マイナンバー管理システムは、昨今の法令により、大企業だけでなく、中小企業、零細企業でも利用されています。
しかし、一方で、マイナンバー管理システムは世の中にたくさんあるため、どのマイナンバー管理システムを導入すればいいのか悩んでいる企業も多々あります。
そのため、今回は、『法人(中小企業・零細企業)におすすめのマイナンバー管理システムト4選。機能面でおすすめのマイナンバー管理システムはこれだ!』という記事のタイトルで、法人(中小企業・零細企業)におすすめのマイナンバー管理システムを4つ詳しく解説します。
法人(中小企業・零細企業)におすすめのマイナンバー管理システム4選。機能面でおすすめのマイナンバー管理システムはこれだ!
今回は、法人(中小企業・零細企業)におすすめのマイナンバー管理システムを4つ詳しく解説します。
今回、紹介するのは、以下の4つです。
- SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理
- マイナクラウド
- マイナンバー解析ライブラリ
- D’s Guardian(ディーズガーディアン)
①SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理
1つ目は、SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理になります。
SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理は、ガイドライン準拠をふまえた上で、皆様の現場にあった管理方法を実現できるようカスタマイズが可能となっているマイナンバー管理システムです。
SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理では、API機能を活用することで、既存の人事給与の基幹システム等との連携も可能です。
実際、SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理を利用している企業の多くは、他のサービスとの連携を図っています。
<SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理の主な機能>
以下が、SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理の主な機能になります。
収集面の機能 | 管理・利用面の機能 | データ廃棄
面の機能 |
オンラインでマイナンバー収集、本人確認。 | 担当者ごとに権限を設定していただくことで、閲覧・利用可能な範囲を限定。 | 収集時に添付された画像はシステムが自動的に廃棄。 |
PC、タブレット端末、スマートフォンからもマイナンバーを申請。 | 郵送で収集したマイナンバーは、管理者側の専用登録画面から登録可能。 | 退職日や取引終了日を入力すると、7年後にシステム側で自動で削除。 |
管理画面からマイナンバー未申請者を一括管理、メール配信機能で提出を促進。 | ガイドラインで求められている定期的なアクセスログの出力に対応。 | 廃棄日を個別に指定することも可能。 |
不正アクセスを検知しやすくするレポートの出力にも対応。 | ||
マイナンバーは別システム上で暗号化して格納・保管 |
また、SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理はセキュリティ面でも非常に強い機能を持っています。
以下が、SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理のセキュリティ面になります
ガイドラインで求められる安全管理措置と比較した表になります。
ガイドラインで求められる安全管理措置 | SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理の対応 | |
人的安全管理措置 | 事務取扱担当者に対する監督・教育 | 「従業員への教育」支援サービス |
組織的安全管理措置 | 担当者以外がデータにアクセス出来ない仕組みの構築 | 担当者、利用範囲に応じた権限設定 |
定期的な点検や内部監査の実施 | 「社内の運用体制の整備」支援サービス | |
物理的安全管理措置 | 機器及び電子媒体等からの漏えい、盗難の防止 | データを端末に残さないクラウド環境 |
個人番号の消去、機器及び電子媒体の廃棄 | 保有対象外になった番号の自動廃棄 | |
技術的安全管理措置 | アクセス者の識別と認証 | ログ分析で不正アクセスを検知 |
外部からの不正アクセス等の防止 | SSL暗号化 |
②マイナクラウド
2つ目は、マイナクラウドになります。
マイナクラウドは、スマホでマイナンバー情報を収集して、簡単に一括登録などを行えるマイナンバー管理システムになります。
マイナクラウドは、SECOMから技術提供を受けているため、収集したマイナンバー情報に関しては高水準のセキュリティで守ってくれます。
また、マイナクラウドは、料金面に関しては、リーズナブルであるため、気軽に導入できるサービスになっています。
プラン名
|
月額費用
|
内容
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---|---|---|
お試し |
