無料社員研修ゲームネタ5選!人材育成・チームワークに役立てましょう!

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社員研修でゲームを行うメリットとは?人材育成・チームワーク力アップに役立つ?

社員研修には、講演を聞くタイプの座学型の研修もありますが、社員が自ら頭と体を動かして研修に参加するゲーム型の研修もあります。まずはゲーム型研修を行うことのメリットについて紹介します。

能動的に研修に参加するので定着率が高い

座学型の研修の場合、講座やセミナーを聞いているだけなのでどうしても受け身になりがちになります。よって、そもそも意欲の高くない社員は真剣に聴いていないことも多く、良い話が聴けたと満足するものの、実際の仕事に効果が還元されないケースもあります。

一方でゲーム型の研修の場合は意欲の高くない社員でも強制的に参加させられ、ゲーム自体は面白く、自分で頭や身体を使って研修に参加するので研修の内容が身につきやすい傾向があります。

社員の研修に対するエンゲージメントを高めるために座学ベースの研修をする場合でも、要所にゲーム型の研修を取り入れて社員を飽きさせない工夫をした方が良いでしょう。

チームワークやリーダーシップなど座学では身に付きにくいことが学べる

チームワークやリーダーシップなど特定のテーマでは座学型の研修よりもゲーム型の研修の方が学習効率が良いです。

知識やスキルには聴けば分かることと体感しないと分からないことの2種類があります。たとえば、今後の業界動向のような知識は講演を聴くだけでも十分身に付きますが、「チームワークとは何か?」や「リーダーはどのようにあるべきなのか?」のようなテーマは講演だけを聴いても抽象的で理解できないことも多いです。

これらのテーマは誰かに聞いて身につけるというよりも、ゲーム型研修による疑似体験を通じて学ぶ方が良いでしょう。

チームワークが向上する

ゲーム型研修の多くは一人ではなくチーム単位で共同して研修に取り組みます。研修を行う過程で自然とチーム内で連携が生まれますし、メンバーのことをよく理解することを目的にした研修ゲームも存在します。よって、一般的な研修よりも特にチームワークの向上が期待できます。

社員研修でゲームを行う際のポイント・注意点を解説!

ゲーム型の研修を行っても、ただ楽しかったというだけでは意味がありません。社員研修でゲームを行う際は、きちんと業務に研修が活かせるように誘導する必要があります。そのためにはいくつかのポイント・注意点を抑えなければなりません。

社員研修でゲームを行う際のポイント・注意点について3つ説明します。

ゲームの終わりにフィードバックを行う

ゲームは行いっぱなしにするのではなく、きちんとフィードバックをしなければなりません。初めにゲームの目的や意図を伝えると純粋にゲームを楽しめなくなるので止めた方が良いケースもありますが、少なくともゲームが終了した後にはなぜこのような研修を行ったのかについて説明するべきです。

フィードバックを行うことによって、参加者は研修の主旨や体験したことの意味を理解することができて、より研修で学んだことを日頃の業務に還元しやすくなります。

楽しい雰囲気づくりを行う

ゲーム型研修のメリットは楽しみながら研修に参加できることにあります。もちろん、楽しみながら主体的に研修に参加した方が研修の学習効率が高まります。

よって、ゲーム型研修を行う際は場の雰囲気作りが重要です。アイスブレークの時間をとったり、盛り上がっていなさそうなチームには介入してその場を盛り上げたりと楽しい空間を演出しなければなりません。

進行スピードを意識する

講演による研修を行う際は、講演者が工夫すれば臨機応変に時間の調整ができますが、ゲーム型研修の場合はチーム毎にゲームの進行スピードが異なるので、予定時間内にきちんと研修を終了するためには、特に進行スピードを意識しなければなりません。

ゲームの節目ごとの目安時間を伝え、進行が遅いチームには進行役が積極的に介入するなど、進行スピードを調整してください。

社員研修で行うゲームにはどんな種類がある?

