バクラク経費精算は月額3万円〜の年間一括払い|AIが一次承認まで行う範囲を公式情報で確認

バクラク経費精算 料金・機能を解説:導入・運用の確認ポイントを表す白と青の専用アイキャッチ

先に結論:バクラク経費精算の料金は月額3万円〜(税抜)で、契約は年間契約・12か月分の一括払いです。製品ページに明記されています。年間で36万円以上を先に払う形なので、初期費用0円・月単位で止められる製品とは、資金の出方がまったく違います。

本稿の金額と機能は、株式会社LayerXが公開しているバクラク経費精算の製品ページと料金ページの記載に基づいています。価格は税抜表示です。

料金は月額3万円〜、年間契約の一括払い

製品ページの料金の節には、月額費用3万円〜という金額とともに、2つの注記が添えられています。価格は税抜き価格を表示していること、そして「ご契約は年間契約、12ヶ月分を一括払いとなります」という条件です。

項目公表されている内容
月額費用3万円〜(税抜)
契約形態年間契約。12か月分を一括払い
初年度の最低支出3万円×12=36万円〜(税抜・単純計算)
プランの詳細「お客様のご状況に合わせて最適なプランをご提案」と案内され、個別の見積もり
料金表フォームからダウンロード。料金・サポートプラン・バクラクシリーズの契約形態が記載されると案内

「12か月分を一括払い」という条件は、他の4製品にはない形です。月払いを選べる製品、年払いでも請求は月単位という製品、月単位で解約できる製品と並べると、資金繰りへの影響が最も大きいのがバクラクです。予算の稟議では、月額ではなく初年度36万円以上という総額で出してください。

料金表はフォームで請求する

バクラク経費精算の料金表ページ。料金・サポートプラン・バクラクシリーズご契約形態を紹介する資料のダウンロードフォームが表示されている
バクラク経費精算の料金ページは、料金表のダウンロードフォームです。フォームには「経費精算の課題」を4つの選択肢から選ぶ欄があります。月額3万円〜という金額そのものは製品ページ側に記載されています。出典:バクラク経費精算 料金表

料金ページは、料金表のダウンロードフォームになっています。料金表には「料金」「サポートプラン」「バクラクシリーズご契約形態」が分かりやすく紹介されると案内されています。

フォームの入力項目には、会社名、部署(選択式)、氏名、会社のメールアドレス(フリーアドレスは入力不可)、電話番号のほか、「経費精算の課題」を選ぶ欄があります。選択肢は、従業員の申請・入力の手間、領収書原本の収集・保管の手間、小口現金・仮払いの手間、経費精算の法制度対応の手間、その他です。

この選択肢は、そのまま自社の課題を整理する材料になります。4つのうちどれが最も重いかで、必要な機能が変わるためです。原本の収集・保管が課題なら電子帳簿保存法まわり、小口現金なら法人カード連携、というように優先順位が決まります。フォームを埋める前に、社内でこの4択を選んでおいてください。

バクラク経費精算の公式製品ページ。クラウド型経費精算システムとしてサービスが紹介されている
バクラク経費精算の公式製品ページ。月額3万円〜という金額、年間契約・12か月一括払いという条件、機能一覧20項目はこのページで公表されています。出典:バクラク経費精算 製品ページ

AIエージェントが担う4つの工程

製品ページは、バクラクAIエージェントが仕事を完了し、利用者は結果を確認するだけという構成で、4つのステップを示しています。

工程製品ページの説明
Step1 領収書の分割・読み込み複数の領収書もまとめて1枚の写真を撮るだけで、AIが自動で分割して読み込む
Step2 申請の一次チェック・承認AIが社内規定やマニュアルを参照してレビューし、確信度が高いものは自動で一次承認を実行。申請の差し戻しと承認の手間を削減する
Step3 税率ごとの仕訳分割AIが税率ごとに仕訳を自動分割。複数税率が混在する1枚の領収書でも、明細行を手動で分割する必要がない
Step4 支出分析何に使いすぎているかを把握。異常値の発見から原因特定まで、コストの最適化ポイントを早期に発見する

Step2の「確信度が高いものは自動で一次承認を実行」は、他社の説明には見られない範囲です。AIが読み取るところまでは各社が謳っていますが、承認そのものを自動で通すと書いている製品は多くありません。

