名刺管理システム比較8選|金額を公開している5社と非公開の3社を、課金の単位から並べ直す【2026年】

名刺管理システム8サービスを料金の公開状況で分け、契約単位+人数課金19,800円から、1人あたり990円から、1ユーザあたり1,700円から、1IDあたり390円から、人数無制限の定額55,000円から、金額非公開の6区分で並べた2026年版のアイキャッチ画像

名刺管理システムは、受け取った紙の名刺をデータにして、社内で探せる状態にするための道具です。ところが各社のページを並べて比べようとすると、最初に気づくのは機能の差ではありません。そもそも金額を公開している会社と、公開していない会社があることです。公開している会社どうしでも、何に対して課金するのかが違います。

先に結論

10人前後の会社が今日決めたいなら、金額が最後まで公開されている「Eight Team」「myBridge 共有名刺帳」「CAMCARD BUSINESS」「PHONE APPLI PEOPLE」の4つが比較の中心です。人数が増えるほど条件が入れ替わり、1人あたりで課金するCAMCARD BUSINESSと、契約単位の基本料に人数課金を足すEight Teamは、13人あたりで高安が逆転します。

「Knowledge Suite」は人数で課金せず、ユーザー数無制限の定額として55,000円〜/月という下限だけを出しています。人数が80人を超えたあたりから、人数課金より定額のほうが下に来ます。

「SKYPCE」「Sansan」「ホットプロファイル」は金額を公開していません。ただし何で金額が決まるかは公開されていて、SKYPCEは名刺のデータ化枚数と利用ユーザー数の2軸、Sansanはプランの段(Lite/Standard/Advanced)、ホットプロファイルはEntryとSalesの2プランで決まります。見積もりを取る前に、自社が何枚のペースで名刺を取り込むのかを数えておくと、話が早く進みます。

掲載・除外基準

2026年9月22日時点で、公式サイトから新規申込みまたは問い合わせができ、法人または個人事業主が組織で名刺を共有する用途に使える名刺管理サービスを8件掲載しています。名刺管理を単体の商品として売っているものに加えて、営業支援やグループウェアの一部として名刺管理を提供しているものも、組織で名刺を共有できる以上は同じ表に入れました。料金は特記がない限り税別・税抜です。公開情報だけでは確定できない項目は推測せず「非公開」または「未確認」と書いています。広告契約の有無は掲載順に反映していません。

比較の前に、料金の公開状況を3つに分ける

名刺管理システムを比べるとき、最初の分岐は機能ではありません。金額まで公開しているか、体系だけ公開しているか、どちらも公開していないかの3つです。ここを混ぜたまま「おすすめ5選」を読むと、実際には見積もりを取らないと金額が分からないサービスと、今日その場で計算できるサービスが同じ表に並ぶことになります。

表1 料金の公開状況と、金額が何で決まるか(2026年9月22日に各社公式ページで確認)
サービス 提供会社 金額の公開 金額を決める単位
Eight Team Sansan株式会社 公開 1契約あたりの基本使用料+1名あたりのアカウント料
myBridge 共有名刺帳 マイブリッジ株式会社 公開 1人あたりの月額(人数帯で単価が変わる)
CAMCARD BUSINESS INTSIG Information Co., Ltd.(日本の認定代理店はキングソフト株式会社) 公開 1ユーザあたりの月額(最低5ID)
PHONE APPLI PEOPLE 株式会社Phone Appli 公開 1IDあたりの月額(プランごとに最小ID数が違う)
Knowledge Suite ブルーテック株式会社 下限のみ公開 ユーザー数無制限の定額。月額の下限だけを掲示
SKYPCE Sky株式会社 非公開 名刺データ化枚数と利用ユーザー数の2軸(体系は公開)
Sansan Sansan株式会社 非公開 3プラン(Lite/Standard/Advanced)から提案
ホットプロファイル 株式会社ハンモック 非公開 EntryとSalesの2プラン(機能表だけ公開)

提供会社の欄を見ると、Eight TeamとSansanは同じSansan株式会社の商品です。同じ会社が、金額を公開している商品と公開していない商品を並行して出しているという構図になっています。中小企業向けと、全社導入を前提にした商品で、売り方そのものを分けていることが読み取れます。

金額が公開されている5サービスの掲示内容

Eight Team|1契約19,800円に、11人目から500円を足す

Eight Teamの公式料金ページ。基本使用料が1契約あたり月額19,800円(税抜)、アカウント料が1名あたり月額500円(税抜)で、アカウント料は10名まで無料と書かれている
出典:Eight Team「料金」(2026年9月22日に表示を確認)。

掲示は3つの箱に分かれています。基本使用料が1契約あたり月額19,800円(税抜)、アカウント料が1名あたり月額500円(税抜)、そしてオプションです。吹き出しで「アカウント料は10名まで無料です」と明示されており、注記に「11名以降は、アカウント料が発生します」とあります。

注記はもう2つあります。ひとつは「Eight Teamは年間契約です、途中解約は原則として承っておりません」。もうひとつは「お支払いは毎月の支払いとなります。年間支払いは承っておりませんのでご了承ください」。契約は1年単位で、支払いは月ごとという組み合わせです。年払いで割り引く設計ではありません。

オプションとして、名刺アーカイブ機能(退職者の名刺を残せる)、HubSpot連携機能、kintone連携機能の3つが並んでいます。見積もりの画面は「基本使用料+アカウント料+オプション料=合計」という形で、初期費用の行はありません。

契約期間、支払いのサイクル、名刺データ化の方法、同社のSansanとの公式比較まではEight Teamの料金と条件で扱っています。

myBridge 共有名刺帳|無料プランがあり、有料は人数帯で単価が下がる

myBridge共有名刺帳の商品プランと価格表。ベーシックが0円で共有できる名刺枚数100枚、プレミアムが990円/人/月(1〜10人まで)と490円/人/月(11人以上)、プレミアムプラスが1,490円/人/月と書かれている
出典:myBridge「共有名刺帳」(2026年9月22日に表示を確認)。

