10社以上の会社を保有する経営者が「おすすめ福利厚生サービス」と「福利厚生サービスの選び方」について解説します。
福利厚生サービスとは?
福利厚生とは?
を言います。
法律によって義務付けられている「法定福利厚生」
- 社会保険
- 児童手当拠出金
法律によって義務付けられていない「法定外福利厚生」
- 勤労者財産形成貯蓄
- 住居補助(家賃補助、借り上げ、社員寮、貸付金等)
- 通勤補助(通勤手当の支給、専用交通機関の手配等)
- 子育て支援(家族手当等)
- 資格取得支援
- 福利厚生施設
- 保養所
- 社員食堂
- 運動施設
- 社員旅行
- クラブ活動
などがあります。
「福利厚生」を手厚くすることで
- 従業員の会社に対するエンゲージメントを強める
- 従業員のモチベーションを高める
- 従業員の離職率を下げる
- 採用効率を上げる
効果が期待されるため、資金面で余裕のある大企業ほど、福利厚生に力を入れる傾向にあります。
福利厚生サービスとは
を言います。
福利厚生アウトソーシングとも呼ばれ、福利厚生サービスを手掛ける企業が、多くの企業の従業員に、まとめて福利厚生サービスを提供する仕組みになっています。
福利厚生を自社で行うと
- 多額のコストが発生する
- 管理する社員が多く必要になる
- 多くの種類の福利厚生サービスを提供できない
という課題が出てくるため、手軽に「福利厚生」を導入できる福利厚生サポート企業へのアウトソーシングが進んでいるのです。
福利厚生のサポート企業にとっては
福利厚生サービスの特徴
- 利用する企業は、入会金と従業員1名あたりの月額料金を支払う
- 会員本人と配偶者と○親等のご家族は福利厚生サービスを利用できる
- 通常の料金よりも安く、宿泊、育児、介護、グルメ、レジャー、リラクゼーション、自己啓発などを利用できる
- 福利厚生の補助金も合わせて利用できる
- 全国の施設で利用できる
福利厚生サービスのメリット
- 自社単独で福利厚生サービスを構築するよりも、大幅にコストが安上がり
- 福利厚生に人員を割く必要がなくなる
- 従業員にとっても、福利厚生のサービスメニューが多い方がメリットが大きい
- 補助金が利用できる
- 従業員数が数名の小規模事業者でも導入ができる
福利厚生サービスのデメリット
- サービスが画一的で差がないため、メリットを感じにくい
- 利用しない社員と利用する社員で不公平が発生する
- 周知徹底がないと、なかなか利用する社員が増えない
- 独自のサービスではないため、他社と福利厚生の面で差別化がしにくい
福利厚生サービスの選び方
その1.ユーザー数が多い福利厚生サービスを選ぶ
前述した通りで、
ユーザー数が多ければ多いほど、サービス提供企業に対して
スタッフ
と交渉できるのです。
- ユーザー数が多ければ多いほど、値引き・優待の割合が多い
- ユーザー数が多ければ多いほど、サービス提供企業数、サービス提供メニューが多い
- 値引き・優待の割合が多く、サービス提供企業数、サービス提供メニューが多いとユーザー数の増える
ということにつながるのです。
その2.コストパフォーマンスで福利厚生サービスを選ぶ
福利厚生サービスは、比較的低コストで導入できるサービスです。
それでも、
- 入会金
- 従業員一人あたりの月額料金
が発生するので、企業によっては合算すると、それなりの金額になってしまいます。
その3.福利厚生の内容をチェックして選ぶ
福利厚生サービスの会員向けのウェブサイトは公開されています。
内容を見てみると
- 行きたくなるホテルやレストラン、観光施設が多い
- ホテルやレストラン、観光施設の割引率が大きい
- ウェブサイト自体が使いやすい
など、差が出てくることがわかります。
その4.利用対象者で選ぶ
福利厚生サービスの場合は
- 会員本人
- 配偶者
- 2親等の家族 or 3親等の家族
が利用対象となります。
福利厚生サービスによって、家族は「2親等」「3親等」の違いが出てきます。
2親等以内の範囲
・本人
・配偶者
・兄弟姉妹
・祖父母
・孫
3親等以内の範囲
・本人
・配偶者
・兄弟姉妹
・祖父母
・孫
・叔父叔母
・甥姪
・曾祖父母
・曾孫
まで、入るのです。
おすすめ福利厚生サービスランキング
1位.ベネフィット・ワン/ベネフィット・ステーション
商品・サービス名 | ベネフィット・ワン/ベネフィット・ステーション |
---|---|
実績 | 東証一部シェア:48.4% 中小企業:86.0% |
導入企業数 | 11,180社 |
総会員数 | 1,109万人 |