導入するなら、社内規定を先に文書化する必要があります。AIが参照するのは社内規定とマニュアルなので、ルールが曖昧なままでは一次承認の判断もできません。「何を自動承認してよいか」を決める作業が、導入の実質的な準備になります。

Step3の税率ごとの自動分割も実務的です。軽減税率と標準税率が混在する領収書は、手作業だと明細行を分けるところで時間がかかります。ここが自動化されるなら、飲食を伴う経費が多い会社では効果が見えやすくなります。

機能一覧は20項目

製品ページの機能一覧には、20の項目が並んでいます。AIで領収書を一括読取、二重申請自動検知、事前稟議との消化率管理、承認経路分岐、交通経路検索、スマホで申請・承認、事前稟議との紐づけ、手当の自動計算、インボイス制度対応、電子帳簿保存法対応、自動仕訳、会計ソフトAPI連携、給与・振込データ出力、承認催促の自動化、交通系ICカード読取、代理申請・承認、法人カード連携、組織図予約、申請の一括承認、定期区間控除です。

他社の一覧に出てこない項目が3つあります。第一に「二重申請自動検知」。同じ領収書が2回申請されることを機械的に見つける機能です。第二に「事前稟議との消化率管理」と「事前稟議との紐づけ」。承認済みの稟議に対して実際にいくら使ったかを追える形です。第三に「組織図予約」。将来の組織変更をあらかじめ登録しておく機能だと読めます。

このうち、事前稟議との紐づけと消化率管理は、予算統制を重視する会社に効きます。稟議で承認した金額に対して実際の支出がどこまで進んでいるかが見えれば、期末に予算超過が判明する事態を防げます。稟議と経費精算を別のシステムで回している会社では、この連結が導入の理由になり得ます。

電子帳簿保存法まわりの記載

製品ページには、改正電帳法への対応として具体的な説明があります。タイムスタンプ付与により原本保存は不要になること、申請・承認時にスキャナ保存要件に適合しているかなどを自動で判定する機能があり手戻りの手間を少なくできること、電子保存を実現すると領収書の提出や保管のために出社する必要がなくなることです。

「申請・承認時に要件適合を自動判定する」という点は、運用の負担を大きく変えます。要件を満たさない状態で保存してしまい、あとから気づくというのが最も避けたい事態です。入口で弾ける仕組みなら、経理が事後に確認する工数が減ります。

認証についても記載があります。公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)による「電子取引ソフト法的要件認証」と「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」の2つを取得しているとされています。スキャナ保存と電子取引の両方をカバーする形です。社内稟議で認証の有無を問われる場合、この2つを示せます。

公表されている実績と、その前提

指標公表値注記されている前提
シリーズ累計 導入社数20,000社2026年6月現在。バクラクシリーズ全体の累計
サービス継続率99%以上2026年6月現在
経理業務の作業量75%削減事例を元に算出

3つとも前提が注記されています。導入社数は「シリーズ累計」なので、経費精算単体の数字ではありません。バクラクシリーズには請求書受取、請求書発行、稟議・申請、支出分析、債権管理、法人カード、電子帳簿保存、勤怠管理、給与、人事労務、契約管理などが含まれるため、いずれかを使っている会社の合計と読むのが自然です。

作業量75%削減は「事例を元に算出」とされています。特定の会社の実績から算出した数字なので、自社に当てはまるとは限りません。参考にするなら、公開されている事例のうち自社に近い規模・業種のものを読み、そこに書かれた前提と比べてください。

公開されている事例には、6名で行っていた経費精算業務の工数を2名分にした会社、バクラクと奉行クラウドを組み合わせて自社システムから脱却した食品メーカー、一気通貫の自動化で時間外労働時間を88%削減した医療法人などが挙げられています。いずれも提供会社が公開している事例なので、条件が自社と同じとは限りません。

公開されている導入事例の読み方

公式サイトには導入事例が複数公開されています。多店舗経営の飲食店が小口現金管理を一新し従業員はスマホ1つで申請が完結した例、プロ野球球団が支払管理を一元化した例、グループウェアからバクラクへ移行した例、美容師の経費精算を効率化した例、ものづくり企業が小口現金から立替経費精算へ移行した例、テーマパーク運営会社で経費精算の工数が75%減った例などです。

