電話代行サービス比較5選|料金差は件数ではなく「受けたあとの処理」で決まる【2026年】

白地に淡い青の比較表グリッドを敷いたBIZeeのアイキャッチ。電話代行サービス比較のタグと「料金差は件数ではない。受けたあとの処理で決まる」という見出しを置き、右側に一次取次だけ/名簿・予定を見て応対/取次転送でつなぐ/内容に踏み込んで応対という4段階のカード、下部に渋谷オフィス3,000円・MKサービス3,180円・インターコード7,800円・CUBE10,000円・fondesk12,000円の5枚の料金カードを並べた構成

電話代行サービスを月額の安い順に並べると、月3,000円から月50,000円まで17倍近い開きが出ます。ところがこの開きの大半は「受けられる電話の件数」ではなく、受けた電話をどこまで処理してくれるかの差です。月12,000円のサービスが「名前と折り返し先を聞いて通知するところまで」と公式に明記している一方で、月10,000円のサービスが「一度応対したうえで担当者の携帯へ内線のようにつなぐ」ところまで標準で含んでいます。件数あたりの単価だけを比べると、この差は料金表のどこにも現れません。

この記事では、2026年10月14日に各社の公式料金ページ・会社概要・利用規約・よくある質問で確認できた内容だけを使い、fondesk、CUBE電話代行サービス、渋谷オフィス、MKサービス、インターコードの5サービスを横断で比較します。税別表示と税込表示が混在しているため、各社がどちらで掲示しているかを表に明記しました。公式サイトに金額が出ていない項目は、推測せず「確認できなかった」と書いています。

先に結論

  • 応対範囲を基本料金に含めるか、オプションに出すかで2つに分かれる。CUBEと渋谷オフィス(アドバンス以上)は取次転送や時間外アナウンスを標準に含み、fondeskは「一次取次のみ」と公式に宣言して含めない。
  • 超過単価はプランが上がるほど安くなるとは限らない。MKサービスは上位プランほど安くなる(159円から149円へ)が、渋谷オフィスは上位プランほど高くなる(190円から250円へ)。
  • 借りた電話番号を名刺やホームページに載せてよいかは、サービスごとに正反対。渋谷オフィスとインターコードは明示的に可、fondeskは利用規約で専用番号を連絡先として対外表示する行為を禁止している。
  • 解約を申し出てから実際に終わるまでの期間が最大で2か月近く違う。MKサービスは満了15日前まで、CUBEは1か月前まで、渋谷オフィスは毎月25日締めで、26日に言うと解約は翌々月25日になる。
  • 夜間・休日に受けさせたいならfondeskは対象外。公式の「できないこと」に夜間・早朝・休日は非対応と書かれている。
  • MKサービスは2026年11月1日以降の新規契約から月額基本料金を改定すると公式ページに掲示している。既存契約は据え置くと明記されている。

電話代行サービスは「電話を受ける」のではなく「受けたあとをどうするか」で分かれる

電話代行サービスは、自社の電話番号にかかってきた電話を転送して、代行会社のオペレーターが代わりに応対するサービスです。仕組みそのものは5社ともほぼ同じで、NTTのボイスワープのような各通信会社の転送サービスを使い、自社番号から代行会社の指定番号へ転送します。CUBEは公式のよくある質問で「事務所の電話番号をCUBE指定番号へ転送して頂くことでご利用可能です」と説明し、NTTならボイスワープ、KDDIなら着信転送サービス、ソフトバンクなら転送電話サービスと、通信会社ごとに名称が異なることまで案内しています。fondeskも「普段お使いの電話番号からfondeskへ転送することでお使いいただけます」と同じ仕組みを案内しています。

違いが出るのは、オペレーターが受けたあとです。ここには少なくとも4段階あります。

図1:受けたあとの処理は4段階ある

  1. 一次取次だけ会社名を名乗り、担当者が不在である旨を伝え、発信者の名前・折り返し先の電話番号・簡単な用件を聞いて終わる。聞いた内容はチャットやメールで通知される。
  2. 名簿・スケジュールを見ながら応対社員の在籍状況やその日の予定を登録しておき、「本日は16時まで外出しております」のように状況を添えて応対する。
  3. 取次転送(応答後転送・通話接続)オペレーターが一度応対したうえで、担当者の携帯電話へ内線のようにつなぐ。発信者は担当者と直接話せる。
  4. 内容に踏み込んだ応対あらかじめ用意した質問と回答のセットに沿って答える、資料請求や予約・注文を受け付ける、障害の一次受付をする。
各社の公式サービス説明ページおよびよくある質問(2026年10月14日確認)から、提供されている処理の段階を整理した。