3つのプランがあります。ベーシックは0円で、共有できる名刺枚数が100枚という制限が付きます。プレミアムは990円/人/月(1〜10人まで)と490円/人/月(11人以上)の2つの単価が併記され、共有できる名刺枚数は無制限です。プレミアムプラスは1,490円/人/月で、2段階認証が加わります。

価格表の下には「myBridgeは、初期費用0円、基本使用料0円、オプション料0円」と書かれています。契約期間は1ヶ月単位と明記されており、ここは他の2サービスと大きく違います。

3プランの機能差、後払いの仕組み、解約したときにデータがどうなるかはmyBridge 共有名刺帳の料金と条件にまとめました。

「11人以上490円」の当て方は公式ページに書かれていない

プレミアムの単価は2つ併記されていますが、11人以上になったときに全員が490円になるのか、11人目から490円になるのかを、価格表は明示していません。人数が多い会社ほど総額が変わるところなので、見積もり時に確認する項目です。この記事では推測せず、公開されている単価をそのまま載せています。

CAMCARD BUSINESS|1ユーザ単価が2段階、最低5ID

CAMCARD BUSINESSの料金プラン。初期費用0円、STANDARDが月額1,700円/1ユーザで最低契約数5ID〜、PROFESSIONALが月額2,500円/1ユーザで最低契約数5ID〜、ENTERPRISEが最低契約数100ID〜で問い合わせとなっている
出典:CAMCARD BUSINESS「料金プラン」(2026年9月22日に表示を確認)。

初期費用は0円と明記されています。プランは3つで、STANDARDが月額1,700円/1ユーザ、PROFESSIONALが月額2,500円/1ユーザ、ENTERPRISEは大規模導入向けのカスタムプランです。STANDARDとPROFESSIONALはどちらも最低契約数が5ID、ENTERPRISEは100IDからとなっています。

注記が3つ付いています。「表示金額はすべて税抜です」「ご契約は年間契約のみとなります」「表示している月額金額は年間契約料金の1ヶ月あたりの金額です」。月額に見える数字は、年額を12で割った表示だという点は、他社と比べるときに効いてきます。

プラン差は主にデータ化の扱いです。AI補正の枚数がSTANDARDで20枚/1ユーザ、PROFESSIONALで50枚/1ユーザ。複数枚同時読取りはSTANDARDが「なし」、PROFESSIONALが6枚です。名刺登録枚数はどちらのプランも無制限と機能表に書かれています。

年額に直したときの金額、権限まわりの設定、申込書の送付が必要な申し込み手順はCAMCARD BUSINESSの料金と条件にまとめています。

PHONE APPLI PEOPLE|1ID 390円から。ただしプランごとに最小ID数が違う

PHONE APPLI PEOPLEの料金ページ。ライトプランが月額390円/ID(税込429円)で最小新規申し込みID数5ID、スタンダードプランが600円/ID(税込660円)で50ID、アドバンスプランが900円/ID(税込990円)で50IDと書かれている
出典:PHONE APPLI PEOPLE「料金」(2026年9月22日に表示を確認)。

3つのプランが並び、いずれも税別と税込の両方が併記されています。ライトプランが月額390円/ID(税込429円)、スタンダードプランが600円/ID(税込660円)、アドバンスプランが900円/ID(税込990円)です。この8サービスで税込価格まで書いているのはPHONE APPLI PEOPLEだけでした。

単価だけを見ると一番安く見えますが、注記が効いてきます。最小新規申し込みID数がライトで5ID、スタンダードとアドバンスは50IDです。10人や20人の会社がスタンダードを選ぼうとすると、50ID分の費用になります。料金体系の欄には初期費用65,000円(税込71,500円)が明記されており、機能比較表の下には「年間契約です」という注記があります。

ライトプランの説明は「社内外の連絡先を一元管理・共有」で、「社員や取引先の連絡先、名刺情報をクラウド上で安全に管理できます」と書かれています。プラン別機能比較表を開くと、名刺管理はライトプランから「プランに含まれる」印が付いています。ただし同じ表の最下行にある「名刺オペレーター入力」は、4つの列すべてが有料オプションの印です。

最小ID数の条件、初期費用込みの初年度総額、プラン比較表の凡例の読み方はPHONE APPLI PEOPLEの料金と条件にまとめています。

Knowledge Suite|人数で課金しない。月額の下限だけを掲示

Knowledge Suiteの公式サイトに掲載された自社比較表。毎月のコストがユーザー数無制限(定額)で何人で利用しても55,000円~/月、名刺の読み取り精度がOCR+国内オペレータによる手動補正と書かれている
出典:Knowledge Suite 公式サイト(2026年9月22日に表示を確認)。

公式サイトには、A社・B社と自社を並べた比較表が置かれています。毎月のコストの欄に「ユーザー数無制限(定額)/何人で利用しても55,000円~/月」と書かれており、A社は「ユーザー課金制(高単価)/10人ごとに70,000円~/月」、B社は「ユーザー課金制(低単価)/10人ごとに25,000円~/月」と対比されています。

ここまで書いたうえで、プランごとの内訳は公開されていません。ナビゲーションの「料金」はこの比較表の位置を指しており、具体的な構成は資料ダウンロードと問い合わせに案内されています。金額の下限だけが出ていて、その上がどうなるかは見積もりで決まるという形です。

精度の数字が何を指すのか、誰が補正しているのか、枚数で課金されるのかは名刺のデータ化は誰がやっているのかで横断的に扱っています。

同じ表には、名刺の読み取り精度が「OCR+国内オペレータによる手動補正」と書かれています。A社は「OCR+海外オペレータによる手動補正」、B社は「AI+OCR/オペレータによる手動補正なし」で、データ化を誰がやるかを比較軸に置いているのがこのサービスの見せ方です。機能連携の欄は「名刺管理+SFA+グループウェア」で、名刺管理を単体では切り出していません。

定額を人数で割ったときの1人あたりの額、最低契約12カ月と自動更新の条件、名刺のデータ化が5工程で進む仕組みはKnowledge Suiteの料金と条件にまとめています。

