経営者が教える「個人事業主・自営業者」におすすめの法人カード6選!個人事業主・自営業者が法人カードを比較するポイントと注意点

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Man
「法人カードは利用したいけど、種類が多すぎてどれが良いのか悩んでしまう」
「自分にマッチしたおすすめの法人カードが知りたい!」
「法人カードなんてどれも同じなんじゃないの?」

上記のような状況に陥っていたり、思っていたりしている方も多いのではありませんか?

確かに法人カードは様々なクレジットカード会社から出ています。そしてノーマルカードやゴールドカードといったグレードの違いもあるわけです。数え切れないほどあるので、どれが良いのか悩んでしまうのも仕方ありません。

個人事業主や自営業者ですが、それぞれの立場も異なります。小規模な経営を行っている方もいれば、大規模まではいかなくても中規模な経営を行っている方もいるわけです。

それぞれの立場は異なるので、自分にマッチした法人カードを探すのは誤りではありません。

多くの方が思ってしまうのが「どの法人カードも同じである」というものです。しかし法人カードはどれも同じものではありません。

サービス内容に差があります。年会費も異なりますし、審査難易度も違っているのです。

法人カードの中身はそれぞれ異なっているので、しっかりと調べあげから選ばなければ後悔してしまいます。カードの特徴を把握し、自分自身にあっているものを探し出さなければなりません。

こちらでは、個人事業主・自営業者が自身にマッチしたおすすめの法人カードを探し出すための各カードの「比較ポイント」と「注意点」をお伝えします。

さらに特に個人事業主・自営業者におすすめできるクレジットカードを個別に紹介します。各カードの特徴についても記載するので参考にしてください。

法人カードの比較ポイント6つ!

比較ポイントその1:年会費

法人カードの年会費は、カードによって大きく異なっています。

個人カードと比較すると、「年会費無料に設定されているものが極めて少ない」といった特徴もあります。法人カードは年会費がかかるもの、と理解しておきましょう。

ただし初めて法人カードを利用する方の中には、「できれば年会費無料のもので様子を見たい」という方もいるでしょう。そんな方には以下の2つの年会費無料の法人カードをおすすめします。

  • ライフカードビジネス(スタンダード)
  • ビジネクスト・法人クレジットカード

上記のクレジットカードですが、有名企業の発行しているクレジットカードであるので、安心して申し込みができるといった特徴があるわけです。

他にも年会費が無料系の法人カードはありますが、有名な会社で発行しているわけではありません。「信用度」というものが低いのでおすすめできないのです。

グレード別の年会費の基準も把握しておきましょう。ノーマルカードの年会費の相場・ゴールドカードの年会費の相場・プラチナカードの年会費の相場といったものを把握しておくと、各カードを比較する時に役に立つはずです。

  • ノーマル系法人カードの年会費相場:数千円程度
  • ゴールドカード系法人カードの年会費相場:1万円~2万円程度
  • プラチナカード系法人カードの年会費相場:2万円以上

中にはゴールドカード系の法人カードでも、年会費が2,000円程度に抑えられているものもあります(ライフカードゴールドビジネスなど)。

しかし他のゴールドカードタイプの法人カードよりもサービスでは劣ってしまうので、その点は理解した上で比較していかなけれななりません。

会社としてクレジットカードの年会費にいくら出せるのかということも重要になってきます。

「法人カードのサービスさえ良ければ、年会費にはこだわらない」という方であれば、5万円以上の年会費が設定されているカードを選択しても良いでしょう。しかし多くの方は予算があると思います。

まずは予算の範囲内であるカードを抽出してください。その上で、年会費とサービス内容を比較して最もお得なものを選ぶのです。

子カードの年会費にも注目しよう

事業を行っている方の中には、何人もの社員を雇っているケースもあるでしょう。社員を雇っているケースに関しては、親カードだけではなく子カードを発行することもあるわけです。

そこで問題になってくるのが子カードの年会費です。子カードの年会費が3,000円であったとしても、10名分発行したら年間3万円かかります。100名分発行したら、年間30万円もかかるわけです。

Expert
子カードの発行も計画しているのであれば、子カード自体の年会費も比較対象としなければなりません。ETCカードの発行を考えている方は、ETCカードの年会費も確認しておくべきです。

比較ポイントその2:発行スピード

法人カードですが、「すぐに利用したい」という方もいれば「そんなに焦ってはいない」という方もいるでしょう。自身の状況に合わせて、各法人カードの発行スピードを比較していくべきです。

