eラーニングシステム・パッケージ5つを比較!無料でおすすめは?

そもそもeラーニングとは?

eラーニングとは主にインターネットを利用した学習のことを指します。オンライン学習塾のような形で学生の教育に用いられることもありますが、企業が従業員の研修や教育のために導入しているケースもあります。

eラーニングが注目されている背景を解説!

eラーニングが注目されている背景にはその利便性の高さがあります。

一般的に企業における従業員教育では、教科書を使った自習形式や特定の社員を集めたオフラインでの集団研修などがありますが、費用や手間に対する学習効率は高いとは言えませんでした。

教科書を読むだけではプログラミングのように作業や経験が必要なスキルはなかなか身につきませんし、講師を呼んで研修するならば一律で社員の仕事の手を止めて講師に高い受講料を支払わなければなりません。

そこでコストパフォーマンスの高い従業員教育手段として注目を集めているのがeラーニングです。eラーニングを利用すれば、教科書のように文章と画像ベースではなく、動画や実戦用の教材などより学習効率の高い媒体での教育が可能ですし、パソコンさえあれば従業員を一か所に集めなくても研修できます。

さらにさまざまな研修サービスを行っている企業がeラーニングによる研修サービスに参入しているので、コンテンツは豊富で価格を抑えての導入が可能です。
このような理由からeラーニングに対する企業の注目は年々高まり、サービスも充実してきています。

eラーニングシステムにはどんな種類がある?

eラーニングシステムと一口にいっても、テーマや教育方法によっていろいろなパターンのシステムがあります。システムを分類する際の代表的な切り口について紹介します。

提供形態で分類する

提供形態には、自社サーバーを使ったイントラネット型、外部のサーバーにインターネットを使ってログインして学習するクラウド型の2種類の形態があります。

イントラネット型

eラーニングシステムを自社サーバー内に構築するパターンです。インターネットを使わずに社内のネットワークだけで完結させれば高いセキュリティレベルで運用来ます。
ただし、サーバー構築やシステムの運用などを考えると維持費用や手間は高めです。特殊な社外秘のノウハウを教育する場合や、自社サーバーを維持できる大企業に向いている提供形態です。

クラウド型

外部のサーバーにeラーニングシステムを設置して、インターネット経由でシステムにログインして教育を行う提供形態です。

社内でサーバーを持つ必要はありませんし、クラウド型の既存研修サービスを使用するならば費用も安価で済みます。どこの会社にもある程度通用するような一般的な研修をeラーニングで行うだけならばクラウド型で十分です。

学習方法で分類する

eラーニングではシステムを使えば従来の教育システムではできなかった、動画やアニメーションを使った学習も可能です。学習方法の分類を紹介します。

資料型

教科書のような資料を、文字列と画像だけではなくアニメーションや音声を組み合わせたりして、より分かりやすいシステムとして提供するタイプのeラーニングです。

PCやタブレットとネット環境さえあればどこでも学習できますし、教科書よりも多くの情報量を詰め込めるので効率的に学習できます。

実践型

教科書型から一歩進んで演習もセットになっているタイプのeラーニングです。

たとえば、理解度を確認するために章末問題が用意されていたり、実際にPC上で作業を行ったりするタイプのシステムのことを指します。

プログラミングのように実際に手を動かさなければ身につかないタイプの内容については親和性が高い学習方法です。

動画型

動画を見ながら講師の話を聞くタイプのeラーニングシステムです。図表が伴うものや概念が複雑なテーマについては、静止画で理解するよりも、講師の説明を聞く方が理解しやすいでしょう。

動画型にはリアルタイムで講義を配信しているのを受講者全員で見るタイプの学習方法とあらかじめ録画された動画を見るタイプの学習方法があります。

リアルタイム方式は双方向での講義が可能ですし、録画方式は時間や場所に関わらず受講者の好きなタイミングで講義が受けられます。

学習内容で分類する

学習内容を一から自社で作成するのか、既存の学習プログラムから必要な授業をピックアップしてカリキュラムを組むのかによっても種類は異なります。

自社でオリジナル授業を作る場合

自社でオリジナル授業を作ってeラーニングシステムで配信する場合は一般的に手間がかかります。会社側で学習コンテンツを用意しなければなりませんし、それを配信する環境も必要です。