人数別に月額を計算する

公開されている単価から、人数ごとの月額を計算します。オプションと初期費用は含めず、税抜です。myBridgeは単価の当て方が公式ページに書かれていないため、計算ではなく単価だけを載せています。Knowledge Suiteは人数で変わらない定額の下限をそのまま置いています。

表2 人数別の月額(公開されている単価から計算。税抜、オプションと初期費用を除く)
利用人数 Eight Team CAMCARD BUSINESS STANDARD CAMCARD BUSINESS PROFESSIONAL myBridge プレミアム PHONE APPLI PEOPLE ライト Knowledge Suite
5人 19,800円 8,500円 12,500円 990円/人 1,950円 55,000円〜
10人 19,800円 17,000円 25,000円 990円/人 3,900円 55,000円〜
20人 24,800円 34,000円 50,000円 490円/人 7,800円 55,000円〜
50人 39,800円 85,000円 125,000円 490円/人 19,500円 55,000円〜
100人 64,800円 170,000円 250,000円 490円/人 39,000円 55,000円〜

料金表そのものの読み方(月額表示・税・最低契約数・初期費用・「〜」の扱い)は名刺管理システムの料金表の読み方で詳しく整理しています。

Eight TeamとCAMCARD BUSINESS STANDARDを並べると、順位が入れ替わる点が出てきます。10人までは基本使用料の19,800円が効いてCAMCARDのほうが安く、20人になるとEight Teamのほうが安くなります。単価から計算すると、入れ替わりは13人のあたりです。10人を超えるかどうかが分かれ目ではなく、10人を超えてからしばらく進んだところに境目があります。

CAMCARD BUSINESSは最低契約数が5IDなので、3人で使いたい場合も5ID分を契約することになります。少人数ほど、1人あたりの実質単価が上がる構造です。一方Eight Teamは10名までアカウント料が無料なので、人数が少ないほど1人あたりの負担が重くなります。5人なら1人あたり3,960円です。

定額のKnowledge Suiteは、人数が増えるほど位置が変わります。55,000円という下限をEight Teamの式(19,800円+500円×(人数−10))と突き合わせると、Eight Teamが55,000円に届くのは81人前後です。80人までは人数課金のほうが安く、そこを超えると定額のほうが下に来ます。ただしKnowledge Suiteの55,000円は「〜」付きの下限なので、実際の分岐点はこれより手前に来る可能性があります。

PHONE APPLI PEOPLEのライトプランは、単価だけなら表のなかで一番低い水準です。ただし初期費用が65,000円(税込71,500円)と明記されており、年間契約です。10人で使うと月3,900円、1年で46,800円なので、初年度は初期費用のほうが年間の月額合計より大きくなります。単価の安さだけで判断すると、初年度の総額を読み違えます。

金額を公開していない3サービスは、何が決まっているのか

SKYPCE|枚数とユーザー数の2軸、初期に3種類の支援費

SKYPCEの価格ページ。枚数ライセンスとスタートパックという2種類のライセンス費用の説明と、初期名刺取り込み放題・ユーザー追加ライセンス・名刺データ化パックという任意の追加費用、オンサイト支援サービスメニューと名刺データ等返却サービスが並んでいる
出典:SKYPCE「価格」(2026年9月22日に表示を確認)。

金額は「詳しい費用については、弊社までお問い合わせください」とされています。ただし体系は明確です。ライセンスは2種類あります。

SKYPCEの2つのライセンス

枚数ライセンス 利用期間(1年間)内にスキャンする名刺枚数に応じて提供されます。枚数ライセンスごとに利用できるユーザー数の上限が決まっており、名刺取り込み枚数と最大利用ユーザー数から年間利用料が算出されます。

スタートパック 利用期間(1年間)内の利用ユーザー数ごとのパックです。1年間の利用期間内で利用できる名刺データ化枚数が付帯しており、利用ユーザー数と名刺データ化枚数から年間利用料が算出されます。

どちらも「枚数」と「ユーザー数」の両方が金額に関わる点は共通しています。違うのは、どちらを起点に選ぶかです。加えて、価格ページには「初期導入時には、新規構築支援費および運用支援費、教育支援費(管理者向け)が別途必要です」と書かれています。月額だけを他社と比べると、この初期費用が抜けます。

任意の追加費用も掲示されています。初期名刺取り込み放題は、課金開始日から2か月間、枚数無制限でスキャンできるもので、注記に「初年度契約時のみ追加いただけます」とあります。ほかにユーザー追加ライセンス/営業支援ライセンス(名刺データ化枚数は付帯しない)、名刺データ化パックが並びます。

ライセンスの刻み(枚数14段階・ユーザー9段階)、支援費の中身、名刺データを高解像度画像ごと返してもらえる条件はSKYPCEの料金と条件にまとめています。

Sansan|3つのプランの段で決まる

Sansanの価格ページ。Lite・Standard・Advancedの3つのプランと、名刺管理関連・データベース関連・デジタル名刺ソリューション・セキュリティー関連に分かれた機能比較表が掲載されている
出典:Sansan「価格」(2026年9月22日に表示を確認)。

ページには「さまざまな用途に合わせて、お客様ごとに最適なプランを提案します」とあり、金額は掲示されていません。代わりに3つのプランの役割がはっきり書き分けられています。

表3 Sansanの3プランで増えるもの(公式ページの記載より)
プラン 位置づけ そのプランで増える機能
Lite 名刺管理 名刺をデータ化して全社で共有/最新の人事異動情報をキャッチ/休眠顧客に一括メールでアプローチ
Standard データベース Liteの全機能に加え、330万件を超える企業情報を標準搭載/20万件の役職者情報を標準搭載/営業履歴から案件を推進
Advanced デジタル名刺ソリューション Standardの全機能に加え、デジタル名刺と紙の名刺の作成が可能/デジタル名刺をメールで自動送付/顧客が連絡しやすい仕組みを構築