社員研修でのゲームを選ぶ際には、研修の目的や費用、時間などによって最適なゲームを選びます。社員研修でゲームを行う際に考慮した種類区分について紹介します。

目的で選ぶ

まずゲーム型研修を選択するうえで、一番重要なのがゲームの目的です。ゲーム型研修には単純にアイスブレークに使用するものから、経営幹部に対して経営とは何かを学ばせるものまで幅広い目的のゲームがあります。

ゲーム型研修を行いたいと考える場合、前提として研修を開催する目的を持っているはずなので、目的に応じたゲームを選んでください。ちなみに、代表的なゲームの目的には次の7つがあります。

アイスブレーク

研修受講者の緊張をほぐし、リラックスして研修に臨んでもらうためのゲームです。研修の一番はじめに簡単なゲームを行うケースが該当します。ゲームらしいゲームは行わず隣の人と名刺交換したり、簡単に自己紹介したり、軽くストレッチをしてもらったりといったパターンもあります。

チームワークを身につける

チームワークを身につけるためにチームで協力して何かの目標に取り組み、チーム毎に競い合わせる方式のゲームです。どのようなゲームでもチームで行えば自然と役割分担が発生し、チームで連携することの大切さを体感します。

プレゼン力を身につける

プレゼン力を身につけるタイプのゲーム型研修は、何かについて調べたり、考えたりしたことを発表するタイプのゲーム型研修です。仕事のプレゼンだと重い雰囲気になってしまうので、好きな本、食へのこだわりなど身近なテーマでのプレゼンスキルを実戦形式で学びます。

社内のコミュニケーション活性化

何かを身につけさせるというよりも、社内のコミュニケーションを活性化させる目的の研修です。コミュニケーション活性化に特化した研修もありますが、すべてのチームで何かを行うタイプのゲーム型研修には少なからず社内のコミュニケーション活性化が期待できます。

管理職を養成する

管理職にチームビルディングや人材育成、PDCAの回し方などのスキルを身につけさせるタイプのゲーム型研修です。テーマは多岐に渡りますが、チームを統率するためのスキルと一社員として成果を出すためのスキルは異なることが多く、リーダーシップやチームビルディングの方法は座学で伝わりにくいのでゲーム型研修で管理職の仕事について学ばせた方が良いでしょう。

新入社員研修

新入社員研修で、新入社員に対してわかりやすくビジネスマナーなど社会人としての基礎を身につけさせるために行う研修です。名刺交換の仕方や電話対応の仕方など新人社員が覚えなければならないことには実践しないと身につきにくいことも多いので、ゲーム型研修で実践的に教育するのが良いでしょう。

専門的なスキルを身につける

経営の仕方、与信管理、経理のような専門的な知識を身につけるためにゲーム型研修を行うこともあります。専門的なスキルを身につけるためにはある程度失敗を織り込んだうえで、経験を積ませる必要がありますが、失敗できない、経験できるチャンスが少ないスキルもあります。そういったスキルはゲーム型研修を通じて疑似体験すると良いでしょう。

費用で選ぶ

簡単なゲーム型研修の場合、必要なモノなし、社内の人材育成担当者だけで十分行えますが、専門的なスキルを身につけるタイプのゲーム型研修になると、準備する物が必要で、社内のリソースでは研修できなくなる場合もあります。

そういった場合には、適宜ゲーム型研修をアウトソーシングしなければなりません。もちろん研修をアウトソーシングする場合は、費用が発生するので、研修に必要な費用という軸でも選択しなければなりません。

時間で選ぶ

ゲーム型研修には数分で簡単に行うものから、数日かけて行うものまでさまざまなタイプがあります。もちろん、必要な時間が長いゲーム程従業員を長時間拘束しますし、従業員を研修で拘束するほど通常業務のための時間が少なくなります。

ゲーム型研修に関わらず、研修全般を行う場合は、どの位の時間をかけるべきなのかについて考えてください。

無料でできる社員研修ゲームネタ5選!

