【読了後レビュー】なぜ私たちは3か月で英語が話せるようになったのか(著者:本城 武則)

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ビジネスおいてもプライベートにおいても、英語が話せることでより世界が広がることを否定できる人はいないでしょう。
英語が出来れば、職場でより上位のポジションを任される確率もあがります。また、海外旅行でも現地の人と交流することでより深い経験をすることができます。
しかし、実際はどうでしょう。”一念発起して教材を買い込んでは途中で挫折”を繰り返し、結局何年経っても英語が話せないという負のサイクルに陥っている場合が多いのが現実ではないでしょうか?
そんな方におススメするのが本書です。本書では、上記のような負のサイクルに陥っている原因を明らかにしたうえで、どうすれば英語が話せるようになるのかという方法論を具体的に教えてくれる良書です。
本書は英語の文法やリスニング問題などは一切出てきませんが、短期間で英語を話せるようになりたいと思う全ての人に読んで欲しい一冊です。

著者の本城 武則さんのプロフィール。

honjo

  • 1962年福岡県生まれ
  • 武蔵野学院大学客員教授
  • 名古屋大学 外部講師
  • 社団法人 英語サポート協会 理事長
  • FAA(アメリカ連邦航空局)公認 飛行&地上教官(計器飛行)
  • 日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
  • ラジオ日本『本城武則のセカスイtalk』パーソナリティ

学生時代、英語は大の苦手項目。 26歳でまったく英語が話せないまま渡米し、飛行学校に入る。
英語ができないため授業についていけず帰国を考えていた頃、ノルウェー人の教官に出会い英語を教わりペラペラになる。 そのノウハウを活かして福岡で立ち上げた「本城式英会話スクール」は、行列のできる英会話教室として話題になる。 現在は東京、名古屋、大阪でもスクールを開校している。

「なぜ私たちは3か月で英語が話せるようになったのか」本の中身を少しだけ紹介

本書は174ページと比較的薄いので簡単に読むことが出来ます。しかもDVD付で著者の講義を聴けるので、本書のエッセンスを視覚的に学ぶことが出来ます。
ちなみに目次は以下です。

  • はじめに 本書があれば、英語の本はもう必要ありません!
  • 第1章 英会話には英語EQが必要だった!
  • 第2章 日本人が英語を話せないのには理由がある
  • 第3章 外国人に話しかけられない日本人
  • 第4章 あなたの英語が通じるようになるコツ
  • 第5章 英語を聞きとれるようになるコツ
  • 第6章 英語を聞きとれるようになるコツ
  • あとがき 3カ月後の”成果”が楽しみになる!

英語を話したいと思っている人が知りたい内容がほぼ網羅されているのではないでしょうか?もう少し詳しい目次を知りたい方は以下をチェックしてください。
>>詳しい目次をみてみる
では本の中身を一部だけ抜粋して紹介します。

英語上達の第一条件は、「話せる!」と思い込むこと ・・・・・22

2
中学高校であれだけ英語を習っているのに話せない最大の理由は、勝手に「まだまだ話せるレベルではない」と思い込んでいることです。一方で日本よりも教育水準の低い国々のアジア諸国の英語力はどんどん上がっています。彼らには「自分は話せる」というマインドがあり、完璧でなくてもどんどん実践で英語を使います。彼らと同じマインド持つことが上達の第一歩です。

英語が通じないのは、相手の耳に届いていないから! ・・・・・76

3
ある程度英語を勉強したのに、外国人に話しかけたけど通じなかったという経験をお持ちの方も多いと思いますが、その理由として、本書では2つの理由を挙げています。
ひとつは相手の耳に届いていない。これは日本語が小さな声で話しても通じる母音中心の言語であるのに対して、英語は寒い地域で生まれた子音中心の言語であるという特性があります。英語を話すときはボリュームを上げるという簡単な対策で通じやすくなります。
もうひとつは日本語力に問題がある。整理しないまま話を続けると結局何がいいたいのかわからなくなるというのは日本語も英語も一緒。何となく話すのではなく、結論を整理してから話すだけで伝わる確率はグッとあがります。

英語で考えて英語を話すのはあきらめなさい ・・・・・94

4
英語で話すためには英語で考える習慣をつけなさいとアドバイスされることが多いと思いますが、それが通用するのは12歳までに英語をマスターした人のみ。非ネイティブが英語を話すには、きちんと日本語で考えそれを英訳して話した方が、より伝わる会話が出来ます。英語を話す速さよりゆっくりでも中身のある内容の方が深いコミュニケーションには重要です。

マンツーマン会話では絶対に上達しない理由 ・・・・・131

5
気合を入れて英会話学校に通う場合、より確実に成果を出そうとマンツーマンの英会話教室を選ぶことが多いと思いますが、本書ではそれでは成果が挙がらないと警鐘を鳴らします。その理由は、英語教師が生徒の下手な英語に慣れていて、無意識のうちのレベルを下げているからです。結果、その教師とは話せるけど、実践では役に立たないと事態に陥ってしまうとのこと。本書では、複数のネイティブとの会話に参加する方式の学びを推奨しています。
そのほかに本書では、3カ月で「英語ぺらぺら」になれる10のコツなど、英語を話せるようになるためのノウハウが満載です。

レビュー

DVDブックの感想, 2016/7/18 By恩田
習うより慣れろという事は、よく分かっていたつもりでした。
しかし、英会話をマスターするのに、今までは学校の勉強の連続のように、
暗記と努力が求められているように思い、EQという発想がなかったと思います。
読んでいて、またDVDを拝見して、能力より発想の転換が大切かという気持ちになりました。あっという間に読んでしまいました。ありがとうございます。

想定外, 2016/10/27 By hitomi
ネットでキャンペーンのような物を見つけてなんとなくクリックしてみました。英語を勉強したいと思ってはいたものの、いつまでたっても上達しない。よくあるパターンの人間です。フレーズに惹かれてキャンペーンだしと本を購入。読み出したら一気に読破!これは英語の勉強本ではありません。でも…読み終えるとなんだか少し話せる気になった。自己啓発本のような雰囲気ですが、今までは「英語話したいけどいつまでたっても話せる気がしない」で何年も経っていました。この本を読んだら「話せるようになる気がする!」になってる、不思議。そして元に読んでから1週間、外国人の方と会話をする機会があったけど、今までより話せてる。
なにより「英語を話す勇気」をくれる本です。これを読んだら英会話への欲が増え、話す機会が欲しくなります。まだまだ知ってる単語が少ないので、よりステップアップしていきたいです。

EQ英会話には分かりやすいアイデアがある, 2016/6/12 By ひかり
1.他の英会話と視点だ違う。これを表現するのに、こんなに簡単に表現をするこ とも出来るとアドバイスがある。
2.だからといってすぐに英会話はうまくなるのではない。
3.今までの学校で習った英会話に固執していては、英会話は上達しないと思う。
4.英会話をするときの頭を一度、オフにしてスタートを出来る人にも役に立つと思う。

 
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まとめ

この本の英題は「This is Why Japanese DO NOT speak English even though they CAN」。訳すると「日本人は出来るにも関わらず英語を話すことが出来ない理由」。このことからもわかるように、私たちは英語を話すのに必要な語彙や文法、最低限のリスニングは既に学んでいます。
本書を読んで、英語を話せない障害となっている原因を個々人で突き止め、本に書かれている対処法を実践してみてください。英語は簡単に話せるようになります。
DVDもついていますので、本を読むのが面倒な方でも視覚的に学ぶことが出来ます。活用しない手はありません。
是非手に取ってみてください。

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