機能比較表を見ると、段による差がどこに出るかが分かります。名刺管理関連の機能(名刺管理、メール接続、メール署名取り込み、人事異動情報、ニュース配信、リスト作成、メール配信)はLiteから使えます。企業情報、役職者情報、活動管理はLiteでは「−」で、Standard以上です。デジタル名刺メールとデジタル名刺メーカーはAdvancedだけです。

セキュリティー関連(IPアドレス制限、アクセスコントロール、代理操作、パスワードポリシー設定、二要素認証、ログイン状態保持)は3プランとも印が付いています。セキュリティの項目を使うためにプランを上げる必要はないという読み方になります。

なお、同社がEight Teamのサイトで公開している比較表には、Sansan側の条件として「Sansanスキャナ:月額10,000円/台」「専用スキャナでの利用が必須で、全拠点・全フロアに設置が必要」「全社員利用が前提」と書かれています。プランの金額は非公開のままですが、前提の部分はこちらで読み取れます。詳しくはSansanの料金と条件にまとめています。

ホットプロファイル|価格ページに金額がなく、機能表だけが並ぶ

ホットプロファイルの価格ページに掲載されたEntryとSalesの機能比較表。顧客管理の6項目は両プラン、商談プロセス管理や案件・商談管理などの営業支援はSalesのみに丸が付いている
出典:ホットプロファイル「価格」(2026年9月22日に表示を確認)。

ページのタイトルは「価格」ですが、載っているのは金額ではなく機能比較表です。プランはEntryとSalesの2つで、どちらの金額も掲示されていません。「複数ツールを組み合わせるよりも低コスト、効果的」という一文が表の上に置かれています。

表の中身は役割で分かれています。顧客管理の6項目(名刺データ化/名寄せ、オンライン名刺交換、人脈可視化、企業属性情報の自動付与、人事異動/企業ニュース、CSV取り込み)はEntryとSalesの両方に丸が付いています。名刺管理だけを使うならEntryで揃うという構成です。

Salesだけに丸が付くのは、商談プロセス管理、案件/商談管理、営業アプローチリスト、レポート、タスク管理、目標管理、自動割り当て機能、HOT通知、Web行動把握(企業/個人)です。営業報告とメール配信、メール開封/URLクリックログは両プランに付いています。Webフォーム/LP作成、スコアリング、シナリオ設計、セミナー管理、キャンペーン管理は、両プランとも「オプション」と書かれています。

システム連携のAPI、セキュリティのIPアドレス制御と端末制限は、EntryとSalesの両方に丸が付いています。ページ下部には無料トライアルの案内があり、「ホットプロファイルの画面を見てみたい」「まずは使ってみたい」という方はお試しいただけます、と書かれています。

プランで差が付く9項目の内訳、別立ての有料オプション、公開されている認証番号、発注から利用開始までの日数はホットプロファイルの料金と条件にまとめています。

契約期間と解約の条件を並べる

名刺管理は、入れた名刺が増えるほど乗り換えにくくなります。だからこそ契約期間の条件は、入る前に見ておく項目です。

表4 契約期間・初期費用・最低契約の比較(2026年9月22日に各社公式ページで確認)
サービス 契約期間 途中解約 支払い 初期費用 最低契約
Eight Team 年間契約 原則として承っていない 毎月の支払い。年間支払いは不可 見積もり内訳に項目なし 記載なし
myBridge 共有名刺帳 1ヶ月単位(プレミアム) 未確認 未確認 0円 記載なし
CAMCARD BUSINESS 年間契約のみ 未確認 年間契約料金を12で割った額を月額として表示 0円 5ID(ENTERPRISEは100ID)
PHONE APPLI PEOPLE 年間契約 未確認 未確認 65,000円(税込71,500円) ライト5ID、スタンダードとアドバンスは50ID
Knowledge Suite 未確認 未確認 未確認 未確認 ユーザー数無制限の定額のため人数の下限なし
SKYPCE 利用期間1年間 未確認 未確認 新規構築支援費・運用支援費・教育支援費が別途必要 未確認
Sansan 未確認 未確認 未確認 未確認 未確認
ホットプロファイル 未確認 未確認 未確認 未確認 未確認

ここで目立つのは3つです。ひとつはEight Teamの「年間契約で、途中解約は原則として承っておりません」という明示。もうひとつはmyBridgeプレミアムの「契約期間 – 1ヶ月単位」です。試してから決めたい、あるいは繁忙期だけ人数を増やしたいという使い方であれば、この差は金額以上に効きます。

3つ目は最低契約の欄です。PHONE APPLI PEOPLEのスタンダードとアドバンスは、最小新規申し込みID数が50IDと書かれています。20人の会社がスタンダードの機能を使いたい場合、20人分ではなく50ID分から始まることになります。CAMCARD BUSINESSの5IDと比べると、下限の重さが一桁違います。逆にKnowledge Suiteは人数で課金しないため、この欄に下限が立ちません。

解約の申し出から実際に止まるまでの流れ、返金と日割計算の扱い、契約が終わったあとにデータがどうなるかは名刺管理システムをやめるときでまとめて扱っています。

途中解約の欄は、8サービスのうち7つが「未確認」です。公開ページで解約条件を明示しているのはEight Teamだけでした。年間契約と書かれているサービスでも、途中でやめられるかどうかまでは公開情報から判断できません。

追加でかかる費用の形が違う

表5 オプション・追加費用として公開されているもの
サービス 公開されている追加費用
Eight Team 名刺アーカイブ機能/HubSpot連携機能/kintone連携機能(見積もり画面で選択する形式)
myBridge 共有名刺帳 オプション料0円と明記
CAMCARD BUSINESS AI補正枚数追加 100枚/3,000円(企業ごと100枚単位で都度発注)/API連携 50,000円/月
SKYPCE 初期名刺取り込み放題(初年度契約時のみ)/ユーザー追加ライセンス・営業支援ライセンス/名刺データ化パック/オンサイト支援サービスメニュー/名刺データ等返却サービス
PHONE APPLI PEOPLE 初期費用 65,000円(税込71,500円)。プランに含まれない機能も一部オプションとして追加できると注記(単価は非公開)
ホットプロファイル Webフォーム/LP作成・スコアリング・シナリオ設計・セミナー管理・キャンペーン管理がオプション。有料オプション機能としてSalesforce連携・kintone連携・AI議事録・日経人事情報連携・地図連携・GPS報告を掲示(いずれも単価は非公開)
Knowledge Suite 未確認
Sansan 未確認