社員研修ゲームには無料・手軽に行えるネタもあります。無料でできる社員研修ゲームネタを5つ厳選して紹介します。

コミュニケーションの基礎を知る「他己紹介ゲーム」

他己紹介ゲームは、「自己」紹介のように自分のことを紹介するのではなく、他人の事を紹介するゲームです。ルールは簡単で二人一組のペアになって、一方が自己紹介するのを他方がヒアリング、ヒアリングした人が自己紹介をした人がどのような人なのかを本人に代わって紹介するだけです。

コミュニケーションの基礎となる、ヒアリング能力と説明能力を養えます。アイスブレーク的に使用しても良いですし、新入社員にコミュニケーションの基礎を教える際にも利用できます。

合意形成の方法を学ぶ「NASAゲーム」

NASAゲームは、3~5名程度のチームで行うゲーム型研修です。月面探査を行う宇宙飛行士チームがトラブルで母艦から200km離れた位置に不時着、乗ってきた宇宙船は不時着時に壊れて使用できるのは次の15アイテムしかないというシチュエーションで母船にたどり着くためにどのアイテムが重要か優先順位を決めるゲームです。
<使えるアイテム>

  • マッチ
  • ロープ(15m)
  • 月から見た星座図
  • 宇宙食
  • 救命いかだ
  • 方位磁石
  • パラシュート
  • 水(20リットル)
  • 照明弾
  • 酸素ボンベ(2本)
  • ヒーター
  • FM送受信機
  • 注射器入り救急箱
  • 粉ミルク
  • ピストル

はじめに一人で優先順位を考えて、その後チームで話し合いチームとしての優先順位を決定します。実際にNASAが答えを出しているので、その順番とどの位誤差があるかを基準に評価しても良いでしょうし、プレゼンの面白さで優勝チームを決めても良いでしょう。
ちなみにNASAが発表している優先順位の上位5位は次の通りです。

  • 1位:酸素ボンベ
  • 2位:水(20リットル)
  • 3位:月から見た星座図
  • 4位:宇宙食
  • 5位:FM送受信機

アイテムの優先順位を話し合いで決めることを通じて、合意形成の方法について実践的に学べます。

他者の視座について学べる「十人十色」

十人十色は他人の視座について学ぶゲーム型研修です。食べ物など他人の好みなどを予想して当てるゲームで、ファシリテーターが出した好みに対する問題について、チームで話し合い、正解を予想します。
ファシリテーターの好みについて当てられたチームはポイントを獲得し、何問かのゲームの後に一番特典の高いチームが優勝です。

他人の好みという予想しづらいことを相談して考えることによって、他者は何を考えているかについて考察する能力を身につけられているようになります。

チームワークを高める「マシュマロゲーム」

マシュマロゲームはチームビルディングのためによく使用されるゲーム型研修です。ルールはシンプルで乾燥パスタ、テープ、ひも、ましゅまろの4つを使ってチーム毎にタワーを立てて、時間内に最も高いタワーを作ったチームが優勝というゲームです。タワーは手などで支えずに自立していなければなりません。

複数の人が相談しながら、高いタワーの立て方や具体的な作業工程について決めますし、作業も一人ではできないので、自然とチームで連携してタワーを立てることになります。
この過程でチームにおける役割分担、協力することの重要性などチームビルディングについて自然と学習できるようになっています。

もちろん、高いタワーを立てることも重要ですが、タワーを立てる過程で、どのように意思決定をしたか、何に気を付けるべきだったのかなどの反省点をファシリテーターが上手に引き出して、チームワークの重要性について振り返った方が良いです。

思考力・プレゼン力が身につく「ビブリオバトル」

ビブリオバトルは本をテーマにしたゲームです。参加者が読んで面白いと思った本を一人5分で順番に紹介し、それぞれの発表の後にその本に関するディスカッションを2~3分程度行います。
全ての参加者分これを繰り返して、最後にどの本が読みたくなかったかを参加者同士で投票して決めて、最多票を集めた人の勝ちです。

自分の好きな本について話すのですから、普通のプレゼンより簡単ですし、自然とプレゼン能力が身に付きます。また、ディスカッションによって他人の意見をもらい自分のプレゼンがどのような印象を持たれたのか客観的に判断できます。

さらに、従業員が自分の知らなかった本に触れあう機会にもなり、新たな興味や、スキル・知識の獲得につながる可能性もあります。

社員研修におけるゲームをレンタル・外部委託するメリットとは?

