リース資産管理システムを導入する中小企業、零細企業が急速に増えています。
そのため、今回は、『法人(中小企業・零細企業)におすすめのリース資産管理システム3選。機能面でおすすめのリース資産管理システムはこれだ!』という記事のタイトルで、法人(中小企業・零細企業)におすすめのリース資産管理システムを3つ詳しく解説します。
法人(中小企業・零細企業)におすすめのリース資産管理システム3選。機能面でおすすめのリース資産管理システムはこれだ!
今回は、法人(中小企業・零細企業)におすすめのリース資産管理システムを3つ詳しく解説します。
今回、紹介するのは、以下の3つのリース資産管理システムです。
- Assetment Neo(アセスメントネオ)
- ProPlusリース資産管理システム
- 固定資産奉行10
①Assetment Neo(アセスメントネオ)
1つ目は、Assetment Neo(アセスメントネオ)になります。
Assetment Neo(アセスメントネオ)は、さまざまな業務に対応した専門的な機能が集まったリース資産管理システムです。
「固定資産の実査」や「デモ機の貸出管理」「リース品の費用管理」など、その業務に特化した管理機能が充実しています。
各資産の台帳をベースとして統一的に一元管理することで、複数の業務を行う際も二重更新の必要がなくなり、効率的に管理業務を行うことができます。
もちろん、各業務に特化した専用機能があるので、1つの業務のみでのご利用でも十分効果を実感でき、複数の機能の中からお客様に必要な機能をチョイスし、組み合わせて使用することで、適正な機能を適正な価格で利用するができます。
<Assetment Neo(アセスメントネオ)の機能一覧>
以下が、Assetment Neo(アセスメントネオ)の機能一覧になります。
1.資産情報関連:台帳管理をサポートする機能が満載!汎用性・拡張性が高いAssetment Neoの土台部分、つまりAssetment Neoのベースとなる台帳の管理において、豊富な機能を実装し管理業務を強力にサポート。新たにViewを作成したり、項目の定義を設定することができるなど、他社にはない汎用性の高さが特長。Assetment Neoの各機能はすべて資産マスタと関連づいているので、データの一貫性を保ち、業務を統一化することが可能。
⑴基本機能
- 管理項目の定義は自由に設定可
- メニューのカスタマイズ可
- 汎用的な資産一覧を作成しメニューに追加(Viewの作成)
- 資産の一括変更を定義しメニューに追加
- 各種マスタ(部門・分類・ロケーションなど)
- 汎用的な予備マスタの定義5個(顧客・商品マスタなど)
- 写真や稟議書などのファイル取り込み
- トップページに管理者からのお知らせ表示
⑵費用管理
- 月別・部門別に費用管理(任意の項目で集計可)
- リース・レンタルや保守契約、スマホ月額などの機能と連携可
⑶期限管理
- 期限満了にあわせメール通知(リース契約満了や貸出の返却予定日など)
- メール通知は2回まで、文章は任意に設定
⑷データ連携
- 作成したViewはすべてCSV出力可
- CSVファイルから汎用的に項目を割り当ててインポート
- 自社内の基幹システムとのCSVによるデータ自動連携
- 資産番号以外の番号をキーにしてインポート
- 複数の項目を連結してインポート
- インポート状況一覧に状況確認
⑸権限設定
- 利用者毎にロールを設定し、利用可能な機能や更新権限などを定義
- 利用部門配下のデータ以外更新不可などの設定も可
⑹IT統制対応
- パスワードポリシーの定義
- 各機能の利用履歴やデータ変更履歴は1年間保持、検索も可
- SAML認証によるシングルサインオン
2.組織変更関連:大規模な組織変更にも対応!一括変更で部門管理の負担を軽減。資産に紐づける部門を管理するベース機能。部門をAからBへ一括変更することができるので、1件1件更新する手間を省略。利用部門のほか、資産の管理部門やリース契約部門、貸出担当部門などの管理に利用可能。
⑴統廃合
- 廃止部門の対象資産を一括で移動
- 部門の一部の資産を他部門へ一括移動
- 人と共に移動する資産(PCなど)は自動的に部門変更
3.棚卸関連:豊富な棚卸機能から最適な方法を選択可能。バーコードを使った棚卸ソフトは多々ありますが、Assetment Neoは一連の業務に対応した機能を実装しているという点において、他社のソフトとは大きく異なり、棚卸の際に各部門の進捗状況が把握できたり、不明資産報告書などのレポートが充実。バーコード棚卸だけでなく紙でのリスト棚卸、スマホでの棚卸、さらにフロア図からの棚卸ができたりなど、便利な機能を豊富に用意。Assetment Neoは単に棚卸作業を軽減するだけでなく、物が紛失しない会社になるための棚卸を実現するソフト。
⑴事前準備
- 担当者ごとに棚卸グループ作成(作成自動化も対応)
- 紙での棚卸時はリスト棚卸表印刷
- 棚卸グループの一括作成(大規模向け)
⑵棚卸機能
- バーコード棚卸のデータ取り込み(場所や利用部門などの情報も同時取り込み)