Man
「法人カードに即日発行できるものはないのでは?」
Expert
「実は最短即日発行できる法人カードはあります。」

確かに、法人カードは個人カードに比べて発行までに時間がかかってしまいます。平均すると、「申込みから2週間から3週間程度」は発行までにかかってしまいます。

個人カードであれば、無人契約機(アコム)で発行できるACマスターカードや、セゾンカウンターで発行できるセゾンカードなどは最短即日対応も可能です。

エポスカードもエポスカウンターでカードを即日受け取ることが可能です。実際に申し込んだ当日にカードを受け取って、買い物をした経験がある方もいるのではありませんか?

しかし法人カードの中にも即日発行対応しているカードがあります。そのカードは「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」です。

お気づきの方もいるとは思いますが、個人カードで即日発行できることでもおなじみのセゾンカードとなっています。個人カードと同じくセゾンカウンターで当日中に受け取りが可能なのです。

法人も利用できるカードを当日中に受け取ってすぐに利用したいと考えている方は「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」を選択してください。

※来店でのお受け取り(最短即日発行)の場合は、ICチップ機能の無いカードのお渡しとなります。あらかじめご了承ください。

ちなみにセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは純粋な法人カードではありませんが、事業向けの利用もできるカードです。実際に個人事業主や自営業者が利用しているカードなので問題ありません。

他にも比較的発行スピードが早いカードなのが「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」です。こちらもセゾンカードですが、事業者専用のカードとなっているのです。

セゾンカードではありますが、最短即日発行に対応しているわけではありません。セゾンカウンターで発行対応はしてもらえないのです。

申し込みを行ってから最短3日から5日程度で発行可能です。申込みから1週間以内で対応してもらえるので、法人カードの中では発行スピードが極めて早くなっています。

発行スピードに関してはこだわらないという方も多いかもしれません。しかし前もって発行スピードを比較しておくことが大切です。法人カードの中には受け取りまでに「1カ月以上かかる」というものもあります。

法人カードの申し込みを検討している方の多くは、少しでも早くカードを活用したいと考えているはずです。なるべく2週間以内で発行してくれる法人カードを選び経費の支払いに活用しましょう。

比較ポイントその3:ステータス

どの法人カードを利用するかによって、他社からの評価が変わってきてしまうのも事実です。そこで「少しでもステータスの高いクレジットカードを選びたい」といった考え方が出てくるわけです。

ステータスに関しては、3つの比較ポイントがあります。

  1. 年会費
  2. グレード
  3. 国際ブランド

1.法人カードのステータスと年会費の関係性について

述べるまでもないかもしれませんが、「年会費が高ければ高いほどステーラスがあるカード」といういことになります。個人事業主・自営業者として、高い年会費を支払えるほどの財力があるというアピールになるわけです。

ステータスがあまりないとされるカードの年会費は、数千円程度となります。もちろん無料に設定されているカードに関しては、ステータスはありません。

多少のステータスが出てくるのが、年会費が1万円から2万円程度のものです。1万円以上になってくると、法人カードの利用に一定のコストを掛けることになるわけです。よってステータスが若干出てくることになります。

「ステータスがあるカード」と認定されるのは、年会費が2万円以上に設定されているものです。

2万円を超えてくると、クレジットカードを維持するだけでも毎年一定のコストを支払わなければなりません。そのコストを支払うだけの余力がある事業を行っているとアピールができるわけです。

ちなみに「三井住友ビジネスカード(プラチナ)」や「三井住友ビジネスプラチナカード for Owners」は、年会費が税込みで5万5,000円もします。

年会費が5万円を超えてくると、法人カードの中でもステータスは極めて高いと判断されるようになります。

2.法人カードのステータスとグレードの関係性について

クレジットカードのグレードとは、

  • ノーマルカード
  • ゴールドカード
  • プラチナカード

などのことを指しています。

ノーマルカードが最もカードとしてのグレードが低く、ゴールドカード、プラチナカードと徐々にステータスがアップしてきます。プラチナカードになると、法人カードのグレードとして極めて高いということになるわけです。

