現在、中小企業経営者や零細企業経営者、ベンチャー企業の経営者の中にはビジネスチャットツールを導入してみようかどうか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
しかし、ビジネスチャットツールは世の中にたくさんあり、どのサービスも価格帯はバラバラで、且つ、提供しているサービス、機能、価格がそれぞれ異なります。
そんなビジネスチャットツールの中でも特徴があり、サービスとして注目を浴びているビジネスチャットツールはいくつかあります。
そのため、今回は『【最新】ビジネスチャットツール人気ランキング10。おすすめのビジネスチャットツールはこれだ!』という記事のタイトルで、人気のビジネスチャットツールをランキング形式で紹介し、解説します。
ビジネスチャットツール人気ランキング10
今回は、ビジネスチャットツール人気ランキング10について解説します。
以下がビジネスチャットツール人気ランキング10になります。
①Microsoft Yammer(ヤマー)
Microsoft Yammer(ヤマー)はMicrosoft社が提供しているクラウド型のビジネスチャットツールになります。
Microsoft Yammer(ヤマー)であれば、Office系文書をスムーズに共有・分析できます。
つまり、Microsoft Yammer(ヤマー)を利用していれば、Word、Excel、PowerPointなどのOffice365アプリを終了することなく、アプリ内から直接Yammerグループのメンバーとファイルを共有したり、アクセス許可を付与できます。
そして、Essentialsプランなら1ユーザーにつき月額540円、Premiumプランなら1360円で利用可能です。
Microsoft Yammer(ヤマー)は投稿機能が特徴的と言えます。
Microsoft Yammer(ヤマー)はfacebookのような投稿機能があり、返信や「いいね」などのコミュニケーションがとれます。また、Yammerはフリーミアムモデルで、ほとんどの機能を無料で期間を限定することなく活用できます。
ログ分析やユーザーの管理が必要な場合は、有償のプランを契約することで、活用できる機能が広がります。
②Talknote(トークノート)
Talknote(トークノート)はクラウド型のビジネスチャットツールになります。
Talknote(トークノート)はアクセス時間帯をもとに社員の労働状況を把握できるオーバーワーク検知や、利用データをAIが解・産出するアクションリズム解析といった機能があります。
そして、Talknote(トークノート)はメッセージ機能のほかにも豊富な機能が付いています。
Talknote(トークノート)の料金プランは4種類あります。
期間限定の無料プランを除くと
- ライトプラン(1ユーザー月額430円)
- レギュラープラン(1ユーザー月額880円)
- プラスプラン(1ユーザー月額1,780円)
- エンタープライズプラン(1ユーザー月額月額4,980円)
の4種類が用意されています。
主な機能
Talknote(トークノート)は以下の機能が実装されています。
<アクションリズム解析>
社員の離職意向などに繋がる可能性のある気持ちの変化を早期に発見する機能です。SNSの利用データを一定期間 解析し、個々の仕事におけるリズムを見つけます。
<オーバーワーク検知>
Talknoteへのアクセス時間帯をもとに社員の状況を把握することができ、睡眠不足の検知が可能になります。 規定の勤務時間より長いことが続く場合には、いち早く上長にアラートを送信。早期に状況確認することで、人材の離職やメンタルヘルスを防ぐことができます。
③SMART Message
SMART Messageは、セキュリティを重視したビジネスチャットです。
また、SMART Messageは、端末単位でセキュリティ制限ができ、全機能が利用できる30日間の無料トライアルも実施中です。
SMART Messageには、以下の機能があります。
<ユーザ機能>
- マルチデバイス対応
- チャット機能(個人チャット・グループチャット)
- AD(Active Directory)連携(機能実装予定)
- ファイル送信
- 通知管理
- 企業別スタンプ
- メッセージ検索/ファイル検索
<セキュリティ機能>
- 暗号化
- ウイルスチェック機能
<管理者機能>
- 組織管理(社員/部署)
- パスコードロック
- アカウントロック
- 権限設定
- ファイルダウンロード制限
- パスワード定期設定
- ファイル送信制限
- IPアドレス制限
- モバイル利用台数制限
- ログ出力機能
④WowTalk
WowTalkはリピート率99%を誇る国産の社内SNS・ビジネスチャットツールになります。
また、WowTalkは、導入初日からすぐに運用できるほど操作性に優れており、ベーシックプランなら月額300円、プレミアムプランは500円で利用できます。
以下がWowTalkの料金と機能に関する表になります。
ベーシックプラン | プレミアムプラン | ||
小規模な組織や部門、中小企業におすすめプラン | 大企業や全社導入などに最適なプラン | ||