fondeskは1段目だけを提供すると公式に明言しています。よくある質問に「対応内容は一次取次のみです。会社名を名乗ったのちに担当者が不在の旨をお伝えし、発信者様のお名前、折り返し先の電話番号、簡単なご用件をうかがいます」と書かれており、さらに機能ページには「fondeskにできないこと」という見出しで、相手や内容に応じて特定の案内をする、通話を転送する等のカスタマイズはできないと明記されています。これは欠点というより設計方針で、だからこそ料金体系が1本に絞られています。

一方、CUBEは応答後転送を基本プランに含めています。公式のよくある質問では、ボイスワープで携帯に転送した場合は「携帯電話が圏外のときや、商談中などで電話を取れない時、事務所へ電話をしているにも関わらず、コール鳴りっぱなしや圏外アナウンスが流れます」のに対し、応答後転送なら取れないときはスタッフが応対して伝言を承ると説明しています。渋谷オフィスも同じ機能を「通話接続サービス」と呼び、プレミア以上では標準、それ未満ではオプションとしています。

5サービスの基本料金と月間コール数

まず金額の骨格を並べます。各社が掲示している価格の税の扱いが異なるため、そのまま併記しました。渋谷オフィスは料金ページに「当サービスは事業者向けのため総額表示価格の対象外となります」と注記しています。

表1:5サービスの基本料金と月間の受付件数(2026年10月14日時点の公式料金ページ)
サービスプラン月額税の表示月間の件数応対時間
fondesk単一プラン12,000円税別40件目まで基本料金に含む9時から19時の間で自由に設定
CUBEシンプル10,000円税別50コール平日9:00から18:00
スタンダード25,000円税別100コール平日9:00から18:00
英語対応(Compact)15,000円税別30コール平日9:00から18:00
渋谷オフィススターター3,000円総額表示の対象外20件月から金9:00から18:00
シンプル5,000円総額表示の対象外40件月から金9:00から18:00
アドバンス10,000円総額表示の対象外80件月から金9:00から18:00
プレミア25,000円総額表示の対象外120件月から金9:00から18:00
プレステージ50,000円総額表示の対象外160件月から金9:00から18:00
MKサービススモール3,180円(税抜2,890円)税込表示受電報告20回平日9:00から18:00
ハーフ6,160円(税抜5,600円)税込表示40回平日9:00から18:00
スタンダード11,920円(税抜10,836円)税込表示80回平日9:00から18:00
インターコード基本応対50コール7,800円税抜50コール平日9:00から18:00
基本応対100コール14,800円税抜100コール平日9:00から18:00
基本応対200コール28,000円税抜200コール平日9:00から18:00
AI電話代行1,980円(通常3,980円)税抜コール数無制限24時間365日

インターコードのAI電話代行だけが24時間365日かつコール数無制限で、金額の桁が違います。ただし料金表には通常価格3,980円に取り消し線が引かれ1,980円と表示されており、3か月のキャンペーンである旨の表示が添えられています。常時この価格で使えるわけではない点と、別に電話番号維持費1,000円がかかる点は料金表に明記されています。オペレーターが人であるほかの4サービスとは、同じ「電話代行」の名前でも別の商品として扱ったほうが混乱が少なくなります。

図2:1件あたりの基本料金単価(基本料金を含まれる件数で割った額)

渋谷オフィス アドバンス125円
MK スタンダード135.5円(税抜)
インターコード 200コール140円
MK スモール144.5円(税抜)
渋谷オフィス スターター150円
CUBE シンプル200円
CUBE スタンダード250円
fondesk300円
渋谷オフィス プレステージ312.5円
各社の月額基本料金を、その金額に含まれる件数で割った単価。税の扱いは各社の表示どおり(渋谷オフィスは総額表示の対象外、MKサービスは税抜を併記)。この単価が安いことが総額の安さを意味するとは限らない点は後述する。

この単価だけを見ると渋谷オフィスのアドバンス(125円)とMKサービスのスタンダード(税抜135.5円)が有利に見えます。ただしこの数字は「含まれる件数をちょうど使い切ったとき」の単価で、実際には月によって件数が上下します。上下したときにどう効くかを決めるのが次の超過単価です。

