GENIEE SFA/CRMの料金と条件|1ID 3,450円の月額と、数十万〜数百万円の初期コンサルティング費用を公式情報で確認【2026年】

GENIEE SFA/CRMの月額3,450円と、別枠でかかる初期コンサルティング費用(数十万〜数百万円)を並べた2026年版のアイキャッチ画像

GENIEE SFA/CRMは、株式会社ジーニーが提供する営業管理ツールです。料金ページを開くと1ID 3,450円からという金額が目に入りますが、公式のよくある質問には「初期コンサルティング費用」がおおよそ数十万円〜数百万円の見積もりになるケースがほとんどと書かれています。月額と初期費用を分けて読まないと、初年度の総額が大きくずれる製品です。

先に結論。月額はスタンダード3,450円、プロ9,000円、エンタープライズ12,000円、プレミアム32,000円(いずれも1ID/月)。これとは別に、要件定義と設定のための初期コンサルティング費用がかかります。機能はプランごとに個数で区切られており、レポート100〜500個、権限設定20〜500個のように上限が明示されているのが特徴です。IPアドレス制限は全プランで使え、シングルサインオンはプロ以上、二段階認証はエンタープライズ以上です。

提供会社と製品の位置づけ

提供しているのは株式会社ジーニーで、所在地は東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー5/6Fと掲示されています。サイトにはJIPDECのプライバシーマーク認証を取得し個人情報の保護に努めているという記載もあります。

公式のよくある質問では、製品を「営業活動を可視化することで、ボトルネックの発見や効率化を実現し、企業の業績向上に貢献するツール」と説明しています。他製品との違いとして挙げているのは「だれでも使えるシンプルな管理画面なので、『設定』『入力』『分析』が直感的にできます」という点です。

製品サイトのフッターには「入力しないSFA」「AIセールスで収益最大化」という表現も置かれています。入力の手間を減らす方向に製品の力点があることを示す表現で、実際に機能比較でもAI議事録やAIプロセスビルダー、メール取込といった「人が打ち込む量を減らす」機能が上位プランに並んでいます。定着しない原因の多くが入力の負担であることを踏まえると、この方向づけ自体は理にかなっています。ただし、それらの機能が使えるのはプロ以上である点は押さえておく必要があります。

導入企業の傾向についても記載があり、「BtoB企業からBtoC企業まで幅広くご活用いただいております。なかでも、製造業、不動産業、建設業、人材派遣業などを中心にご活用いただいています」と書かれています。案件が動く業種、担当者が現場に出る業種が中心という読み方ができます。

料金プランは1ID単位の4段階

GENIEE SFA/CRMの料金(2026年9月22日に公式サイトで確認)
プラン月額(1ID)10ID・12か月そのプランから使える主なもの
スタンダード3,450円414,000円顧客管理・案件管理・商談管理、通知・アラート、レポート100個、公式アプリ、IPアドレス制限、権限設定20個、プロセスビルダー3個
プロ9,000円1,080,000円リレーションマップ、帳票出力、メール取込30個、名刺機能、入力規則100個、シングルサインオン、AIプロセスビルダー3個、AI議事録
エンタープライズ12,000円1,440,000円二段階認証、レポート500個、権限設定500個、メール取込100個、AIプロセスビルダー5個
プレミアム32,000円3,840,000円独自のAIエージェント作成、AIプロセスビルダー10個、AIクレジットID数×650C

10ID・12か月の列は、掲示の月額を単純に12倍したものです。初期コンサルティング費用は含めていません。スタンダードとプレミアムでは年額が9倍以上開きます。

機能の上限が個数で示されている

GENIEE SFA/CRMの料金ページに掲示された機能比較。レポート機能100個から500個、帳票出力のID数×200円、名刺機能のID数×20枚/月などの上限がプランごとに並んでいる
出典:株式会社ジーニー「GENIEE SFA/CRM 料金プラン」(2026年9月22日に表示を確認)。

この製品のわかりやすいところは、機能の有無だけでなく上限が数字で書かれている点です。運用を始めてから「作れるレポートが足りない」「自動化のルールを追加できない」という壁に当たる時期を、契約前に見積もれます。

プランごとに示されている上限(公式の機能比較より)
項目スタンダードプロエンタープライズプレミアム
レポート機能100個300個500個500個
権限(ロール)設定20個50個500個500個
入力規則—100個500個500個
プロセスビルダー3個20個50個50個
AIプロセスビルダー—3個5個10個
メール取込—30個100個100個