並べてみると、共通する出発点があります。小口現金と紙の申請です。「小口現金管理を一新」「小口現金から立替経費精算への移行」という表現が複数の事例に出てきます。現金の出納をやめること自体が、この製品の導入効果の中心にあると読めます。

自社の状況と照らすときは、事例の会社が「導入前に何をしていたか」を見てください。すでに別の経費精算システムを使っている会社と、小口現金と紙で回している会社では、得られる効果がまったく違います。前者からの乗り換えなら、削減幅は事例より小さくなるのが自然です。

乗り換えを前提にした導線がある

公式サイトのメニューには「乗り換えを検討中のお客様」という項目が独立して置かれています。他社の経費精算システムからの移行を想定した案内があるということです。

乗り換えで問題になるのは、たいてい2つです。過去データをどこまで持ち込めるか、そして移行の期間中に2つのシステムが並行する時期をどう扱うかです。この2点は、料金表を見ても分かりません。乗り換えの相談として最初から伝えてください。

とくに過去データは、法定の保存期間との関係で重要です。旧システムを解約するとデータが取り出せなくなる製品もあるため、旧システム側の解約条件と、新システム側の取り込み範囲を同時に確認する必要があります。順番を間違えると、どちらからも参照できない期間が生まれます。

問い合わせの窓口

公式サイトには、導入を検討中の相手向けに電話番号050-1790-5547(平日10:00〜18:00)が掲載されています。すでに利用している顧客向けにはサポートサイト、パートナー企業向けにはパートナーサイトと、窓口が3つに分かれています。

導入前の相談は電話とフォームの両方が用意されているので、急ぐなら電話が早い形です。ただし平日の日中に限られるため、経理の繁忙期と重なると相談の時間を取りにくくなります。締めの時期を外して問い合わせるほうが、実のある話ができます。

スマホアプリの位置づけ

製品ページには、スマホ・iPadアプリについての説明があります。App StoreとGoogle Playからアプリを利用でき、アプリならその場で提出ができるため、PCと比較して当日中の提出が2倍以上になり、月次決算の早期化につながるとされています。

「領収書の当日提出率が2倍以上」という数字は、経費精算の実務でよく起きる問題を突いています。締め日の直前に1か月分の領収書がまとめて出てくるのが、経理の負担が集中する原因です。その場で撮って出す運用が定着すれば、負担は月内に分散します。

ただし、これは機能の問題であると同時に運用の問題でもあります。アプリがあっても「まとめて出す」習慣が変わらなければ、当日提出率は上がりません。導入時に「その場で撮る」を周知する仕掛けまで含めて設計してください。

バクラクシリーズの中での位置づけ

公式サイトのサービス一覧には、債権債務の領域として経費精算、請求書受取、請求書発行、稟議・申請、支出分析、債権管理、法人カード、電子帳簿保存、業務代行、受領代行、AI申請承認が並び、人事労務の領域として勤怠管理、給与、人事労務、さらに契約管理とヘルプデスクが挙げられています。

経費精算はこの中の1製品です。料金表に「バクラクシリーズご契約形態」が含まれると案内されていることからも、シリーズでの契約を前提にした説明がなされると考えられます。経費精算だけを入れたいのか、支出まわりをまとめたいのかを、問い合わせの段階で伝えてください。

とくに「法人カード」が同じシリーズにある点は、他社と違う構成です。カードと経費精算を同じ会社で揃えれば、明細の連携は最も素直な形になります。カードの見直し時期が近い会社は、あわせて相談する価値があります。

年間一括払いという条件をどう扱うか

この製品を検討するうえで最も重要なのは、年間契約・12か月一括払いという条件です。月額3万円という数字だけを見ると他社と同水準ですが、支払いのタイミングが違います。

支払いのタイミング(各社の公表条件から)バクラク経費精算楽楽精算マネーフォワード クラウド経費ジョブカン経費精算年間契約・12か月分を一括払い初期費用10万円+月額年払いか月払いを選べる月単位・前月末までの届出で解約月額の水準が近くても、初年度に必要な資金は製品ごとに大きく違う

この違いは、決裁の通し方にも影響します。月額で承認を取る形なら課長決裁で済む会社でも、年間36万円の一括支出となれば決裁の階層が上がることがあります。金額そのものより、社内で誰の承認が要るかが変わる点に注意してください。稟議を上げる前に、支出の形を経理と確認しておくと差し戻しを避けられます。