超過単価は上位プランほど安くなるとは限らない

含まれる件数を超えた分の単価を並べると、2社がはっきり逆の設計をしていることが分かります。

表2:含まれる件数を超えた分の1件あたり単価
サービスプラン超過単価設計の向き
fondesk単一プラン300円(税別)プランが1つなので一定
CUBE全プラン300円プランによらず一定
渋谷オフィススターター190円上位ほど高くなる
シンプル190円
アドバンス200円
プレミア250円
プレステージ250円
MKサービススモール159円上位ほど安くなる
ハーフ154円
スタンダード149円
インターコード基本プラン140円(税別)から下限だけの表示

渋谷オフィスは月額が上がるほど超過単価も上がります。スタータープラン(月3,000円)とシンプルプラン(月5,000円)は同じ190円ですが、プレミアとプレステージは250円です。MKサービスはその逆で、スモールプランの159円からスタンダードプランの149円まで、上位ほど下がります。

この向きの違いは、件数が読めない事業者にとって実害があります。たとえば渋谷オフィスのプレミア(120件まで月25,000円)で月150件来た月は、超過30件に250円を掛けた7,500円が上乗せされ32,500円になります。同じ30件の超過でも、スターターからの超過なら190円なので5,700円です。上位プランに上げておけば超過したときの傷が浅くなる、という一般的な感覚は、渋谷オフィスでは成り立ちません。

超過単価を比べるときの注意:インターコードの料金表は「1コールにつき140円(税別)〜」と下限だけを示しています。上限や、どの条件で上がるかは料金表に書かれていません。料金表の備考には「マニュアル量やお預かりする情報量により、ご案内できる料金は変わります」と明記されているため、見積もりを取るまで確定しません。確定した金額として他社と並べることはできません。

何をコール数として数えるかも各社で違う

「月40件まで」と書かれていても、何を1件と数えるかが揃っていなければ比較になりません。ここは公式に書いてある社と書いていない社に分かれます。

表3:件数の数え方と、数えない電話
サービス数える単位数えない電話公式での記載
fondesk電話1件ブロックリストに登録した番号からの着信は拒否できる(10,000件まで登録可)料金ページと機能ページに記載
CUBEコール営業電話もオペレーターが応対したうえで断るため、数えないとは書かれていないよくある質問に応対方針の記載あり
渋谷オフィス着信コール数営業電話・間違い電話は含まない比較表の項目名に明記
MKサービス受電報告回数間違い電話・FAXコール・明らかに一方的な勧誘やセールス電話は、受電対応しても計上しない料金ページの補足に明記
インターコードコール公式ページでは確認できなかった料金表に記載なし

渋谷オフィスとMKサービスは、営業電話や間違い電話を件数から除くと公式に明記しています。MKサービスはさらに踏み込んで「電話を受けたオペレータが、間違い電話やFAXコール、明らかに一方的な勧誘・セールス電話と思われる電話だと判断した場合は、例え受電対応しても上記回数には計上しません」と書いています。営業電話が多い業種では、同じ月間40件でも実質的な余裕がまったく違います。

CUBEは数え方の除外を明記していませんが、営業電話への方針は公式のよくある質問にあります。

営業電話は、オペレーターが応対した上でお断りさせて頂きます。判断が難しい営業電話に関しては、お取引先としてご対応致します。ご確認後、営業であるとご指示頂きましたら次回よりお断りさせて頂きます。
— CUBE電話代行サービス「電話代行よくある質問」より引用

断ってくれる点は共通でも、件数から引くかどうかは別の話で、CUBEの公式ページでは確認できませんでした。

fondeskの公式料金ページのキャプチャ。基本料金月額12,000円と従量料金(40件目まで0円、41件目以降300円)、表示価格はすべて税別との注記、月間70件での料金シミュレーション結果21,000円、契約は1ヶ月単位でキャンセルしない限り自動更新される旨、利用できるクレジットカードのブランドが表示されている
fondeskの公式料金ページ。基本料金月額12,000円に従量料金として40件目まで0円・41件目以降300円が乗る構造と、「表示価格はすべて税別」「契約は1ヶ月単位で、キャンセルしない限り自動更新されます」という注記が確認できる。月間70件で試算すると基本12,000円に従量9,000円を足した合計21,000円と表示される。出典:fondesk 料金(2026年10月14日確認)

