多くの経営者がIP電話アプリを導入してみたいと考えていると思いますが、どのアプリがいいのかわからないと思います。
そのため、今回は『法人が導入すべきおすすめのIP電話アプリ(050アプリ)7選。料金・機能で比較』と言う記事のタイトルで、様々なIP電話アプリを紹介します。
050アプリとは?050アプリの3つのメリット、デメリットも解説

050アプリとは?
050アプリとは、050から始まる電話番号で通話をするアプリです。
音声通話は通常30秒につき20円の通話料がかかりますが、この050アプリ(IP電話アプリ)を利用すれば低料金で通話ができるので、月々の通話料が節約できます。
050から始まる電話番号は、一般的に「IP電話」と呼ばれるインターネット網を利用した通話方法です。
IP電話はスマホアプリだけでなく固定電話やパソコンなどでも利用されているので、利用したことがある人も多いと思います。
090や080などから始まる携帯電話番号や、市外局番から始まる固定電話番号は、電話回線を利用しているため音声品質が安定していますが、インターネット回線を利用する050電話(IP電話)の音声品質は若干、不安定な部分もあります。
とは言え050電話(IP電話)を上手に利用すれば通話料がグッとお得になるため、利用者も多いです。
大企業でも利用している会社があるほど便利なアプリです。
IP電話アプリの3つのメリット
そもそも、IP電話アプリはいつ使うの?という疑問もあると思います。
今回はIP電話アプリの3つのメリットついて解説します。
①通話料金を節約できる
IP電話アプリは、基本料無料で使えるものもあります。
また、携帯電話宛て通話料が1分10円からと安くなっているため、全体的に通信費がコストダウンできます。
②仕事、プライベート用で分ける事ができる
人によっては、仕事とプライベートで利用する番号を分けておきたい、ということもあります。
仕事用では経費にも関わるので請求書をしっかり分けられるのもメリットです。
③サブの番号として利用できる
例えば、宅配伝票や無料の会員登録、ネットオークションの取引に、大切な固定電話番号や090の携帯電話番号を記載したくない、ということもあります。
そのような時に、サブ番号として050番号を取得しておくのも一つでしょう。
IP電話のデメリット
ただ、残念ながら、IP電話のデメリットもあるのは事実です。
IP電話ではインターネット回線を利用して通話をしているため、通常の音声通話に比べて声が歪んだり遅延するなど通話の品質が低下することもあります。
しかし、以前に比べて音質は随分改善されているので、普通に会話をする分には困ることはないでしょう。
また、通話料がかからない代わりに、データ通信容量を消費していきます。普段からデータ容量ギリギリまで使ってしまう人は気をつけましょう。
Wi-Fi環境のあるところで使用するなど、考えて利用すれば大きな問題にはなりません。
また、110番や119番など緊急電話やフリーダイヤルに電話できないのは、IP電話の見落としがちなデメリットになります。
使えないと分かっていれば対策もできますが、知らずにいざという時が来ると一大事なので、緊急の時に使える別のアプリなどをダウンロードしておくことをおすすめします。
2026年10月20日時点で、050番号が付くIP電話アプリ3つはいずれも新規の申し込みができず、SMARTalkはサービス自体が終わっています(以下は各社の公式情報と報道で確認した状況です)。
| アプリ | 提供会社 | 新規の申し込み(2026年10月17日) |
|---|---|---|
| SMARTalk | 楽天モバイル株式会社(2019年7月1日に楽天コミュニケーションズから承継) | サービス自体が終了(2025年2月28日に終了と報道)。公式サイトだった ip-phone-smart.jp は無関係の別サイト(海外FXボーナスの比較サイト)に変わっており、サービスの案内が残っていない |
| 050 plus | OCN(NTTドコモ傘下) | 2023年6月26日をもって新規申込受付を終了。契約中の人向けのサポート情報だけが残っている |
| LaLa Call | 株式会社オプテージ(2019年4月1日に株式会社ケイ・オプティコムから発足) | 2026年3月31日(予定)で新規申込受付停止。利用中の人へのサービス提供は継続 |
これから法人の電話番号を用意する場合は、050アプリではなくクラウドPBXなど現行のサービスから選ぶことになります。以下の3つの説明は、記録として残しています。
①SMARTalk(サービス提供終了)