初年度に36万円以上を先に払える会社なら問題ありません。一方、まず小さく試して合わなければ止めたい会社にとっては、この条件が最初のハードルになります。無料で試してみる導線は用意されているので、契約の前に必ず試用してください。

また、年間契約である以上、途中で合わないと分かっても契約期間は残ります。試用の段階で、自社の会計ソフトへの連携と、承認経路が社内の職務分掌と合うかを確かめておくことが、他の製品以上に重要になります。

他の経費精算システムと比べるときの分かれ目

バクラク経費精算が向くのは、次のいずれかに当てはまる会社です。第一に、稟議と経費精算を紐づけて予算の消化率を管理したい会社。第二に、AIによる一次承認まで自動化して承認の工数そのものを減らしたい会社。第三に、法人カードや請求書受取までシリーズで揃える意向がある会社です。

逆に、月単位で止められる形を望む会社、初年度の支出を抑えたい会社には、年間一括払いという条件が合いません。公開されているのは「3万円〜」という下限だけなので、自社の金額を知るには料金表の請求が必要です。公開価格で比較を完結させたい場合は、この点が制約になります。比べ方は経費精算システムの料金比較で扱っています。

問い合わせの前に決める3つ

決めること判断の材料効いてくる場所
4つの課題のどれが最も重いか申請・入力/原本の収集保管/小口現金・仮払い/法制度対応料金表フォームの必須項目。提案の焦点が変わる
年間一括払いが可能か初年度36万円以上を先に払えるか契約形態そのもの
稟議を同じ仕組みに載せるか事前稟議との紐づけ・消化率管理を使うか他製品との差が出る機能

3つのうち2つめが最も重い判断です。金額の多寡ではなく、支払いの形が組織の意思決定と合うかという問題だからです。稟議で年間契約が通りにくい会社では、この時点で候補から外れることもあります。移行の段取りと解約テストの手順は経費精算システム導入・運用・解約の実務手順にまとめています。

20項目から自社に要る機能を選ぶ

機能一覧が20項目もあると、すべてが必要に見えてしまいます。実際には、自社の課題に直結する項目は3つか4つです。料金表のフォームで選ぶ4つの課題に紐づけて、必要な機能を絞ってください。

自社の課題優先して見る機能
従業員の申請・入力の手間AIで領収書を一括読取、スマホで申請・承認、交通経路検索、交通系ICカード読取、定期区間控除
領収書原本の収集・保管の手間電子帳簿保存法対応、インボイス制度対応、申請・承認時の要件適合の自動判定
小口現金・仮払いの手間法人カード連携、給与・振込データ出力
承認と統制の手間二重申請自動検知、承認経路分岐、承認催促の自動化、申請の一括承認、事前稟議との紐づけ・消化率管理

4つの課題が複数当てはまる会社もあります。その場合は、金額として最も大きいものから並べてください。小口現金の管理に月10時間かかっているなら、その10時間が最初の対象です。感覚で優先順位を決めると、導入後に「思ったほど楽にならない」という評価になりがちです。

この表で自社の行を選べば、デモや試用で確かめる項目も決まります。20項目すべてを触ろうとすると時間が足りず、判断がつかないまま契約日が来ます。3〜5項目に絞って、実際の伝票で試してください。

まとめ

バクラク経費精算の料金は、製品ページに月額費用3万円〜(税抜)と明記され、契約は年間契約で12か月分を一括払いとされています。プランの詳細は個別の提案で、料金表はフォームから請求する形です。料金表には料金・サポートプラン・バクラクシリーズの契約形態が記載されると案内されています。

特徴は、AIが社内規定やマニュアルを参照してレビューし、確信度が高いものは自動で一次承認まで行う設計です。機能一覧には二重申請自動検知、事前稟議との消化率管理と紐づけ、組織図予約といった他社の一覧にない項目が並びます。電子帳簿保存法まわりでは、申請・承認時にスキャナ保存要件への適合を自動判定する機能があり、JIIMAの電子取引ソフト法的要件認証と電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証を取得しているとされています。初年度に36万円以上を先に払う形になるため、無料で試したうえで契約してください。

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公式一次情報

価格・機能・認証の状況は改定されます。契約手続きへ進む前に、製品ページで月額と契約形態が変わっていないかをご確認ください。

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