貸し出された電話番号を名刺やホームページに載せてよいか

電話番号をまだ持っていない、あるいは代行用に別番号を用意したい場合、各社は番号を貸し出します。問題は、その番号を自社の連絡先として外に出してよいかです。ここは各社の立場が正面から割れています。

表4:貸し出される電話番号の扱い
サービス番号の貸し出し名刺・ホームページへの掲載費用・条件
fondesk公式ページでは番号貸し出しのメニューを確認できなかった利用規約第9条で、fondesk専用番号をユーザーの連絡先として利用する行為、および連絡先であるかのように対外的に表示する行為を禁止事項に挙げている禁止事項のため費用の問題ではない
CUBEオプションで03・06・050・0120を貸し出す可否についての明記は確認できなかった番号を借りる場合は犯罪収益移転防止法と電気通信事業法に基づく本人確認書類の提出が必須。解約時に専用電話番号は廃止工事料2,000円(税別)、フリーダイヤルは4,000円(税別)
渋谷オフィス貴社専用の03番号を貸与。アドバンス以上は標準、スターターとシンプルはオプション「ホームページ・名刺・パンフレットにご利用いただけます」と比較表に明記アドバンス以上はプラン料金に含む
MKサービス1つ目の貸出番号代は月額基本料金に含む。03または050を選べる「表記利用」として公式に想定されている1番号で転送利用と表記利用の併用は不可。両方必要なら2番号で、2番号目から追加番号貸出サービス月額1,100円
インターコードオプションの電話番号レンタル。住所の貸し出しもある「電話番号・住所は、名刺等に記載して頂いて結構です」とよくある質問に明記オプション料金は料金表に掲載されておらず確認できなかった

fondeskの利用規約は読んでおく価値があります。第9条の禁止事項に「fondesk専用番号をユーザーの連絡先として利用する行為又は連絡先であるかのように対外的に表示する行為」が含まれています。fondeskは既存の自社番号から転送して使う設計で、fondesk側の番号を自社の代表番号として公開する使い方は想定していない、ということです。代表番号をこれから作る段階の事業者がfondeskだけで完結させようとすると、この条文に突き当たります。

逆にMKサービスは「表記利用」という言葉を料金ページで使い、転送先番号として使う「転送利用」と並べて同額だと明記しています。ただし同じ番号で両方を兼ねることはできず、「お渡しする1番号に対し、転送利用(転送先番号として使用)と表記利用の併用はできません。両方のご利用をお考えの場合は、それぞれで1番号(計2番号)ご用意いたします」と書かれています。2番号目から月1,100円です。

MKサービスの公式料金案内ページのキャプチャ。スモールプラン3,180円(税抜2,890円、超過1回159円)、ハーフプラン6,160円(税抜5,600円、超過154円)、スタンダードプラン11,920円(税抜10,836円、超過149円)の表と、2026年11月1日以降の新契約から月額基本料金が改定され既存契約は変わらない旨の告知枠、保証金・貸出番号・計上しない電話についての補足が表示されている
MKサービスの料金一覧ページ。3プランの月額基本料金と超過単価に加え、2026年11月1日以降の新契約から月額基本料金が改定されること、既存契約は変わらないことが黄色の枠で告知されている。補足欄には1つ目の貸出電話番号代が月額基本料金に含まれること、初回支払時に月額と同額の保証金が必要なこと、間違い電話・FAXコール・一方的な勧誘電話は回数に計上しないことが明記されている。出典:MKサービス 料金案内(2026年10月14日確認)

契約期間・解約の締め日・返金の条件

5社とも契約は1か月単位ですが、「いつ言えばいつ終わるか」が大きく違います。ここは料金ページではなく利用規約やよくある質問にあり、見落としやすい部分です。

表5:契約期間・自動更新・解約の締め日・返金
サービス契約期間自動更新の条件解約の締め日日割り・返金
fondesk1か月(利用規約第6条)満了日時までに更新拒絶の通知がなければ同一条件で自動更新自動更新はいつでも停止できる(公式のよくある質問)契約期間内に利用実績がなくても減額されない(第7条)
CUBE1か月公式ページでは自動更新の条文を確認できなかった1か月前までに申し出。解約日は月末。4月1日から4月30日の申し出は5月末日での解約導入初月のみ日割り(月額を30日で割り、開始日から月末までの日数を掛ける)。基本プランの解約費用はなし
渋谷オフィス1か月。月の途中からも開始可(3月15日開始なら4月14日まで)公式ページでは自動更新の条文を確認できなかった毎月25日締め。25日までの連絡で翌月25日解約、26日以降なら翌々月25日解約30日間の返金保証。初期費用・保証金は無料
MKサービス各月1日から末日まで(規約第5条)。契約月は契約日から末日まで有効期限満了の15日前までに双方から別段の意思表示がなければ1か月自動更新解約の申し出を受け付けた連絡日の属する契約期間で終了(第8条)日割り精算は行わない。未経過期間の返金もしない(第5条・第8条)
インターコード契約書を締結する公式ページでは確認できなかった公式ページでは確認できなかった公式ページでは確認できなかった