ノーマルカードに関しては、基本的にはステータスは低めの設定となっています。要は「誰でも利用できる」という表現に近いカードとなってくるわけです。

ゴールドカードやプラチナカードに関しては、選ばれた方が利用するクレジットカードとなります。審査が厳しくなるので、誰でも利用できるわけではありません。

ちなみにカードのグレードは年会費も連動しています。ノーマルカードの年会費は低めに設定されており、ゴールドカードやプラチナカードになると年会費は高く設定されます。

例.三井住友ビジネスカードにおけるグレードと年会費の設定
  • 三井住友ビジネスカード(クラシック):年会費:1,375円(税込み)
  • 三井住友ビジネスカード(ゴールド):年会費:1万1,000円(税込み)
  • 三井住友ビジネスカード(プラチナ):年会費:5万5,000円(税込み)

三井住友ビジネスカードを例に上げましたが、ノーマルカード(一般カード)であれば年会費は1,000円程度です。

ゴールドカードでも1万円程度ですみますが、プラチナカードになると5万円を超えてきます。いかにグレードが年会費と関連しているかが分かるでしょう。

3.法人カードのステータスと国際ブランドの関係性について

こちらでは、

  • 「VISA」
  • 「Mastercard®」
  • 「JCB」
  • 「アメリカン・エキスプレス・カード」
  • 「ダイナースクラブカード」

の5つの国際ブランドについてお伝えします。

国際ブランドですが、実はブランド自体にもステータスが高いものとステータスが高くないものに分かれています。よって法人カードにどのブランドが付いているか、という部分もステータスに大きな影響を与えてくるのです。

ステータスの高い国際ブランド
  • アメリカン・エキスプレス・カード
  • ダイナースクラブカード
ステータスが高くない国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard®
  • JCB

要は「アメリカン・エキスプレス・カード」と「ダイナースクラブカード」が国際ブランドとしてついていれば、ステータスが高いカードとなるわけです。

一方で「VISA」や「Mastercard®」、そして「JCBカード」が国際ブランドとしてついていると、ブランド的にはステータスが高くないということになります。

ここで一つ気をつけてほしいことがあります。

実は「アメリカン・エキスプレス・カード」が国際ブランドに付いていたとしても、ステータスが高いとは判断されないケースがあります。「カードブランド」もステータスに関わるのです。

アメリカン・エキスプレス・カードが国際ブランドとしてついている法人カードには、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」があります。

プラチナカードであり、しかもアメックスがついているのでステータスが低いのはおかしいと感じるでしょう。しかしカードブランドである「セゾンカード」のステータスが低いのです。

「セゾンカード」の発行会社であるクレディセゾンは流通系に属しています。流通系は自社のサービスを利用してもらうために、カードを積極的に発行する傾向にあります。

要は審査難易度が低いのです。多くの方に取得できるチャンスがあるので、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードに関してはステータスが高いとは言えません。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはプラチナカードではありますが、セゾンカードなので「ゴールドカード相当」といった評価がされているのです。

アメリカン・エキスプレス・カード自体が発行している法人カードもあります。「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」というのですが、実はセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードよりもステータスがあると、ゴールドカードでありながらもされているのです。

Expert
クレジットカードのステータスには、「国際ブランドだけではなく発行会社も関わってくる」と理解しておきましょう。

比較ポイントその4:空港ラウンジ

  • 国内空港ラウンジの無料利用ができるのか?
  • プライオリティパスがついているのか?

個人事業主・自営業者の方の中には世界を相手にビジネスをしている方もいるでしょう。年に複数回海外に訪れる予定があるという方は、空港ラウンジが利用できるサービスが付帯した法人カードの利用がおすすめです。

空港ラウンジの利用については、まずは国内空港に注目しなければありません。国際線のある国内空港のラウンジが無料利用できるサービスが付帯しているかを確かめましょう。

国内空港のラウンジですが、クレジットカードのグレードによって大きく左右します。基本的にゴールドカード以降でなければ、国内空港のラウンジが無料利用できるサービスは付帯していません。ノーマルカードであると、空港ラウンジ系のサービスはついていないのです。

ちなみにアメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカード自体が発行する法人カード(プロパーカード)であれば、ノーマルカードであったとしても「ゴールドカード相当」となります。よって空港ラウンジサービスが付帯しているのです。

空港ラウンジ系のサービスでもう一点注目したいのが「プライオリティパス」です。

プライオリティパスとは、世界中の空港ラウンジが無料で利用できるサービスとなっています。

そもそも空港ラウンジの利用は有料です。1回あたり一人3,000円程度かかることもあります。しかしプライオリティパスの会員カードを掲示することで、無料利用できるようになるのです。

