屋外デジタルサイネージのおすすめ4選!設置に関する広告物条例も解説!

屋外デジタルサイネージ導入のメリットとは?

デジタルサイネージを導入することによって従来の看板やポスターといった手法よりも解像度が細かく、静止画だけではなく動画を使った広告も可能になります。

また、時間帯や季節によっても簡単に広告を変えられるので、細やかな広告変更により、少ない広告面積で多くの情報を最適なタイミングで通知できます。

さらに広告だけではなく、駅や空港での運行状況の案内や安全情報といった情報を提供することも可能です。

導入費用は通常の看板、ポスターよりも高めですが、あらゆる面でメリットがあるのがデジタルサイネージです。屋外で使用する場合は、耐久性に優れたデジタルサイネージを使用する必要がありますが、広告をはじめとしてさまざまな利用方法があります。

屋外のデジタルサイネージ設置ではどんなことに注意すべき?広告物に関する条例・法律も解説!

屋外でデジタルサイネージを設置するのは無制限で認められるわけではありません。広告物に関する条例や法律により規制を受けます。広告物を巡る条例や法律も含めて、屋外のデジタルサイネージ設置の際の注意点について説明します。

屋外で使用できるサイネージを選ぶ

当たり前のことですが、屋外で使用できるサイネージを選んでください。「屋外で使用できる」とは雨や水滴、塵や風雨、紫外線などに耐えられることを指します。そのため、頑丈な筐体が必要となります。具体的な条件については屋外デジタルサイネージディスプレイの選び方の所で詳しく解説します。

周辺環境を考慮する

屋内ディスプレイの場合は、室内のインテリアや雰囲気に合わせて最適なデザインのものを選べば良いだけですが、屋外の場合は周囲のデザインに合ったものを選択しないと悪目立ちするかもしれません。周辺環境も考慮したデジタルサイネージのデザインを考えてください。

また、デザインに関連してディスプレイの映像についても注意してください。ディスプレイが周辺の明るさよりも暗いと情報が見にくく暗い印象を与えてしまいますし、明るすぎると電気代がかさんでしまいます。さらに、視認距離によってもディスプレイを変えた方が良いでしょう。

法律に抵触しないようにする

屋外デジタルサイネージは「屋外広告物」という扱いになるので、ポスターや看板のように法律による規制を受けます。厳密には以下の4つの条件を満たすものが屋外広告物です。

  1. 常時又は一定期間継続して表示するもの。
  2. 屋外で表示するもの。
  3. 公衆に表示するもの。
  4. 看板などの工作物に掲出するもの。

おそらく、大抵の屋外デジタルサイネージはこの定義に当てはまると考えられます。短時間だけ表示する場合は屋外広告物とならない余地があるかもしれませんが、念のために専門家に相談してください。屋外広告物は法律と条令により二重に規制されており、どちらにも違反してはいけません。

屋外の広告物を取り締まる法律としては、屋外広告物法という法律があり簡単に説明すれば周囲の景観と調和するように広告物を設置することが求められています。

また、道路交通法、道路法、建築基準法などの法律も考慮すべきです。道路の利用を妨害するようなデジタルサイネージの利用は原則としてできませんし、大きなデジタルサイネージは建築基準法の対象となることもあります。さらに、看板のコンテンツは著作権や肖像権を侵害しないものであるべきことは言うまでもありません。

条例に抵触しないようにする

屋外広告物法により屋外デジタルサイネージは規制を受けますが、具体的な基準については法律ではなく、条例によって定められています。条例は自治体によって異なるので、デジタルサイネージを設置しようとしている自治体の条例について個別に確認してください。

一般的には自治体が広告物禁止地域を定め、設置できる場合でも地域毎に形状、面積、色彩、デザインなどについて個別にルールを設定しています。違反をすると広告物の撤去を命じられたり、悪質であれば懲役や罰金刑の対象になったりすることもありえるので注意してください。

ちなみに新規で屋外広告物を設置する場合は事前に各自治体への申請が必要になるので、いきなりサイネージを用意するのではなく、まず専門家を交えて自治体との事前相談から行った方が良いでしょう。

屋外デジタルサイネージにはどんなタイプがある?