渋谷オフィスの25日締めは、月末締めだと思い込んでいると1か月ずれます。公式のよくある質問に例が挙げられており、2月25日までに解約連絡をすれば3月25日解約、2月26日以降になると4月25日解約です。1日の差で支払う月数が1か月増えます。

MKサービスは逆に「15日前まで」という締め切りです。規約第5条に「有効期限満了の15日前までに契約者又は当社から別段の意思表示がないときは、利用契約は期間満了日の翌日から1ヶ月間自動更新される」とあります。契約期間は暦月なので、月末で終わらせたければ月の15日までに伝える必要があります。そして第8条で「解約日から契約期間満了日までに未経過日数が生じている場合でも、当該未経過期間に相当する契約料やその他の料金の返金はいたしません」と明記されています。

保証金の扱いも分かれます。渋谷オフィスは全プランで初期費用・保証金とも無料と比較表に明記しています。MKサービスは初回支払時に希望プランの月額と同額の保証金が必要で、スモールプランなら月額3,180円と保証金3,180円を合わせた6,360円を初回に支払うと例示されています。この保証金は契約終了時に代金完済を条件に返金されます。CUBEも解約時に保証金の返金先記入用紙を送ると公式のよくある質問に書かれているため保証金制度がありますが、金額は公式サイトでは確認できませんでした。

渋谷オフィスの公式プラン一覧比較表のキャプチャ。スターター3,000円・シンプル5,000円・アドバンス10,000円・プレミア25,000円・プレステージ50,000円の月額料金と、着信コール数20件・40件・80件・120件・160件、初期費用と保証金が全プラン無料、30日間の返金保証、電話応対時間が月から金の9時から18時であることが並んでいる
渋谷オフィスのプラン一覧比較表。5プランの月額料金3,000円・5,000円・10,000円・25,000円・50,000円と、着信コール数20件・40件・80件・120件・160件、初期費用と保証金が全プラン無料であること、30日間の返金保証、専用電話番号のレンタルがアドバンス以上で標準になることが1枚で確認できる。着信コール数の項目名には「営業電話・間違え電話は除く」と注記されている。出典:渋谷オフィス プラン一覧比較表(2026年10月14日確認)

月50件・月120件・月250件で12か月の費用を試算する

単価の議論を具体的な金額に落とします。件数が毎月一定だと仮定し、各社の最も費用が小さくなるプランを選んだ場合の12か月分です。税の扱いは各社の表示に従い、税別表示のサービスは税別のまま計算しています。

表6:月間件数別の12か月費用の試算(最も安くなるプランを選んだ場合)
サービス月50件月120件月250件
fondesk12,000円+10件分3,000円=15,000円
年180,000円
12,000円+80件分24,000円=36,000円
年432,000円
12,000円+210件分63,000円=75,000円
年900,000円
CUBEシンプル10,000円
年120,000円
スタンダード25,000円+20件分6,000円=31,000円
年372,000円
スタンダード25,000円+150件分45,000円=70,000円
年840,000円
渋谷オフィスアドバンス10,000円
年120,000円
プレミア25,000円
年300,000円
プレステージ50,000円+90件分22,500円=72,500円
年870,000円
MKサービススタンダード11,920円(税込)
年143,040円
スタンダード11,920円+40回分5,960円=17,880円(税込)
年214,560円
スタンダード11,920円+170回分25,330円=37,250円(税込)
年447,000円
インターコード50コール7,800円
年93,600円
200コール28,000円
年336,000円
200コール28,000円+50コール分7,000円=35,000円
年420,000円

件数が増えるほど、超過単価が安いMKサービスとインターコードの優位が広がります。月250件のケースではfondeskの年900,000円に対してMKサービスは年447,000円で、半分以下です。ただしこれは「同じ処理をしてくれる前提」での比較ではありません。fondeskは一次取次だけを、CUBEは取次転送まで含んだ応対を提供しており、同じ250件でも中身が違います。