- リスト棚卸入力
- スマホ・タブレットによる棚卸
- 棚卸差異の一覧表示および印刷
- 棚卸グループ別に棚卸の進捗状況を表示
⑶棚卸結果
- 不明資産報告書
- 棚卸グループ別集計表(部門別の棚卸結果)
4.利用者報告:誰が何を使っているかを把握。PCやスマホなど、個人への支給物に対し、自分がどの資産を利用しているかを各自報告させる機能。棚卸の前に報告をさせることで、利用者の変更や部門間の移動があった資産も正確に把握でき、棚卸作業を軽減させることが可能。派遣社員が多く、現場での人の出入りが多い会社においては、利用者を把握しきれず物の所在が分からなくなるといった問題を解決可能。
⑴利用資産報告
- 各社員が利用資産にチェックを入れてWEB画面から報告可能
5.ラベル印刷関連:自由なレイアウトでラベルを印刷でき、採番管理や履歴情報の管理も可能。ブラザー工業のラベルプリンターと連携し、摩耗に強いラミネート加工されたラベルを印刷可能。印字内容やレイアウトは自由に編集でき、ラベルの採番管理、発行状況の把握、再印刷にも対応。バーコードラベルでの管理を検討中の方におすすめ。
⑴印刷機能
- ラベル印刷機能(資産マスタの内容を印刷)
- ラベルレイアウトは自由に編集可能
- ブラザー工業「PT-P900W」「PT-P950NW」、キングジム「テプラ PRO SR5900P」に対応
⑵履歴参照
- 印刷履歴の参照、再印刷
6.リース・レンタル関連:リース・レンタルの契約情報や期限・費用の管理可能。Assetment Neoでは、リース専用のソフトに負けない本格的なリース契約管理機能を用意。資産情報、契約情報の管理だけでなく、割賦単位などの細かな費用設定もできるので、リース会社からの請求金額の間違いを指摘可能。数万資産のリース契約を行っている企業でも安心して使用機能。
⑴基本機能
- 契約データのインポート、CSV出力
- 買取や再契約の管理
⑵費用管理
- 費用データの割賦単位選択(月次や日割りなど)
- 途中解約における残費用の扱いの定義(残費用一括計上や翌月以降クリアなど)
- 月別・部門別などでの今後の費用の参照
- リース・レンタル会社からの請求データ取り込みおよび金額チェック
- 再契約時はリース・レンタル会社毎に契約月数設定、費用の%での設定可能
⑶期限管理
- 契約満了日の数ヶ月前などに再契約確認のメール通知
- メール通知は2回まで、文章は任意に設定可(2回目を契約満了後の督促メールとすることも可)
7.貸出管理関連:予約から出荷、返却期限の管理まで、資産貸出におけるさまざまな業務に対応。顧客への自社製品(デモ機・評価機)の貸出や、PCなどの社内資産の他部門への貸出など、さまざまな貸出業務に対応した機能。バーコードで管理することで出荷・返却作業が効率化可能。カレンダー表示で状況の確認や予約登録も簡単、貸出票や預り証などの各種書類も発行可能、そして返却予定日の期限管理にも対応。
⑴貸出予約
- カレンダー表示の貸出状況の一覧から予約登録
- 複数資産の一括貸出、セット品での貸出登録
- 連続貸出不可設定(返却から次の貸出までの日数設定)
- 貸出データのインポート、CSV出力
- 汎用的な貸出資産一覧を作成しメニューに追加(Viewの作成)
- ワークフロー機能と連動した貸出申請
- 外出先からスマホアプリで貸出登録
⑵出荷
- 貸出票・預り証の印刷
- バーコードを活用した貸出日の一括更新
⑶返却
- バーコードを活用した返却日の一括更新
⑷期限管理
- 返却予定日数日前にメール通知(2回まで)
- 文章は任意に設定可、外部(顧客)への通知も可能
- 貸出状況から稼働率を把握
- 未返却資産の一覧表示
8.保守契約関連:IT機器やソフトウェアの保守契約の管理。保守契約と資産を結びつけて管理する機能。保守契約の更新時には期限通知メールを送信。保守費用を一覧表示することで、次年度の予算策定時の現状把握に役立ち。ソフトウェアのライセンスも資産と結びつけることができるので、どのライセンスがどの機器で利用されているかも把握可能。
⑴基本機能
- 1契約に対して複数資産を管理
- 資産ごとに契約の更新履歴を保持
⑵費用管理
- 保守費用データを資産に按分
- 年次や月次など割賦単位選択可
- 月別・部門別に費用把握
⑶期限管理
- 契約満了日の数ヶ月前などに再契約確認のメール通知
- メール通知は2回まで、文章は任意に設定可
②ProPlusリース資産管理システム
ProPlusリース資産管理システムは、リース契約・支払情報とリース物件情報をそれぞれ台帳管理し相互に紐づけることで、リース料支払やオンバランスリース処理などの会計処理から、リース物件の現物管理まで一元的に管理します。
また、ProPlusリース資産管理システムは、契約期間や耐用年数、リース料総額や割引率等により、「リースオンバランス契約となるか否か」の自動判定機能を備えています。オンバランス物件については、リース期間定額法による償却計算を実施してくれ、オンバランス契約のリース料総額を元本と利息に区分して管理することが可能です。