SMARTalkは、2013年に「FUSION IP-Phone SMART」の名前で始まった050番号のIP電話サービスです。名称が「SMARTalk」へ変わったのは2019年5月14日で、当時の提供会社は楽天コミュニケーションズ株式会社でした。その後、同社の会社分割にともない2019年7月1日付で楽天モバイル株式会社へ承継されています。
「FUSION IP-Phone SMART」サービス名称変更のお知らせ|楽天コミュニケーションズ
楽天コミュニケーションズの会社分割によるサービス提供会社変更のお知らせ|楽天モバイル
2026年10月20日に確認したところ、本記事が案内していた公式サイトのドメイン(ip-phone-smart.jp)は「海外FXボーナス比較ナビ」という無関係のサイトに変わっており、SMARTalkの案内も申し込み窓口も残っていません。別の事業者の手に渡ったドメインなので、リンクは外しています。
「050」で始まるIP電話「SMARTalk」が終了へ 楽天モバイルが発表|ITmedia NEWS
ここから先は、提供されていた当時に本記事へ記載した内容です。月額基本料がかからず、通話料の課金単位が30秒という設計でした。
30秒という刻みは、携帯電話あてを1分単位で課金していた050 plusやLaLa Callと並べても、そのままでは実際に支払う額を比べられません。下の3社比較表も、課金の刻みをそろえていない数字として読んでください。
国内あては固定電話・携帯電話の区別なく同じ単価、国際電話も対応地域なら同じ単価だと本記事は記載していました。これらの料金は公式ページが消えたため再確認できません。当時の記載として残しているだけで、いま契約できる条件ではありません。
料金
- 初期費用
- 月額料金
- 留守番電話
- 着信転送
- 非通知・指定番号の着信拒否
の機能が全て0円です。
月額料金
- 無料
国内通話料金
- 一律:8円 / 30秒
国際通話料金
- 一律:8円 / 30秒
メリット
- 通話料金が安定して安い
- アプリ同士は通話無料
- 料金形態が一律でシンプル
- 月額料金が無料
- 留守番電話が無料
デメリット
- 090などからはじまる自分の番号でかけられない
- 050番号が選べない
特典
- 特に現在は実施していません。
②050plus(新規申込受付は2023年6月26日に終了)

「050 plus」は、NTTコミュニケーションズ(現在はOCNとしてNTTドコモ傘下)が提供するIP電話です。公式のサポートページに「『050 plus』は2023年6月26日をもって新規申し込み受付を終了しました」と掲示されており、2026年10月17日時点で新しく契約することはできません。月額基本料は300円(税込330円)でした。以下は提供当時に確認した内容です。
マツコ・デラックスが出演するCMでも有名なサービスです。
月額基本料300円はかかるものの、通話料に関して言えば、これがスマホ向けIP電話業界の標準ともいえます。
同じくNTTコミュニケーションズが運営する格安SIM、OCNモバイルONEと合わせて利用するとセット割りが適用となりお得になります。
月額料金
330円(税込)
国内通話料金
- 携帯電話:17.28円 / 1分
- 固定電話:8.64円 / 3分
国際通話料金
- アメリカ9円 / 1分
メリット
- 利用可能な050番号が選べる
- アプリ同士は通話無料
- 留守番電話が無料
- 大手通話会社のNTTコミュニケーションズ運営という安心感
デメリット
- 月額費用がかかる
- 090などからはじまる自分の番号でかけられない
もらえる特典
- 月額基本料が最大2か月無料
③LaLa Call(2026年3月31日予定で新規申込受付停止)