また、インターコードの試算は料金表の下限140円を使った最小値です。備考に「マニュアル量やお預かりする情報量により、ご案内できる料金は変わります」と明記されているため、実際の請求額はこれより大きくなり得ます。この表のインターコード欄は下限として読んでください。

この試算は件数が毎月一定という非現実的な仮定を置いています。実際には月ごとに上下するため、上振れした月に効く超過単価と、下振れした月に基本料金が無駄にならないかの両方を見る必要があります。とくにfondeskは利用規約第7条で、契約期間内にサービス利用実績がない場合であっても減額されないと明記しています。

サービスごとの特徴と向き・不向き

fondesk(株式会社うるる)

月額12,000円の単一プランで、40件目まで追加費用なし、41件目以降は1件300円です。初期費用もオプション料金もありません。通知先はChatwork、Slack、Microsoft Teams、LINE、LINE WORKS、Google Chat、Eメールに対応し、複数指定もできます。受付時間は9時から19時の間で自由に設定でき、いつでも変更できます。14日間の無料トライアルがあり、申し込みは最短で当日から利用開始できます。

向くのは、すでに自社番号を持っていて、日中の一次取次だけを外に出したい事業者です。向かないのは、夜間や休日も受けたい場合、クレーム窓口やサポート窓口として使いたい場合、代行用の番号を代表番号として公開したい場合です。いずれも公式の「できないこと」または利用規約の禁止事項に該当します。支払いはクレジットカードのみで、請求書払いには対応していないと料金ページに明記されています。

詳細はfondeskの料金と制限|一次取次のみ、夜間・休日は非対応と公式に明記されているにまとめました。

CUBE電話代行サービス(株式会社大阪エル・シー・センター)

1948年創業、1965年設立の会社が運営し、商号はCUBE電話代行センターです。電気通信事業者番号E-22-03356、プライバシーマーク登録番号17001728(07)を公式の会社概要に掲示しています。オペレーターは60名で全員が直接雇用(正社員。6か月の試用期間中は契約社員)、出社勤務であることも公開しています。

最大の特徴は、クレーム対応と応答後転送(取次転送)、時間外アナウンスを基本プランに含めている点です。他社ではオプションになりやすい機能を標準にしているため、シンプルプラン10,000円という金額の中身が他社の同額プランと異なります。土曜9時から18時はオプション3,000円、日祝・お盆(8月13日から15日)・年末年始は対応していません。

詳細はCUBE電話代行サービスの料金と条件|クレーム対応と応答後転送を基本プランに含めるにまとめました。

渋谷オフィス(Jyovial, co,ltd.)

1980年設立、東京都渋谷区に所在し、総務省関東総合通信局への届出番号A-18-08719を会社概要に掲示しています。5段階のプランがあり、月3,000円のスタータープランから月50,000円のプレステージプランまで、含まれる機能が段階的に増える設計です。初期費用と保証金は全プラン無料、30日間の返金保証と10日間の無料お試しがあります。

機能の内訳が比較表で細かく公開されているのが特徴で、通話録音は全プラン標準(録音対象の人数がスターター1名からプレステージ10名まで)、通話接続サービスはプレミア以上が標準、Q&A対応はプレミアで3セット、プレステージで5セットといった粒度まで書かれています。支払いは銀行振込(25日締切・翌月10日払い)か口座振替(毎月13日引落)です。

詳細は渋谷オフィスの電話代行の料金と条件|5プランの機能差と、25日締めの解約ルールにまとめました。

MKサービス(株式会社ケイズプランニング)

2001年設立のケイズプランニングが2010年3月から運営する電話代行サービス事業部です。電気通信事業届出番号A-21-10993。3プラン構成で、スモール3,180円(税込)、ハーフ6,160円、スタンダード11,920円と、5社の中で最も細かく税込金額を掲示しています。

特徴は料金ページの補足欄の情報量です。1つ目の貸出電話番号代が月額に含まれること、転送利用と表記利用を1番号で兼ねられないこと、保証金が月額と同額で契約終了時に返ること、間違い電話・FAXコール・一方的な勧誘電話を回数に計上しないこと、契約期間の1か月が暦の1日から末日で日割りをしないことが、すべて公開ページに書かれています。2026年11月1日以降の新規契約から月額基本料金を改定することも、既存契約は据え置くことと合わせて告知されています。