CAMCARD BUSINESSのAPI連携は月額50,000円です。STANDARDを20人で使うと月34,000円なので、API連携を足すと基本料より高くなります。kintoneなど外部システムとつなぐ前提があるなら、この額を最初から総額に入れて比べる必要があります。

SKYPCEの「名刺データ等返却サービス」は、取り込んだ名刺データを高解像度の名刺画像も含めて抽出し、返却するサービスです。注記に「SKYPCE Cloud Editionのみのご提供となります」とあります。出ていくときに何を持ち出せるかが、契約前からメニューとして示されているのは、この8サービスではSKYPCEだけです。

上限が数字で示されているか

名刺管理は、使い始めてから「ここまでしかできない」に当たることがあります。公開ページで数字が示されている上限を集めると、どこで詰まるかが先に見えます。

表6 公開ページに数字で書かれている上限
サービス 数字で示されている上限
myBridge ベーシック 共有できる名刺枚数 100枚
myBridge プレミアム以上 共有できる名刺枚数 無制限
CAMCARD BUSINESS STANDARD AI補正 20枚/1ユーザ(1カ月あたり)、一斉メール配信 5,000通、複数枚同時読取りなし
CAMCARD BUSINESS PROFESSIONAL AI補正 50枚/1ユーザ(1カ月あたり)、一斉メール配信 10,000通、複数枚同時読取り 6枚
CAMCARD BUSINESS 全プラン 名刺登録枚数 無制限
SKYPCE 名刺データ化枚数がライセンスの単位。枚数ライセンスごとに利用ユーザー数の上限が決まる
PHONE APPLI PEOPLE 最小新規申し込みID数 ライト5ID、スタンダードとアドバンスは50ID
Knowledge Suite ユーザー数無制限(定額)。人数の上限も下限も立たない
Sansan 公開ページに枚数の上限の記載なし
ホットプロファイル 価格ページに枚数・人数の上限の記載なし

CAMCARD BUSINESSのAI補正枚数は、名刺の登録枚数そのものの上限ではありません。機能表では名刺登録枚数が全プラン無制限とされており、上限が掛かるのはAIによる補正のほうです。補正枚数が足りなくなった場合は、100枚3,000円の追加オプションを企業ごと100枚単位で都度発注する形になります。

一斉メール配信の通数にも差があります。STANDARDが5,000通、PROFESSIONALが10,000通で、注記に「一斉メール配信機能について、配信可能通数は1環境ごとに付与され、毎月リセットされます」とあります。1ユーザあたりではなく、契約している環境の全体で使える通数です。名刺をためた後にメールで掘り起こす使い方を想定しているなら、この通数が実質的なプラン選択の理由になります。

無料プランで使えないのはどこか

この8サービスで恒久的に0円のプランを持つのはmyBridgeだけです。ベーシックプランの価格表には、使える機能と使えない機能が印で分かれています。使えない側を並べると、無料で始めたときに何が起きるかが分かります。

myBridgeベーシックで印が付いていない機能

メモをまとめて見る機能 名刺ごとのメモ自体は使えますが、横断して見る機能はプレミアム以上です。

ExcelやCSVファイルに出力 データの書き出しができません。後から別のサービスへ移す、あるいは分析に使うことを考えるなら、ここが一番効きます。

削除された名刺の復元 誤って消したときに戻せません。

名刺の優先入力 データ化の順番が優先されません。プレミアムプラスで印が付きます。

広告フリー こちらもプレミアムプラスで印が付きます。

逆に、ベーシックでも印が付いているものもあります。99%のデータ入力精度、グループ機能、退職者の共有名刺の維持、メモ+通知機能です。退職者が登録した名刺を会社側に残せる点が無料プランに入っているのは、この価格帯では目立ちます。

セキュリティと管理の項目はどこから使えるか

名刺は個人情報です。誰がどこまで見られるかを設定できるかどうかは、人数が増えるほど効いてきます。公開ページで確認できる範囲を並べます。

表7 権限・セキュリティに関する公開情報
サービス 公開ページで確認できる内容
Sansan IPアドレス制限、アクセスコントロール、代理操作、パスワードポリシー設定、二要素認証、ログイン状態保持がLite・Standard・Advancedの3プランとも対象
CAMCARD BUSINESS 管理者機能、職位によるアクセス権の設定、名刺情報の共有がSTANDARD・PROFESSIONALとも対象
myBridge 2段階認証はプレミアムプラスのみ。名刺データの使用権限制御機能、削除済み名刺の復元を主要機能として掲載
Eight Team 料金ページに権限設定の記載なし。名刺アーカイブ機能(退職者の名刺を残せる)をオプションとして掲載
ホットプロファイル IPアドレス制御と端末制限がEntry・Salesの両プランとも対象
PHONE APPLI PEOPLE セキュリティ基本機能(権限ログイン、Microsoft 365 SSO、パスワード初期設定・変更、パスワードロック)はライトプランから対象。高度なセキュリティ機能(SAML認証、OIDC、Microsoft Intune MAM対応、デバイス認証、ソースIPアドレス制限、データ持ち出し制限)はスタンダード以上
Knowledge Suite プライバシーマーク JIS Q 15001:2023(登録番号10822852)とISMS JIS Q 27001:2025(登録番号JUSE-IR-154)を掲示。機能単位の権限設定は公開ページに記載なし
SKYPCE 価格ページに権限設定の記載なし

ここで分かれ目になるのは2段階認証です。Sansanは3プランとも二要素認証が対象になっているのに対し、myBridgeは最上位のプレミアムプラスだけです。myBridgeで2段階認証を必須にしたい場合、単価は990円や490円ではなく1,490円になります。