この書き方は、他社と比べたときの特徴でもあります。上位プランの説明が「機能の上限拡張」「拡張されたデータ容量」といった文章で示される製品では、契約前にどこで足りなくなるかを数えられません。個数で書かれていれば、社内の稟議に「現在の運用ではレポートを○個使っており、100個の枠に対して余裕がある」と書けます。比較の材料としてだけでなく、社内を説得する材料としても扱いやすい掲示です。

権限設定がスタンダードの20個からエンタープライズの500個へ一気に増える点は、組織の作り方に直結します。部署や役職ごとに見える範囲を細かく分ける運用では、20個では足りなくなることがあります。権限の設計は後から変えにくいので、必要な数を先に数えてからプランを決めるのが確実です。

ID数に連動する費用と数量

いくつかの項目は、固定の数ではなくID数に連動します。帳票出力機能はプロが「ID数×200円」、エンタープライズとプレミアムが「ID数×500円」と書かれています。名刺機能はプロが「ID数×20枚/月」、上位が「ID数×50枚/月」です。AIクレジットもプロがID数×450C、エンタープライズがID数×550C、プレミアムがID数×650Cという書き方です。

人数が増えると費用も数量も増える設計

帳票出力を使う場合、10IDのエンタープライズなら月5,000円が月額12万円に上乗せされます。一方で名刺の取り込み枚数も10ID×50枚=月500枚まで増えます。人数に比例して費用と使える量が両方動くため、1人あたりの使用量で見積もるのが実態に近くなります。

初期コンサルティング費用という別枠

公式のよくある質問「導入費用はどのくらいかかりますか?」には、次のように書かれています。要件定義や設定に必要な「初期コンサルティング費用」と、月々のライセンス利用料としての「月額費用」があり、初期コンサルティング費用は要望に合わせて金額が異なるものの、おおよそ数十万円〜数百万円の見積もりになるケースがほとんどだという説明です。

同じ回答の中で「月額費用」は1ライセンスあたり3450円〜とされており、料金ページの金額と一致します。料金ページの月額だけを見て他社と比べると、この初期費用がまるごと抜け落ちます。10IDのスタンダードなら年額414,000円ですが、初期費用が仮に100万円なら初年度は141万円を超えます。

この費用が見積もりに入る意味は、単に金額が増えるということではありません。要件定義と設定を外部が行う前提なら、社内に詳しい担当者がいなくても運用を始められます。自分で設定する製品では、その作業を社内の誰かが担うことになり、その人件費は見積書には現れません。どちらが安いかは、社内で使える工数があるかどうかで変わります。

金額に幅があるのは、要件定義と設定の範囲が会社ごとに違うためです。自社で設定を組める体制があるのか、全面的に任せるのかで見積もりは変わります。問い合わせのときは、「どこまでを依頼した場合にいくらか」を範囲で聞くと比較しやすくなります。

無料トライアルと有償プランへの切り替え

無料トライアルが用意されています。有償への切り替えについては、よくある質問に「株式会社ジーニーが別途用意する利用申込書に署名・捺印をいただき、利用規約に同意いただくことで、ご利用いただけます」と書かれています。有料プランへの変更を希望する場合は問い合わせフォームからの連絡が案内されています。

画面上のボタンだけで切り替わる製品とは、ここが違います。書面のやり取りが挟まるため、トライアルの終了日から逆算して申込書の手続きに日数を見込む必要があります。月初から本番運用を始めたい場合は、その分だけ前倒しで判断することになります。社内の押印手続きに日数がかかる会社では、トライアルの残り日数と決裁の期間を並べて確認しておくと、使い始めが遅れません。

セキュリティと管理の段差

アクセス制限・認証の対応(公式の機能比較より)
項目対応するプラン
IPアドレス制限全プラン
シングルサインオン(SSO)プロ以上
二段階認証エンタープライズ以上
権限(ロール)設定全プラン(個数はプランで異なる)

IPアドレス制限が最下位のスタンダードから使える点は、社内規程でアクセス元を限定している会社にとって大きい要素です。同じ条件を上位プランでしか満たせない製品と比べると、月額3,450円で要件を満たせることになります。

一方、二段階認証はエンタープライズ以上です。IP制限と二段階認証の両方を必須にしている場合、実質的な出発点は12,000円になります。10IDなら年144万円で、スタンダードとの差は年102万円です。要件の書き出しが金額を決める典型的な例です。

初期費用を含めた初年度の見え方

初期コンサルティング費用は金額が確定しないため、幅で置いて計算します。10IDでスタンダードを使う場合の初年度は次のようになります。

10ID・スタンダードで初年度にかかる金額(初期費用を仮に置いた計算)
初期コンサルティング費用の想定月額の年額初年度の合計2年目以降
30万円の場合414,000円714,000円414,000円
100万円の場合414,000円1,414,000円414,000円
300万円の場合414,000円3,414,000円414,000円