価格(月額) | 300円 | 500円 | |
基本機能 | トーク(チャット) | ○ | ○ |
共有(掲示板) | ○ | ○ | |
無料音声・ビデオ通話 | ○ | ○ | |
階層型の社員リスト | ○ | ○ | |
ファイル送受信 | ○ | ○ | |
利用可能ストレージ | 30GB/月 | 50GB/月 | |
ファイルダウンロード期限 | 30日間 | 無制限 | |
タスク管理機能 | 500個 | 上限なし | |
管理機能 | サブ管理者の設定 | ○ | ○ |
IPアドレス・利用端末の制限 | ○ | ○ | |
メンバー・部門 情報編集 | ○ | ○ | |
メンバー 一括登録 | ○ | ○ | |
トーク・共有 ログ閲覧 | ○ | ○ | |
企業単位の機能カスタマイズ | ○ | ○ | |
個人単位の機能カスタマイズ | 3ロール | 無制限 | |
オリジナルスタンプの利用 | – | ◯ | |
その他 | SLA(サービス品質保証) | ○ | ○ |
⑤Chatwork(チャットワーク)
Chatwork(チャットワーク)は世界163,000社以上の導入実績をもつクラウド型のビジネスチャットツールです。
また、Chatwork(チャットワーク)はグループチャットやファイル共有など基本的な機能に加え、ビデオや音声通話もできます。
Chatwork(チャットワーク)の価格はプランによりますが、ビジネスプランでは月額1ユーザー500円(年額払いでは5,000円)、エンタープライズプランでは800円で利用でき、4種類用意されています。
サーバー通信の暗号化など、セキュリティ面も安心です。
以下がChatwork(チャットワーク)の機能になります。
タスク管理:ChatWorkはチャット機能に特化したツールになっており、タスク管理機能が付いているのが特徴です。タスク(やるべきこと)を作成・編集することで、自分も相手にもタスクを知らせ把握できます。
また、タスクの完了も知らせられ、進捗状況の確認も可能です。
ピン止め:重要なチャットやグループを上部表示に固定でき、優先順位の高いチャットの見落としなどを防げます。
ビデオ通話/音声通話:パソコンのマイクやカメラを使ったビデオ通話/音声通話機能があります。この機能を使えば、外出中や出張中でも会議などに参加できます。
以下が料金プランになります。
料金プランは4種類あります。
※Chatwork(チャットワーク)は、1ユーザー毎に月額料金がかかる料金プランです。
<料金プラン>
- フリー ¥0 / 月
- パーソナル ¥400 / 月
- ビジネス ¥500 / 月 ※年間契約なら¥417 / 月(2ヶ月分お得)
- エンタープライズ ¥800 / 月
⑥Slack
Slack(スラック)は2013年の登場以来、世界中で導入されているビジネス向けのチャットツールになります。
また、Slack(スラック)はデータ送信や保存時の暗号化など、セキュリティも万全です。
そして、Slackは主にシステム開発を担当する技術職におすすめの社内SNSで、連携できる外部のウェブサービスが多いため、使用者が作業しやすい環境を構築しやすい傾向にあります。
また、どのデバイスでも利用できるため、参加できるメンバーも多くなります。
料金に関してですが、Slack(スラック)はスタンダードプランなら月額850円/ユーザーで利用できます。
以下が料金プランになります。
<料金プラン>
料金プランは4種類あります。
- Free:$0 / 月
- Standard:$6.67 / 月($8 / 年)
- Plus:$12.5 / 月($15/ 年)
- Enterprise:$32 / 月(1年分を一括払い)
また、slackは、以下の機能を備えています。
<主な機能>
post機能:ドキュメントを複数人で同時に編集できる機能がついています。作成したポストはURLを発行すれば誰とでも共有できるようになります。
他のツールとの連携機能:slackは連携できるツールが多いのが特徴。例えばGoogleカレンダーやskype、DropBoxなどのツールと連携が可能です。
Googleカレンダーに設定しておいたスケジュールをslackに通知がくるように設定できます。
コードの投稿:主にエンジニアの方が使う機能ですが、コードを投稿できる機能があります。
⑦Workplace by Facebook
Workplace by Facebookは、Facebook社が提供しているビジネスチャットツールになります。
使い慣れたインターフェースで、初めての導入でもスムーズに対応できます。画像やドキュメントのアップロードは無制限に行えます。
コミュニケーションや共同作業や連携が、デスクトップでもモバイルでも、使い慣れた操作感のグループ、チャット、ビデオ通話などで行えます。人と人が協力して働ける職場なら、どんなことでも可能になります。
Workplace by Facebookは、仕事用のメールアドレスによって、参加することができます。
Workplace by Facebookの料金プランは2種類になります。