プライオリティパスが利用できる空港は世界中にあり、その数は世界の500都市に1,200カ所以上にもなります(2018年8月現在)。実はプライオリティパスが付帯していることで、海外から日本に戻ってくる時にもラウンジが利用できるといったメリットが生まれるわけです。

そもそもラウンジですが、航空機に乗る前に利用するわけです。よって国内空港のみにしか対応していないカードであれば、行きしか利用できません。帰りに空港ラウンジを利用しようとすると、3,000円程度の費用が発生してしまうわけです。

そこでプライオリティパスの出番です。前述したように世界各地の1,200カ所以上のラウンジが利用できるわけです。帰りもラウンジを利用できようになるので、海外に出向く方にとってはかかせません。

プライオリティパスですが、クレジットカードに付帯しているものを利用したほうがお得です。

プライオリティパスの年会費ですが、「プレステージ会員 Prestige Membership」であると429米ドルにもなります。1米ドルを110円としたとしても、4万4,000円近くもかかることになります。

法人カードに付帯されていれば、高額な年会費がかかるプライオリティパスも無料で会員になれるわけです。

「プレステージ会員 Prestige Membership」

年に何回でも空港ラウンジを利用できます。

「スタンダード会員 Standard Membership」

年会費99米ドル。ラウンジを1回利用するたびに27米ドルかかります。

「スタンダード・プラス会員 Standard Plus Membership」

年会費249米ドル。年間10回まではラウンジを無料利用できますがそれ以降は1回あたり27米ドルかかります。

プライオリティパスが付帯している法人カードは限られます。数千円などの低年会費に設定されているゴールドカード(オリコビジネスカードGold(ゴールド)など)には付帯していません。

基本的には2万円以上の年会費に設定されているプラチナ系カードでなければ、プライオリティパスは付帯していないのです。

比較ポイントその5:ビジネス系サービス

  1. グルメ系サービス
  2. 会計ソフト系サービス
  3. ビジネスサポートサービス

1.接待に利用できるサービスが付いているか?

ビジネスをするとなると、取引先に接待をしなければならないこともあります。

接待に利用するのは、基本的に高級店が多くなってるのです。高級レストランであるとか料亭である、というケースも珍しくありません。

そこで注目してほしいのが、クレジットカードのグルメ系サービスです。高級店のコース料理を2名以上で頼むと、1名分が無料になるといったサービスを実施している法人カードもあります。

他にも会計が、10%オフから20%オフになったり、ワンドリンクがサービスになったりすることもあります。

接待をする機会が多い個人事業主・自営業者は法人カードのグルメ系サービスにも注目しましょう。

2.クラウド会計ソフトをお得に利用できるか?

法人カードを利用する目的の一つが、経理の業務を楽にするというものだと思います。

事業にかかる経費を法人カードで支払うようにすることで、経費の管理が楽になります。どの程度の費用がかかってくるのかが分かるわけです。

経理業務をさらに楽にするのがクラウド会計ソフトの利用です。クラウド会計ソフトを利用することで、経理だけではなく会社全体のお金の出入りなどを把握することが出来るわけです。

しかしクラウド会計ソフトは、月あたり数千円や1万円程度かかってしまいます。コストが発生してしまうのです。

法人カードのサービスをチェックしてください。法人カードの中にはクラウド会計ソフトの優待利用ができるサービスが付帯しているケースも珍しくありません。

たとえば2カ月間無料で利用できるといった優待サービスが、ついていることもあるのです。

無料利用期間があれば、その期間に使い方を覚えられます。もしも使いこなせないと感じたのであれば、無料利用期間中に契約を解除すればよいのです。

Man
「とりあえずクラウド会計ソフトというものを使ってみたい」

といった方には、法人カードのクラウド会計ソフト優待サービスがおすすめです。

3.ビジネスをサポートするサービスがあるか?