この表で分かるのは、初年度の総額は月額ではなく初期費用で決まるということです。月額の年額が41万円なのに対し、初期費用は30万円から300万円まで10倍の幅があります。他社の見積もりと比べるときは、初期費用の金額が固まるまで比較が成立しません。

逆に2年目以降は月額だけになるため、長く使うほど1年あたりの負担は下がります。3年使う前提なら、初期費用100万円のケースで3年合計2,242,000円、1年あたり約747,000円です。契約期間の見込みを先に決めてから初期費用の妥当性を判断すると、金額の大きさに引きずられにくくなります。

入力が続く設計になっているか

SFAは記録が入らなければ何も見えません。公式が挙げている「だれでも使えるシンプルな管理画面」という説明に加えて、機能比較から入力に関わる項目を拾うと次のようになります。

公式アプリ(iOS、Android)は全プランで提供されています。外出先から入力できるかどうかは定着に直結するため、最下位プランから使える点は実務上の利点です。入力規則はプロから100個、エンタープライズ以上で500個まで設定でき、項目の入力漏れや表記ゆれを仕組みで防ぐことができます。

メール取込はプロから30個、エンタープライズ以上で100個です。やり取りの記録を手で転記せずに残せる分だけ、入力の負担が下がります。名刺機能はプロ以上で、ID数×20枚/月または50枚/月という枚数の区切りです。交換した名刺をそのまま顧客データにする運用を前提にするなら、月に何枚扱うかを数えてからプランを選ぶことになります。

通知・アラート機能は全プランにあります。案件が止まったときに気づける仕組みが下位プランから使えるかどうかは、記録を続けるうえで効いてきます。記録が止まる原因は、担当者の怠慢よりも「入れても誰も見ていない」という状態にあることが多いためです。

見積もりを取るときに確認する6点

図:問い合わせの前に整理しておく項目

①初期コンサルティング費用の範囲と金額/何をどこまで依頼するといくらになるのか。自社で設定する場合の金額も聞きます。

②必要なID数/案件を登録する営業だけか、閲覧するマネージャーも含めるか。ID数に連動する費用にも影響します。

③権限をいくつ作るか/スタンダードは20個、プロは50個です。部署と役職の組み合わせで数えます。

④二段階認証が必須か/必須ならエンタープライズ以上になり、月額が3.5倍に上がります。

⑤帳票出力を使うか/使うならID数×200円または500円が月額に上乗せされます。

⑥契約期間と解約の条件/料金ページとよくある質問では確認できなかった項目です。見積書で明示してもらいます。

この6点のうち①と⑥は公式サイトだけでは埋まりません。逆に②から⑤は掲示されている数字で自分で計算できるため、問い合わせの前に社内で固めておけば、提示される見積もりを他社と同じ形に並べられます。