退職者の扱いも設計が分かれます。myBridgeはベーシックから「退職者の共有名刺の維持」に印が付いています。Eight Teamは同じ役割の「名刺アーカイブ機能」をオプションとして用意しており、料金ページでは「退職者の名刺を残せて安心」と説明されています。同じ課題に対して、標準機能に入れる設計と、オプションで足す設計に分かれているということです。

導入までの日数

使い始めるまでの時間も、公開されている範囲に差があります。CAMCARD BUSINESSは「最短3営業日での導入が可能です」と明記し、申込までの流れを5段階で示しています。問い合わせ、担当からの連絡(1営業日以内)、ヒアリング・見積もり、契約・申し込み、環境発行という並びです。

Eight Teamは別の見せ方をしています。「約5分の手続きで完了」「かんたん3ステップで利用開始」として、Webで申し込み、一緒に使うメンバーを招待、招待メールからEight Teamに参加、という3段階を掲示しています。営業担当を介す流れと、Webで完結する流れが並んでいるのが、この分野の特徴です。

myBridgeは「今すぐはじめる」「今すぐ利用開始」というボタンを各プランに置いています。SKYPCEは価格ページに「ご利用開始までの流れ」の項目があり、操作体験・評価版の案内も出しています。Sansanは見積もり依頼と資料ダウンロードが入口です。

残る3つも入口は問い合わせ側です。PHONE APPLI PEOPLEは「見積もりを依頼する」「オンライン相談」を並べ、よくある質問で月額もオプション料も「お問い合わせください」と答えています。Knowledge Suiteは「3分でわかる資料」のダウンロードと「見積り・ご相談はこちら」の2つ。ホットプロファイルは資料ダウンロード、無料トライアル、電話(受付時間は平日9:00〜12:00と13:00〜17:00)を並べています。金額を公開していないサービスほど、最初の一歩が問い合わせになるという対応関係がそのまま出ています。

同じ会社の2商品は、売り方そのものが違う

表1で触れたとおり、Eight TeamとSansanはどちらもSansan株式会社の商品です。ただし、公式ページの作りを並べると、機能の多少というより買い手に対する見せ方が別々に設計されていることが分かります。

表8 同じ提供会社の2商品で、公開ページの作りがどう違うか
見る箇所 Eight Team Sansan
料金ページの置き場所 materials.8card.net(名刺アプリEightと同じドメイン) jp.sansan.com
金額 基本使用料と1名単価まで掲示 掲示なし。プランごとの提案
ページ上の次の一手 Webからの申し込み 見積もり依頼・資料ダウンロード
他システムとの連携 HubSpot連携・kintone連携をオプションとして掲示 機能比較表の中でプラン別に整理
プランの数 単一(オプションで増減) 3段(Lite/Standard/Advanced)

Eight Teamは金額を出したうえで申し込みまで一本道になっています。一方のSansanは、金額を出さずに用途を聞いて提案する流れです。どちらが安いかを公開情報だけで比べることはできません。比べられるのは「今日その場で総額を計算できるか」という点までです。

自社がどちらの入口に向いているかは、決め方で判断できます。予算枠が先に決まっていて、その範囲に収まるかを今すぐ知りたいならEight Teamのように金額が出ている側から当たるほうが早く進みます。逆に、名刺だけでなく企業情報や活動履歴まで含めて業務の作り直しを検討しているなら、提案を受ける前提の商品を外す理由はありません。

無料で試せる範囲は公開ページからどこまで分かるか

導入前に触れるかどうかも、公開ページで確認できる範囲に差があります。ここは「書かれていない=提供していない」とは限らないため、確認できた記載だけを並べます。

公式ページに書かれている「試す」手段

myBridge ベーシックプランが0円で、共有名刺100枚まで使えます。期間の制限は価格表に書かれていません。期限付きの試用ではなく、恒久的な無料プランという形です。

SKYPCE 価格ページに操作体験・評価版の項目があり、「導入前に実際にお使いになりたい場合は、最大2か月間無料の評価版の貸し出しも受け付けております」と書かれています。期間が数字で示されているのはここだけです。

CAMCARD BUSINESS 料金ページの下部に無料トライアル(10日間)の案内があります。機能を体験したい場合の入口として置かれています。

PHONE APPLI PEOPLE 料金ページのよくある質問に「無料トライアルをご用意しています」とあり、実際の画面や主要機能を試せると書かれています。期間の記載はありません。

ホットプロファイル 価格ページの下部に無料トライアルの案内があります。こちらも期間は書かれていません。

Eight Team 料金ページに無料期間の記載はありません。アカウント料が10名まで無料である点は、試用とは別の扱いです。

Sansan 価格ページに無料期間の記載はありませんが、サポート体制のページに「サービスの見積もりや無料トライアルを依頼する」という導線があります。期間と条件の記載はありません。

Knowledge Suite 無料期間の記載はありません。デモは無料で承っていると公式のよくある質問にあります。資料ダウンロードと問い合わせが入口です。

無料で長く使えるという意味でははっきりmyBridgeが抜けています。ただし前の節で見たとおり、ベーシックでは共有枚数が100枚で止まり、書き出しもできません。名刺交換の多い営業部門なら100枚は短期間で埋まります。無料で始めて、埋まった時点で有料へ移すのか、最初から有料で設計するのかは、月に何枚集まるかを数えてから決める話になります。

期限付きの試用で比べるなら、期間の長さが違います。CAMCARD BUSINESSは10日間、SKYPCEは最大2か月間です。名刺のデータ化は、実際に自社の名刺を何十枚か通してみないと精度が分かりません。10日間で判断するなら、試用を始める前に試す名刺を手元にそろえておく必要があります。

用途から絞り込む

条件別に見た、比較の起点になるサービス

まず無料で試したい、10人以下で始めたい myBridge 共有名刺帳のベーシックが0円です。共有できる名刺枚数が100枚という制限があるため、部署単位の試験導入に向きます。