- プレミアム:$3米ドル
- スタンダード:$0無料
プレミアムプランだと以下の機能を使用できます。
<コミュニケーション機能>
-
ライブ動画ストリーミング
-
音声通話とビデオ通話(デスクトップとモバイル)
-
WorkplaceアプリとWork Chatアプリ(iOS / Android)
<プロダクティビティ機能>
-
ファイルや写真、動画を容量無制限で保存可能
-
チームグループやプロジェクトグループの作成は無制限
-
ファイルストレージプロバイダーとの統合
-
Windows用デスクトップ通知
-
複数の会社間で安全に連携し情報交換が可能
-
ビルド済み統合機能のディレクトリ
<エンタープライズ機能>
-
コミュニティを管理するための管理コントロール
-
ITチーム用のモニタリングツール
-
カスタム統合とボットのAPI
-
e-ディスカバリーやコンプライアンスプロバイダーと統合
-
シングルサインオン(SSO)、アクティブディレクトリサポート
-
G Suite、Okta、Windows Azure ADなどと統合
<管理者サポート>
-
1対1の管理者向けサポート
⑧LINE WORKS
LINE WORKSは利用者も非常に多いLINEのビジネス版ツール(クラウド型)になります。
LINE WORKSはログイン制御や指定端末のみの利用制限が可能など、セキュリティ管理も安心です。
LINE WORKSはライトプラン(年間プラン)なら月額300円/ユーザーから利用できます。
LINE WORKSは以下の8つの機能が特徴的と言えます。
- トーク:ビジネスに最適化されたメッセンジャー・音声通話・ビデオ通話
- ホーム:社内連絡・情報共有に便利な掲示板
- カレンダー:社内スケジュール管理・会議の日程調整機能、「空き時間の確認」機能
- アンケート:社内の意見収集や調査に便利なアンケート機能、安否確認
- アドレス帳:組織階層型表示に対応した連絡先管理・共有機能
- メール:強固なセキュリティでなりすまし対策も可能なメール機能
- Drive:フォルダ・ファイルを社内で共有・管理できる機能
- 管理:組織の情報やセキュリティを設定できる機能、権限管理
⑨Oneteam
Oneteamはグループ作成数に制限がなく、部署をまたいだ情報共有を得意とするツールになります。
Oneteamはデータ容量や保存期間の制限なしで利用でき、クラウド/SaaSの提供形態にも対応しています。
また、Oneteamは案件ごとに必要なメンバーを集めて議論することが可能なため、複数の案件でも混雑することなく把握することができます。
そして、Oneteamの最大の特徴である「トピック機能」を使うことにより、グループ内で会話したい内容ごとにスペースを作成することが可能です。
さらにトピック作成画面が非常に使いやすい点も魅力として挙げられます。
通常のビジネスチャットではテキストの色などを変えることができませんが、Oneteamの場合はテキストの太さや色はもちろん、項目を箇条書きリストにすることも可能です。
以下が料金プランになります。
<料金プラン>
料金プランは4種類あります。
- SMALL:5550円(税込)
- MIDDLE:13550円(税込)
- LARGE:19550円(税込)
- ENTERPRISE:31人以上の場合応相談
⑩tocaro(トカロ)
tocaro(トカロ)は直感的な操作性やセキュアなファイル共有機能などを備えたツールになります。
また、tocaro(トカロ)は連絡先の管理だけでなく、関係性や繋がりを可視化して整理できるコンタクト管理機能もあります。
- 初期費用は無料
- 1ユーザー単位で契約可能(5ユーザーから契約可能)
- 最低契約期間は1ヶ月
- 無料ディスク容量は5GB × ユーザー数
料金に関してですが、tocaro(トカロ)はEnterprise(すべての機能を凝縮したクラウド環境プラン)プランなら月額800円/ユーザーで利用でき、すべてのプランで無料トライアルが可能です。
<Enterprise(すべての機能を凝縮したクラウド環境プラン)プランの機能>
以下が、Enterprise(すべての機能を凝縮したクラウド環境プラン)プランの機能になります。
- Box®連携
- ビデオ通話
- IPアドレス制限
- スマホ端末制限
- ログエクスポート
- 2段階認証
- パスワードポリシー
- AD/SSO連携
- ユーザ管理
- グループ管理
- ストレージ容量 10GB/ユーザ
- 管理者向けチャットサポート
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は『【最新】ビジネスチャットツール人気ランキング10。おすすめのビジネスチャットツールはこれだ!』という記事のタイトルで、ビジネスチャットツールの人気ランキングについて解説しました。
今回記事で説明したように、ビジネスチャットツールは当然、それぞれのサービスによってメリットもデメリットも存在し、価格も異なります。
そのため、ビジネスチャットツールサービスを導入する場合は、それらのメリット、デメリット、注意点を考慮してから、決断することをおすすめします。