他サービスと比べた強み

図:公式の掲示から読み取れる強み

上限が数字で分かる/レポート、権限、入力規則、プロセスビルダーの個数が明示されているため、どこで足りなくなるかを契約前に数えられます。

IPアドレス制限が全プラン/最下位プランからアクセス元を限定できます。社内規程が厳しい組織でも下位プランを選べる可能性があります。

要件定義から任せられる/初期コンサルティング費用として、要件定義と設定の支援が前提に置かれています。社内に担当者を置けない場合の進め方が明確です。

AI機能の段差が読める/AIプロセスビルダー3個・5個・10個、AIクレジットID数×450C/550C/650Cと数量で区切られています。

他サービスと比べた弱み

図:公式の掲示から読み取れる弱み

初期費用の幅が大きい/数十万円〜数百万円という説明で、料金ページだけでは総額を出せません。他社と同じ土俵に載せるには問い合わせが前提になります。

無料プランの掲示がない/無料トライアルはありますが、人数制の無料プランは確認できませんでした。費用ゼロのまま運用を続ける選択肢はありません。

有償化に書面が要る/利用申込書への署名・捺印と利用規約への同意が必要です。画面操作だけで切り替わる製品より日数がかかります。

プラン間の金額差が大きい/スタンダード3,450円からプロ9,000円で2.6倍、プレミアムは32,000円です。中間の刻みが粗く感じる場合があります。

向いている会社

図:掲示内容から見て相性がよい条件

要件定義から外部に任せたい。初期コンサルティング費用として設計の支援が前提に置かれています。

アクセス元のIP制限が必須。全プランで対応しているため、下位プランでも要件を満たせます。

どこで上限に当たるかを契約前に把握したい。個数が明示されているため、社内の説明資料を作りやすくなります。

製造業、不動産業、建設業、人材派遣業など、公式が導入の中心として挙げている業種。

向いていない会社

図:別の製品も並べて検討したほうがよい条件

初年度の予算が固定で、数十万円規模の初期費用を積めない。月額だけで始められる製品のほうが合います。

まず無料で使い続けたい。人数制の無料プランは掲示されていません。

今週中に使い始めたい。有償化に書面の手続きが挟まります。

AI機能はどこから使えるか

機能比較の「AI・自動化」の区分には、Slack/Chatwork/Teams連携、プロセスビルダー、AIプロセスビルダー、AI議事録、AIクレジット、独自のAIエージェント作成が並んでいます。それぞれ対応するプランが分かれています。

Slack/Chatwork/Teams連携とプロセスビルダーは全プランで使えます。プロセスビルダーの数はスタンダード3個、プロ20個、エンタープライズとプレミアム50個です。3個という数は、たとえば「受注時に通知」「停滞案件を週次で抽出」「新規リードを担当へ割り当て」で埋まります。自動化を増やしていく前提なら、スタンダードの3個は早い段階で足りなくなります。

AIプロセスビルダーとAI議事録はプロ以上です。AIクレジットはスタンダードが0C、プロ以上がID数に応じて450C・550C・650Cと配分されます。独自のAIエージェント作成はプレミアムのみで、ここがプレミアムを選ぶ唯一の明確な理由として掲示されています。

AI機能を使わない前提なら、スタンダードで足ります。使う前提なら最低でもプロで、10IDなら年額108万円が基準です。AIを使うかどうかで、この製品の費用は2.6倍変わります。

公式サイトで確認できなかったこと

今回の確認範囲では分からなかった項目
項目状況
税の表記料金ページに税込・税抜の明示を確認できなかった
初期コンサルティング費用の内訳おおよその幅は示されているが、何をするといくらかという内訳は確認できなかった
最低契約ID数記載を見つけられなかった
契約期間と解約の条件料金ページとよくある質問では確認できなかった
無料トライアルの期間トライアルの案内はあるが、日数の記載は見つけられなかった

よくある質問

初期費用は必ずかかりますか

公式のよくある質問には、導入にあたって要件定義や設定に必要な「初期コンサルティング費用」と「月額費用」があると書かれています。初期コンサルティング費用はおおよそ数十万円〜数百万円の見積もりになるケースがほとんどで、要望に合わせて金額が異なるとされています。かからない条件についての記載は見つけられませんでした。

どのプランから始めるのが現実的ですか

案件と商談の記録から始めるならスタンダードです。帳票出力や名刺の取り込み、シングルサインオンが必要ならプロ、二段階認証や権限を細かく分けるならエンタープライズが出発点になります。独自のAIエージェントを作る予定がなければ、プレミアムまで上げる理由は掲示内容からは見当たりません。

他社から乗り換えられますか

公式サイトには、Salesforce、kintone、eセールスマネージャー、HubSpot、Zohoとの比較(乗換)ページが用意されています。移行の具体的な手順や費用については、初期コンサルティングの範囲に含まれるかどうかを問い合わせで確認することになります。

独自の機能を追加できますか

よくある質問に「別途要件に応じたカスタマイズを請け負うことが可能です。まずはご相談ください」と記載されています。費用は別途の見積もりになります。

サポートはどこまで受けられますか

よくある質問には「基本的な使い方やよくある質問などをまとめたヘルプサイトのほか、チャットやメール等でご質問を受けております」と記載されています。電話対応や対応時間、返答までの目安については、今回確認した範囲では掲示されていませんでした。導入直後は問い合わせが増えるため、初期コンサルティングの期間中にどこまで支援があるのかを併せて確認しておくと安心です。

スタンダードのままで運用を続けられますか

案件と商談の記録、通知・アラート、レポート100個、権限20個、プロセスビルダー3個の範囲で足りるなら続けられます。足りなくなりやすいのはプロセスビルダーの3個と権限の20個です。自動化のルールを増やす運用や、部署別に見える範囲を細かく分ける運用では、プロ以上への切り替えが視野に入ります。シングルサインオンや帳票出力が必要になった時点も同じです。

他社と比べるときは何を並べればよいですか

月額だけでなく、初期コンサルティング費用とID数に連動する費用(帳票出力のID数×200円など)を足した初年度の総額で並べてください。5サービスを同じ項目で並べた表はSFA(営業支援システム)比較に置いてあります。初期費用が発生しないと明記している製品としてはZoho CRMが、一時費用が必須の製品としてはHubSpot Sales Hubが対照になります。

GENIEE SFA/CRMの料金を公式サイトで見る

出典

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