11人以上で、1人あたりの単価を抑えたい Eight Teamは11名目から1名500円です。基本使用料19,800円を人数で割るほど、1人あたりは下がります。

5人前後の小さなチームで使いたい CAMCARD BUSINESS STANDARDは5IDで8,500円です。ただし最低契約数が5IDなので、3人でも5ID分になります。

名刺の取り込み枚数が読める、または一気に入れたい SKYPCEは枚数とユーザー数の2軸で、初年度だけ「初期名刺取り込み放題」を追加できます。過去の名刺をまとめてデータ化したい場合の受け皿があります。

名刺を起点に営業データベースまで作りたい SansanのStandard以上は、企業情報330万件と役職者情報20万件を標準搭載としています。名刺管理だけならLiteで足ります。

人数が多く、数える手間をなくしたい Knowledge Suiteはユーザー数無制限の定額で、55,000円〜/月という下限が掲示されています。人数の増減で費用が動かない設計です。

名刺だけでなく社内の連絡先もまとめたい PHONE APPLI PEOPLEのライトプランは390円/ID(税込429円)で、社内外の連絡先と名刺情報を一元管理する位置づけです。ただし初期費用が65,000円(税込71,500円)かかります。

名刺管理から営業支援まで、同じ画面で広げたい ホットプロファイルはEntryが名刺管理中心、Salesで案件・商談管理まで広がる2段構成です。金額は公開されていません。

比較の進め方を6工程に分ける

見積もりを同じ土俵に載せるまで

工程1

使う人数を確定する 名刺を登録する人だけか、閲覧だけの人も含めるかで台数が変わります。CAMCARD BUSINESSのように最低IDがあるサービスでは、下限に届かない人数でも下限分の費用になります。PHONE APPLI PEOPLEのスタンダード以上は50IDが下限です。人数が読めない、あるいは増減が激しいなら、定額のKnowledge Suiteが計算の手間を減らします。

工程2

年間の名刺枚数を数える SKYPCEは枚数が金額に直結します。myBridgeのベーシックは100枚が上限です。過去分の取り込みと、今後の年間ペースを分けて数えます。

工程3

契約期間の条件をそろえる 年間契約のみのサービスと1ヶ月単位のサービスを、同じ「月額」として並べると判断を誤ります。CAMCARD BUSINESSの月額表示は年額を12で割った額です。

工程4

初期費用と一時費用を別欄にする SKYPCEは新規構築支援費・運用支援費・教育支援費が別途必要です。PHONE APPLI PEOPLEは65,000円(税込71,500円)と額まで出ています。月額だけの比較では、どちらも表から落ちます。

工程5

連携の要否を先に決める CAMCARD BUSINESSのAPI連携は月額50,000円、Eight TeamはHubSpot連携とkintone連携がオプションです。連携が必須なら、その費用込みで比べます。

工程6

出ていくときの条件を聞く 解約の可否、データの書き出し形式、画像の返却可否を、契約前に確認します。名刺は増えるほど移しにくくなります。

見積もりを取るときに聞く7項目

金額を公開していないSKYPCE・Sansan・ホットプロファイルはもちろん、金額を出している5サービスでも、ページに書かれていない条件があります。問い合わせのときに聞く項目を挙げます。

表9 問い合わせで確認する項目と、なぜ必要か
聞くこと なぜ必要か
単価の適用範囲 myBridgeのプレミアムは990円と490円の2つの単価が併記されており、11人以上のときの当て方がページに書かれていません
初期費用の内訳 SKYPCEは3種類の支援費が別途必要です。金額と、断れる項目があるかを確認します
途中解約の可否 Eight Teamは原則として承っていないと明示しています。他社は公開ページに記載がありません
データ化の上限と超過時の扱い CAMCARD BUSINESSはAI補正の枚数がプランで決まり、追加は100枚3,000円です
書き出しできる形式 myBridgeはExcelやCSVファイルへの出力がプレミアム以上です。ベーシックでは使えません
名刺画像の扱い SKYPCEは高解像度の名刺画像を含めて返却するサービスを任意で用意しています
最小ID数の適用条件 PHONE APPLI PEOPLEはスタンダードとアドバンスが50ID、ライトが5IDです。プランを上げた瞬間に下限が10倍になります
定額の上限がどこまでか Knowledge Suiteの55,000円は「〜」付きの下限です。どの条件でこの額を超えるのかを確認します
値上げ・改定の通知方法 年間契約のサービスでは、更新時に条件が変わることがあります

名刺管理システムでよく混同される3つ

言葉が近いが、担当する範囲が違う

名刺管理システム 受け取った名刺をデータにして、社内で検索・共有できる状態にします。この記事の8サービスはここに入ります。

SFA(営業支援システム) 案件と商談の進み具合を記録し、次の行動を決めます。名刺管理の機能を持つ製品もありますが、主目的は案件の管理です。SFA(営業支援システム)比較で扱っています。

デジタル名刺 紙の名刺の代わりに、URLやメールで自分の連絡先を渡す仕組みです。SansanのAdvancedプランがこの領域を含みます。受け取った名刺を整理する話とは、向きが逆になります。

SKYPCEはSFA機能を標準搭載していると公式サイトが説明しており、Sansanも営業履歴から案件を推進する機能をStandard以上に置いています。名刺管理から入って営業管理まで広げるのか、営業管理の製品を先に決めるのかは、順番の問題として整理しておくと迷いません。

この8サービスのうち、Knowledge Suiteとホットプロファイルは名刺管理を単体の商品として切り出していません。Knowledge Suiteは機能連携の欄に「名刺管理+SFA+グループウェア」と書き、ホットプロファイルはEntryとSalesの2プランで名刺管理と営業支援を段で分けています。PHONE APPLI PEOPLEも「コミュニケーションポータル」として、Web電話帳・居場所表示・サンクスカードなどと名刺管理を同じ製品に入れています。名刺管理だけが欲しい場合、これらは機能が余る側の選択になります。