LaLa Callは、格安SIMのmineoやeo光を手がける株式会社オプテージの050アプリです。本記事の公開時は提供会社を「ケイ・オプティコム」と書いていましたが、同社は2019年4月1日に株式会社オプテージとして発足しており、現在の社名はオプテージです。
また、公式サイトには2026年2月2日掲載で「『LaLa Call』サービスの新規申込受付停止のお知らせ」が出ており、2026年3月31日(予定)をもって新規申込受付が停止されています(利用中のユーザーへの提供は継続)。2026年10月17日時点で新しく申し込むことはできません。
「LaLa Call」サービスの新規申込受付停止のお知らせ|LaLa Call
基本料金が月額100円かかりますが、eo光、mineoユーザーは100円分無料通話ができるので、実質無料で利用できるのが魅力です。
mineoユーザーなら、LaLa Callを使ってもパケット通信料が無料になるので、さらにお得です。
メッセージ機能で画像や動画も送っても無料なのも特徴です。
月額料金
100円
国内通話料金
- 携帯電話:18円 / 1分
- 固定電話:8円 / 3分
国際通話料金
例:アメリカ6円 / 1分
メリット
- 固定電話への通話料金が安い
- 留守番電話が無料
- アプリ同士は通話無料
デメリット
- 月額費用がかかる
- 090などからはじまる自分の番号でかけられない
特典
- 月額料金が3か月無料になります。
以下が上記3社の比較表になります。
050 plus、SMARTalk、LaLa Callの3社比較表
| 比較項目 | 050 plus | SMARTalk | LaLa Call |
|---|---|---|---|
| タイプ | 050番号 | 050番号 | 050番号 |
| 月額料金 | 300円 | 無料 | 100円 |
| 国内通話 |
|
|
|
| 国際通話 | 例:アメリカ9円 / 1分 | 8円 / 30秒 | 例:アメリカ6円 / 1分 |
| 特典 | 月額基本料が最大2か月無料 | - | 月額料金3か月無料。 |
電話番号がもらえないIP電話(LINE電話)

050番号がもらえるタイプ(上記)と同じ仕組みですが、自分の番号でかけられるIP電話となります。
これらのタイプは以下のメリット、デメリットがあります。
メリット
- 国内、海外どちらにかけても通話料金が安い
- 月額料金が無料
デメリット
- 通話品質が通信環境に依存するので安定しにくい
- 留守番電話機能がない
- データSIMでは使えない
④LINE電話

LINE電話は、固定電話や携帯電話に発信できる電話サービスで、無料通話アプリでおなじみのLINEが新たに開始したものです。
プランに従量制と月額制があるのが特徴です。
発信専用だが、その通話料の安さは目を見張るものがあります。
固定電話向け・携帯電話向けともに050番号付与のIP電話アプリより安く、特に月額プランである「30日プラン 固定+携帯」を見れば、1分あたりの携帯電話向け料金は「050 plus」などの半分以下になります。
また、国際電話の通話料も、「050Call」と同等という格安さで、非常に魅力的なサービスとなっています。
月額料金
- 無料
国内通話料金
- コールクレジット(使う分だけチャージする)
- 携帯電話:14円 / 1分
- 固定電話:3円 / 1分
- 30日プラン(購入から30日間、決められた時間まで話せるプラン)
- 固定電話と携帯電話:6.5円 / 1分(60分までで390円 or 120分までで720円)
- 固定電話:2円 / 1分(60分までで120円)
国際通話料金
- コールクレジット(使う分だけチャージする)
- 例:アメリカ1円 / 1分
- 30日プラン(購入から30日間、決められた時間まで話せるプラン)
- 例:アメリカ1.17円 / 1分(60分までで70円)
メリット
- 月額料金が無料
- LINEという安心感
デメリット
- 料金形態がちょっと複雑
- チャージ制のため通話した分だけを支払うことができない
- 30日プランで使い切らなかった通話分を繰越せないので、結果的に割高になる可能性がある
特典
- 特に現在はありません。
電話回線を使用し、自分の携帯番号で電話をかけるタイプ(楽天でんわ、G-Call)

電話をかける際、番号の頭に特定の番号をつけることによって、独自の電話網を経由させて通話するシステムです。
メリット
- 月額料金が無料
デメリット
- 電話回線を使うためデータSIMでは使えない
- 他アプリと比べると通話料は若干高め
- データSIMでは使えない
⑤楽天でんわ