利用可能サービス数 | 140万施設 |
入会金(税別) | 20,000円~ |
月額料金(税別)/1名 | ホワイトプラン:600円 ※1名~10名は同額:6,000円 |
利用対象 | 会員本人 配偶者 それぞれの2親等以内の親族 |
特典 | 会員限定ポイントを毎年5,000円分付与 |
比較ポイント
- ユーザー数:1,109万人
- 料金:入会金20,000円、ホワイトプラン600円、得々プラン1,000円、学放題プラン1,000円、学トクプラン1,200円
- サービスの内容:ベネフィット・ステーションを見てください。
- 利用対象家族:本人、配偶者、2親等の家族
福利厚生サービスの中でおすすめする理由
ベネフィット・ステーションは、業界トップクラスの福利厚生サービスです。
- 導入企業:11,180社
- 法人会員:856万人
- 個人会員:253万人
と、圧倒的なユーザー数(会員数)なのです。
ユーザー数(会員数)が多いほど、交渉力があるため、ベネフィット・ステーションの会員向けサイトを見ても
割引率50%以上のレストラン:735件
表示価格7%OFFのホテル予約サイト
など、使い勝手の良いサービスが多く用意されているのです。
また、料金体系も、福利厚生サービスのみであれば、10名の企業で、入会金20,000円で1人600円ですから、年間で92,000円のコストで利用できるのです。
2位.リロクラブ/福利厚生倶楽部
商品・サービス名 | リロクラブ/福利厚生倶楽部 |
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実績 | 導入企業数No.1 業界シェアNo.1(40.5%) |
導入企業数 | 10,800社 |
総会員数 | 690万人 |
利用可能サービス数 | - |
入会金(税別) | 30,000円~100,000円 |
月額料金(税別)/1名 | ゴールド:750円 |
利用対象 | 会員本人 配偶者 それぞれの2親等以内の親族 (リゾートメニューは3親等) |
特典 | 7カ国語に対応 |
比較ポイント
- ユーザー数:690万人
- 料金:入会金30,000円~100,000円、ゴールドプラン550円~750円、プラチナプラン800円~1,000円
- サービスの内容:福利厚生倶楽部を見てください。
- 利用対象家族:本人、配偶者、2親等の家族(リゾートメニューは3親等)
福利厚生サービスの中でおすすめする理由
福利厚生倶楽部は、ベネフィットステーションに匹敵する、会員数を誇る福利厚生サービスです。
- 10,800社
- 会員数:690万人
- 業界シェアNo.1(40.5%)
と、調査データと調査時期が異なるので、どちらもシェア1位と表現していますが、実際に福利厚生サービスで、ベネフィットステーションと福利厚生倶楽部は、1位2位を争うライバルとなっています。
福利厚生倶楽部
専属契約ホテル:20,822件
あるため、ホテル予約サイトよりも、割安で利用できる可能性が高くなっています。
また、リゾートメニューは、3親等内のご家族も対象になるため、おじさん、おばさん、甥っ子、姪っ子と一緒に利用できる点が魅力です。
3位.JTBベネフィット/えらべる倶楽部
商品・サービス名 | JTBベネフィット/えらべる倶楽部 |
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実績 | - |
導入企業数 | - |
総会員数 | - |
利用可能サービス数 | 114万施設 |
入会金(税別) | - |
月額料金(税別)/1名 | - |
利用対象 | 会員本人 配偶者 それぞれの2親等以内の親族 |
特典 | - |
比較ポイント
- ユーザー数:-
- 料金:-
- サービスの内容:えらべる倶楽部を見てください。
- 利用対象家族:本人、配偶者、2親等の家族
福利厚生サービスの中でおすすめする理由
えらべる倶楽部は
114万施設
の優待サービスを用意しているJTBグループの福利厚生サービスです。
JTBグループだからこそ、利用できるホテルやレストランが多いのです。
えらべる倶楽部
4位.イーウェル/WELBOX
商品・サービス名 | イーウェル/WELBOX |
---|---|
実績 | - |
導入企業数 | 1,300社 |
総会員数 | 380万人 |
利用可能サービス数 | 33,000施設 |
入会金(税別) | - |
月額料金(税別)/1名 | - |
利用対象 | - |