個人で仕事をしていると、サポートしてもらいたいこともたくさん出てきてしまうものです。個人で仕事をしている方にサービスを提供するのも法人カードの役割です。

法人カードの中には「レンタカーの優待サービス」や「オフィスの 引っ越し割引サービス」、さらには「弁護士や司法書士の紹介サービス」や「オフィス用品のデリバリーサービス」などを実施してくれるものもあります。

普段は利用しないものであったとしても、いざとなると必要になるサービスはたくさんあります。

今は必要ないかもしれませんが、今後のことも考えて、ビジネスサポート系サービスが充実しているクレジットカードを利用するということも考えておきましょう。

比較ポイントその6:ポイント還元率(マイル還元率)

法人カードを利用する楽しみ、というものも重要になってきます。クレジットカードを利用してもポイントやマイルの見返りがなければ面白くありません。

しかし法人カードで、ポイントやマイルの見返りを求めるというのは少し難しくなっているのです。実は個人カードと比較して、法人カードの還元率は低めに設定されています。ポイントやマイルを目的として利用するといったことが、しにくい状況になっているわけです。

法人カードの還元率の相場ですが、基本的に0.5%以下となっています。中にはポイントやマイルが全くつかないカードもあるほどです。さらにカードの使いみちによって、ポイント対象やポイント対象外といったものが分かれているものも少なくありません。

ポイント還元率を求めて法人カードを選ぶのであれば、通常の還元率以外にもどのような利用で、ポイントやマイルが貰えるのかということも確かめておくべきです。

1.年会費でおすすめの法人カード~三井住友ビジネスカード(クラシック)~

年会費について

  • 年会費は税込みで1,375円である
  • ETCカードの年会費は初年度無料で2年目以降は550円(税込み)
  • 子カードの年会費は440円(税込み)で20枚まで発行可能

三井住友ビジネスカード(クラシック)には、年会費的なメリットが詰まっています。カードの年会費は毎年1,000円ちょっとで済みます。

ETCカードの発行が可能であり、初年度は無料の設定となっています。2年目以降は550円となりますが、高いわけではありません。最近では年会費が有料に設定されているETCカードも多くなってきたので、それほどマイナスには感じないでしょう。

三井住友ビジネスカード(クラシック)の年会費で、最も注目すべきは子カードのものです。年会費はわずかに440円となっており、20枚まで発行まで発行できます。

仮に子カードを20枚発行したとしても、子カードにかかる年会費は8,800円(440円×20枚)ですみます。

親カードの年会費1,350円を加えても9,990円で済むわけです。1万円以下の年会費しかかかりません(ETCカードを発行しなかった場合)。

三井住友ビジネスカード(クラシック)の基本スペック

年会費 1,375円(税込み)
ポイント還元率
追加カード 子カード(年会費440円(税込))、ETCカード(年会費550円(税込))
※ETCカードは初年度無料、前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料
電子マネー機能 なし
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高2,000万円(利用付帯))、ショッピング保険(100万円(海外のみ))
ビジネス系サービス レンタカーサービスやタクシーチケットサービス、財務会計システムデータ連携サービスやVisaビジネスオファーなど各種あり

「三井住友ビジネスカード(クラシック)」の公式サイトはこちら

2.発行スピードでおすすめの法人カード~セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード~

発行スピードについて

最短即日発行ができる極めて珍しいタイプの法人カードとなっています。

法人カードは個人カードと比較して、発行までに時間がかかります。ほとんどのカードが即日発行には対応していないなか、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは最短即日発行ができるのです。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの即日発行までの流れ

  1. WEB上から申し込みを行う
  2. 申し込みの確認の電話がかかってくる
  3. 審査が実施され審査結果が伝えられる
  4. 近くのセゾンカウンターへ向かう
  5. セゾンカウンターにて簡単な手続きを実施する
  6. セゾンカウンターでカードが発行される
  7. カードが利用できる

申込みに関してはネット上から行いましょう。仮に直接セゾンカウンターへ向かってしまうと、その場で審査落ちになって無駄足になるかもしれません。

さらに必要書類の件もあるので、まずはネットで申し込みを実施し審査に通ってからセゾンカウンターに向かうのが効率的です。

即日発行をしてもらうためのコツとしては、なるべく早い時間帯に申し込みを終える、ということです。夕方以降になってしまうと。混雑状況などから審査が後回しにされてしまいかねません。なるべくお昼までには申し込みを終えてください。

さらにセゾンカウンターに向かう時に必要書類を忘れてしまわないように気をつけましょう。忘れてしまうとまた家に戻らなければならないような状況になってしまいます。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの基本スペック

年会費 1,100円(税込み)(初年度無料)
ポイント還元率 0.45%(Tポイントに交換した場合)
追加カード 子カード(年会費無料※)、ETCカード(年会費無料)
電子マネー機能 なし
付帯保険 なし
ビジネス系サービス なし