ただし、授業について細やかなカスタマイズが可能なので、学習効率にこだわるのならば細部までこだわってオリジナルで学習コンテンツを作成した方が良いかもしれません。

既存のコンテンツからカリキュラムを組む

eラーニングシステムが用意している既存のコンテンツを組み合わせてカリキュラムを組む場合は、コンテンツ作成などの手間はかかりません。

「ビジネスマナー」や「上司としての部下の指導法」のような一般的なテーマについて研修したいならばeラーニングシステムの既存コンテンツを組み合わせてカリキュラムを組んだ方が効率的でしょう。

eラーニングシステムのメリット・デメリットとまとめました!

eラーニングシステムにはメリットがたくさんありますが、同時にデメリットも存在します。メリット・デメリットについてそれぞれ整理して解説します。

eラーニングシステムのメリット

eラーニングには、「いつでもどこでも受講できる」「研修コストが安い」「個人の能力や課題の進捗に合わせて講義ができる」「教科書を読むよりも視覚的に理解しやすい」という4つのメリットがあります。それぞれについて詳しく説明します。

いつでもどこでも受講できる

まず、対面の研修と異なり、PCなどのデバイスとネットワーク環境さえあればどこの講義を受けられます。よって、各従業員が仕事の合間の都合の良い時間を選んで学習できますし、研修会場に集合する必要もありません。

通常業務に穴をあけずにいつでもどこでも研修・教育できるのがeラーニングシステムのメリットです。

研修コストが安い

研修コストも安いと言われています。通常の研修を行うためには会場の手配、講師への講演料、参加する従業員の交通費、その従業員を研修に参加させることによって発生する機会損失などさまざまな費用が発生します。

eラーニングなら、会場の手配や交通費は発生しませんし、手が空いているときに受講すれば機会損失もほとんど発生しません。

個人の能力や課題の進捗に合わせて講義ができる

通常の研修は、全員が同じスピードで講義を聞き、同じ課題を解きますが、本来個々人によって学習スピードは異なるはずです。

eラーニングシステムなら全員が同じスピードで同じ課題を解く必要はないので、個人のスピードで進められます。理解が不十分な方は前の講義を振り返ったり、理解が早い方は次々と新しい課題に取り組んだりと柔軟に講義のスピードが変更可能です。

教科書を読むよりも視覚的に理解しやすい

教科書を読むよりも視覚的に理解しやすいメリットもあります。教科書は文章や静止画でしか情報を伝えられませんが、eラーニングシステムを使えばアニメーション、動画などコンピューターができるさまざまな表現を駆使して講義ができます。

よって、ただ教科書を読むよりも、工夫して構築されたeラーニングシステムを利用した方が学習しやすいでしょう。

eラーニングシステムのデメリット

一方でeラーニングには「モチベーションが維持しにくい」「対面よりも学習効率は劣る」「実技に向いていない」という3つのデメリットがあります。それぞれのデメリットについて解説します。

モチベーションが維持しにくい

eラーニングでは自分一人で課題に向き合わなければならないし、誰も見ていないことも多いので、モチベーションが維持しにくく、ついさぼったり、手を抜いたりしがちになります。システム側である程度、各自の受講状況を把握することはできますが、対面の研修と比較するとどうしてもチェックが甘くなります。

ただeラーニングシステムを使用するのではなく、研修後に理解度確認テストを解いたり、課題を提出したりなど一定の作業を従業員に要求した方が良いでしょう。

対面よりも学習効率は劣る

オンラインの研修よりも対面の研修の方がリアルタイムで質疑応答できるので学習効率は高いです。eラーニングでも受講者からの質問を拾いあげられるようにさまざまな工夫をしていますが、タイムラグが発生しますし、文章ベースだときちんとニュアンスが伝わらないこともあります。