楽天でんわは、プレフィックス付加方式の電話サービスになります。
というのは、楽天でんわはIP電話ではなく、通常のスマートフォン通話で電話をかける際に、ある決まった番号を相手の電話番号の頭につけてかけることで、通常とは別の回線を使って通話ができるというものになります。
評判で言いますと、固定電話の「マイライン」に近いサービスになります。
通話料は大手携帯会社の半額か、またはそれよりも安く設定されているのが特徴です。
また、楽天でんわは、楽天でんわを使って通話すると楽天ポイント(旧 楽天ポイント)が100円につき1ポイントもらえるので、楽天でよく買い物する方なら、オススメのサービスです。
月額料金
- 無料
- 国内通話料金は一律:10円 / 30秒
国際通話料金
- 国際通話料金は一律:10円 / 30秒
メリット
- 電話回線網を使用しているので高品質の通話(楽天によると通常の携帯電話と同レベル)
- 自分の携帯番号を誰にでも通知できる
- 無料通話リストがつくれる(キャリア向け)
- 楽天ポイントが貯まる
デメリット
- 通話が繋がらない時がある
特典
- 通話料100円につき、楽天ポイントが1ポイント貯まる
⑥G-Call

G-call 050は、ジーエーピーという会社が提供している050アプリで、通話アプリで標準的な機能など、諸々兼ね備えた定番の050アプリです。
050plusに近い印象を持ちますが、050plusよりも月々の基本料金を安く利用できます。
国際電話の通話料金も安いので、海外に電話をかける機会も多い人に特におすすめです。
月額料金
- 無料
国内通話料金
- 国内通話料金は一律:10円 / 30秒
国際通話料金
- 国、地域によって料金が変わります。
例:アメリカ2.9円 / 6秒
メリット
- 国内通話も非課税のため楽天でんわより8%安い
- 国際電話が6秒区切り
デメリット
- 固定電話に番号通知ができない
- 楽天でんわのような無料通話リストがつくれない
特典
- 紹介した人もされた人も無料通話250円分がもらえる
以下が先ほど、説明したLINE電話を含めた楽天でんわ、G-Callの3社比較表になります。
LINE電話、楽天でんわ、G-Callの3社比較表
| 比較項目 | LINE電話 | 楽天でんわ | G-Call |
|---|---|---|---|
| タイプ | 自分の番号 | 自分の番号 | 自分の番号 |
| 月額料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 国内通話 |
|
|
|
| 国際通話 | アメリカ1円 / 1分 | 一律:10円 / 30秒 | アメリカ2.9円 / 6秒 |
| 特典 | - | 通話料100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まる | 紹介した人もされた人も無料通話250円分がもらえる |
その他通話アプリ(Skype)

最後にSkype電話について解説します。かつては050番号を受け取れる「Skype番号」があり選択肢になりましたが、現在は提供が終わっています。
⑦Skype電話(2025年5月5日に提供終了)

Skypeは2025年5月5日をもって提供を終了しました。Microsoftのサポート情報は「Skype は 2025 年 5 月 5 日をもって提供終了となります」「この変更は、無料の Skype ユーザーと有料の Skype ユーザーの両方に影響しますが、Skype for Business には影響しません」と案内しています。
IP電話として使えていた根拠は、050番号を受け取れる有料オプション「Skype番号」でした。これも同じサポート情報に「すべての Skype 番号サブスクリプションは、2026 年 5 月に終了しました。Skype 番号の移行要求は利用できなくなりました」と書かれており、番号を新たに取ることも、既存の番号を他社へ移すこともできません。
Microsoftが案内している移行先はMicrosoft Teams無料版で、Skypeの資格情報でサインインすると連絡先とチャットが引き継がれます。ただしこれはチャットと通話のアプリで、050番号の発着信を引き継ぐものではありません。
まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は『法人が導入すべきおすすめのIP電話アプリ(050アプリ)7選。料金・機能で比較』と言う記事のタイトルで、7つのおすすめのIP電話アプリを紹介しました。
IP電話アプリはそれぞれのアプリで特徴が異なるため、安易に決めることをせず、それぞれの特徴を比較しながら選びましょう。
ただし、2026年10月17日にこの記事の掲載サービスを確認したところ、050番号が付く3つのアプリ(SMARTalk・050 plus・LaLa Call)はいずれも新規の申し込みができませんでした。さらに2026年10月29日の確認では、⑦のSkypeも2025年5月5日に提供を終了しており、Skype番号の取得も移行もできません。これから法人の電話番号を用意する場合は、クラウドPBXのように現在も申し込めるサービスから選ぶ必要があります。緊急通報の扱いは選定時の判断材料になるため、クラウドPBXから110・118・119はかけられるかを併せてご覧ください。番号の種類ごとの違いは法人が導入する電話回線の種類で扱っています。