社員研修は自社だけで行うのではなく外部委託した方が良いケースもあります。社員研修で使うゲームをレンタル・外部委託するメリットについて紹介します。

専門的なスキルを身につけるための研修が可能になる

特に財務や経営、営業など専門的な知識を身につけるタイプの研修をする場合は、ゲームバランスが調整されたゲームキットやファシリテーションができる司会者が必要となります。

無料の簡単なゲームなら社内の人材育成担当者でも十分に担当できますが、専門的な研修になると社内のリソースだけでは上手に対応できない可能性があります。

研修を外部委託することによって専門的な知識を身につけるための研修が可能となります。

ファシリテーション能力が高く、学習効率が良い

ゲーム型研修には普通の研修以上に司会者のファシリテーション能力が求められます。司会者のファシリテーション能力が低いと、ゲームが盛り上がらない、研修の意図を十分に伝えられず中途半端な研修になってしまうケースもあります。

研修を外部委託した場合、外注先から来る司会者は社内の人材よりもそのゲーム型研修についてよく理解しており、場数も踏んでいるのでファシリテーション能力も高いはずです。よって、外部の研修会社を使用した方が学習効率は高いと考えられます。

少人数での研修が可能となる

ゲーム型研修はある程度まとまった人数がいなければできませんが、会社の規模によっては、社内で研修するほど人数が集まらないケースもあります。

そういったケースでは無理に社内で研修を開催せずに、外部で開催されている研修に社員を参加させた方が良いケースもあります。外部の研修に参加させた方が、コストパフォーマンスが良く、他社からの参加者に良い刺激を受けることもあります。

社員研修のゲームを提供しているおすすめの会社3選!

社員研修ゲームを外部に委託することによって、社員に専門的な知識を身につけさせ、より高効率の研修が可能となります。おすすめの会社を3つ紹介します。

経営について学べるMG研修を行う「MGオンライン事務局」

MGオンラインはマネジメントゲームMGというゲーム型研修を行っています。ちなみに、他にもこのマネジメントゲームMGを行っている研修会社はあるので、遠方の場合は近くのMG研修をしてくれる会社を探すと良いでしょう。

MGとはソニーが開発した経営シミュレーションゲームで10,000社以上の企業が導入していると言われています。

参加者は300万円の資金を元手に起業し、人材採用・育成、設備投資、広告宣伝などの意思決定を行いながら会社を経営します。ゲームの節目毎に決算をする機会があり、貸借対照表や損益計算書などを作成します。
現実の会社運営のようにメーカーや商社などさまざまなポジションでの儲け方ができますし、資金が無くなって倒産するプレイヤーも現れます。

経営幹部層に経営について疑似体験させる際に有効な研修です。

MGオンライン事務局

10以上のビジネスゲーム研修を行う「プロジェクトデザイン」

チームビルディングの「The 商社」、計数管理能力・意思決定能力を磨くための「The Shop」など10種類以上のゲーム型研修を行っています。学びにくい専門的な知識・スキルを学ぶために専用に設計されたゲームキットを使うので、楽しく、実践的にゲームを通じて知識やスキルが取得できます。

ゲームをもとに研修を行うだけではなく、企業の要望に応じて研修型ゲームの開発も行っています。

プロジェクトデザイン

研修大手でゲーム型研修にもノウハウを持つ「インソース」

研修会社大手のインソースでは通常の研修だけではなくゲーム型の研修も行っています。

主力の研修はドミノを使った、「ドミノインテリア」「ドミノハウス」「ドミノ電鉄」という3種類のゲームでドミノを通じてチームビルディングやマーケティング、バリューチェーンなどについて学べます。

通常の座学の研修と組み合わせてゲーム型研修を行い、多角的な視点から一つのテーマについて学習することによって、より深く学習できる効果が期待できます。

インソース

アーティエンス株式会社

人と組織の課題解決に本当に役立つ情報を発信するコラム(アーティエンス株式会社)

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