無料 | 30日間無料でお試し可能。 |
プラン10 |
1,000円 |
最大10人まで管理可能。(扶養は人数に含まない) |
プラン30 |
2,400円 |
最大30人まで管理可能。(扶養は人数に含まない) |
プラン60 |
4,800円 |
最大60人まで管理可能。(扶養は人数に含まない) |
プラン100 |
8,000円 |
最大100人まで管理可能。(扶養は人数に含まない) |
<マイナクラウドの主な機能>
以下が、マイナクラウドの主な機能になります。
マイナンバー登録者の管理面
- ダッシュボード機能(各種システム情報やステータス情報を可視化。)
- グループ管理機能(マイナンバー登録者をグルーピング。
- メール送信機能(マイナンバー登録者に「マイナンバー収集メール」を送信可能。)
- CSVダウンロード機能(マイナンバー登録者を抽出して、登録者情報をダウンロード可能。)
- CSVアップロード機能(マイナンバー登録者を一括アップロード可能。)
- ステータス表示機能(マイナンバーの収集プロセスを分かりやすく、ステータス表示可能。(「未登録」「承認待ち」「差戻し」「拒否」「完了」など))
- 本人確認ファイルの管理機能(本人確認書類(個人番号カード、通知カード、免許証、パスポート、住民票など)を画像で管理可能。
-
扶養家族の管理機能(扶養家族のマイナンバーも人数の制限なしで管理可能。)
-
登録者の属性管理(登録者の属性を細かく分類可能。(従業員、不動産オーナー、士業、株主、第三号被保険者など))
マイナンバーの収集面
-
メール収集機能(メールを利用してマイナンバーを収集可能。)
-
スマートフォンからの登録機能(スマートフォンからマイナンバーを登録可能。)
-
パスコードによる不正ログインの防止機能(会社特有のパスコードで認証することで、誤送信メールの不正ログインを防ぐことが可能。)
-
自動ログインロック機能(本人確認承認が完了すると自動的に登録者はログインロックされ、データの書き換えが防止することが可能。)
マイナンバーの保管面
-
マイナンバーの暗号化保管(マイナンバーのデータは通信経路の暗号化、データの暗号化が可能。)
画像データの暗号化保管(マイナンバーのデータはAES暗号アルゴリズムで暗号化され、例えデータ漏洩しても暗号化データは解読不可能。)
マイナンバーの利用・提供面
-
データ抽出機能(様々な属性でマイナンバー登録者を抽出・検索が可能。)
-
記録機能(マイナンバーを参照する場合は、必ず利用目的を記録。)
-
マイナンバーの表示機能(マイナンバーを安全に表示することが可能。)
-
マイナンバーのCSV一括 ダウンロード機能(マイナンバーを安全にダウンロードすることが可能。)
マイナンバーの廃棄
-
マイナンバーの物理削除機能(マイナンバーは物理削除で破棄可能。(一旦破棄したデータは戻せません。))
操作ログの記録と参照面
-
詳細なユーザ操作履歴を保管機能(ログインユーザの操作履歴を詳細に記録可能。)
-
操作履歴の抽出機能(操作履歴は様々な条件で抽出表示可能。)
-
操作履歴のダウンロード機能(抽出した操作履歴をダウンロード可能。)
セキュリティ面
-
二段階ログイン認証(標的型攻撃等により、ID・パスワードを第三者に漏洩したとしても、ニ段階目の本人認証で不正ログインを防ぐことが可能)
-
通信経路の暗号化(インターネットの通信経路を暗号化し、SECOMが暗号化通信を証明し、フィッシング詐欺を防ぎぐことが可能。)
-
パスコード入力機能(会社特有のパスコードを設定することにより、マイナンバー登録者の不正ログインを防ぐことが可能。)
-
データの暗号化(強力なAES暗号アルゴリズムでデータを暗号化することが可能。)
-
パスワード再入力機能(担当者が安易に離席した場合でも、重要な処理はパスワードの再入力が必要があるため、セキュリティの強化が可能。)
-
セキュアサーバー構成(キュリティを重視したサーバー構成で運用。)
-
ファイアウォール設置(ファイアウォール機器を設置。)
-
定期的なシステムの外部監査(定期的に第三者機関によるセキュリティチェックを実施。)
API(外部連携)面
-
会計ソフト・給与ソフトとのAPI連携機能(会計ソフト・給与ソフトとのAPI連携が可能。)
-
マイナポータルとの連携機能(マイナポータルとの連携が可能。)
③マイナンバー解析ライブラリ
3つ目は、マイナンバー解析ライブラリになります。
マイナンバー解析ライブラリはスマートフォンのカメラで撮影した通知カード、個人番号カード(表裏)の写真から12ケタのマイナンバー(個人番号)や氏名、生年月日、住所を解析することができるシステムで、マイナンバー撮影画像を保存する際に番号部分をマスク(塗りつぶす)機能もあり、個人情報の保管に優れています。
マイナンバー解析ライブラリでは、アプリケーション内部でテンポラリファイルを用意して使用後削除するため、マイナンバーの画像はデバイスには残らず、安全に読み取り出来ます。
そのため、マイナンバー解析ライブラリは、セキュリティ面で顧客から選ばれているサービスになります。
<マイナンバー解析ライブラリの主な機能>
以下が、マイナンバー解析ライブラリの主な機能になります。
⑴マイナンバー番号解析ライブラリ機能 (通知カード及びマイナンバー個人番号カード(裏面)の読み取り)
- スマートフォンで撮影したカードの写真から「12ケタの個人番号」「氏名」「生年月日」を解析が可能。