詳細はMKサービスの電話代行の料金と条件|2026年11月改定の新旧価格と、保証金・表記利用の扱いにまとめました。

インターコード(株式会社インターコード)

昭和58年(1983年)設立、沖縄県那覇市に所在します。有料職業紹介事業と労働者派遣事業の許可番号も会社概要に掲示しています。基本応対は50コール7,800円、100コール14,800円、200コール28,000円(いずれも税抜)で、件数あたりの単価は5社の中で低い部類です。

人のオペレーターによる基本プランとは別に、AI電話代行をコール数無制限・24時間365日で月1,980円(通常3,980円、キャンペーン表示)に電話番号維持費1,000円を加えた形で提供しています。営業時間内は人、時間外はAIというハイブリッド運用も公式のよくある質問で可能とされています。一方で、オプションは10種類が列挙されているものの料金が掲載されておらず、見積もりを取らないと総額が決まりません。

詳細はインターコードの電話代行の料金と条件|AI電話代行1,980円の内訳と、オプション料金が非公開である点にまとめました。

CUBE電話代行サービスの公式料金プラン・価格ページのキャプチャ。シンプルプラン月額10,000円(連絡人数1名・月コール数50)、スタンダードプラン月額25,000円(連絡人数10名・月コール数100)、英語対応プランのCompact月額15,000円(連絡人数1名・月コール数30)の3枚のプランカードが並び、応対時間はいずれも9時から18時と表示されている
CUBE電話代行サービスの料金プラン・価格ページ。シンプルプラン月額10,000円(連絡人数1名・月50コール)、スタンダードプラン月額25,000円(連絡人数10名・月100コール)、英語対応プランのCompact月額15,000円(連絡人数1名・月30コール)が並び、いずれも応対時間は9:00から18:00と表示されている。スタンダードプランにはQ&A対応(A4 1000文字以内)、担当者別振分報告、用件別振分報告が付く。出典:CUBE電話代行サービス 料金プラン・価格(2026年10月14日確認)

どう選ぶか

金額から入ると判断を誤りやすいため、順序を変えることをおすすめします。

図3:選定の順序

  1. 受けたあと何をしてほしいかを決める通知だけでよいのか、担当者につないでほしいのか、内容に答えてほしいのか。ここで候補が半分に絞れる。
  2. 受付が必要な時間帯を決める平日日中だけなら5社とも対象。夜間・休日が必要ならfondeskは公式に非対応。インターコードのAI電話代行は24時間365日。
  3. 番号を外に出すかを決める代行用の番号を名刺やホームページに載せるなら、渋谷オフィス、MKサービス、インターコードが公式に可としている。fondeskは利用規約で禁止。
  4. 月間件数のレンジを見積もる下振れした月と上振れした月の両方で計算する。上振れ時は超過単価、下振れ時は基本料金の無駄が効く。
  5. 解約の締め日を確認してから申し込む渋谷オフィスは毎月25日、MKサービスは満了15日前、CUBEは1か月前。締め日を過ぎると1か月分増える。
各社の公式ページで確認できた条件から整理した判断順序。金額の比較は4番目に置いている。

この記事の掲載基準と除外した情報

掲載したのは、2026年10月14日時点で公式サイトに金額または条件が掲示されている5サービスです。料金が完全に非公開で、問い合わせないと何も分からないサービスは、比較表に並べても読者が判断できないため掲載していません。掲載順は料金の安い順でも新しい順でもなく、本文の論点に沿って並べています。

除外した情報が3種類あります。1つ目は、比較サイトや紹介記事に載っている金額です。確認の過程で、CUBEのスタンダードプランを15,000円としている第三者の記事がありましたが、公式の料金ページは25,000円でした。本記事の金額はすべて各社の公式ページで直接確認したものだけです。2つ目は、満足度や導入社数、星評価です。本記事では一切扱っていません。3つ目は、各社が自社サイトに掲載している競合比較表の「A社」「B社」などの匿名列です。CUBEの公式ページには他社との比較表がありますが、相手が匿名で検証できないため、CUBE自身の列の数値だけを使いました。

また、インターコードのサイトには上部の帯に「電話・秘書代行が月々1,900円〜」、サイドに「月額2,900円〜」という表示があり、料金表の基本プラン最安である50コール7,800円(税別)と一致しません。どの条件でその金額になるのかは公式サイトでは確認できなかったため、本記事では料金表に掲載されている金額のみを使っています。