実技に向いていない

実技が伴う内容は基本的にeラーニングに向いていません。たとえば、ビジネスマナーに関して講義を受けるだけならeラーニングで十分ですが、実際に名刺交換の仕方を演習形式で行ったりする場合は対面で研修した方が効率的に教育できます。

Webカメラなどを活用すれば遠隔でも実技を伴う研修は可能ですが、環境を用意するのには手間もかかります。

eラーニングシステムの選び方を解説!大手?価格?どこで比較するべき?

eラーニングシステムを比較する際にはいろいろなポイントがあります。すぐに思いつくことは価格ですが、他にも教材の内容や進捗チェックをどのように確認するのかなどチェックポイントがいくつかあります。

eラーニングシステムを選ぶ際のポイントについて解説します。

講義の内容

第一にチェックすべきポイントは講義の内容です。おそらくeラーニングの導入を検討している場合は、漠然と従業員にeラーニングをさせたいのではなく、何らかのスキルや知識を従業員に身につけて欲しいという目的があると考えられます。

目的に合致する講座がないeラーニングシステムはいくら教材の質が高くても役には立たないでしょう。まずは講座の内容についてチェックしてください。

教材の質

次にチェックするべきなのが教材の質です。ただスライド形式の講座を見るだけなのか、動画で授業をしてくれるのかなど講義の仕方はeラーニングシステムによってさまざまです。

従業員が必要なスキルや知識を身につけられそうか、教材の最低限の品質はチェックしておいた方が良いです。

システムの価格

システムの価格についてもチェックしてください。定額支払えばすべての講座を受講し放題なのか、1テーマ1人受講あたりの価格が設定されているのかなど、システム利用はできるがコンテンツは自前で作成するのかなどシステムによってサービス内容と価格設定はさまざまです。

一般的には対面での研修よりもコストは安いですが、eラーニング同士で比較すると同じテーマに関する研修でもコストが異なります。

自社の要求を満たすサービスの中から一番コストパフォーマンスの高いシステムを選んでください。

運営者側のチェック方法

ただeラーニングの受講を従業員の自主性に任せるのでは、きちんと学習しない従業員もいるかもしれません。よって、運営者側が学習の進捗状況をチェックする仕組みが必要です。

そもそもそのような仕組みがあるのか、あるならばどのような方式でチェックするのかを確認してください。

eラーニングシステム導入に必要なこととは?

eラーニングシステム導入する際に、社内の調整として必要なのは「必要な知識やスキルを明確にする」「従業員に学習環境を提供する」の2つです。それぞれについて説明します。

必要な知識やスキルを明確にする

まず重要なのが、社員に求める知識やスキルを明確にすることです。たとえば、ネットショップの店員に対して店舗接客の研修をしても仕方はないでしょう。むしろWebマーケティングの手法に関してeラーニングで学習させた方が良いはずです。

このように、会社の業態や部署によっても従業員に求められるスキルや知識は変化するはずです。eラーニング導入を成功させるためには、まずはこのスキルや知識を明確にしなければなりません。

スキルや知識を明確にできれば後はそれが講義になっていたり、コンテンツをオリジナルで作成する際に必要な機能が揃っているシステムを探すだけです。

従業員に学習環境を提供する

2つ目に従業員がeラーニングできるように学習環境を提供しなければなりません。

たとえばIT企業の場合1人に1台パソコンを支給していることも多いので、貸与のパソコンからeラーニングシステムにログインできますが、飲食店や小売業のように全員がパソコンを持たなくても良い職場の場合はeラーニングができる環境が整えられていないこともあります。

オフィスにeラーニング用の共用パソコンを用意したり、従業員が家でeラーニングする場合の手当を用意したりと、従業員が学習しやすい環境を整備してください。

無料のeラーニングシステムでおすすめはある?