以下が、ProPlusリース資産管理システムの導入企業になります。
- 株式会社AOKIホールディングス
- フロント リテイリング株式会社
- JX日鉱日石金属株式会社
- 株式会社MORESCO
- MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
- 株式会社SUBARU
- TDK株式会社
- 学校法人 青山学院
- アコム株式会社
- 旭化成株式会社
- 旭テック株式会社
- アジア航測株式会社
- 味の素株式会社
- 東海運株式会社
- 株式会社アダストリア
- 株式会社アルファ
- いすゞ自動車株式会社
- 株式会社エネルギーアドバンス
- 株式会社荏原製作所
- 株式会社大塚商会
- 沖電気工業株式会社
- 小田急電鉄株式会社
- 亀田製菓株式会社
- 川崎汽船株式会社
- 関西ペイント株式会社
- 株式会社関電工
- 株式会社紀文食品
- キヤノン株式会社
- キヤノン株式会社
- 株式会社極洋
- キリンホールディングス株式会社
- 近畿日本鉄道株式会社
- 倉敷紡績株式会社
- グンゼ株式会社
- 京成電鉄株式会社
- 小池酸素工業株式会社
- 株式会社神戸製鋼所
- 株式会社サカイ引越センター
- サッポロビール株式会社
- シナネンホールディングス株式会社
- 新京成電鉄株式会社
- 株式会社新生銀行
- 新生紙パルプ商事株式会社
- スターゼン株式会社
- スターバックス コーヒー ジャパン株式会社
- 株式会社スタイリングライフ・ホールディングス
<ProPlusリース資産管理システムの機能一覧>
以下が、ProPlusリース資産管理システムの機能一覧になります。
- 取引内容の自動判定:リース取引を各企業毎の会計方針に合わせてファイナンスリース取引およびオペレーティングリース取引に区分し、さらにオンバランス・オフバランスの自動判定を行うことが可能。
- リースオンバランス対応機能:リース料総額を元本と利息に区分して管理することが可能です。また、オンバランス物件については、リース期間定額法により償却計算を実行可能。
- 再リース・解約機能:リース料の中途変更、再リースや解約時の全部あるいは一部解約など、リース契約開始後の各種変更処理を行うことが可能。
- きめ細かな物件管理機能:契約情報に紐づけた物件情報管理を行うことが可能。物件単位に管理組織や、支払リース料の登録が実行可能。
- 豊富な管理帳票:契約台帳と物件台帳のほか、リース会社から送られてくる請求書と突合させるためのリストやリース債務残高の確認帳票、別表十六(四)など、リース資産管理に役立つ帳票が数多く用意。
- IFRS16新リース資産の管理:2019年1月より適用されるIFRS16新リース会計基準では、オペレーティングリースも使用権資産としてオンバランス対象となります。ProPlusは1契約において日本基準とIFRS基準それぞれの会計処理の対応が可能。
③固定資産奉行10
3つ目は、固定資産奉行10になります。
固定資産奉行10を使用する事で、リース資産の契約情報と物件情報を集約し、会計処理を効率化できます。
固定資産奉行10は、リース期間定額法に関する申告書[別表十六(四)]を手間なく作成でき、リース料を元本と利息に分けて管理できます。
また、オンバランス物件の償却費計算など、複雑な処理に手間なく対応できます。
<固定資産奉行10の機能一覧>
以下が、固定資産奉行10の機能一覧になります。
- リース資産管理(契約情報・物件情報):リース資産の外観の写真・設置場所・購入先などの物件情報や、契約期間・リース料・維持管理費用・てん末(再リース・解約)などの多様なリース契約情報を一元管理可能。
- 取引の自動判定:オペレーティングリース/ファイナンスリース、所有権移転の自動判定ができ、その結果から売買処理/賃貸借処理が自動セットできます。複雑な判定に迷わず対応可能。
- 管理資料(リース資産):リース資産台帳をはじめリース債務一覧表、リース料支払予定表、リース債務返済スケジュールなど、リース資産の債務やリース料に関する豊富な帳票をボタンひとつで出力可能。
今回、紹介した以下の3つのリース資産管理システムは、それぞれ特徴が異なります。
また、導入する際は、比較検討してからにしましょう。
- Assetment Neo(アセスメントネオ)
- ProPlusリース資産管理システム
- 固定資産奉行10
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、『法人(中小企業・零細企業)におすすめのリース資産管理システム3選。機能面でおすすめのリース資産管理システムはこれだ!』という記事のタイトルで、法人(中小企業・零細企業)におすすめのリース資産管理システムを3つ詳しく解説しました。
今回、紹介したように、リース資産管理システムは、それぞれ特徴が異なります。
また、リース資産管理システムは、多くの場合、無料でで資料請求ができるため、導入を検討している方は、資料請求することをおすすめします。