特典 | 内定者が利用できる「WELBOX for Freshers」を入会金・年会費無料 |
比較ポイント
- ユーザー数:380万人
- 料金:-
- サービスの内容:WELBOXを見てください。
- 利用対象家族:本人、配偶者、2親等の家族
福利厚生サービスの中でおすすめする理由
WELBOXは、380万人を超える顧客を抱える福利厚生サービスです。
大きな特徴は
- WELBOX PCサイト
- WELBOX スマホサイト
- メールマガジン
- スマホアプリ
- ガイドブック
- 会報誌『WeLに暮らそう』 基本版・Light版
などで、積極的に従業員に利用促進をうながせる点にあります。
専門家
また、内定者が無料で利用できる「WELBOX for Freshers」というプランも用意しています。
- 入社前に無料eラーニングを利用できる
- スーツや名刺入れ、靴、バッグ、新居の家具の購入、引越しのサービスをお得料金で使える
- 卒業旅行もお得に行ける
など、内定者に嬉しい特典が用意されているため、入社前から会社とのエンゲージメントを高めるメリットがあります。
5位.リソルライフサポート/ライフサポート倶楽部
商品・サービス名 | リソルライフサポート/ライフサポート倶楽部 |
---|---|
実績 | - |
導入企業数 | 2,000社 |
総会員数 | - |
利用可能サービス数 | 5,000施設 |
入会金(税別) | 従業員100名以下:450,000円 従業員101名以上:0円 |
月額料金(税別)/1名 | 従業員100名以下:年会費20,000円 従業員101名以上:1名350円~ |
利用対象 | - |
特典 | - |
比較ポイント
- ユーザー数:-
- 料金:従業員100名未満:入会金45万円~、年会費2万円、従業員101名以上:入会金0円、1名あたり月額350円~
- サービスの内容:ライフサポート倶楽部を見てください。
- 利用対象家族:本人、配偶者、2親等の家族
福利厚生サービスの中でおすすめする理由
ライフサポート倶楽部を運営するリソルライフサポートは、リソルホールディングス株式会社の100%子会社です。
リソルホールディングスは
- ホテル運営事業
- ゴルフ運営事業
- 不動産関連事業
- 投資再生事業
などを行っている上場企業ですから、直営のホテルやリゾートがあるため、サービス提供してくれる提携企業よりも、割安の料金で利用できるメリットがあるのです。
ライフサポート倶楽部
また、料金体系も特殊で
- 従業員100名未満:入会金45万円~、年会費2万円
- 従業員101名以上:入会金0円、1名あたり月額350円~
従業員数101名以上だと、入会金が0円で1名あたりの月額コストも安いため、低コストで導入できる福利厚生サービスとなっています。
福利厚生サービス比較
商品・サービス名 | ベネフィット・ワン/ベネフィット・ステーション | リロクラブ/福利厚生倶楽部 | JTBベネフィット/えらべる倶楽部 | イーウェル/WELBOX | リソルライフサポート/ライフサポート倶楽部 |
---|---|---|---|---|---|
実績 | 東証一部シェア:48.4% 中小企業:86.0% | 導入企業数No.1 業界シェアNo.1(40.5%) | - | - | - |
導入企業数 | 11,180社 | 10,800社 | - | 1,300社 | 2,000社 |
総会員数 | 1,109万人 | 690万人 | - | 380万人 | - |
利用可能サービス数 | 140万施設 | - | 114万施設 | 33,000施設 | 5,000施設 |
入会金(税別) | 20,000円~ | 30,000円~100,000円 | - | - | 従業員100名以下:450,000円 従業員101名以上:0円 |
月額料金(税別)/1名 | ホワイトプラン:600円 ※1名~10名は同額:6,000円 | ゴールド:750円 | - | - | 従業員100名以下:年会費20,000円 従業員101名以上:1名350円~ |
利用対象 | 会員本人 配偶者 それぞれの2親等以内の親族 | 会員本人 配偶者 それぞれの2親等以内の親族 (リゾートメニューは3親等) | 会員本人 配偶者 それぞれの2親等以内の親族 | - | - |
特典 | 会員限定ポイントを毎年5,000円分付与 | 7カ国語に対応 | - | 内定者が利用できる「WELBOX for Freshers」を入会金・年会費無料 | - |