デジタルサイネージを使用する場合は用途に合わせてさまざまなタイプがあります。デジタルサイネージのタイプについて紹介します。

ネットワーク型とスタンドアローン型

ネットワーク型とはインターネットなどに接続されているデジタルサイネージで、スタンドアローン型とは単体で動作をしているタイプのサイネージを指します。

ネットワーク型のデジタルサイネージはサーバーなどに広告データをアップして、操作端末から広告の表示を制御すれば柔軟に広告の変更が可能です。一方でスタンドアローン型は筐体に直接USBメモリーなどで広告データを入力しなければならないので広告の更新に手間がかかります。ただし、ネットワーク型の方が導入コストは高価で、スタンドアローン型は比較的安価な導入が可能です。

屋外デジタルサイネージの場合、ビルの壁面など後から物理的に広告を更新することが難しい所にも筐体を設置するケースも多いと考えられます。広告の更新を行わないのならばスタンドアローン型でも大丈夫ですが、定期的に広告を更新する予定があるのならばネットワーク型の方が良いかもしれません。

STBが付属しているタイプ

デジタルサイネージにはSTBという機械を接続しているものがあります。STBとはセットトップボックスのことを指します。

スタンドアローン型のデジタルサイネージではUSBやSDカードを機械に差し込めばすぐにその映像を出力できるデジタルサイネージもありますが、配信のスケジュール管理やレイアウトを柔軟に変更するためにはSTBが必要です。

ディスプレイとSTBが分離したデジタルサイネージを利用することによって、ディスプレイ×STBの組み合わせでさまざまな広告配信が可能になります。STBの中にはネットワークに対応している機種と対応していない機種があります。

小規模な飲食店などが一台だけ使用している場合はどちらのタイプのSTBでも問題ありませんが、大規模にデジタルサイネージ運用をしているならばネットワーク対応型のSTBを用意した方が良いでしょう。

インタラクティブなタイプ

タッチパネルやカメラを付属させることによって、双方向のコミュニケーションが取れるタイプのディスプレイもあります。ただし、屋外で使用する場合は屋根などがある場所の方が良いでしょう。風雨や気温、紫外線などでこれらのパーツが劣化する事が考えられます。

屋外デジタルサイネージディスプレイの選び方を解説!

屋外デジタルサイネージディスプレイを選ぶ際は、屋内のディスプレイを選択するよりも、いろいろな条件について配慮しなければなりません。デジタルサイネージの選び方のポイントを紹介します。

屋外でも使用できる頑強なディスプレイを選ぶ

まず選び方のポイントとして挙げられるのが、屋外でも使用できる頑強なタイプのディスプレイを選択することです。ディスプレイの設置を検討してる場所に屋根がついていたり、半屋内の空間であれば多少耐久性に求められる要件を和らぎますが、野ざらしになる場合はいろいろなことに配慮しなければなりません。

防塵防滴

風によって塵が運ばれてきたり、昼夜の温度差で水滴がついたりする場合があります。精密機械の場合これらは故障の原因になりえるので防塵防滴のディスプレイを選んでください。

風雨に耐えられる

屋根のない環境だとディスプレイは風に晒されます。大雨や台風の時でも耐えられる筐体の頑強さはもちろんのこと、設置についても注意してください。

気温・排熱対策

ディスプレイは映像を表示する過程で熱を持ちますので、熱が原因で故障しないように排熱対策をしなければなりません。特に真夏の時期にはディスプレイに負荷がかかりますので、耐熱のディスプレイを選択したうえで、排熱対策についても考慮してください。

紫外線対策

特に筐体の液晶部分は紫外線に弱く、液晶部分が劣化してしまうともちろん映像の色味なども変わってしまいます。紫外線保護フィルムを貼ったり初めから対策されているディスプレイを用意してください。

屋外でも見やすいディスプレイを選ぶ

屋外だからこそ雑多な風景の中で視認されるようなディスプレイ選びが必要になります。見やすさという観点からデジタルサイネージ選びのポイントについて説明します。

輝度についてチェックする

輝度とはモニターの明るさを表す指標で、この数値が低ければ光をあまり発さないディスプレイ、高ければ光を発するディスプレイということになります。屋外ならば1,000cd/㎡以上の輝度のサイネージを用意した方が良いでしょう。

LEDか液晶化を選ぶ

デジタルサイネージのディスプレイには大きく分けてLEDディスプレイと液晶ディスプレイの2種類があります。

LEDディスプレイの方が、輝度が高く遠くからでもはっきりと見えますが、近くで見ると画面が荒く感じます。一方で液晶ディスプレイは、輝度はLEDディスプレイには劣りますが、近くでみたときの画質が精細です。

視認距離について考慮してディスプレイのタイプを選択してください。

法律・条例との兼ね合いを考える

屋外デジタルサイネージは屋外広告物として法律や条例の制限を受けます。広告物を設置できない場所ではそもそも屋外デジタルサイネージは設置できませんし、設置できる場所でも大きさやデザインなどについて制約を受けます。条例は自治体によって異なりますので、設置しようとしている自治体の提示する要件を満たしたディスプレイを購入してください。

屋外デジタルサイネージの価格相場はどれくらい?

