

300円引き

1リットルあたり7円引きのケースの割引金額

給油量

割引額

100リットル

700円引き

200リットル

1,400円引き

300リットル

2,100円引き

月間では最大で2,100円引きなので大きな割引には感じられないかもしれません。しかし毎月300リットルまでの割引対象となっているので、年間にすると大きな節約に繋がります。

月々300円引きでも年間で3,600円引きです。月々最大の2,100円引きともなれば、年間で2万5,200円引きになるのです。

そこで考えていかなければならないのが、シナジーJCB法人カード 一般カードの保有コストです。

保有コストについて

年会費

2,160円(初年度無料)

従業員カード年会費(1枚あたり)

2,160円

ETCカード年会費

無料

※すべて税込価格です。

シナジーJCB法人カード 一般カードの保有コストはそれほど高額ではありません。

本会員年会費が2,160円であり、親カードだけの発行であれば月々の最大ガソリン割引である2,100円である程度はまかなえてしまいます。

問題は従業員カードの発行枚数です。

シナジーJCB法人カード 一般カードの年間の最大割引き金額が2万5,200円ですが、従業員カードを11枚以上発行するとガソリン割引では保有コストをまかないきれなくなります。

従業員カードの発行枚数には気をつけましょう。

シナジーJCB法人カード ゴールドカードの給油節約シミュレーション

シナジーJCB法人カード ゴールドカードは一般カードと割引システムは一緒です。しかし割引金額には若干の違いがあるので、個別に紹介することにしました。

割引金額は一般カードよりは高くなるのですが、ゴールドカードなので当然年会費は高くなります。コストが上昇してしまうので、その点は理解した上で保有するか検討しましょう。

それでは実際にどのくらい節約になるのかをチェックしてみますね。

シチュエーション別節約シミュレーション

シナジーJCB法人カード ゴールドカードの割引額

前月の月間カードショッピング額

給油値引き額

1万円未満

1リットルあたり4円引き

1万円以上2万円未満

1リットルあたり5円引き

2万円以上5万円未満

1リットルあたり6円引き

5万円以上7万円未満

1リットルあたり8円引き

7万円以上

1リットルあたり10円引き

一般カードと比較すると、1リットルあたり3円引きずつ条件が良くなっています。

こちらでは「1リットルあたり4円引きのケース」「1リットルあたり10円引きのケース」でシミュレーションしてみます。

ゴールドカードも上限として毎月300リットル設定されているので注意してください。

1リットルあたり4円引きのケースの割引金額

給油量

割引額

100リットル

400円引き

200リットル

800円引き

300リットル

1,200円引き

1リットルあたり10円引きのケースの割引金額

給油量

割引額

100リットル

1,000円引き

200リットル

2,000円引き

300リットル

3,000円引き

最大で毎月3,000円の割引が受けられることになります。

月々400円の割引であったとしても年間にすれば4,800円の割引を受けることになります。月々3,000円であれば、3万6,000円の割引です。

では今度はカードの保有コストを確認してみましょう。

保有コストについて

年会費

1万800円

従業員カード年会費(1枚あたり)

3,240円

ETCカード年会費

無料

※すべて税込価格です。

ゴールドカードなので一般カードと比較すると保有コストは高く設定されています。親カードだけではなく従業員カードも高く設定されているので気をつけてください。

最大の給油における年間割引金額である3万6,000円の場合ですが、親カード+従業員カードの組み合わせでもとが取れるのは、親カード1枚+従業員カード7枚までです。それ以上の発行をすると、ガソリン割引では保有コストをまかなえなくなります。

シェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)の給油節約シミュレーション

シェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)は昭和シェル石油のSSを利用するとキャッシュバック率が高くなる、との特徴があります。

シェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)の場合は交通費や移動費、さらには出張旅費に関してはキャッシュバックの対象です。通常のキャッシュバック率は1.5%であり、昭和シェル石油のSSを利用した場合には最大で3.0%となります。

厳密に言うと昭和シェル石油のSSで利用した金額については2倍に計算されるのです。10万円利用した場合は20万円利用したと計算されるので、キャッシュバック率は最大で2倍の3.0%です。

ただし月のキャッシュバック金額は最大で1万5,000円となっています。交通費・移動費・出張旅費について高額の利用をしている方は、一部がキャッシュバック対象外とされてしまう可能性もありますよ。

それでは実際にどのくらい節約になるのかをチェックしてみましょう。

シチュエーション別節約シミュレーション

一般カードもゴールドカードもキャッシュバック率は一緒なので、同時に説明します。

シェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)のキャッシュバック額

昭和シェル石油のSSの年間利用額

キャッシュバック額

1万円

300円

5万円

1,500円

10万円

3,000円

30万円

9,000円

50万円

1万5,000円

100万円

3万円

シェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)は昭和シェル石油のSSの利用についいては優遇されています。通常よりも高い還元率が設定されているので、利用額のうち占める比率が高ければ高いほど節約になりますよ。

ただし上限額が決まっているので、仮に高額の利用をしたとしてもそのすべてがキャッシュバックに反映されるわけではありません。

月々1万5,000円までの割引となるので、昭和シェル石油のSS利用額が月間50万円を超える部分はキャッシュバック適用外となってしまいます。  

それでは保有コストもチェックしてみましょう。

保有コストについて

保有コストについては、一般カードとゴールドカードに違いがあります。

保有コスト

一般カード

ゴールドカード

年会費

1,350円(初年度無料)

1万800円

従業員カード年会費(1枚あたり)

1,350円(初年度無料)

3,240円

ETCカード年会費

無料

無料

  