掲載8サービスの提供会社

表10 提供会社と公式サイト(各社公式サイトの表記より)
サービス 提供会社 公式サイト
Eight Team Sansan株式会社 materials.8card.net
myBridge 共有名刺帳 マイブリッジ株式会社(特定商取引法に基づく表記。フッターはmyBridge Corporation) sharebook.mybridge.com
CAMCARD BUSINESS INTSIG Information Co., Ltd.(契約条項上の提供者)。日本では認定代理店のキングソフト株式会社が運営に協力 camcard.jp
PHONE APPLI PEOPLE 株式会社Phone Appli(会社概要の表記。ページ表題はPHONE APPLI) phoneappli.net
Knowledge Suite ブルーテック株式会社(サイト表記) bluetec.co.jp
SKYPCE Sky株式会社 skypce.net
Sansan Sansan株式会社 jp.sansan.com
ホットプロファイル 株式会社ハンモック(フッターはHammock Corporation) hammock.jp

提供会社の欄には、公式サイトのフッターや会社概要に書かれている社名をそのまま載せています。製品名と運営会社名が一致しないサービスが3つあります。Eight TeamはSansan株式会社、Knowledge Suiteはブルーテック株式会社、ホットプロファイルは株式会社ハンモックです。問い合わせや契約のときに出てくる社名が製品名と違っても、間違いではありません。

なお、旧「連絡とれるくん」の製品ページのURLは、現在PHONE APPLI PEOPLEの製品ページになっています。以前の名前で探している場合は、この製品を見ることになります。

この比較で確認できなかったこと

  • SansanのLite・Standard・Advancedの金額。公式ページは見積もりの依頼を案内しており、金額は掲示されていません。
  • SKYPCEの枚数ライセンスとスタートパックの具体的な金額、および3種類の支援費の額。
  • Eight Teamのオプション3種類の単価。見積もり画面では選択できますが、料金ページ上に単価の表示がありません。
  • myBridgeプレミアムで11人以上になったときの単価の当て方。
  • 各サービスの途中解約の条件。明示しているのはEight Teamだけです。
  • Knowledge Suiteのプラン構成と、55,000円〜という下限がどの条件で上がるか。公式サイトは資料ダウンロードと問い合わせを案内しています。
  • ホットプロファイルのEntryとSalesの金額。価格ページには機能表だけが載っています。
  • PHONE APPLI PEOPLEのオプション(トーク、Microsoft Entra ID連携、安否確認、名刺オペレーター入力)の単価。いずれも有料オプションですが、金額は公開されていません。
  • ホットプロファイル・PHONE APPLI PEOPLEの無料トライアルの期間。いずれも案内はありますが、日数の記載がありません。

よくある質問

表11 名刺管理システムの比較についてよくある質問
質問 公式情報にもとづく答え
無料で使えるものはありますか myBridge 共有名刺帳のベーシックプランが0円です。共有できる名刺枚数は100枚です
10人で使うといくらですか Eight Teamは19,800円、CAMCARD BUSINESS STANDARDは17,000円、PROFESSIONALは25,000円、PHONE APPLI PEOPLEのライトは3,900円です(いずれも税抜・月額、オプションと初期費用を除く)
人数が増えるとどこが安くなりますか 公開単価から計算すると、13人あたりでEight TeamがCAMCARD BUSINESS STANDARDを下回ります
月単位で契約できますか myBridgeのプレミアムは契約期間1ヶ月単位です。Eight TeamとCAMCARD BUSINESSは年間契約です
初期費用はかかりますか myBridgeとCAMCARD BUSINESSは0円と明記。PHONE APPLI PEOPLEは65,000円(税込71,500円)。SKYPCEは新規構築支援費・運用支援費・教育支援費が別途必要です
少人数でも契約できますか CAMCARD BUSINESSは最低5ID、PHONE APPLI PEOPLEはライトが5IDでスタンダード以上は50IDです。下限に届かない人数でも下限分の費用になります
名刺の枚数に制限はありますか CAMCARD BUSINESSは名刺登録枚数が無制限、myBridgeはベーシックが100枚・プレミアム以上が無制限です。SKYPCEは枚数が料金に関わります
外部システムと連携できますか CAMCARD BUSINESSはAPI連携が月額50,000円、Eight TeamはHubSpot連携とkintone連携がオプションです
一斉メールは何通まで送れますか CAMCARD BUSINESSはSTANDARDが5,000通、PROFESSIONALが10,000通です。配信可能通数は1カ月ごとに付与され毎月リセットされると注記されています
申し込んでから使えるまでどれくらいですか CAMCARD BUSINESSは最短3営業日と明記しています。Eight Teamは約5分の手続きで完了し、かんたん3ステップで利用開始と掲示しています
2段階認証は使えますか Sansanは二要素認証がLite・Standard・Advancedの3プランとも対象です。myBridgeは2段階認証がプレミアムプラス(1,490円/人/月)だけに付きます
人数が多いと定額のほうが得ですか Knowledge Suiteの下限55,000円と、Eight Teamの式(19,800円+500円×(人数−10))を突き合わせると、入れ替わりは81人前後です。ただし55,000円は「〜」付きの下限です
名刺のデータ化は誰がやりますか Knowledge Suiteは「OCR+国内オペレータによる手動補正」と明記しています。CAMCARD BUSINESSはAI補正の枚数をプランで区切り、SKYPCEは名刺データ化パックをオプションに置いています
無料で試せる期間はどれくらいですか CAMCARD BUSINESSは10日間、SKYPCEは最大2か月間です。PHONE APPLI PEOPLEとホットプロファイルは無料トライアルの案内がありますが、期間の記載はありません
退職した社員が登録した名刺は残りますか myBridgeは「退職者の共有名刺の維持」がベーシックから使えます。Eight Teamは同じ役割の名刺アーカイブ機能をオプションとして掲示しています

この表の答えは、すべて各社の公式ページに書かれている内容だけで作っています。人数や枚数が自社の条件に当てはまるかどうかは、見積もりの段階でもう一度突き合わせてください。

出典

料金は改定されることがあります。掲載している金額と条件は2026年9月22日に各社の公式ページで確認したもので、申込みの前には必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。

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