※子カードは4枚まで発行可能

「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」の公式サイトはこちら

3.ステータスでおすすめの法人カード~アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード~

ステータスについて

  • 年会費が3万円を超えている
  • アメリカン・エキスプレス・カードのプロパーカードである
  • ゴールドカードである
  • 子カードの年会費も高額である
  • カードにセンチュリオンが描かれている

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードはゴールドカードでありながら、そのスペックはプラチナカードとされています。年会費は税込みで3万4,100円となっており、子カードの年会費も1万2,960円と高額の設定です。

ステータスのある国際ブランドのアメリカン・エキスプレス・カードが、自ら発行するプロパーカードである点にも注目しなければなりません。

さらにアメックスの表徴である、古代ローマ軍兵士のセンチュリオンも券面にデザインされステータスを高めてくれています。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの基本スペック

年会費 3万4,100円(税込み)(初年度無料)
ポイント還元率 0.5%(ANAマイルに交換した場合)
追加カード 子カード(年会費1万3,200円(税込み))、ETCカード(年会費550円(税込み)※)
電子マネー機能 なし
付帯保険 海外旅行保険(最高1億円(自動付帯5,000万円))、国内旅行保険(最高5,000万円(利用付帯))、ショッピング保険(最高500万円(国内&海外))
ビジネス系サービス レンタカーサービス、空港パーキングサービス、空港送迎タクシーサービスなどあり

※ETCカードは5枚まで発行可能

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」の公式サイトはこちら

4.空港ラウンジサービスでおすすめの法人カード~JCBプラチナ法人カード~

空港ラウンジサービスについて

  • 国内主要空港のラウンジが無料利用可能
  • プライオリティパスの利用が可能

JCBプラチナ法人カードは、国内屈指の法人カードです。日本発の国際ブランドである、JCBの発行するプラチナ系法人カードとなっています。

JCBプラチナ法人カードは、国内の主要空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)のラウンジの無料利用が可能となっています、プライオリティパスと関係なく、無料でラウンジが利用できるのです。

さらにプライオリティパスのが付帯しているので、申請を行うことで世界各地にある1,200カ所以上の空港ラウンジが利用できるようになります。

出発前のリラックスタイムが満喫できるサービスがJCBプラチナ法人カードには付帯しているわけです。

ちなみにJCBプラチナ法人カードのその他の空港系サービスとしては、空港手荷物宅配サービスなどがあります。

空港手荷物宅配サービスであれば、手荷物を無料で自宅と空港間を往復させることが出来るわけです。荷物が多くなってしまった場合には活用してみましょう。

JCBプラチナ法人カードの基本スペック

年会費 3万3,000円(税込み)
ポイント還元率 0.47%(JCBギフトカードに交換した場合)
追加カード 子カード(年会費6,600円(税込み))、ETCカード(年会費無料)
電子マネー機能 なし
付帯保険 海外旅行保険(最高1億円(自動付帯))、国内旅行保険(最高1億円(自動」付帯))、ショッピング保険(最高500万円(国内&海外))、カーアクシデントケア見舞金(5万円)
ビジネス系サービス レンタカーサービス、JCB de JAL ONLINE(※1)、JCB.ANA@desk(※2)などあり

※1.法人向けの航空チケット手配システムの無料利用が可能になる。チケットレスサービスが利用可能。
※2.法人向けの航空チケット手配システムの無料利用が可能になる。出張者と承認者に権限を分けた出張管理が可能になるサービス。

「JCBプラチナ法人カード」の公式サイトはこちら

5.ビジネス系サービスでおすすめの法人カード~三井住友ビジネスカード(プラチナ)~

ビジネス系サービスについて

  • Visaビジネスオファーが利用可能
  • VJタクシーチケットが利用可能
  • レンタカーサービスが利用可能
  • プラチナグルメクーポンが利用可能
  • 福利厚生代行サービスが利用可能
  • Visaビジネスグルメオファーが利用可能
  • ビジネスサポートサービスが利用可能
  • 航空券チケットレス発券サービスが利用可能

非常に多くのビジネス系のサービスが受けられるのが、三井住友ビジネスカード(プラチナ)です。

ビジネスのサポートになるサービスばかりが付帯しているので、有効活用することで業務が今まで以上に効率的になることは間違いありません。

ここに上げたサービスの中で注目してほしいのは、Visaビジネスグルメオファーです。全国の有名レストランなどが、優待特典付きで利用できるといったサービスになっています。接待利用ができる店舗も数多くあるので有効活用しましょう。