- 番号部分のマスク機能付き
- 番号チェックデジットも搭載。
- サーバー上での画像解析及びスマートフォンアプリ内での解析も可能。
- アプリ内で解析することで、解析画像情報は残さないことが可能。
2)マイナンバー情報解析ライブラリ(通知カード及びマイナンバー個人番号カードの表面から個人番号以外の情報を読み取り)
- スマートフォンで撮影したカードの写真から「氏名」「生年月日」「住所」「性別」等の記載情報を解析可能。
- 番号チェックデジットも搭載ある。
- サーバー上での画像解析及びスマートフォンアプリ内での解析も可能。
- アプリ内で解析することで、解析画像情報は残さないことが可能。
ただし、出力内容や動作環境には、一定の制限があります。
制限は以下の通りです。
<製品仕様>
出力項目 |
マイナンバー個人番号カード表面 |
|
マイナンバー個人番号カード裏面 |
個人番号 |
|
マイナンバー通知カード |
|
|
OCRスペック |
解析内容文字コード |
SJIS |
認識可能な文字種 |
|
<動作環境>
対応OSバージョン |
Andorid |
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iOS |
|
|
Linux |
|
|
Windows |
|
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アーキテクチャ |
Andorid |
|
iOS |
|
|
Linux |
|
|
Windows |
|
|
提供形式 |
Andorid |
|
iOS |
|
|
Linux |
|
|
Windows |
|
④D’s Guardian(ディーズガーディアン)
4つ目は、D’s Guardian(ディーズガーディアン)になります。
D’s Guardian(ディーズガーディアン) は、マイナンバーの収集から廃棄までのサイクルを一元管理できるアプライアンスサーバーになります。
D’s Guardian(ディーズガーディアン)によって、マイナンバーとその関連書類を暗号化し、 独立したサーバーに保管することで、高い安全性を確保することができ、セキュリティ面で定評のあるサービスになります。
また、D’s Guardian(ディーズガーディアン)は、マイナンバーの収集、保管、利用、廃棄までの全てのライフルサイクルを安全に管理することができ、業務プロセスに必要なコンポーネントが全て揃っているため、1つのシステムで手軽に管理、導入費用の削減も可能となります。
以下が、D’s Guardian(ディーズガーディアン)の導入事例になります。
- 株式会社文化堂
- 株式会社エフコムマーケティング
<D’s Guardian(ディーズガーディアン)の主な機能>
以下が、D’s Guardian(ディーズガーディアン)の主な機能になります。
セキュリティ対策面
- マイナンバーを暗号化し、独立したサーバーに保管
- D’s Guardianの導入のみで、ガイドラインのすべての要件に対応
- マイナンバーの移動経路を End-to-End 保護
管理面
- 導入に伴う既存システムの変更等は一切不要
- マイナンバーのライフサイクル(収集、保管、利用、廃棄)を一元管理
- 冗長化構成により、障害対策にも万全
- 個人支払先に対するマイナンバー収集も簡単
費用削減面
- All-in-oneアプライアンスタイプで、別途装置は不要
- マイナンバーを保護するためのセキュリティ機能を標準搭載
- メンテナンス費用削減
以下が、の主な機能になります。
今回紹介した以下の4つのマイナンバー管理システムは
- SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理
- マイナクラウド
- マイナンバー解析ライブラリ
- D’s Guardian(ディーズガーディアン)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、『法人(中小企業・零細企業)におすすめのマイナンバー管理システム4選。機能面でおすすめのマイナンバー管理システムはこれだ!』という記事のタイトルで、法人(中小企業・零細企業)におすすめのマイナンバー管理システムを4つ詳しく解説しました。
今回、紹介した4つのマイナンバー管理システム(SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理、マイナクラウド、マイナンバー解析ライブラリ、D’s Guardian(ディーズガーディアン))は、全く異なる機能体系になっています。
また、今回、紹介した4つのマイナンバー管理システム(SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理、マイナクラウド、マイナンバー解析ライブラリ、D’s Guardian(ディーズガーディアン))はそれぞれ、違う機能を持っているため、違う特徴を保持しています。
そのため、これら4つのマイナンバー管理システム(SPIRAL(スパイラル) マイナンバー管理、マイナクラウド、マイナンバー解析ライブラリ、D’s Guardian(ディーズガーディアン))を導入を検討している方は、資料請求などで比較検討してから実際に導入されることをおすすめします。