デジタルサイネージには、ディスプレイ(本体)、設置方法、STB、CMS、コンテンツ、運用・メンテナンスの6つの費用が発生します。それぞれの費用について紹介します。

ディスプレイ(本体)

スタンドアローン型のディスプレイの場合、10万円以下から購入することができます。ただし、耐久性などを考慮すると安いディスプレイを購入することはかえってメンテナンスや買い替えのためのコストを増やしてしまうことになるかもしれません。だいたい40~80万円程度はかかると考えた方が良いでしょう。

もちろん、本体の価格はディスプレイの大きさによっても大きく変化します。100インチ近いディスプレイを設置しようと思えば本体だけで300万円程度が必要になります。

工事方法

デジタルサイネージを設置する場合は本体とは別に工事費が必要になります。工事費は依頼する業者やディスプレイの数、設置場所によって大きく異なるので一概には言えません。ケースバイケースなので少しでも工事費を削減したいなら相見積を取った方が良いでしょう。

STB

STB内蔵型のデジタルサイネージの場合は必要ありませんが、基本的にディスプレイの数だけSTBが必要になります。STBは安ければ1万円程度からありますが、機能を重視すると10万円を超える場合もあります。細かい価格を決めるためには、STBに求める要件を明確にしてください。

CMS

CMSとはコンテンツマネジメントシステムの略称でデジタルサイネージの配信管理を行うツールです。1台だけのディスプレイ運用の場合、導入する必要はありませんが、多数のディスプレイを運用する場合は必須級のツールとなります。だいたい1端末あたり5,000円から1万円を相場に考えてください。

コンテンツ

ディスプレイの運用にあたって重要なのはどのようなコンテンツを配信するかです。コンテンツ制作を内製化していれば費用は発生しませんが、外注する場合はコンテンツの内容や数、依頼する業者によって価格は大きく変化します。

運用・メンテナンス

デジタルサイネージを運用するにあたっては電気代が必要になります。屋外の場合の明るさが必要になるので1台あたりの電気代は高めです。1か月あたり1,000~3,000円程度は必要だと考えた方が良いでしょう。もちろんディスプレイの輝度や大きさによって消費電力は大きく異なります。

加えて、故障しないように定期メンテナンスを行い、都度壊れれば入れ替えが必要になります。

屋外デジタルサイネージの導入事例をまとめました!

屋外デジタルサイネージは既にさまざまな場所で導入されています。屋外デジタルサイネージが設置されている代表的な事例について紹介します。

ショッピングセンター

ショッピングセンターの入り口にディスプレイを設置し、店前通行者を店舗に誘引するために使用する方法があります。店舗のキャンペーンや商品の告知を行います。

ビルの側面

昔からあるのがビルの側面に設置されているデジタルサイネージです。店舗の名前や特定のキャッチコピーを表示するだけならばスタンドアローン型でも十分でしょう。

キャンペーンやイベントの告知をした能動的に使用する場合は、ネットワーク型のLEDディスプレイを導入する場合もあります。

飲食店・小売店

小規模な飲食店や小売店でも導入は可能です。折り畳み式などの簡易的なディスプレイを使用すれば、営業時間だけ軒先に出して、時間外は店舗内にしまっておくことができます。

屋外デジタルサイネージのおすすめ4選!

屋外で使用できるデジタルサイネージの中からおすすめの商品を4つピックアップ、紹介します。

シンプルで操作性に優れた「D-smart」

株式会社協同制作のデジタルサイネージブランドで屋外用のスタンド型、キオスク型、壁掛け型などさまざまなサイネージを用意しています。屋外での使用に耐えられる耐久度はもちろんのことCMSも同社が作成しているのでハード・ソフトの相性も良いと考えられます。購入するだけではなく、レンタル型のプランも用意されています。

D-smart

低コストでの運用が可能な「液晶くん」

スタンドアローン型のデジタルサイネージで148,000円からと比較的安価に導入できます。ランニングコストは毎月400円程度でコンテンツも自社で編集できるので、小型の飲食店・小売店でも十分に使用可能です。複数台を使用するのではなく、店舗の軒先に1台だけ集客目的で置いておくだけならばコストパフォーマンスが高いと考えられます。

液晶くん

大画面用デジタルサイネージ「75インチ屋外用デジタルサイネージ」

株式会社デジタルファクトリーのサービスの1つです。同社はデジタルサイネージの統合サービス「DSViewer」を始めさまざまなデジタルサイネージ関連事業を行っています。

屋外用の大画面デジタルサイネージを多数取り扱っており、今回紹介している75インチの屋外用デジタルサイネージの場合は防塵・防水仕様で高輝度ディスプレイを採用しているので、離れたところからでも十分に見映えがします。

75インチ屋外用デジタルサイネージ

コンパクトに設置できる「ダブルビジョン」

ス・イー・シーエレベーター株式会社が手がけている屋外用デジタルサイネージで、両面での配信が可能です。外観はスマートで、両面を強化ガラスで覆っているので耐久性もあります。
輝度は700cd/㎡なので少し暗く感じるかも知れませんが、オプションで1,500cd/㎡に変更可能です。

ダブルビジョン

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