他にも福利厚生代行サービスに注目です。社員がいる場合には社員の福利厚生になることは間違いありません。国内外の1,000カ所以上の宿泊施設やスポーツクラブ、そして人間ドッグが優待価格で利用できるのです。

三井住友ビジネスカード(プラチナ)の基本スペック

年会費 5万5,000円(税込み)
ポイント還元率
追加カード 子カード(年会費5,500円(税込み)※)、ETCカード(年会費0円)
電子マネー機能 なし
付帯保険 海外旅行保険(最高1億円(自動付帯))、国内旅行保険(最高1億円(自動」付帯))、ショッピング保険(最高500万円(国内&海外))、カーアクシデントケア見舞金(5万円)
ビジネス系サービス 法人カード会員専用「じゃらんnet」、レンタカーサービス、VJタクシーチケット、Visaビジネスオファー、福利厚生代行サービスなど

※子カードは20枚まで発行可能

「三井住友ビジネスカード(プラチナ)」の公式サイトはこちら

6.ポイント還元率でおすすめの法人カード~楽天ビジネスカード~

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの追加カードとして発行される法人カードです。よって発行するためには楽天プレミアムカードが必要になります。

ポイント還元率について

  • 通常ポイント還元率が1.0%
  • 楽天市場の利用でポイント5倍(5.0%)
  • 誕生月はポイントが1.0%プラス

楽天ビジネスカードは法人カードとしては極めて珍しい、ポイント還元率に特化したカードとなっています。

通常のポイント還元率が1.0%であるので、法人カードでありながらポイントがザクザクと貯まります。さらに楽天市場でのポイント還元率は5倍にもなります。

楽天市場には事業で使うようなアイテムも取り扱いがあります。定期的に楽天市場を楽天ビジネスカードで利用すれば、いつでも5%引きで買い物できているような感覚になるわけです。

誕生月の買い物がお得になる、というところにも注目です。楽天プレミアムカードのサービスとなりますが、楽天市場での買い物であれば6.0%のポイント還元率になります。楽天利用がさらにお得になるカードなのです。

楽天ビジネスカードの基本スペック

年会費 2,200円(税込み)+11,000円(税込み)※1
ポイント還元率 1.0%(楽天スーパーポイントとして利用した場合)
追加カード ETCカード(年会費550円(税込み))※2
電子マネー機能 なし
付帯保険 なし
ビジネス系サービス なし

※1.「11,000円」は楽天プレミアムカードの年会費
※2.ETCカードは1枚目は無料であり、9枚まで発行可能

「楽天ビジネスカード」の公式サイトはこちら

まとめ

法人カードの比較ポイントと注意点を述べてきました。法人カードを選ぶ時には主に6つのテーマに注目しなければなりません。

  1. 年会費
  2. 発行スピード
  3. ステータス
  4. 空港ラウンジ系サービス
  5. ビジネス系サービス
  6. ポイント還元率

すべてを重視する、ということはできません。自身が利用したいと思える法人カードを取捨選択していくことが重要なのです。

例えば年会費の低さと空港ラウンジ系サービスは共存できません。空港ラウンジ系サービスを望むのであれば、ある程度の年会費は覚悟しなければならないのです。

一方でステータスを気にしなければ年会費が低いカードであったとしても問題はないわけです。

まずは6つのテーマの中でどれを最も重要視するかを決めましょう。その上でその他のテーマにも考えを広げていくべきです。

各6つのテーマに即した法人カードも紹介しました。

  1. 年会費が低いお得なカード:三井住友ビジネスカード(クラシック)
  2. 発行スピードの早さのあるカード:セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
  3. ステータスのあるカード:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
  4. 空港ラウンジ系サービスに優れたカード:JCBプラチナ法人カード
  5. ビジネス系サービスが充実しているカード:三井住友ビジネスカード(プラチナ)
  6. ポイント還元率に優れているカード:楽天ビジネスカード

あなたが興味をひかれるカードはありましたか?気になるカードがあったら、公式ページを訪れるなどさらに深く追求しましょう。

法人カード選びは大変ですが、適切なものを選べば10年や20年以上も活躍してくれることになります。法人カードがあなたのビジネスパートナーになってくれるのです。

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