※すべて税込価格です

一般カードとゴールドカード双方とも最大キャッシュバック額は月々1万5,000円です。よって年間18万円がキャッシュバックの限度額となります。

18万円についてはかなり高額なので昭和シェル石油のSSで毎月高額の利用を検討している方は、保有コストについてはそれほど気にする必要はありません。

一般カードであれば、133枚まで保有できる計算です(年間キャッシュバック額が18万円であるケース)。

コスモコーポレート JCBカード 一般法人カード(ゴールドカード)の給油節約シミュレーション

コスモコーポレート JCBカード 一般法人カード(ゴールドカード)についてはガソリン割引があるわけではありません。給油したときでも通常のポイント還元対象になる、といった特徴があるだけです。

コスモ石油を利用したからといってポイント還元率が高くなるわけではありません。ただしモスも石油のSSでしか利用できないハウスカードが発行できる、との特徴があります。クレジット機能がないカードなので、不正利用を避けられるのです。

それでは実際にどのくらい節約になるのかをチェックしてみましょう。

シチュエーション別節約シミュレーション

一般カードもゴールドカードもポイント還元率は一緒なので同時に解説します。

コスモコーポレート JCBカード 一般法人カード(ゴールドカード)のSS利用時におけるポイント還元率は最大で0.49%となります。以下にSS利用時のポイント還元をシミュレーションします。

SS利用金額

ポイント付与

1万円

49円相当のポイント

5万円

245円相当のポイント

10万円

490円相当のポイント

30万円

1,470円相当のポイント

50万円

2,450円相当のポイント

100万円

4,900円相当のポイント

  

コスモコーポレート JCBカード 一般法人カード(ゴールドカード)については、SSの種類は選びません。コスモ石油のSSだけではなくENEOSや昭和シェル石油のSSを利用しても同様のポイントが付与されます。

確かにポイント還元があるのは嬉しいのですが、見てもらって分かるようにSSで100万円を利用したとしても5,000円分も還元をしてもらえません。ガソリンの給湯による節約にはあまり期待できないカードです。

保有コストについて

保有コストについては一般カードとゴールドカードに違いがあるので双方とも解説します。

保有コスト

一般カード

ゴールドカード

年会費

1,350円

1万800円

従業員カード年会費(1枚あたり)

1,350円

3,240円

ETCカード年会費

無料

無料

  

※すべて税込価格です

一般カードについてはなんとかガソリン給油分のポイント還元で取り戻せる可能性があります。年間100万円をSSで給油した場合には4,900円分のポイントを確保することになるので、親カード1枚+従業員カード2枚までは還元でまかなうことが可能です。

一方でゴールドカードともなると、ポイント還元で賄うのは難しいでしょう。年間で220万円以上カードを利用しなければ、親カードさえもまかなえません。

楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)の給油節約シミュレーション

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの追加カードとして発行できます。

割引システムではなく、ポイント還元率が通常よりもアップする、といった特典が用意されているカードです。

楽天ビジネスカードは日本最大のネットワークを誇るENEOSのSSでお得な利用ができます。

それでは実際にどのくらい節約になるのかをチェックしてみましょう。

シチュエーション別節約シミュレーション

楽天ビジネスカードの通常のポイント還元率は1.0%ですが、ENEOSのSSを利用すると2倍の2.0%になります。以下に利用金額ごとの還元額をシミュレーションしていきます。

ENEOSでの利用額

ポイント還元額

1万円

200円相当

5万円

1,000円相当

10万円

2,000円相当

30万円

6,000円相当

50万円

1万円相当

100万円

2万円相当

還元額については上限は設けられていません。500万円利用しようが1,000万円利用しようが、すべてが還元対象になっています。

ちなみにENEOSではないSSを利用した場合には、通常の1.0%のポイント還元となりますよ。

保有コストについて

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの追加カードです。よって楽天ビジネスカードを保有するということは楽天プレミアムカードの保有コストもかかります。

保有コスト

楽天プレミアムカード

楽天ビジネスカード

年会費

1万800円

2,160円

従業員カード年会費(1枚あたり)

540円

なし

ETCカード年会費

無料

540円(1枚目は無料)

  

※すべて税込価格です

楽天ビジネスカードを保有するためには最低でも年間1万2,960円が必要です(楽天プレミアムカード年会費+楽天ビジネスカード年会費)。

1万2,960円はENEOSのSSで年間64万8,000円を利用すればカバーできます。実現不可能な数字ではありません。ENEOSのSSを高頻度で利用している会社であれば楽天ビジネスカードはおすすめですよ。

まとめ

法人ガソリンカードの実際の節約額についてチェックしてみました。

カードによって大きな違いがあることもわかったと思います。保有コストにも注目したので参考にしてください。

保有コストについては、特に従業員カードの枚数が大きく関わってきます。自身の会社では何枚の受業員カードを発行するのかをシミュレーションすることもお忘れなく。

各カードの中で節約額から見るとあまりおすすめできないのがコスモコーポレート JCBカード 一般法人カード(ゴールドカード)です。

割引システムはなく、ポイント還元率は0.49%です。SSで利用してもポイント還元率が高くなるわけではありません。

最も大きな節約が期待できるのはシェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)です。昭和シェル石油のSSで利用すると、最大キャッシュバック率が3.0%にもなります。

年間で最大18万円までキャッシュバックされるチャンスがあり、経費の削減に役立ってくれることは間違いありません。

キャッシュバック対応という部分にも注目しましょう。こんな経験をした方もいるのではありませんか?ポイントをもらっても欲しい商品などがない場合には困ってしまい、結果としてポイントが失効する・・・、といった経験をした方も多いのでは?

しかしキャッシュバックであれば、引き落とし金額から差し引かれるわけです。

昭和シェル石油のSSを利用する頻度が高く少しでも給油で節約したい方は、シェルビジネスカード 一般カード(ゴールドカード)の利用を検討してみましょう。

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