eラーニングシステムには無料で使用できるモノもあります。

たとえば、有名な無料eラーニングシステムとして挙げられるのが「Googleデジタルワークショップ」です。これはGoogleが提供しているeラーニングサービスでWebマーケティングの手法について学べます。

他にも、50人まで無料で利用できる「エムスタ」やクイズが無料で作成できる「クイズジェネレーター」、20ユーザーまで無料で使える「SmartBrain」などの無料eラーニングツールがありますが、いずれも有料のシステムと比較すると機能が制限されています。

また、講座も限られているので求められる知識やスキルが身につけられるとは限りません。従業員に効率よく知識やスキルを身につけてもらうならば、機能が充実している有料ツールを利用した方が良いでしょう。

eラーニングシステム・パッケージ5つを比較!

eラーニングシステムのなかからおすすめのシステム・パッケージを5つ厳選して紹介します。5つを比較すると次の表のとおりとなります。

サービス名Cloud CampusLearnOサイバックスUniv.大人のドリル「EGG」business pocketベーシック
価格初期費用:100,000円~
月額料金:70,000円~
月額料金:9,800円~初期費用:50,000円~
月額料金:45,000円~
初期費用:750,000円
年額料金:13,000円
年額料金:12,000円/ID
※最小10IDから
コースの内容・種類オリジナルコンテンツを自社で作成オリジナルコンテンツを自社で作成階層別プログラム、MBAシリーズ、Microsoft Officeシリーズなど300コース以上営業に特化、オリジナルコンテンツをクライアントにヒアリングしながら作成ビジネスマナー、コンプライアンス研修など
オリジナルコンテンツの作成×
無料トライアル××

Cloud Campus

ソフトバンクグループが運営するインターネット大学のノウハウを転用したeラーニングプラットフォームです。

授業作成や受講者へのアンケート機能、スケジュール管理、レポートの提出機能などeラーニングに必要な機能は一通りそろっています。

ただし、コンテンツは用意されていないので一から自社で研修用のコンテンツを作成しなければなりませんし、導入・運営費用ともに高めです。受講登録者は無制限で設定できるので、大企業がオリジナルの研修をWeb上で行うのには良いツールです。

Cloud Campus

LearnO

Cloud Campusと同様にオリジナルでコンテンツを作成するタイプのeラーニングシステムです。ユーザー数100名までなら月額9,800円から導入できるのでCloud Campusよりもリーズナブルです。

ただし、Cloud Campusにあって、LearnOにはない機能もいくつかあるので、必要な機能を比較しながらどちらの方が自社に向いているか検討した方が良いでしょう。

LearnO

サイバックスUniv.

階層別プログラム、MBAシリーズ、Microsoft Officeシリーズなど300コース以上が受講できるeラーニングシステムです。さらにオリジナルの研修を追加することも可能です。

月額45,000円から利用できるということで価格も比較的リーズナブルで、2,200社以上が導入している人気のサービスです。

サイバックスUniv.

大人のドリル「EGG」

営業に特化したeラーニングシステムで、一度の講義だけではマニュアルを忘れてしまいがちになるので、反復練習・学習をすることに重点を置いています。

導入企業各社に合わせて運営会社がマニュアルを作成して、それをもとにコンテンツの中身を作成、学習効果の分析まで行うので他のeラーニングシステムと比較すると初期費用は高めに設定しています。

たいていの企業では営業が成功すれば、この位のコストはすぐに投資回収できるはずなので、強い営業組織を作りたい企業は導入を検討してみても良いでしょう。

大人のドリル「EGG」

business pocketベーシック

ビジネスマナーやコンプライアンスなど社会人として基礎的な知識が身につけられるeラーニングツールです。契約には最低10個のIDの登録が必要なので、毎年10人程度新卒を採用して、ビジネスマナーなど基本的な知識を身につけさせるのならば導入しても良いでしょう。

ただし、オリジナルの研修などは追加できないので、システムとしての拡張性は期待できません。

business pocketベーシック

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