インターコードの公式電話代行料金表ページのキャプチャ。基本応対の50コールプラン7,800円、100コールプラン14,800円、200コールプラン28,000円(いずれも税抜、平日9時から18時)と、AI電話代行がコール数無制限・24時間365日で3,980円に取り消し線を引いた1,980円、電話番号維持費1,000円の注記が表示されている
インターコードの電話代行の料金表ページ。基本プランとして平日9:00から18:00の50コールプラン7,800円、100コールプラン14,800円、200コールプラン28,000円(いずれも税抜)が並び、AI電話代行はコール数無制限・24時間365日で3,980円に取り消し線が引かれ1,980円と表示されている。AI電話代行には電話番号維持費1,000円の注記がある。備考には月間規定コール数を超えた場合に1コール140円(税別)からの超過料金が必要であることが書かれている。出典:インターコード 電話代行の料金表(2026年10月14日確認)

よくある質問

自社の電話番号はそのまま使えますか。5社とも、自社番号から代行会社の指定番号へ転送する方式に対応しています。転送の設定方法は契約している通信会社によって異なり、NTTはボイスワープ、KDDIは着信転送サービス、ソフトバンクは転送電話サービスという名称だとCUBEの公式のよくある質問に案内されています。インターコードは、転送の切り替え自体をスタッフがリモート設定で代行するサービス(毎日9時開始、指定時間に解除)を別途費用で提供しています。

申し込んでから何日で使えますか。fondeskは最短で申し込み当日、CUBEの電話代行プランは最短で翌日です。CUBEはフリーダイヤルを使う場合、NTTコミュニケーションズへの手配が必要なため10日ほどかかると明記しています。渋谷オフィスは申し込み後、当日14時までに必要書類の提示と打合せが完了すれば翌営業日9時から利用できます。インターコードは契約書の締結と「応対カード」への記入、初回分の振込を経て開始する流れです。

個人事業主でも契約できますか。CUBEは公式のよくある質問で個人の申し込みを受けると明記しています。ただし03・06・050・0120の番号をCUBEで用意する場合は、個人契約では本人からの申し込みに限られ、代理人からの申し込みは受けないとしています。これは犯罪収益移転防止法と電気通信事業法に基づく本人確認の要請によるものと説明されています。渋谷オフィスは申し込み時に契約者の現住所が確認できる身分証明書(免許証等)の用意を求めています。

自社でクラウドPBXを入れるのとどちらがよいですか。目的が違います。クラウドPBXは自社の社員が受ける前提で回線と内線の仕組みを置き換えるもので、電話代行は受ける人そのものを外に出すものです。受ける人が社内にいて、場所や端末の制約を外したいならクラウドPBXが対象になります。両者の判断軸は電話代行とクラウドPBX・IVRの使い分け|受ける人を外に出すのか、受ける仕組みを置き換えるのかで整理しました。クラウドPBX側のサービス比較はクラウドPBX比較5選|料金・内線数・同時通話数を公式料金ページで検証にあります。

件数の数え方や超過料金をもっと詳しく知りたい。電話代行のコール数は何を1件と数えるか|営業電話・間違い電話・FAXの扱いを5社の公式表記で確認で、各社の定義と超過料金の計算方法を整理しています。契約と解約のタイミングについては電話代行の契約期間と解約|締め日・自動更新・保証金・返金を5社の規約で比較をご覧ください。

出典(いずれも2026年10月14日に確認)

fondesk「料金」https://www.fondesk.jp/price//「fondeskの特長」https://www.fondesk.jp/feature//「サービス利用規約」https://www.fondesk.jp/terms//運営会社 株式会社うるるhttps://www.uluru.biz/about

CUBE電話代行サービス「電話代行の費用・料金プラン」https://www.cube108.jp/service/compare.html/「よくあるご質問」https://www.cube108.jp/faq//「会社概要」https://www.cube108.jp/cubebrand/profile.html

渋谷オフィス「プラン一覧 比較表」https://www.shibuya-office.co.jp/plan.html/「よくある質問」https://www.shibuya-office.co.jp/faq.html/「会社概要」https://www.shibuya-office.co.jp/company.html

MKサービス「料金案内」https://kschannel.jp/ryokinGuid.htm/「ご利用規約」https://kschannel.jp/kiyaku.aspx/「会社案内」https://kschannel.jp/myCompany.aspx

インターコード「電話代行の料金表」https://i-chord.com/price//「よくある質問」https://i-chord.com/qa//「会社概要」https://i-chord.com/profile/

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